フェンタニル注射液の効能・用量・副作用など

フェンタニル注射液の基本情報

強い鎮痛効果をもつ合成麻薬です。ひどい痛みを伴うがんに使用されるほか,全身麻酔や局所麻酔における鎮痛に使われます。静脈注射では投与後すぐに鎮痛作用が現れ,30~45分効果が持続します。

処方薬/市販薬 処方薬/先発品
分類 がんに使われるその他の薬剤>フェンタニルクエン酸塩>フェンタニルクエン酸塩
形状 注射用剤
製造販売会社 第一三共プロファーマ=第一三共
保険薬価 注射用剤0.005%2mL 1管 302.00円
注射用剤0.005%5mL 1管 724.00円
同じ分類の薬 ジェネリック薬: フェンタニル注射液 

フェンタニル注射液の効果・効能

全身麻酔,全身麻酔時の鎮痛/局所麻酔時の鎮痛の補助/激しい疼痛(術後疼痛,がん性疼痛など)の鎮痛

フェンタニル注射液の使用上の注意と副作用

警告

 本剤の硬膜外・くも膜下への投与は,これらの投与法に習熟した医師のみによって,投与が適切と判断される人についてのみ実施されなければなりません。

基本的注意

*フェンタニルクエン酸塩(フェンタニル注射液)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……筋弛緩薬が使えない人/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/呼吸抑制をおこしやすい人/けいれん発作の前歴/ぜんそく
[硬膜外投与・くも膜下投与の場合]注射部位またはその周辺に炎症のある人/敗血症
[くも膜下投与の場合]中枢神経系疾患(髄膜炎,灰白脊髄炎,脊髄癆(ろう)など)/脊髄・脊椎に結核・脊椎炎・転移性腫瘍などの活動性疾患がある人
(2)慎重に使用すべき場合……重い高血圧,心血管系障害/呼吸器障害/モノアミン酸化酵素阻害薬服用中/肝機能障害/腎機能障害/poor risk状態/不整脈/薬物依存の前歴/低出生体重児,新生児,乳児,高齢者
[硬膜外投与・くも膜下投与の場合]血液凝固障害または抗凝血薬の使用中/脊柱に著明な変形のある人
[硬膜外投与の場合]中枢神経系疾患(髄膜炎,灰白脊髄炎,脊髄癆など)/脊髄・脊椎に結核,脊椎炎および転移性腫瘍などの活動性疾患のある人
(3)依存性……本剤の連用により薬物依存が生じることがあるので,処方医の指示を守って使用してください。
(4)危険作業は中止……本剤の影響が完全に消失するまで,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(5)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:使用するときは授乳を中止。「薬の知識」共通事項のみかた

副作用の注意
重大な副作用

(1)薬物依存。(2)呼吸抑制,無呼吸。(3)血圧降下。(4)ショック,アナフィラキシー(血圧低下,じん麻疹など)。(5)不整脈,期外収縮,心停止。(6)興奮,筋強直,換気困難。(7)チアノーゼ。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

フェンタニル注射液が気になる人向けのコラム

私に払えるの? 知っておきたい【女性のがん】にかかるお金

有名人のがん告白などの報道に触れると、「もしも私ががんにかかったら……」と不安になりますね。「手術の費用は何百万?」「治療が長く続いたら?」「働けなくなって収入がなくなったらどうするの?」等々、お金の悩みも尽きません。 そこで、実際にが... 続きを読む

がん治療にかかる費用ってどのくらい?

がん治療も公的医療保険の範囲内
がんの治療においても、その多くが公的医療保険の適用範囲内で、自己負担額を大きく減らすことができます。しかし、一部の先進医療については公的医療保険の適用外となっており、その医療法を選択した場合には多額の自己... 続きを読む

湿疹やじんましんとは違う!実は怖い多形滲出性紅斑

湿疹やじんましんの原因は?
湿疹の主な原因は、刺激物に肌が触れることです。

刺激物とは、アクセサリー類などに使われている金属(ニッケルなど)や、ぎんなんなどの植物、服に使用されているゴム、洗剤や化粧品などに配合されている界面活性剤... 続きを読む

線虫がたった1滴の尿で早期がんを発見する! しかも費用は数百円?

2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなる時代。「がん」は日本人の死因第一位ですが、がんの死亡を防ぐには早期発見・早期治療がもっとも有効だといわれています。そこで、九州大学の研究グループは「がん患者の尿の匂いに線虫が反応する」... 続きを読む

肺がんの基礎知識 一次検診と二次検診の主な検査方法|危険因子

年齢別にみた肺がんの罹患率は、40歳代後半から増加し始め、高齢になるほど高くなります。その傾向は男性ほど顕著で、罹患率・死亡率ともに男性は女性の3倍から4倍となっています。
国立がん研究センターがん対策情報センターの「最新がん統計」に... 続きを読む