フエロン注射用の効能・用量・副作用など

フエロン注射用の基本情報

インターフェロンは,体がウイルスに感染したときに免疫細胞をつくり出すタンパク質です。この物質は抗ウイルス作用のほかに,がん細胞の表面に附着してその増殖を抑えたり,体の免疫機能を増強してがん細胞の増殖を抑える働きがあります。インターフェロンベータは,おもに線維芽細胞から分泌される物質で,1985年に国内初のインターフェロン製剤として承認されました。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 インターフェロン・インターロイキン製剤>インターフェロンベータ>インターフェロンベータ
形状 注射用剤
製造販売会社 東レ=第一三共
保険薬価 注射用剤100万国際単位 1瓶 8,002.00円
注射用剤300万国際単位 1瓶 21,688.00円
注射用剤600万国際単位 1瓶 41,843.00円

フエロン注射用の効果・効能

(1)膠芽腫,髄芽腫,星細胞腫/(2)皮膚悪性黒色腫/(3)HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症の改善/(4)C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善/(5)C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(HCVセログループ1の血中HCV RNA量が高い場合を除く)/(6)リバビリンリバビリンとの併用による次のC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善→血中HCV RNA量が高値の人,インターフェロン製剤単独療法で無効または治療後再燃した人

フエロン注射用の使用上の注意と副作用

警告

 本剤の使用により,間質性肺炎,自殺企図が現れることがあるので,処方医と十分に話し合ってください。

基本的注意

*インターフェロンベータ(フエロン注射用)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……自己免疫性肝炎/小柴胡湯(しょうさいことう)小柴胡湯の服用中/本剤・ウシ由来物質・生物学的製剤(ワクチンなど)に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……間欠使用または使用を一時中止し再使用する場合/薬物過敏症の前歴/アレルギー素因のある人/重い肝機能障害・腎機能障害/高血圧症/高度の白血球減少または血小板減少/精神神経障害またはその前歴/心疾患またはその前歴/糖尿病またはその前歴・家族歴,耐糖能障害/ぜんそくまたはその前歴/間質性肺炎の前歴/自己免疫疾患またはその素因のある人/本剤をリバビリンと併用する場合,投与開始前のヘモグロビン濃度が14g/dL未満あるいは好中球数が2,000/mm³未満の人
(3)定期検査……汎血球・白血球・血小板減少,肝機能・腎機能障害,網膜症などの副作用がおこることがあるので,定期的に血液,尿,肝機能,腎機能,眼科などの検査を受ける必要があります。
(4)発熱……本剤の使用初期に,一般に発熱がおこります。個人差が著しく,人によっては高熱になることもあるので十分に注意してください。
(5)その他……
[本剤単独の場合]
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:原則として使用しない。やむを得ず使用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

[本剤単独の場合](1)間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。(2)重いうつ状態,自殺企図,躁(そう)状態,攻撃的行動。(3)自己免疫現象によると思われる症状・徴候(甲状腺機能異常,溶血性貧血,1型糖尿病の憎悪・発症など)。(4)糖尿病の悪化または発症,昏睡。(5)白血球減少,血小板減少,汎血球減少,顆粒球減少。(6)ショック。(7)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群)。(8)黄疸,重い肝機能障害。(9)ネフローゼ症候群,急性腎不全,溶血性尿毒症症候群(HUS)。(10)脳出血,消化管出血,球後出血。(11)敗血症。(12)脳梗塞。(13)心不全,狭心症,心筋梗塞。(14)認知症様症状。(15)麻痺。(16)けいれん。(17)網膜症。(18)類薬(インターフェロンアルファ製剤インターフェロンアルファ)で,自己免疫現象によると思われる肝炎,潰瘍性大腸炎・関節リウマチの悪化,急性膵炎。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

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