デルモベート軟膏の効能・用量・副作用など

デルモベート軟膏の基本情報

副腎皮質ステロイド外用薬には強い抗炎症作用があり,炎症性の皮膚疾患に幅広く使用されます。炎症を抑える力により,ストロンゲストからウィークの5段階に区分されていますが,強力なものがよいというわけではありません。
病状や使用部位に合わせて選択されます。安易に長期使用すると,皮膚局所ばかりでなく全身的な副作用の恐れもあるので,長期に使い続けるという状況は正常なものではありません。治療が長期にわたる場合は,医師とじっくり相談して納得したうえで使用してください。ウィークからストロングの3段階の薬品は,OTC薬(大衆薬)としても市販されています。
この項では,以下の(1)を掲載しています。
(1)作用が最も強力(strongest)/(2)作用がかなり強力(very strong)/(3)作用が強力(strong)/(4)作用が中程度(medium)/(5)作用が弱い(weak)

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 湿疹・おでき類の薬>副腎皮質ステロイド外用薬(ストロンゲスト)>クロベタゾールプロピオン酸エステル
形状 軟膏剤
製造販売会社 グラクソ
保険薬価 軟膏剤0.05% 1g 31.10円
同じ分類の薬 先発薬: ジフラール軟膏  ジフラールクリーム  ダイアコート軟膏  ダイアコートクリーム    ジェネリック薬: アナミドール軟膏 

デルモベート軟膏の効果・効能

〈クリーム・軟膏〉湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症,ビダール苔癬,日光皮膚炎,脂漏性皮膚炎を含む),痒疹群(じん麻疹様苔癬,ストロフルス,固定じん麻疹を含む),掌蹠(しょうせき)膿疱症,乾癬,虫さされ,薬疹・中毒疹,慢性円板状エリテマトーデス,扁平紅色苔癬,紅皮症,肥厚性瘢痕・ケロイド,肉芽腫症(サルコイドーシス,環状肉芽腫),皮膚アミロイドーシス(アミロイド苔癬,斑状型アミロイド苔癬を含む),天疱瘡(てんぽうそう)群,類天疱瘡(ジューリング疱疹状皮膚炎を含む),悪性リンパ腫(菌状息肉(そくにく)症を含む),円形脱毛症
[クロベタゾールプロピオン酸エステルのみの適応症]〈クリーム・軟膏〉ジベルばら色粃糠疹(ひこうしん)/〈ローション・液〉主として頭部の皮膚疾患(湿疹・皮膚炎群,乾癬)
[ジフロラゾン酢酸エステルのみの適応症]紅斑症(多形滲出性紅斑,ダリエ遠心性環状紅斑,遠心性丘疹性紅斑),毛孔性紅色粃糠疹,特発性色素性紫斑(マヨッキー紫斑,シャンバーク病,紫斑性色素性苔癬様皮膚炎を含む)

デルモベート軟膏の使用上の注意と副作用

基本的注意

*クロベタゾールプロピオン酸エステル(デルモベート),ジフロラゾン酢酸エステル(ジフラール,ダイアコート)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症,動物性皮膚疾患(疥癬・けじらみなど)/鼓膜に穿孔(せんこう)のある湿疹性外耳道炎/潰瘍(ベーチェット病は除く),第2度深在性以上の熱傷・凍傷/本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)処方医の指示を厳守……長期・大量使用は副作用がおこりやすいので,自分勝手に塗らないで必ず処方医の指示に従ってください。
(3)小児……小児の長期使用または密封法(ODT)は,発育障害をおこすおそれがあるので避けてください。おむつは密封法と同様の作用があるので注意してください。
(4)その他……
・妊婦での安全性:原則として使用しない。
・授乳婦での安全性:[ジフラゾン酢酸エステル]使用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

[クロベタゾールプロピオン酸エステル](1)(まぶたの皮膚への使用により)眼圧の亢進,緑内障,白内障。
[ジフロラゾン酢酸エステル](2)(大量または長期にわたる広範囲の使用,密封法(ODT)により)緑内障,後のう白内障。(3)皮膚の真菌症(カンジダ症,白癬など),細菌感染症。(4)(大量または長期にわたる広範囲の使用・密封法(ODT)により)下垂体・副腎皮質系機能抑制。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

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