パンテチンの効能・用量・副作用など

パンテチンの基本情報

処方目的(適応症)のうち,パンテチンとニコチン酸・ニコチン酸アミドの(3),葉酸の(6)については,再評価で「効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきではない」とのコメントがついています。なお,ストミンA配合錠の適応症は内耳および中枢障害による耳鳴りです。

処方薬/市販薬 処方薬/ジェネリック
分類 水溶性ビタミン剤>その他のビタミンB群>パンテチン
形状 錠剤
製造販売会社 陽進堂=日医工
保険薬価 錠剤100mg 1錠 5.60円
同じ分類の薬 先発薬: パントシン  ナイクリン  ストミンA配合錠    ジェネリック薬: パルトックス  パンピオチン 

パンテチンの効果・効能

[パンテチンの適応症](1)パントテン酸欠乏症/(2)パントテン酸の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な場合→消耗性疾患,甲状腺機能亢進症,妊産婦,授乳婦など/(3)以下の疾患のうち,パントテン酸の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合→高脂血症,ストレプトマイシン・カナマイシンの副作用,急性・慢性湿疹,弛緩性便秘,血液疾患の血小板数と出血傾向の改善
[ニコチン酸,ニコチン酸アミドの適応症](1)ニコチン酸欠乏症/(2)ニコチン酸の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な場合→消耗性疾患,妊産婦,授乳婦,激しい肉体労働時など/(3)以下の疾患のうち,ニコチン酸の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合→口角炎,口内炎,舌炎,接触皮膚炎,急性・慢性湿疹,光線過敏性皮膚炎,メニエール症候群,末梢循環障害(レイノー病,四肢冷感,凍瘡・凍傷),耳鳴り,難聴
[ニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩配合剤の適応症]内耳および中枢障害による耳鳴り
[葉酸の適応症](1)葉酸欠乏症/(2)吸収不全症候群/(3)葉酸の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な場合→消耗性疾患,妊産婦,授乳婦など/(4)アルコール中毒・肝疾患に起因する大赤血球性貧血,再生不良性貧血,顆粒球減少症/(5)悪性貧血の補助療法/(6)以下の疾患のうち,葉酸の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合→栄養性貧血,妊娠性貧血,小児貧血,抗けいれん・抗マラリア薬服用に起因する貧血
[ビオチンの適応症]急性・慢性湿疹,小児湿疹,接触皮膚炎,脂漏性湿疹,にきび

パンテチンの用法・用量

1日30~180mg(20%散・細粒剤は0.15~0.9g,50%細粒剤は0.6~0.36g)を1~3回に分けて服用。高脂血症:1日600mgを3回に分けて服用。血液疾患,弛緩性便秘:1日300~600mgを1~3回に分けて服用。

パンテチンの使用上の注意と副作用

基本的注意

*パンテチン(パントシン),ニコチン酸(ナイクリン),ニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩配合剤(ストミンA配合錠),葉酸(フォリアミン),ビオチンの添付文書による

(1)服用してはいけない場合……[ニコチン酸]本剤の成分に対するアレルギーの前歴/重症の低血圧,動脈出血のある人
[ニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩配合剤]本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……[ニコチン酸]消化性潰瘍またはその前歴/肝臓・胆のう疾患またはその前歴/耐糖能異常
[ニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩配合剤]緑内障/房室ブロック

副作用の注意
重大な副作用

重大な副作用はありませんが,そのほかの副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

パンテチンが気になる人向けのコラム

美肌や髪のボリュームアップにも? 女性にうれしい「葉酸」の効果

胎児の正常な発育をサポートするために、妊娠中は多めに摂ることが推奨されている葉酸。実は、女性の美肌や美髪にも欠かせない栄養素です。葉酸で体の中から美しくなれる仕組みを、銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子先生に伺いました。 葉酸で細胞... 続きを読む

耳鳴りはなぜ起こるのか? 難聴が原因の可能性も|症状や治療法

耳鳴りに悩む方は少なくありません。周りで何も音がしていないのに耳の奥のほうでたびたび音が聞こえてくると、気になって仕事に集中できなかったり眠れなかったりと、日常生活にも影響が及ぶこともあります。
耳鳴りには、聴診器などでほかの人も聞く... 続きを読む

漢方薬にもある副作用-薬の副作用が起きるしくみについて

副作用がゼロの薬はない、漢方薬も例外ではないことを知って。 薬本来の目的以外の好ましくない働きが副作用。副作用が起こる仕組みと、起きた場合の対処法について解説します。 漢方薬だからといって、副作用がゼロではない 病気を治したり、症状... 続きを読む

飲む点滴「甘酒」で夏バテ防止‐甘酒はダイエットや美肌効果も抜群

塩麹(こうじ)に醤油麹と麹ブームが続いていますが、この季節に注目したいのが麹を使ってつくる発酵飲料「甘酒」です。甘酒というと、寒い季節に飲む体を温める飲み物というイメージが強いかもしれませんが、実は甘酒は夏の季語。
江戸時代には、冷た... 続きを読む

生理日が変えられるピル-生理痛の緩和や避妊にも、けど副作用も

生理不順や生理痛に苦しむ女性の強い味方として、使う人も増えている「低用量ピル」。生理痛がある場合は保険適用になります。低用量ピルが生理をコントロールするメカニズムや、上手な利用の仕方についてご紹介します。 低用量ピルの成分とはたらき ... 続きを読む