クロロマイセチンの効能・用量・副作用など

クロロマイセチンの基本情報

かつては,テトラサイクリン系抗生物質テトラサイクリン系抗生物質と同様,抗生物質の代名詞のようにしばしば使用されました。しかし,骨髄機能抑制などの重大な副作用のため,現在では特別な場合(腸チフス,パラチフス,サルモネラ腸炎,発疹チフス,発疹熱,つつが虫病,性病性(鼠径(そけい))リンパ肉芽腫)以外は,他の抗生物質で効果がなかったときのみに使われるようになりました。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 その他の広域感性抗生物質>クロラムフェニコール>クロラムフェニコール
形状 錠剤
製造販売会社 第一三共
保険薬価 錠剤50mg 1錠 9.40円
錠剤250mg 1錠 25.20円

クロロマイセチンの効果・効能

表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,慢性膿皮症/外傷・熱傷・手術創などの二次感染,乳腺炎,骨髄炎/咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,肺炎,肺膿瘍,膿胸,慢性呼吸器病変の二次感染/膀胱炎,腎盂腎炎,尿道炎,淋菌感染症,軟性下疳(げかん),性病性(鼠径)リンパ肉芽腫/腹膜炎,感染性腸炎,腸チフス,パラチフス/子宮内感染,子宮付属器炎/涙のう炎,角膜炎/中耳炎,副鼻腔炎/歯周組織炎,歯冠周囲炎/猩紅熱(しょうこうねつ),百日ぜき,野兎病(やとびょう),ガス壊疽,発疹チフス,発疹熱,つつが虫病
[有効菌種]ブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属,淋菌,髄膜炎菌,大腸菌,サルモネラ属,チフス菌,パラチフス菌,クレブシエラ属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,インフルエンザ菌,軟性下疳菌,百日ぜき菌,野兎病菌,ガス壊疽菌群,リケッチア属,トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)

クロロマイセチンの用法・用量

1日1.5~2g(小児は30~50mg/kg(体重))を3~4回に分けて服用。

クロロマイセチンの使用上の注意と副作用

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……造血機能の低下/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/骨髄機能抑制をおこす可能性のある薬剤の服用中/低出生体重児,新生児
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害,腎機能障害/経口摂取の不良な人,非経口栄養の人,全身状態の悪い人/高齢者
(3)定期検査……服用中は,定期的に血液の検査を受ける必要があります。
(4)菌交代症……服用によって,菌交代症にもとづく新しい感染症がおこることがあります。感染症の変化があったり,治療が長びくようなときは薬の変更が必要なこともあるので,処方医に病状をよく伝えることが大切です。
(5)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)再生不良性貧血。(2)低出生体重児・新生児に,腹部膨張,嘔吐や下痢,皮膚蒼白,虚脱,呼吸停止などをおこすグレイシンドロームが報告されているので,服用してはいけません。(3)(長期服用により)視神経炎,末梢神経炎。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

クロロマイセチン - PC

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