グルファストの効能・用量・副作用など

グルファストの基本情報

グルファスト錠5mg

グルファスト錠5mg

グルファスト錠10mg

グルファスト錠10mg

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日本で開発されたアミノ酸誘導体からなる,新しいタイプの即効・短時間型インスリン分泌促進薬です。
これらのグリニド系薬剤は,スルフォニルウレア系薬剤糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系)と同様にインスリン分泌促進薬の一つで,膵臓のβ(ベータ)細胞膜上のスルフォニルウレア受容体に結合し,インスリンの分泌を促進して血糖値を下げます。グリニド系は,スルフォニルウレア系に比べて速く効いて速く効果がなくなるのが特徴で,食直前に服用する必要があるため,速効型食後血糖降下薬といわれています。
なお,グルベス配合錠はミチグリニドカルシウム水和物にボクリボースを加えた配合剤で,2011年7月に承認されました。本剤については食後過血糖改善薬食後過血糖改善薬も参照してください。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 糖尿病の内服薬>速効型食後血糖降下薬>ミチグリニドカルシウム水和物
形状 錠剤
製造販売会社 キッセイ=武田
保険薬価 錠剤5mg 1錠 30.90円
錠剤10mg 1錠 54.50円
同じ分類の薬 先発薬: スターシス  ファスティック  シュアポスト  グルベス配合錠    ジェネリック薬: ナテグリニド 

グルファストの効果・効能

[グルベス配合錠を除く製剤の適応症]2型糖尿病における食後血糖推移の改善。ただし,以下のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。
ナテグリニド…(1),(2),(3),(4)
ミチグリニドカルシウム水和物…(1)
レパグリニド…(1),(2),(3),(4)
(1)食事療法・運動療法のみ
(2)食事療法・運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害薬食後過血糖改善薬を使用
(3)食事療法・運動療法に加えてビグアナイド系薬剤糖尿病治療薬(ビグアナイド系)を使用
(4)食事療法・運動療法に加えてチアゾリジン系薬剤ピオグリタゾン塩酸塩を使用
[グルベス配合錠の適応症]2型糖尿病。ただし,ミチグリニドカルシウム水和物およびボグリボース食後過血糖改善薬の併用による治療が適切と判断される場合に限る。

グルファストの用法・用量

1回10mgを1日3回。

グルファストの使用上の注意と副作用

基本的注意

*ナテグリニド(スターシス),ミチグリニドカルシウム水和物(グルファスト)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……重症ケトーシス,糖尿病性昏睡または前昏睡,1型糖尿病/重症感染症,手術前後,重い外傷/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人
[ナテグリニドのみ]透析を必要とするような重い腎機能障害
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/腎機能障害/虚血性心疾患/脳下垂体機能不全,副腎機能不全/下痢,嘔吐などの胃腸障害/栄養不良状態,飢餓状態,不規則な食事摂取,食事摂取量の不足,衰弱状態/激しい筋肉運動/過度のアルコール摂取/高齢者
[ミチグリニドカルシウム水和物のみ]インスリン製剤の使用中
(3)服用基準……[ナテグリニド](1)糖尿病治療の基本である食事療法・運動療法のみを行っている人では,服用の際の空腹時血糖が120mg/dL以上,あるいは食後血糖の1または2時間値が200mg/dL以上を示す場合に限ります。(2)食事療法・運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害薬を使用している人では,服用の際の空腹時血糖値が140mg/dL以上を目安とします。
[ミチグリニドカルシウム水和物]服用の際の空腹時血糖が126mg/dL以上,あるいは食後血糖の1または2時間値が200mg/dL以上を示す場合に限ります。
(4)服用法……食後の服用では,速やかな吸収が得られず効果が弱くなります。ナテグリニドは毎食前10分以内,ミチグリニドカルシウム水和物は毎食前5分以内に服用してください。効果の発現が速いため,食事前30分に服用すると低血糖になることがあります。
(5)低血糖対策……(1)本剤を服用すると,低血糖・低血糖症状をおこすことがあります。初期症状として脱力感,高度の空腹感,発汗など。引き続いて動悸,ふるえ,頭痛,知覚異常,不安,興奮,神経過敏,集中力低下,精神障害,意識障害,けいれんなどが現れます。処方医から指示された低血糖症に関する対策をきちんと守ってください。特に高所作業や自動車の運転などに従事している人は注意が必要です。(2)低血糖に対しては,平素からショ糖(砂糖の主成分)やブドウ糖を持ち歩き,症状が現れたらすぐに服用してください。本剤の服用によって症状が現れたら通常はショ糖を服用し,α-グルコシダーゼ阻害薬食後過血糖改善薬(アカルボース,ボグリボース,ミグリトール)を併用している場合にはブドウ糖を服用します。
(6)ピオグリタゾン塩酸塩との併用……ピオグリタゾン塩酸塩ピオグリタゾン塩酸塩の常用量は15~30mgですが,上限量の1日45mgと本剤との併用については検討されていないため,安全性は確立していません。
(7)インスリン製剤またはGLP-1受容体作動薬との併用……[ミチグリニドカルシウム水和物のみ]本剤とインスリン製剤・GLP-1受容体作動薬との併用については検討されていないため,有効性・安全性は確立していません。
(8)定期検査……本剤を服用中は,定期的に血糖,尿糖などの検査を受ける必要があります。
(9)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)低血糖・低血糖症状。(2)肝機能障害,黄疸。(3)心筋梗塞。
[ナテグリニドのみ](4)突然死。
[ミチグリニドカルシウム水和物・ボグリボース配合剤のみ](5)腸閉塞(腹部膨満・鼓腸,放屁増加など)。(6)意識障害。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

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