ジオトリフの効能・用量・副作用など

ジオトリフの基本情報

本剤は,ゲフィチニブゲフィチニブ(イレッサ),エルロチニブエルロチニブ塩酸塩(タルセバ)と同様,非小細胞肺がんに対する治療薬で,がん細胞の増殖に関与するEGFR(上皮成長因子受容体)のチロシンキナーゼを選択的に阻害することで改善を図ります。EGFRをつくるためのEGFR遺伝子に変異がおこっている人に使用します。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 分子標的治療薬>アファチニブ>アファチニブマレイン酸塩
形状 錠剤
製造販売会社 ベーリンガー
保険薬価 錠剤20mg 1錠 5,840.70円
錠剤30mg 1錠 8,547.40円
錠剤40mg 1錠 11,198.50円
錠剤50mg 1錠 12,760.00円

ジオトリフの効果・効能

EGFR遺伝子変異陽性の手術不能または再発非小細胞肺がん

ジオトリフの使用上の注意と副作用

警告

(1)本剤は,緊急時に十分に対応できる医療施設で,がん化学療法に十分な知識・経験をもつ医師のもと,本療法が適切と判断される人にのみ使用されるべき薬剤です。また,治療に先立ち,医師からその有効性,危険性(特に間質性肺疾患の初期症状,服用中の注意事項,死亡に至った症例があることなど)の十分な説明を受け,患者および家族が納得・同意したのち使用を開始しなければなりません。
(2)本剤の服用により間質性肺疾患が現れ,死亡に至った症例が報告されています。初期症状(呼吸困難,せき,発熱など)の確認および定期的な胸部画像検査の実施など,観察を十分に行うことが必要です。

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……間質性肺疾患/重い肝機能障害/重い腎機能障害/心不全症状のある人またはその前歴/左室駆出率が低下している人
(3)避妊……本剤を服用すると胎児に影響を及ぼす危険性があります。妊娠可能な女性は服用開始後から確実な避妊を行い,もし妊娠した場合もしくはその疑いがある場合は直ちに処方医へ連絡します。
(4)セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品……一緒に摂取すると本剤の作用が弱まる可能性があるので,本剤の服用中はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないでください。
(5)その他……
・妊婦での安全性……未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性……原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性……未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)間質性肺疾患(間質性肺炎,肺浸潤,肺臓炎,急性呼吸窮迫症候群,アレルギー性胞隔炎など)。(2)重い下痢。(3)重い皮膚障害(発疹,ざ瘡(にきび)など)。(4)肝機能障害,肝不全。(5)重い心障害(左室駆出率低下,心不全など)。(6)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群)。(7)消化管潰瘍,消化管出血。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

ジオトリフ - PC

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