スミフェロン注バイアルの効能・用量・副作用など

スミフェロン注バイアルの基本情報

インターフェロンベータが主に線維芽細胞から分泌される物質であるのに対し,本剤は白血球によって産生されます。1988年に腎がんの適応で承認されました。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 インターフェロン・インターロイキン製剤>インターフェロンアルファ>インターフェロンアルファ
形状 注射用剤
製造販売会社 大日本住友
保険薬価 注射用剤300万国際単位 1瓶 6,549.00円
注射用剤600万国際単位 1瓶 12,424.00円
同じ分類の薬 先発薬: オーアイエフ注射用  スミフェロン注DS   

スミフェロン注バイアルの効果・効能

(1)HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイルス血症の改善/(2)C型慢性肝炎のウイルス血症の改善(血中HCV RNA量が高い場合を除く)/(3)慢性骨髄性白血病/(4)腎がん
[スミフェロン注DS,バイアルのみ]多発性骨髄腫/ヘアリー細胞白血病/亜急性硬化性全脳炎におけるイノシンプラノベクスとの併用による臨床症状の進展抑制/HTLV-Ⅰ脊髄症(HAM)/C型代償性肝硬変のウイルス血症の改善(セログループ1の血中HCV-RNA量が高い場合を除く)

スミフェロン注バイアルの使用上の注意と副作用

警告

 本剤の使用により,間質性肺炎,自殺企図が現れることがあるので,処方医と十分に話し合ってください。

基本的注意

*インターフェロンアルファ(オーアイエフ注射用)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……自己免疫性肝炎/小柴胡湯(しょうさいことう)小柴胡湯の服用中/本剤・他のインターフェロン製剤・生物学的製剤(ワクチンなど)に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……アレルギー素因のある人/重い肝機能障害・腎機能障害/高度の白血球減少または血小板減少/高血圧症/中枢・精神神経障害またはその前歴/心疾患またはその前歴/糖尿病またはその前歴・家族歴,耐糖能障害/自己免疫疾患またはその素因のある人/ぜんそくまたはその前歴/間質性肺炎の前歴
(3)定期検査……(1)骨髄機能抑制,肝機能障害などの重い副作用がおこることがあるので,定期的に血液,尿,肝機能,腎機能,眼科などの検査を受ける必要があります。(2)また,使用終了後も定期的に肝機能検査を受ける必要があります。
(4)自己使用……(1)本剤を自分で注射する人は,常に状態に気を配り,異常がみられたら,すぐに処方医へ連絡してください。(2)使用済みの注射針・注射器は再使用しないで,廃棄専門の容器をつくるなどして安全に廃棄してください。
(5)発熱……本剤の使用初期に,一般に発熱がおこります。個人差が著しく,人によっては高熱になることもあるので十分に注意してください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:未確立。やむを得ず使用するときは授乳を中止。
・低出生体重児,新生児,乳児での安全性:未確立。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)間質性肺炎,肺線維症(発熱,せき,呼吸困難など)。(2)重いうつ状態,自殺企図,躁(そう)状態,攻撃的行動。(3)自己免疫現象(甲状腺機能異常,多発性筋炎,肝炎,溶血性貧血,重症筋無力症,関節リウマチ・潰瘍性大腸炎の悪化,1型糖尿病の憎悪・発症など)。(4)糖尿病(1型および2型)の悪化または発症,昏睡。(5)白血球減少,血小板減少,汎血球減少,顆粒球減少。(6)黄疸,重い肝機能障害。(7)重い腎機能障害(急性腎不全,ネフローゼ症候群など)。(8)心不全,狭心症,心室性頻拍,心筋症,心筋梗塞,完全房室ブロック。(9)消化管出血(下血,血便など),消化性潰瘍,虚血性大腸炎。(10)重い中枢・精神神経系障害(意識障害,けいれん,興奮,せん妄,躁状態,幻覚・妄想,見当識障害,認知症様症状,失神,てんかん,顔面神経麻痺,錯乱など)。(11)ショック。(12)脳出血。(13)敗血症,肺炎などの重い感染症。(14)難聴。(15)注射部位に重い皮膚潰瘍。(16)網膜症。(17)その他,類似薬(他のインターフェロンアルファ製剤)で,脳梗塞,血小板減少・溶血性貧血・腎不全を主徴とする溶血性尿毒症症候群(HUS)などが現れたとの報告があります。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

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