ブスコムの効能・用量・副作用など

ブスコムの基本情報

「鎮けい」とは,けいれん・収縮を鎮めることです。副交感神経に働いて,その作用に拮抗するものを「抗コリン薬」または「副交感神経抑制薬」といい,アトロピン,スコポラミンなどの天然アルカロイド(植物中に含まれるアルカリ性の有機物)のほか,多数の合成薬が発売されています。
抗コリン薬は,胃腸,胆のう,子宮などの平滑筋の緊張をとめるほか,瞳孔に作用したり,汗や唾液,胃液などの腺分泌にも影響を与えます。
また,抗コリン薬には脳中枢に対する作用もあって,パーキンソン病に用いられることもあります。抗コリン性パーキンソン症候群治療薬
なお,一般名の後の( )つきのアルファベットは「処方目的」を指しています。

処方薬/市販薬 処方薬/ジェネリック
分類 胃炎・消化性潰瘍の薬>鎮けい薬>ブチルスコポラミン臭化物(M,S,T,B,U,F)
形状 錠剤
製造販売会社 マイラン
保険薬価 錠剤10mg 1錠 5.40円
同じ分類の薬 先発薬: ダクチル  チアトン    ジェネリック薬: ダクチラン  チアメロン  チワン 

ブスコムの効果・効能

〔次の疾患におけるけいれんおよび運動機能亢進〕胃・十二指腸潰瘍,胃炎……(M)/食道けいれん,幽門けいれん……(S)/腸炎……(T)/過敏性大腸症候群……(D)/胆のう・胆管炎,胆石症,胆道ジスキネジー……(B)/尿路結石症……(U)/月経困難症,膀胱炎,胆のう切除後の後遺症……(F)/膵炎……(P)/切迫流・早産における諸症状の改善……(A)
[ブチルスコポラミン臭化物のみの適応症]腸疝痛(せんつう),けいれん性便秘,機能性下痢
[プロパンテリン臭化物のみの適応症]夜尿症,遺尿症,多汗症
[アトロピン硫酸塩水和物の適応症]胃・十二指腸潰瘍における分泌ならびに運動亢進,胃腸のけいれん性疼痛,けいれん性便秘,胆管・尿管の疝痛,有機リン系殺虫剤・副交感神経興奮剤の中毒,迷走神経性徐脈および迷走神経性房室伝導障害/夜尿症,その他の徐脈および房室伝導障害/非薬物性パーキンソニズム/麻酔前投薬

ブスコムの用法・用量

1回10~20mgを1日3~5回。

ブスコムの使用上の注意と副作用

基本的注意

*チキジウム臭化物(チアトン),チメピジウム臭化物水和物(セスデン),ブチルスコポラミン臭化物(ブスコパン)などの添付文書による

(1)服用してはいけない場合……緑内障/前立腺肥大による排尿障害/重い心疾患/麻痺性イレウス(腸閉塞)/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/[ブチルスコポラミン臭化物]出血性大腸炎/[コランチル配合顆粒]透析療法を受けている人
(2)特に慎重に服用すべき場合(原則禁忌,処方医と連絡を絶やさないこと)……[ブチルスコポラミン臭化物]細菌性下痢のある人
(3)慎重に服用すべき場合……前立腺肥大/甲状腺機能亢進症/うっ血性心不全/不整脈/潰瘍性大腸炎/高温環境にある人/[チキジウム臭化物]高齢者
(4)尿の色……[チメピジウム臭化物水和物]本剤の代謝物により,赤味がかった着色尿が現れることがあります。
(5)危険作業は中止……[チメピジウム臭化物水和物]本剤を服用すると,視調節障害,眠け,めまいなどをおこすことがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(6)危険作業に注意……[チキジウム臭化物,ブチルスコポラミン臭化物]本剤を服用すると,羞明,眼の調節障害などをおこすことがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(7)その他……
[チキジウム臭化物]
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・小児での安全性:未確立。
[チメピジウム臭化物水和物]
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。
[ブチルスコポラミン臭化物]
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

[チキジウム臭化物,ブチルスコポラミン臭化物](1)ショック,アナフィラキシ-様症状(血圧低下,呼吸困難,発赤,じん麻疹,血管浮腫など)。
[チキジウム臭化物のみ](2)肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

ブスコム - PC

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