へそのゴマの正体は、たまったアカやせっけんカス。へその中の皮膚は薄く傷つきやすいので、やさしくお手入れを。一度にきれいにしようとせず、数回に分けて!

そもそも、おへそって何のためにあるの?

子どものころ、「おへそのゴマを取ってはダメ」と言われた記憶はありませんか? 言われると余計に気になって、恐る恐る取ってみた! という人もいるのではないでしょうか。そもそも「へそのゴマ」ってなんでしょう? その前に、おへそって何のためにあるのかご存じですか?

広辞苑で「へそ(臍)」をひくと、「腹部のまんなかの小さなへこみ。臍帯(さいたい)のとれた跡」とあります。臍帯はへその緒のことで、胎児と母体とをつないで酸素や栄養を運ぶ管のこと。妊娠中重要な役割をしていた臍帯も出産とともに役目を終え、自然に剥がれ落ちます。そして赤ちゃんのおなかに残った「へこみ」だったり「でっぱり」だったりが、へそなんですね。
どうやら、生まれた後は特に役割もなさそうなおへそですが、へそ出しファッションやビキニのときはチャームポイントに。黒いゴマなんか見えたらいやですよね!

おへそのゴマをとるとお腹が痛くなる理由は?

おへそは凹凸があったり皮膚が重なり合ったりしていて、手入れをしないでいるとアカやせっけんカスなどがたまってしまいやすい場所。そのたまったものが「へそのゴマ」というわけです。アカやせっけんカスならきれいに取ったほうがよいはずなのに、どうして「取ってはダメ」なんでしょうか?
それは、おへその中は皮膚が薄く、無理やりこすったり爪を立てたりすると、傷つけてしまいやすいから。もしかすると、「ゴマ」を取り出したらやめられなくなって、おへその中が赤くなったりヒリヒリと痛い思いをしたという経験も、お持ちかもしれませんね……。

お手入れはやさしく、皮膚を傷つけないよう十分に注意して

おへそはその形状から、清潔に保つのが難しい場所です。特に汗をかく夏は、不潔にしているとじくじくしたり、そのまま放っておくと臭ったりただれたりすることもあります。そうならないように、定期的にお手入れをして、いつも清潔にしておきましょう。

おへその中は見えにくく皮膚も薄いので、お手入れは“やさしく”が基本です。強くこすったり、爪でひっかいたり、綿棒をぐいぐい突っ込んだりするのは絶対にダメ。おへそのお手入れは、次のように行いましょう。

お腹が痛くならない、正しいおへそのお手入れの仕方

お部屋でお手入れするときは、ベビーオイルかオリーブオイル、綿棒、ガーゼなどを用意してください。時間があれば、おへそにオイルを数滴たらして8~10分そのままに。汚れが自然に浮いてくるので、綿棒やガーゼで、やさしく少しずつふき取ります。時間がないときは、綿棒に直接オイルをたっぷり含ませて、やさしくふき取るように汚れを取りましょう。お風呂では、タオルや指に石けんをつけて優しくこするだけでOKです。

どの方法でも、一度に完全にきれいにしようとしないことが肝心です。何度かお手入れをくり返すうちに、すっかりきれいになります。くれぐれも皮膚を傷つけないよう、十分注意してお手入れしてくださいね。

(編集・制作 (株)法研)
※この記事は2012年3月に配信された記事です