夏の疲れをリセットするハーブティー 日焼け後の肌にいいハーブは?

免疫力をアップするハーブティーで夏の疲れをリセット

ようやくさわやかな風が吹き始めました。長かったですね~。この夏の暑さは、自分が感じている以上に体に悪影響をもたらしています。とくに肌へのダメージや疲労感は大きいでしょう。体のだるさやむくみも残っています。秋に向けて、一皮むけた美しい自分をイメージしながら、暑かった夏の後始末をスタートさせましょう。今回は、肌のダメージと心身の疲労を取り去るケアをご紹介しましょう。

この夏はどこへ行っても暑さにノックダウンされました。もう大丈夫と思っていても、ここは一度リセットが必要です。とくに頑張り屋さんは要注意。そこで、しっかりと免疫力を高めるハーブティーをご紹介します。ポカポカと幸せな気分になり、心から優しさがにじみ出てきます。最近は、数種類のハーブをミックスしてくれるお店も増えてきましたから、好みの量をブレンドしてもらうとよいでしょう。

☆エキナセアとローズヒップのハーブティー
<ブレンド例 1>
エキナセア、カモミール、レモングラス、ローズヒップ、オレンジピール、マリーゴールド
(それぞれ同量をブレンドした状態で、大さじ1が一人分の目安。オレンジピール、マリーゴールドはなくても可)

<ブレンド例 2>
エキナセア、ローズヒップ、ハイビスカス、ネトル
(それぞれ同量をブレンドした状態で、大さじ1が一人分の目安)

ブレンドしたハーブ約大さじ1に熱湯150ccを注いで5分間蒸らします。1日2~3杯、2週間は飲み続けていると身体の変化がゆっくりと現れます。これらのハーブの中でもエキナセアとローズヒップはとくに優れものです。
エキナセアは北米の先住民が最も大切にしたハーブといわれ、かぜのひき初めにもよく飲まれます。ハーブティーだけでなく、カプセル剤やチンキも用いられています。免疫力を高める働きがあるのでこの時期におすすめです。
ローズヒップは疲労、日焼け、肌荒れに最適なハーブの一つ。ビタミンA・B・C・E・Pが豊富です。この実にはレモン20杯分といわれるほどのビタミンCが含まれ、ビタミンCは皮膚の弾力を保つために必要なコラーゲン生成において重要な働きを持っています。オレンジピールとのブレンドは美肌だけでなく、疲労回復にも役立ちます。

☆ローズヒップティー
<材料>
ローズヒップの実の粉 大さじ1杯
マヌカハニー 小さじ1杯
熱湯 150cc

ローズヒップはそのまま食べてもよいハーブです。お茶碗にローズヒップの粉を入れ、熱湯を注いで3分から5分待ちます。赤いエキスがにじみ出てきたらそこへマヌカの蜂蜜を入れてでき上がり。とっても簡単です。ローズヒップのハーブティーを購入する際、細かく粉砕されたものを選ぶと使い勝手がよいでしょう。

マヌカとはニュージーランドに自生する低木です。マヌカの葉や樹脂から採れるオイルや、蜂蜜には特別な抗菌作用があり、薬として飲用されたり外傷の治療薬として大切にされてきました。マヌカハニーが一般の蜂蜜と違うところは抗菌活性。蜂蜜には抗菌活性力が弱いものもありますし、抗菌活性力があっても通常は熱に弱く、紅茶などに入れると効果を発揮しないといわれますが、マヌカハニーの抗菌活性は熱に強いのも特徴です。傷ややけど、胃腸炎、かぜの諸症状から、免疫力を高めたいときなどにおすすめ。ローズヒップを組み合わせるとおいしく、何よりも見た目が赤くて美しいです。

