エフィエントの効能・用量・副作用など

エフィエントの基本情報

本剤は国産初のADP受容体阻害薬で,血小板膜上のADP受容体を選択的かつ非可逆的に阻害することで血小板の凝集を抑制し,血液を固まりにくくします。クロピドグレルクロピドグレルと同様に,経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される虚血性心疾患に使われ,アスピリン小用量アスピリン(血栓防止用)と併用することになっています。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 血液凝固を防ぐ薬>プラスグレル>プラスグレル塩酸塩
形状 錠剤
製造販売会社 第一三共
保険薬価 錠剤3.75mg 1錠 282.70円
錠剤5mg 1錠 359.80円

エフィエントの効果・効能

経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される以下の虚血性心疾患→急性冠症候群(不安定狭心症,非ST上昇心筋梗塞,ST上昇心筋梗塞),安定狭心症,陳旧性心筋梗塞

エフィエントの用法・用量

服用開始日に20mg,以後3.75mgを1日1回服用。アスピリンと併用すること。

エフィエントの使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/出血している人(血友病,頭蓋内出血,消化管出血,尿路出血,喀血,硝子体出血など)
(2)慎重に服用すべき場合……出血傾向およびその素因のある人(頭蓋内出血の前歴のある人)/高度の肝機能障害/高度の腎機能障害/高血圧が持続している人/脳梗塞または一過性脳虚血発作(TIA)の前歴/他のチエノピリジン系薬剤(クロピドグレル硫酸塩クロピドグレルなど)に対するアレルギーの前歴/低体重/高齢者
(3)出血の危険性……本剤を服用すると通常よりも出血の危険性が高まります。異常な出血が認められた場合にはすぐに処方医に連絡します。また,他院(他科)を受診する際には,本剤を服用している旨を必ず医師に伝えてください。
(4)休薬期間……本剤による血小板凝集抑制が問題となるような手術を行う場合には,原則として14日以上前に服用を中止します。十分な休薬期間を設けることができない場合は,重大な出血のリスクが高まるので十分に注意してください。
(5)その他……
・妊婦での安全性……未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性……服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性……未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)頭蓋内出血(頭痛,悪心・嘔吐,意識障害,片麻痺など),消化管出血,心嚢内出血。(2)血栓性血小板減少性紫斑病(倦怠感,食欲不振,紫斑などの出血症状,意識障害,溶血性貧血,発熱など)。(3)過敏症(血管浮腫を含む)。(4)(類薬で)肝機能障害,黄疸,無顆粒球症,再生不良性貧血を含む汎血球減少症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

エフィエント - PC

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