ヒスロンHの効能・用量・副作用など

ヒスロンHの基本情報

合成黄体ホルモンの製剤で,高用量で用いることで抗エストロゲン作用を発揮して,乳がん,子宮体がんの増殖を抑えます。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 ホルモン剤・抗ホルモン剤>黄体ホルモン(1)>メドロキシプロゲステロン酢酸エステル
形状 錠剤
製造販売会社 協和キリン
保険薬価 錠剤200mg 1錠 285.30円
同じ分類の薬 ジェネリック薬: プロゲストン 

ヒスロンHの効果・効能

乳がん,子宮体がん(内膜がん)

ヒスロンHの使用上の注意と副作用

警告

 本剤の服用中に重い動脈・静脈血栓症がおこり,死亡に至ったとの報告があります。

基本的注意

*メドロキシプロゲステロン酢酸エステル(ヒスロンH)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……血栓症をおこすおそれの高い以下の場合→脳梗塞・心筋梗塞・血栓静脈炎などの血栓性疾患またはその前歴,動脈硬化症,心臓弁膜症・心房細動・心内膜炎・重い心不全などの心疾患,ホルモン剤(黄体ホルモン・卵胞ホルモン・副腎皮質ホルモンなど)の服用中,手術後1週間以内/妊婦または妊娠している可能性のある人/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/診断未確定の性器出血・尿路出血・乳房病変/重い肝機能障害/高カルシウム血症
(2)慎重に服用すべき場合……血栓症をおこすおそれのある次のような場合→高血圧症,糖尿病,高脂血症(脂質異常症),肥満症,手術後1カ月以内/腎機能障害/心機能障害/うつ病またはその前歴/てんかんまたはその前歴/片頭痛/ぜんそく/慢性の肺機能障害またはその前歴/ポルファリン症
(3)定期検査……服用によって,脳梗塞,心筋梗塞,肺塞栓などの重い血栓症がおこることがあります。服用前,および服用中は定期的にFDP,α₂プラスミンインヒビター・プラスミン複合体などの検査を受ける必要があります。
(4)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)脳梗塞,心筋梗塞,肺塞栓症,腸間膜血栓症,網膜血栓症,血栓性静脈炎など。(2)うっ血性心不全。(3)アナフィラキシー様症状。(4)乳頭水腫(視力消失,眼球突出,複視,片頭痛)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

ヒスロンH - PC

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