日焼けした肌やダメージ肌、ハト麦を使って美肌

ハト麦の美肌効果は有名です。漢方ではヨクイニンと呼ばれ、薬局法では医薬品です。ハト麦の粒は1キロ1,500円くらいで販売され、袋には美肌効果、いぼ、うおのめなどに効果があるとうたわれています。粉になったものには医薬品とは書かれていません。この違いを学ぶためにも、ぜひハト麦を見つけに薬局か漢方の専門店をのぞいてみてください。今回はハト麦をいろいろなバリエーションで使いましょう。

☆ハト麦茶
<材料>
ハト麦 20g~30g
熱湯 150cc

ハト麦をフライパンなどで煎り、少し香ばしい香りがしてきたら火を止めます。煎ったハト麦を急須に入れて熱湯を注ぎ、しばらくおくとハト麦茶のでき上がりです。15分くらい弱火で煎じてもよいでしょう(ハト麦100gに対し水1リットル)。ハト麦の粒でつくったハト麦茶には驚くほど美肌効果があります。毎日2~3杯を2~3週間続けてみてください。焼けてしまった肌やダメージを受けた肌に対して、この秋の必須事項ですね。

☆ハト麦の粉を食べる
ハト麦の粉はシチューやお味噌汁に入れてもよいし、ヨーグルトに混ぜラズベリーやブルーベリーのソースをかけて食べるのもよいでしょう。肌に何らかの問題を抱えている人にはおすすめです。

☆ハト麦のパック
<材料>
ハト麦の粉

ハト麦の粉に同量よりやや少なめの水を加えて練るだけで、とろっとしたハト麦パックのでき上がり。舞子さんや芸子さんたちが昔から行ってきた肌のお手入れ方法です。焼けてしまった肌にうっすらと塗って3~5分くらいおいてから洗い流しましょう。しっとりとした肌を体験できます。その後はお気に入りのローションでしっかりと保湿をすることが大切です。簡単で夏の後始末のケアに最適です。

ベルガモットの香りで深いリラックスを

瞬時に心のスイッチを押すにはアロマテラピーが一番。嗅覚生理学といわれるだけに、香りが視床下部に届き化学反応を起こします。刺激を与えるものからホルモンの働きに影響を及ぼすものなど多くの効果を期待できます。今回は、だるさややる気のなさをゆっくりとケアしてくれる「オンの香り」として、ベルガモットを用いた2種類を紹介します。

アールグレイの香りづけにも使用されているベルガモットは、さわやかで甘い、レモンに近い柑橘系の香りがします。中枢神経抑制の効果があるといわれ、心のバランスをとってくれ、落ち込んだときなどにもよいでしょう。

☆ベルガモットのマッサージオイル
<材料>
ベルガモットの精油 2~3滴
スイートアーモンドオイル 10cc

スイートアーモンドオイルにベルガモットの精油をブレンドします。何ともいえないさわやかな香りがします。ネックから胸、胸からお腹へマッサージしましょう。香りに心が穏やかになっていく自分を体験でき、同時に肌のケアもできます。夜のお風呂上りが一番最適です。

☆ベルガモットのアロマポット
<材料>
ベルガモットの精油 2~3滴
アロマポット

アロマポットにベルガモットの精油を落として香りを部屋へ漂わせましょう。15分くらいで十分です。部屋を少し暗くして静かに呼吸します。何も考えない時間を1分とることはできますか? 1分もの長い時間何も考えないことは難しく、何かが頭に浮かんできてしまいますね。でもできるだけぽっかりとした時間を過ごす気分で目をつむってたたずんでみてください。そこにあるのはベルガモットの香りだけ。香りに誘われて浮遊してみてください。香りの声に耳を澄ませてみると、何かが!!聞こえてきます。

 

(編集・制作 (株)法研)
※この記事は2010年9月に配信された記事です
森田 敦子先生

【執筆者】森田 敦子先生

植物療法士、サンルイ・インターナッショナル代表取締役 1992年パリ大学所属の薬学専門校入学、生物化学、植物学、大脳生理学、フィトテラピーを学び、植物療法士資格を取得。1998年サンルイ・インターナ…

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