エナラプリルマレイン酸塩の効能・用量・副作用など

エナラプリルマレイン酸塩の基本情報

この薬剤の降圧作用は,レニン依存性高血圧症の人に顕著に現れ,腎血管性高血圧症や重症高血圧症などに用いられます。心臓や腎臓の保護作用や,利尿作用も併せ持っているため,高血圧症の治療の第1段階から使われます。

処方薬/市販薬 処方薬/ジェネリック
分類 血圧降下薬>ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)>エナラプリルマレイン酸塩
形状 錠剤
製造販売会社 大原
保険薬価 錠剤2.5mg 1錠 9.90円
錠剤10mg 1錠 24.90円
同じ分類の薬 先発薬: カプトリル    ジェネリック薬: アポプリール  カトナプロン  カプシール  カプトルナ 

エナラプリルマレイン酸塩の効果・効能

高血圧症(本態性高血圧症,腎性高血圧症,腎血管性高血圧症,悪性高血圧など)
[エナラプリルマレイン酸塩,リシノプリル水和物のみの適応症]慢性心不全(軽症~中等症)で他の治療薬(ジギタリス製剤,利尿薬などの基礎治療薬)を服用しても十分な効果が認められない場合
[タナトリル(2.5・5mg錠)のみの適応症]1型糖尿病に伴う糖尿病性腎症

エナラプリルマレイン酸塩の用法・用量

1日1回5~10mg。腎性・腎血管性高血圧症,悪性高血圧,腎障害を伴う人,または利尿薬の服用中の場合は,2.5mgから開始。小児は処方医の指示通りに服用。

エナラプリルマレイン酸塩の使用上の注意と副作用

基本的注意

*エナラプリルマレイン酸塩(レニベース)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/血管浮腫の前歴(アンジオテンシン変換酵素阻害剤などの薬剤による血管浮腫,遺伝性血管浮腫,後天性血管浮腫,特発性血管浮腫など)/デキストラン硫酸固定化セルロース,トリプトファン固定化ポリビニルアルコールまたはポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス(血液浄化療法)の施行中/アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた血液透析の施行中/アリスキレンフマル酸塩直接的レニン阻害薬を投与中の糖尿病の人(ただし,他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の人を除く)/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……両側性腎動脈狭窄,片腎で腎動脈狭窄のある人/高カリウム血症/重い腎機能障害/脳血管障害/高齢者
(3)急激な血圧低下……本剤の初回服用後,一過性の急激な血圧低下(ショック症状,意識喪失,呼吸困難などを伴う)をおこすことがあります。何らかの異常を感じたら,ただちに処方医へ連絡してください。
(4)空(から)ぜき……服用中,空ぜきが続いたら,ACE阻害薬による副作用ではないかと疑ってください。処方医や薬剤師にあなたの考えを伝えてください。
(5)危険作業に注意……本剤を服用すると,めまい,ふらつきなどをおこすことがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(6)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)血管浮腫(呼吸困難を伴う顔面,舌,声門,喉頭の腫れなど),腸管の血管浮腫(腹痛,吐きけ,嘔吐,下痢など)。(2)ショック症状(脈拍の異常,呼吸困難,顔面蒼白,血圧低下など)。(3)狭心症,心筋梗塞。(4)急性腎不全。(5)重い血液障害(汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少)。(6)膵炎。(7)間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。(8)剥脱(はくだつ)性皮膚炎,中毒性表皮壊死融解症(TEN),皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),天疱瘡(てんぽうそう)。(9)錯乱。(10)肝機能障害,肝不全。(11)重い高カリウム血症。(12)低ナトリウム血症,低浸透圧血症,尿中ナトリウム排泄量増加,高張尿,けいれん,意識障害などを伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

エナラプリルマレイン酸塩 - PC

PCC(3カ月以降はD)  説明(別ウィンドウ表示)

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