アルタットの効能・用量・副作用など

アルタットの基本情報

アルタットカプセル75mg

アルタットカプセル75mg

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抗ヒスタミン薬を開発している途中で偶然見つかった薬ですが,効果は非常によいものです。注射薬もあって,この薬剤の出現で,アメリカにおける潰瘍手術は従来の5分の1に減少したほどといわれています。近年開発された薬のうちでは,もっともすばらしい薬といえます。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍なら,これらの薬で治癒しますが,がんの好発部位なので,胃部に異常を感じたらすぐに受診し,がんの発見を遅らせることのないようにすることが大切です。内服の場合,効果が出るまでに4~8週間の服用が必要だといわれています。
作用としては,胃粘膜壁細胞にあるヒスタミンH₂受容体に特異的に拮抗することにより,胃液の分泌を抑制します。ペプシン分泌抑制作用もあるといわれています。一般にH₂ブロッカーと呼ばれています。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 胃炎・消化性潰瘍の薬>ヒスタミンH₂受容体拮抗薬>ロキサチジン酢酸エステル塩酸塩
形状 細粒剤
製造販売会社 あすか=武田
保険薬価 細粒剤20% 1g 113.70円
カプセル剤37.5mg 1カプセル 25.90円
カプセル剤75mg 1カプセル 42.20円
同じ分類の薬 先発薬: タガメット  カイロック    ジェネリック薬: シメチパール  チーカプト  シメチラン 

アルタットの効果・効能

胃潰瘍,十二指腸潰瘍/吻合部潰瘍,ゾリンガー・エリスン症候群,上部消化管出血(消化性潰瘍,急性ストレス潰瘍,出血性胃炎などによる),逆流性食道炎/急性胃炎・慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変(びらん,出血,発赤,むくみ)の改善
[ラニチジン塩酸塩,ロキサチジン酢酸エステル塩酸塩,ラフチジンのみの適応症]麻酔前投薬

アルタットの用法・用量

胃潰瘍,十二指腸潰瘍,吻合部潰瘍,逆流性食道炎の場合,1回75mgを1日2回または1日1回150mg。その他の適応症,小児の場合は,処方医の指示通りに服用。

アルタットの使用上の注意と副作用

基本的注意

*シメチジン(タガメット),ラニチジン塩酸塩(ザンタック),ファモチジン(ガスター,D)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……腎機能障害/肝機能障害/薬物過敏症/高齢者
[ファモチジンのみ]心疾患
(3)定期検査……服用中は,定期的に肝機能,腎機能,血液像などの検査を受けることが必要です。
(4)服用法……[ファモチジン]本剤のD錠(口腔内崩壊錠)は,舌の上にのせて唾液を浸せば舌でつぶれますが,口腔の粘膜から吸収されることはないので,唾液または水でのみ込んでください。ただし,寝たままの状態では,水なしで服用しないでください。
(5)かくされる症状……本剤を服用すると,胃がんによる症状をかくすことがあります。本剤は,胃がんではないことを確認のうえで処方されます。
(6)動物実験……[シメチジン](1)動物の毒性試験において,前立腺および精のう重量の減少が報告されています。(2)ラットに24カ月投与した毒性試験で,良性の精巣間細胞腫の発生が増加したとの報告があります。
(7)外国での報告……[ラニチジン塩酸塩]急性ポルフィリン症の人が服用した場合,その症状を悪化させたとの報告があります。
(8)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:[シメチジン]原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。[ラニチジン塩酸塩,ファモチジン]服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)ショック,アナフィラキシー様症状(全身発赤,じん麻疹,呼吸困難など)。(2)汎血球減少症,再生不良性貧血,無顆粒球症,血小板減少,溶血性貧血(全身倦怠,脱力,皮下・粘膜下出血,発熱など)。(3)間質性腎炎,急性腎不全。(4)肝機能障害,黄疸。(5)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN)。(6)意識障害,けいれん,ミオクローヌス。
[ラニチジン塩酸塩,ファモチジン](7)横紋筋(おうもんきん)融解症。
[シメチジン,ラニチジン塩酸塩](8)房室ブロックなどの心ブロック。
[ファモチジン](9)QT延長。(10)間質性肺炎。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

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