ドプスODの効能・用量・副作用など

ドプスODの基本情報

ドロキシドパは,日本で開発されたパーキンソン病の治療薬で,特にパーキンソン病の特徴的な症状の一つ「すくみ足」にターゲットを絞った薬剤です。すくみ足とは,あたかも足が地面に貼りついたようになって足が出ない状態で,転倒しやすくなります。
すくみ足がある人は,脳内のノルアドレナリンという神経伝達物質が不足しています。しかし,ノルアドレナリンはそのまま投与しても脳内には入れません。本剤は,このノルアドレナリンの前駆物質で脳内に入ることができ,ノルアドレナリンに変化して不足分を補い,すくみ足を改善します。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 パーキンソン症候群の薬>ドロキシドパ>ドロキシドパ
形状 錠剤
製造販売会社 大日本住友
保険薬価 錠剤100mg 1錠 70.80円
錠剤200mg 1錠 130.60円
同じ分類の薬 先発薬: ドプス    ジェネリック薬: ドロキシドパ 

ドプスODの効果・効能

パーキンソン病(ヤール重症度ステージ3)のすくみ足・立ちくらみの改善/シャイドレーガー症候群・家族性アミロイドポリニューロパチーにおける起立性低血圧・失神・立ちくらみの改善/起立性低血圧を伴う血液透析患者のめまい・ふらつき・立ちくらみ,倦怠感,脱力感の改善

ドプスODの用法・用量

パーキンソン病のすくみ足・たちくらみの改善の場合,1日1回100mgよりはじめ,隔日に100mgずつ増量。標準維持量は1日600mg(3回に分けて服用),1日最大900mgまで。その他の場合は,処方医の指示通りに服用。

ドプスODの使用上の注意と副作用

基本的注意

*ドロキシドパ(ドプス)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤に対するアレルギー/閉塞隅角緑内障/本剤の服用中の人に対するハロタンなどのハロゲン含有吸入麻酔薬の使用/イソプレナリン塩酸塩などのカテコールアミン製剤の服用中/重い末梢血管病変(糖尿病性壊疽など)のある血液透析をしている人/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)特に慎重に服用すべき場合(原則禁忌,処方医と連絡を絶やさないこと)……コカイン中毒/心室性頻拍
(3)慎重に服用すべき場合……高血圧/動脈硬化症/甲状腺機能亢進症/重い肝機能障害・腎機能障害/心疾患/重い肺疾患,気管支ぜんそく,内分泌系疾患/慢性開放隅角緑内障/重い糖尿病を合併した血液透析をしている人
(4)悪性症候群……本剤の服用によって悪性症候群がおこることがあります。無動緘黙(かんもく)〈緘黙=無言症〉,強度の筋強剛, 嚥下(えんげ)困難, 頻脈, 血圧の変動, 発汗などが発現し,引き続いて発熱がみられたら, 服用を中止して体を冷やす, 水分を補給するなどして,ただちに処方医へ連絡してください。
(5)その他……
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)悪性症候群(高熱,意識障害,高度の筋硬直,不随意運動,ショック症状など)。(2)白血球減少,無顆粒球症,好中球減少,血小板減少。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

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