トレーニング器具はもういらない! タオル1枚でOKの筋トレ&ストレッチ

【お話を伺った人】木村 リミ

ボディ・クリエイター ボディ・クリエイション・アカデミー主宰 日本女子大学食物学科卒業後、ウエイトトレーニング、ヨガ、リズム体操、各種ダンスを学び、国立競技場の指導員となる。その後、日本鍼灸理療…

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(編集・制作 (株)法研

(「すこやかファミリー」法研より)

使い方次第で筋トレ・ストレッチが効果的に行える!脂肪をため込みやすい冬は、家で手軽に、タオルを使ったエクササイズを。

タオルもりっぱなエクササイズグッズ

まだコートが手放せない季節ですね。厚手のコートを着こんだり、寒さで縮こまると、血行が悪くなって肩こりの原因になります。また寒い冬は、ただでさえ体が脂肪をため込もうとするのに加え、暖房の効いた室内にばかりいると、消費エネルギーが減って確実に肥満の原因に。

そうならないために、こまめに体を動かし、軽い筋力トレーニングやストレッチで太りにくい体をつくりましょう。それには、家にいながら思いついたときにでき、しかもわざわざ特別な健康器具を買わなくてもできるトレーニングが一番ですね。

そこで今回は、どこの家にもある「タオル」を使って、家の中で簡単にできるトレーニングを紹介します。ごく普通のフェイスタオルが、使い方次第で筋トレやストレッチを効果的に行える、りっぱなエクササイズグッズに変身です。

お風呂上りにじっくりやるのもいいし、手を洗ってタオルを使ったあとなど、ついでにちょこっとやってしまうのもいいでしょう。テレビを見ながらやるのもおすすめです。

肩こり予防、腕・肩・腹の筋力アップにも効く

タオルならうっかり落としても、振り回しても安全ですし、汚れたら洗濯できます。また、タオルの持ち方は伸ばして持ったり畳んで持ったりと、エクササイズに合わせて自由に変えることができますし、伸ばして持つときは両手の間隔を短くしたり長くしたりすることで難易度の調節が簡単にできます。

肩こり予防に「タオルストレッチ」

・両手でタオルの端を持ち、腕を前に伸ばして息を吸う。
・息を吐きながら、両腕を上に上げていき、できるだけ伸ばしたまま後ろに回す。息を吸って、吐きながら両腕を逆に回し、はじめの姿勢に戻る。
・ゆっくり5~10回行う。
(体が硬くてタオルの両端を持ってもストレッチできない人は、タオルの四つ角のうち対角線上の2カ所を持つと楽にできます)

二の腕・胸の筋力アップに「タオルスクイーズ」

・タオルを両手で短く持ち、腕を伸ばしながらギューっとしぼる。力を入れるときに息を吐く。
・上下の手を入れ替え10回ずつ行う。

腕・肩の筋力アップが同時にできる「アームストレッチ」

・右手を上から、左手を下から背中に回し、タオルの両端を握る。息を吐きながら左手をゆっくり下へ伸ばしてタオルを引っぱり、限界まで引っぱったら数秒間静止する。
・息を吸って、吐きながら右手でタオルを上に引っぱり、限界まで引っぱったら数秒間静止する。
・上下1セットで上下の手を持ち替えて5回ずつ行う。

腹筋と肩の引きしめに「タオルローイング」

・床に腰を下ろし、ひざ裏の少し上あたりにタオルを回し、両手でタオルを握る。次に両足を浮かせて安定させる。
・息を吸って、吐きながら両手でタオルを引っぱり、ひざを胸に近づけるようにする。息を吸いながら元の姿勢に戻す。体がぐらつかないように注意しながら、リズミカルに5~10回行う。

どの運動も回数は目安にして、無理のない範囲で行ってください。慣れてきたら徐々に回数を増やしていきましょう。

※この記事は2008年11月に配信された記事です



運動しない人は注意!筋肉が減少して脂肪が増える『サルコペニア肥満』

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

高齢者に起こる“サルコペニア”が40代に急増中! 筋肉が減少して脂肪が増えるサルコペニア肥満の注意点をまとめました。

握力が低下したり脚や体幹の筋力低下が起こる

働き盛りの40代で、筋肉が減少して脂肪が増える「サルコペニア肥満」になる人が近年増加しています。サルコペニアとは、ギリシャ語で筋肉を表す「sarx(サルコ)」と、喪失を表す「penia(ペニア)」を合わせた言葉。加齢や疾患により、筋肉量が減少することで、握力が低下したり、脚や体幹の筋力低下が起こることです。サルコペニアは高齢者に多く、75歳以上になると急増します。それが昨今では、40代に増えているのです。

運動しない人は注意!筋肉が減少して脂肪が増える『サルコペニア肥満』

食事制限だけのダイエットが危ない

特に問題となっているのが、筋肉が少なく、脂肪が多い「サルコペニア肥満」。筋力低下のリスクに加えて、肥満が原因となる動脈硬化など、生活習慣病の危険性も高まります。ダイエットをしていて、食事制限はしても、運動は行っていない人は要注意です。体重が減ったとしても、脂肪は筋肉より軽いので、筋肉が減って、その分脂肪が増えていることもあります。また、食事制限でタンパク質が不足すると、体は筋肉を分解してタンパク質を作りだすことも。このようにして筋力が低下すると、階段も満足に上り下りできないなど、若くても日常生活に支障をきたすことにもなります。

