アミオダロン塩酸塩速崩錠の効能・用量・副作用など

アミオダロン塩酸塩速崩錠の基本情報

1992年8月に保険適用になった抗不整脈薬ですが,副作用が多いため,他の薬が使えない場合の最終選択薬です。処方医との密接な連絡のもとで服用してください。

処方薬/市販薬 処方薬/ジェネリック
分類 不整脈の薬>アミオダロン塩酸塩>アミオダロン塩酸塩
形状 錠剤
製造販売会社 三全=トーアエイヨー=アステラス
保険薬価 錠剤50mg 1錠 96.70円
錠剤100mg 1錠 172.30円
同じ分類の薬 先発薬: アンカロン    ジェネリック薬: アミオダロン塩酸塩 

アミオダロン塩酸塩速崩錠の効果・効能

生命に危険がある次の再発性不整脈で,他の抗不整脈薬が無効か,または使用できない場合→心室細動,心室性頻拍,心不全(低心機能)または肥大型心筋症に伴う心房細動

アミオダロン塩酸塩速崩錠の用法・用量

導入期の場合,1日400mgを1~2回に分けて1~2週間服用。維持期では,1日200mgを1~2回に分けて服用。

アミオダロン塩酸塩速崩錠の使用上の注意と副作用

警告

 本剤による副作用の発生頻度は高く,致死的な副作用(間質性肺炎,肺胞炎,肺線維症,肝機能障害,甲状腺炎,甲状腺機能亢進症)が発現するという報告もあります。服用に際しては処方医と十分に話し合い,納得がいったら服用してください。副作用の発現で服用中止,あるいは減量しても副作用はすぐには消失しない場合があるので注意してください。

基本的注意

*アミオダロン塩酸塩(アンカロン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……重い洞不全症候群/Ⅱ度以上の房室ブロック/本剤の成分またはヨウ素に対するアレルギーの前歴/リトナビル・サキナビル・サキナビルメシル酸塩・インジナビル硫酸塩エタノール付加物・ネルフィナビルメシル酸塩・スパルフロキサシン・モキシフロキサシン塩酸塩・シルデナフィルクエン酸塩・バルデナフィル塩酸塩水和物・トレミフェンクエン酸塩・テラプレビル・フィンゴリモド塩酸塩の服用中
(2)慎重に服用すべき場合……間質性肺炎,肺胞炎,肺線維症,肺拡散能の低下とそれらの前歴/軽度の刺激伝導障害(Ⅰ度房室ブロック,脚ブロックなど)/心電図上QT延長/重いうっ血性心不全/重い肝機能低下・腎機能低下/甲状腺機能障害またはその前歴
(3)定期検査……本剤は副作用が現れる頻度の高い薬剤です。服用中は定期的に脈拍,血圧,心電図,心エコー,胸部X線,肺機能,血液,尿,甲状腺,眼の検査を受ける必要があります。
(4)心臓ペースメーカー使用中……本剤は,心臓ペーシングの閾値(いきち)を上昇させる場合があります。恒久的ペースメーカー使用中,あるいは一時的ペーシング中の人は適当な間隔でペーシング閾値を測定する必要があります。異常を感じたら,直ちに処方医へ連絡してください。
(5)セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品……本剤を服用しているときは摂取してはいけません。本剤の代謝が促進され血中濃度が低下するおそれがあります。
(6)その他……
・妊婦での安全性:原則として服用しない。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)間質性肺炎,肺線維症,肺胞炎。(2)不整脈の重度の悪化,トルサード・ドゥ・ポアント,心不全,徐脈,徐脈からの心停止,完全房室ブロック,血圧低下。(3)劇症肝炎,肝機能障害,肝硬変。(4)甲状腺機能亢進症,甲状腺炎,甲状腺機能低下症。(5)抗利尿ホルモン不適合分泌症候群。(6)肺胞出血。(7)急性呼吸窮迫(きゅうはく)症候群(手術後)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

アミオダロン塩酸塩速崩錠 - PC

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