次硝酸ビスマスの効能・用量・副作用など

次硝酸ビスマスの基本情報

古くからある止瀉薬などをまとめています。
タンニン酸アルブミンは,タンニン酸による緩やかな収斂(しゅうれん)作用で下痢を止めます。ビスマス製剤には,収斂作用と粘膜保護作用があります。天然ケイ酸アルミニウムは,胃や腸で有害物質や過剰な水分を吸着して,収斂作用・止瀉作用を示します。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 整腸薬・下痢止め>その他の止瀉薬>次硝酸ビスマス
形状 末剤
製造販売会社 三恵
保険薬価 末剤   1g 9.00円
同じ分類の薬 先発薬: タンナルビン  タンニン酸アルブミン  タンニン酸アルブミン原末  次硝酸ビスマス  硝ビス   

次硝酸ビスマスの効果・効能

下痢症

次硝酸ビスマスの用法・用量

1日2~3gを2~3回に分けて服用。

次硝酸ビスマスの使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……[共通]出血性大腸炎(O157などの腸管出血性大腸菌や赤痢菌などの重い細菌性下痢患者)
[タンニン酸アルブミンのみ]牛乳アレルギー/経口鉄剤の服用中/本剤に対するアレルギーの前歴
[次硝酸ビスマス,次炭酸ビスマスのみ]慢性消化管通過障害または重い消化管潰瘍
[天然ケイ酸アルミニウムのみ]腸閉塞/透析療法中の人
(2)原則として服用しない場合(特に必要とする場合は慎重に服用)……細菌性下痢のある人(治療期間が延びるおそれがあります)
(3)慎重に服用すべき場合……[タンニン酸アルブミン]肝障害
[次硝酸ビスマス,次炭酸ビスマス]便秘,結腸ろう・回腸ろう・人工肛門増設術を受けた人,消化管憩室のある人
[天然ケイ酸アルミニウム]便秘/腎障害/リン酸塩低下のある人
(4)精神神経系障害……[次硝酸ビスマス,次炭酸ビスマス]精神神経系障害が現れることがあるので,長期連続服用は避け,原則として1カ月に20日程度(1週間に5日以内)の服用にとどめます。
(5)その他……
・妊婦での安全性:[次硝酸ビスマス,次炭酸ビスマス]未確立(服用量・服用期間に注意)。
・小児での安全性:[次硝酸ビスマス,次炭酸ビスマス]未確立(服用量・服用期間に注意)。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

[タンニン酸アルブミン](1)ショック,アナフィラキシー様症状(呼吸困難,じん麻疹,顔面浮腫,気管支ぜんそく発作など)。
[次硝酸ビスマス,次炭酸ビスマス](2)連続服用(1日3~20gを1カ月~数年間)により,間代性けいれん,昏迷,錯乱,運動障害などの精神神経系障害(初期症状:不安,不快感,記憶力減退,頭痛,無力感,注意力低化,振戦など)。
[次硝酸ビスマス](3)亜硝酸中毒(メトヘモグロビン血症,血圧降下,皮膚の紅潮)。また,便秘が現れた場合は,亜硝酸中毒のおそれがあるので減量や休薬が必要です。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。