アストフィリン配合錠の効能・用量・副作用など

アストフィリン配合錠の基本情報

エフェドリンは,1887年に日本人によって,麻黄(まおう)という植物から抽出されたものです。アドレナリンと同じように,気管支を拡張することによってせきを止めます。近年は,交感神経のうちでも,特にβ₂(ベーターツー)受容体のみを特異的に刺激して,せきを止めるいくつかの薬剤が合成されて臨床上使われています。
なお,クレンブテロール塩酸塩は,腹圧性尿失禁に用いられることがあります。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 咳を鎮める薬>エフェドリン塩酸塩ほか>エフェドリン塩酸塩配合剤
形状 錠剤
製造販売会社 サンノーバ=エーザイ
保険薬価 錠剤   1錠 5.90円
同じ分類の薬 先発薬: アストモリジン配合腸溶錠  カフコデN配合錠  クロフェドリンS配合散  フスコデ配合錠    ジェネリック薬: プラコデ配合散 

アストフィリン配合錠の効果・効能

以下の疾患に伴うせきおよび気道閉塞症状→気管支ぜんそく,ぜんそく性気管支炎,感冒,急性気管支炎,慢性気管支炎,上気道炎,肺炎,肺気腫,結核など
[フェノテロール臭化水素酸塩,ツロブテロール塩酸塩,トリメトキノール塩酸塩水和物のみの適応症]塵肺症
[エフェドリン塩酸塩のみの適応症]鼻粘膜の充血・腫脹
[dl-メチルエフェドリン塩酸塩のみの適応症]じん麻疹,湿疹
[クレンブテロール塩酸塩のみの適応症]腹圧性尿失禁

アストフィリン配合錠の用法・用量

処方医の指示通りに服用。

アストフィリン配合錠の使用上の注意と副作用

警告

[カフコデN配合錠]
(1)本剤中のアセトアミノフェンにより重い肝機能障害をおこすおそれがあります。
(2)本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用で,アセトアミノフェンの過量摂取による重い肝機能障害をおこすおそれがあります。

基本的注意

*エフェドリン塩酸塩の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……カテコールアミン(アドレナリン,イソプロテレノール,ドパミンなど)の服用中
(2)慎重に服用すべき場合……甲状腺機能亢進症/高血圧症/心疾患/糖尿病/緑内障/前立腺肥大症
(3)長期服用……不安,幻覚,妄想を伴う神経症状が現れることがあります。異常がみられたら,すぐに処方医へ連絡してください。
(4)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)重い血清カリウム低下(アストモリジン配合胃・腸溶錠以外のエフェドリン塩酸塩配合剤,アストーマ配合カプセルを除く)。
[テルブタリン硫酸塩,プロカテロール塩酸塩水和物,dl-イソプレナリン塩酸塩・プロナーゼのみ](2)アナフィラキシー様症状(呼吸困難,血管のむくみ,じん麻疹など)。
[エフェドリン塩酸塩配合剤(クロフェドリンS,フスコデ,フステン,ミゼロン,ライトゲン,フスコブロン,ニチコデ,プラコデ,ムコブロチン),アストーマ配合カプセルのみ](3)無顆粒球症,再生不良性貧血。
*エフェドリン塩酸塩配合剤のカフコデN配合錠にはアセトアミノフェンが含まれているので,(1)ショック,(2)アナフィラキシー様症状,(3)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN),急性汎発性発疹性膿疱症,(4)顆粒球減少,(5)ぜんそく発作の誘発,(6)劇症肝炎,肝機能障害,黄疸,(7)間質性肺炎,(8)間質性腎炎,急性腎不全が報告されています。
*また,アストモリジンン配合胃・腸溶錠にはフェノバルビタールバルビツール酸誘導体,プロキシフィリンカフェイン誘導体の強心薬が含まれているので,これらの薬剤の「重大な副作用」も参照してください。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

アストフィリン配合錠に効果効能が似た薬

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