ステロジンの効能・用量・副作用など

ステロジンの基本情報

消化管から吸収後,肝臓で代謝されてフルオロウラシルとなって抗腫瘍効果を発揮するとされています。ただし,欧米ではテガフール単剤の製剤はありません。

処方薬/市販薬 処方薬/ジェネリック
分類 代謝拮抗薬>テガフール>テガフール
形状 顆粒剤
製造販売会社 寿
保険薬価 顆粒剤50% 1g 111.90円
カプセル剤200mg 1カプセル 24.40円
同じ分類の薬 先発薬: フトラフール  フトラフール注  注射用フトラフール    ジェネリック薬: ルナシン  イカルス静注 

ステロジンの効果・効能

消化器がん(胃がん,結腸・直腸がん),乳がんの自覚的・他覚的症状の緩解

ステロジンの使用上の注意と副作用

警告

(1)本剤の服用で,劇症肝炎などの重い肝機能障害がおこることがあります。定期的に肝機能検査を受け,食欲不振を伴う倦怠感や黄疸(眼球黄染)などがみられたら,ただちに処方医へ連絡してください。
(2)本剤とテガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤テガフール配合剤を併用すると,重い血液障害などの副作用がおこることがあるので,併用してはいけません。

基本的注意

*テガフール(フトラフール)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対する重いアレルギーの前歴/テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤の服用中または服用中止後7日以内/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……骨髄機能抑制/肝機能障害またはその前歴/腎機能障害/感染症の合併/心疾患またはその前歴/消化管潰瘍または出血/耐糖能異常/水痘
(3)水痘……水痘(水ぼうそう)の人が服用すると,致命的な全身状態が現れることがあるので,状態に十分注意してください。
(4)感染症,出血傾向……服用によって,感染症,出血傾向の発現または悪化がおこりやすくなるので,状態に十分注意してください。
(5)定期的に検査……骨髄機能抑制などの重い副作用がおこることがあるので,定期的に血液,肝機能,腎機能などの検査を受ける必要があります。
(6)性腺への影響……小児および生殖可能な年齢の人が服用すると,性腺に影響がでることがあります。処方医とよく相談してください。
(7)二次発がん……服用によって急性白血病(前白血病相を伴う場合もある),骨髄異形成症候群(MDS)が発生したとの報告があります。
(8)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)劇症肝炎などの重い肝機能障害,肝硬変。(2)汎血球減少,無顆粒球症(発熱,咽頭痛,倦怠感など),白血球減少,貧血などの骨髄機能抑制,溶血性貧血。(3)脱水症状,出血性腸炎,虚血性腸炎,壊死性腸炎など重症の腸炎。(4)白質脳症(歩行時のふらつき,四肢末端のしびれ感,舌のもつれなど),精神神経症状(錐体外路(すいたいがいろ)症状,顔面麻痺,言語障害,運動失調,眼振,せん妄,意識障害,見当識障害など)。(5)重い口内炎,消化管潰瘍,消化管出血。(6)嗅覚障害(長期服用者に多い),嗅覚脱失。(7)間質性肺炎(せき,息切れ,呼吸困難,発熱など)。(8)急性膵炎。(9)狭心症,心筋梗塞,不整脈(心室性頻拍などを含む)。(10)急性腎不全,ネフローゼ症候群。(11)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

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