オーペグ配合内用剤の効能・用量・副作用など

オーペグ配合内用剤の基本情報

大腸の内視鏡検査や手術を行うときに,大腸内に便がたまっていると検査や手術をすることができません。本剤は,前処置として大腸内をきれいに洗浄するための薬剤で,散剤,液剤,錠剤があります。検査や手術を行うときは,前日の夜から絶食などのさまざまな規定,また服用方法も細かに規定されているので,指示を守って受けるようにしましょう。

処方薬/市販薬 処方薬/ジェネリック
分類 その他の薬>大腸内視鏡前処置薬>ナトリウム・カリウム配合剤
形状 散剤
製造販売会社 日医工
保険薬価 散剤   1袋 578.80円
同じ分類の薬 先発薬: ビジクリア配合錠  マグコロール  マグコロールP  ニフレック配合内用剤    ジェネリック薬: スクリット配合内用剤 

オーペグ配合内用剤の効果・効能

[マグコロール,マグコロールPの適応症]大腸検査(X線・内視鏡)前処置における腸管内容物の排除,腹部外科手術時における前処置用下剤
[ナトリウム・カリウム配合剤の適応症]〈ニフレック配合内用剤〉大腸内視鏡検査・バリウム注腸X線造影検査・大腸手術時の前処置における腸管内容物の排除/〈その他の製剤〉大腸内視鏡検査・大腸手術時の前処置における腸管内容物の排除
[ビジクリア配合錠の適応症]大腸内視鏡検査の前処置における腸管内容物の排除
[モビプレップ配合内用剤の適応症]大腸内視鏡検査・大腸手術時の前処置における腸管内容物の排除

オーペグ配合内用剤の用法・用量

1袋を水に溶解して約2Lの溶解液をつくる。溶解液2~4Lを1時間あたり約1Lの速度で服用。排泄液が透明になった時点で終了。

オーペグ配合内用剤の使用上の注意と副作用

警告

[ニフレック配合内用剤]
(1)腸管内圧上昇による腸管穿孔(せんこう)をおこすことがあるので,腹痛などの消化器症状が現れた場合は直ちに処方医に連絡してください。特に,腸閉塞の疑いがある人,腸管狭窄・高度な便秘・腸管憩室のある人は注意が必要です。
(2)ショック,アナフィラキシー様症状などがおこるおそれがあるので,自宅で服用する人は,特に副作用発現時の対応方法について十分に説明を受けてください。
[ビジクリア配合錠]
(1)重い急性腎不全,急性リン酸腎症(腎石灰沈着症)が現れることがあるので,高血圧症の高齢者は本剤を服用してはいけません。また,以下の人は注意が必要です→高齢者/高血圧症の人/循環血液量の減少,腎疾患,活動期の大腸炎のある人/腎血流量・腎機能に影響を及ぼす薬剤(利尿剤,アンジオテンシン変換酵素阻害薬,アンジオテンシン受容体阻害薬,NSAIDなど)を服用している人
(2)重い不整脈やけいれんなどが現れることがあるので,以下の注意が必要です→心疾患や腎疾患,脱水などの電解質異常がないこと/電解質濃度やQT延長に影響を及ぼす薬剤を服用中でないこと/血清電解質濃度が正常値であること
(3)類似薬において,腸管内圧上昇による腸管穿孔が認められているので,腸閉塞や腸管狭窄,高度な便秘,腸管憩室のある人は注意が必要です。

基本的注意

*ニフレック配合内用剤,ビジクリア配合錠の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……[ニフレック配合内用剤]胃腸管閉塞症・腸閉塞の疑いのある人/腸管穿孔/中毒性巨大結腸症
[ビジクリア配合錠]高血圧症の高齢者/うっ血性心不全または不安定狭心症/QT延長症候群,重い心室性不整脈/腹水を伴う疾患/胃腸管閉塞症または胃腸管閉塞症の疑い/腸管穿孔または腸管穿孔の疑い/中毒性巨大結腸症/重い腎機能障害(透析治療を含む),急性リン酸腎症/本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……[ニフレック配合内用剤]狭心症,陳旧性心筋梗塞/腎機能障害/腸管狭窄,ひどい便秘/腸管憩室/腹部手術の前歴/誤嚥をおこすおそれのある人/高齢者
[ビジクリア配合錠]高血圧症/急性心筋梗塞および心臓手術の前歴/弁膜症や心筋症,不整脈などの基礎心疾患のある人/過去に心筋症,QT延長および不整脈のコントロールができなかった人/腎機能障害/けいれん発作の前歴およびけいれん発作のリスクが高い人/慢性炎症性腸疾患が急に悪くなっている人/ひどい便秘/腹部手術の前歴/過去に大腸内視鏡検査やX線造影検査によって腸管狭窄や腸管憩室が認められ,その症状を呈している人/循環血流量の減少(脱水など)のある人/腎血流量・腎機能に影響を及ぼす薬剤(利尿薬,アンジオテンシン変換酵素阻害薬ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬),アンジオテンシン受容体阻害薬ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬),NSAIDなど)の服用中/薬物アレルギーの前歴/高齢者
(3)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

[ニフレック配合内用剤](1)ショック,アナフィラキシー様症状(顔面蒼白,血圧低下,嘔吐,吐きけ持続,気分不良,めまい,冷感,じん麻疹,呼吸困難,顔面浮腫)。(2)腸管穿孔,腸閉塞,鼡径(そけい)ヘルニア嵌頓(かんとん)。(3)低ナトリウム血症(意識障害,けいれんなど)。(4)虚血性大腸炎。(5)マロリー・ワイス症候群(嘔吐,吐きけ,吐血,血便など)。
[ビジクリア配合錠](6)嘔吐などによる低ナトリウム血症(意識障害,けいれんなど)。(7)急性腎不全,急性リン酸腎症。(8)低カルシウム血症(テタニー,しびれ,ピリピリ感,筋力低下,意識障害など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

オーペグ配合内用剤 - PC

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