アスピリン腸溶錠100mgの効能・用量・副作用など

アスピリン腸溶錠100mgの基本情報

アスピリンを少量使用すれば上記の処方目的のような効果があることは以前からわかっていましたし,外国ではそうした適応が承認されていました。日本でも,適応症として認められていなかったときでも,実際にはこのような使い方をしていました。2000年よりそれが認められ,現在では優れた抗血小板薬として高い頻度で使用されています。
アスピリン・ランソプラゾール配合剤は,胃・十二指腸潰瘍薬のランソプラゾールとの合剤です。ランソプラゾールと一緒にすることで,アスピリンの重大な副作用の一つである胃・十二指腸潰瘍の低減,および患者の服薬負担の軽減をはかっています。この配合剤を服用する場合は,「プロトンポンプ阻害薬」のランソプラゾールの項プロトンポンプ阻害薬も参照してください。

処方薬/市販薬 処方薬/ジェネリック
分類 血液凝固を防ぐ薬>小用量アスピリン(血栓防止用)>アスピリン
形状 錠剤
製造販売会社 マイラン=ファイザー
保険薬価 錠剤100mg 1錠 5.60円
同じ分類の薬 ジェネリック薬: アスファネート配合錠A81  ニトギス配合錠A81  バッサミン配合錠A81  バファリン配合錠A81  ファモター配合錠A81 

アスピリン腸溶錠100mgの効果・効能

慢性安定狭心症・不安定狭心症・心筋梗塞・虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作〈TIA〉,脳梗塞)における血栓・塞栓形成の抑制/冠動脈バイパス術(CABG),あるいは経皮経管冠動脈形成術(PTCA)施行後における血栓・塞栓形成の抑制/[アスピリン・ダイアルミネート,アスピリンのみ]川崎病(川崎病による心血管後遺症を含む)

アスピリン腸溶錠100mgの用法・用量

1日1回100mg(1錠)。1回300mgまで増量できる。川崎病の場合は,処方医の指示通りに服用。

アスピリン腸溶錠100mgの使用上の注意と副作用

基本的注意

*アスピリン・ダイアルミネート配合剤(バファリン配合錠A81),アスピリン(バイアスピリン錠100mg)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤および本剤の成分またはサリチル酸系製剤に対するアレルギーの前歴/消化性潰瘍/出血傾向/アスピリンぜんそく(非ステロイド系解熱鎮痛薬などによるぜんそく発作の誘発)またはその前歴/出産予定日12週以内の妊婦/低出生体重児,新生児,乳児
[アスピリン・ランソプラゾール配合剤のみ]アタザナビル硫酸塩,リルピビリン塩酸塩の服用中
(2)慎重に服用すべき場合……消化性潰瘍の前歴/肝機能障害・腎機能障害またはその前歴/気管支ぜんそく/アルコール飲料の常用者/手術・心臓カテーテル検査・抜歯前1週間以内の人/血液異常またはその前歴/出血傾向の素因のある人/妊婦(ただし,出産予定日12週以内の妊婦は禁忌)または妊娠している可能性のある人/小児/非ステロイド系消炎鎮痛薬の長期服用による消化性潰瘍のある人で,本剤の長期服用が必要であり,かつミソプロストールによる治療を行っている人/高齢者
[アスピリン・ダイアルミネート配合剤のみ]アレルギーの前歴/高血圧/月経過多
(3)服用法……本剤は,空腹時には服用しないでください。胃からの出血をおこすことがあります。
(4)検査……(1)高血圧が持続している人が服用するときは,十分な血圧のコントロールを行う必要があります。(2)[アスピリン・ダイアルミネート配合剤]長期に服用するときは,定期的に尿や血液,肝機能の検査などを受ける必要があります。
(5)小児……米国で,サリチル酸系製剤(アスピリン)とライ症候群との関連性を示す報告があるので,原則として15歳未満の小児は服用しないでください。治療上やむを得ず服用する場合は状態に十分注意してください。
(6)女性……非ステロイド系解熱鎮痛薬を長期服用している女性に,一時的な不妊が認められたとの報告があります。
(7)その他……
・妊婦(出産予定日13週以前)での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,じん麻疹など)。(2)ぜんそく発作の誘発。(3)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN),剥脱(はくだつ)性皮膚炎。(4)再生不良性貧血,血小板減少,白血球減少。(5)脳,消化管,肺,鼻などからの出血。(6)肝機能障害,黄疸。(7)消化性潰瘍,小腸・大腸潰瘍
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

アスピリン腸溶錠100mg - PC

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