ウルソデオキシコール酸の効能・用量・副作用など

ウルソデオキシコール酸の基本情報

胆汁は肝臓から分泌される液体で,脂質の消化吸収の促進,消化酵素の活性化などの働きをしています。
ウルソデオキシコール酸は熊の胆のう成分を化学的に合成したもので,胆汁の流れの促進,肝細胞の保護,肝機能の改善,消化不良の改善に効果を発揮します。胆汁が固まってできる胆石の場合は,まだ石灰化していないコレステロール系胆石を溶かすのに適しています。

処方薬/市販薬 処方薬/ジェネリック
分類 利胆薬など>ウルソデオキシコール酸>ウルソデオキシコール酸
形状 錠剤
製造販売会社 ニプロ
保険薬価 錠剤50mg 1錠 6.00円
錠剤100mg 1錠 6.20円
同じ分類の薬 先発薬: ウルソ    ジェネリック薬: ウルサミック  ウルデナシン  ウルソデオキシコール酸 

ウルソデオキシコール酸の効果・効能

胆道(胆管・胆のう)系疾患,胆汁うっ滞を伴う肝疾患における利胆/慢性肝疾患における肝機能の改善/小腸切除後遺症・炎症性小腸疾患における消化不良/外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解/C型慢性肝疾患・原発性胆汁性肝硬変における肝機能の改善

ウルソデオキシコール酸の用法・用量

利胆,慢性肝疾患の肝機能改善,消化不良:1回50mg(顆粒剤は1g)を1日3回。コレステロール系胆石の溶解:1日600mgを3回に分けて服用。C型慢性肝疾患・原発性胆汁性肝硬変における肝機能改善:1日600mgを3回に分けて服用(1日最大900mg)。

ウルソデオキシコール酸の使用上の注意と副作用

基本的注意

*ウルソデオキシコール酸(ウルソ)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……完全胆道閉塞/劇症肝炎
(2)慎重に服用すべき場合……重い膵臓疾患/消化性潰瘍/胆管胆石
(3)その他……
・妊婦での安全性:原則として服用しない。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)間質性肺炎(発熱,空せき,息切れ,呼吸困難など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

ウルソデオキシコール酸 - PC

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