筋肉を1kg増やせば代謝が1日50kcalアップ

筋肉は運動をしない限り、筋肉量を増やしたり、維持することはできません。また筋肉を増やすためには、有酸素運動ではなく筋トレが必要です。特に鍛えたいのは、体の一番大きな筋肉である「太もも」。エスカレーターを使わず階段を上るといった習慣をつけることに加えて、スクワットなど筋肉に負荷をかける運動が必要です。
筋肉量を1kg増やすには、プロのトレーナーによる指導のもと、食事管理も徹底して1年かかるといわれています。ハードルが高いと思うかもしれませんが、筋肉が1kg増えれば、基礎代謝は1日50kcal増加します。これは52kgの女性がエアロビクスを10分行なった時の消費量に値します。1週間で考えると、筋肉を1kg増やせば、70分のエアロビクスを行なったカロリー分を何もせずに消費することができるのです。

筋肉を維持するために食べるべきもの

また、筋肉を増やすためには筋肉の元となるタンパク質を積極的にとることも必要です。筋肉を維持するには、1日の摂取量で、体重1kgあたり1gのタンパク質が必要とされます。そして筋肉を増やすためには、体重1kgあたり1.2〜1.5gのタンパク質が必要に。体重50kgの人が筋肉を増やすには、1日あたり60gのタンパク質が必要ということ。豚のもも肉100gで、だいたい20gのタンパク質がとれます。1日で60gのタンパク質をとるためのメニュー例がこちら。

1日で60gのタンパク質をとるメニュー

(本文)
ご飯/200g×3食…15g
卵/1個…6.2g
肉(鶏もも肉)/100g…16.2g
魚(紅サケ) /80g…18g
牛乳・ヨーグルト/200g …7.2g

タンパク質/合計…62.6g

意識的にタンパク質を摂取していかないと、1日体重1kgあたり1.2〜1.5gをクリアするのはなかなか難しいもの。食事と運動の両方を見直して、積極的に筋肉を増やしていきましょう。今から筋肉を少しずつ増やす「貯“筋”」は、将来あなたの体にとって大きな財産になりますよ。

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好きなだけ食べても太らない!? 18時間プチ断食で食べすぎリセット

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

腹8分目がよいとわかっていても、どうしても食べ過ぎてしまう日はあるもの。そんな時に役立つ、食べ過ぎリセット方法をご紹介します。

肝臓に蓄えられた余分な糖を翌日に消費

食べ過ぎてしまった後、昨日の食事を後悔しても、もう遅いと思っていませんか? 実は、食べ過ぎた後でも対処はできるのです。
1度くらい食べ過ぎただけで、体の脂肪はすぐには増えません。まず、食べ過ぎた分のカロリーは糖に変換されて、肝臓に蓄えられます。肝臓に蓄えきれなくなった糖分は、徐々に体脂肪に変わりますが、体重が増えるのは2週間後だそう。そのため食べ過ぎた翌日、食事量を抑えれば間に合うことになるのです。

そこでおすすめなのが、18時間食事を抑えるプチ断食。例えば夜の10時まで食べていた場合は、翌日の夕方4時まで何も食べずに過ごします。だいたい2食分は抜く計算になるので、この18時間に肝臓に蓄えられた余分な糖を消費すればいいのです。

好きなだけ食べても太らない!? 18時間プチ断食で食べすぎリセット

胃腸を休めて内臓機能をアップさせ代謝促進

また18時間のプチ断食には、内臓を休ませて代謝をアップさせる効果もあります。暴飲暴食すると、内臓は消化吸収のほか、デトックスのためにフル稼働している状態です。これを休ませることで内臓の機能を高めると、代謝がよくなります。また、断食は暴飲暴食で伸びて大きくなった胃のサイズを、通常サイズに戻すのにも役立ちます。
18時間のプチ断食中、固形物はとりませんが、水はたっぷり飲むことを心がけて。特にお酒を飲んだ翌日は、体が脱水状態になっているので、補水を十分に行いましょう。
とはいっても、2食を抜いて水だけで過ごすのはできないという人は、液体のものを。野菜ジュースや、みそ汁、コンソメスープなどはOK。また、どうしても耐えられない場合は、消化がよくて胃にたまりにくいフルーツを口にしましょう。ただし、お腹がいっぱいになるまで食べるのはもちろんNGです。

断食後の食事は消化のよい和食を中心に

断食後の最初の食事は、脂っこい肉や揚げ物は避けて。消化のよい和食を中心としたメニューにしましょう。ここで、ドカ食いをしてしまうと元の木阿弥になるので、量は控えめに。また胃腸に負担をかけないよう、よく噛んでゆっくり時間をかけて食べて。ふだん不足しがちな緑黄色野菜や、食物繊維が豊富な海藻類が、プチ断食後の栄養補給とデトックスにおすすめです。プチ断食を取り入れて、体をメンテナンスしましょう。

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正しく痩せる早道とは? 間違ったダイエットの落とし穴

【お話を伺った人】松峯 寿美先生

東峯婦人クリニック院長・医学博士 東京女子医科大学卒。 専門は婦人科一般、不妊症治療など。 日本産婦人科学会専門医、思春期学会理事、東京女子医科大学非常勤講師など兼任。『マタニティホワイトブック』…

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(編集・制作 (株)法研

過剰なダイエットはやせないどころか、命を落とす危険性も!ダイエットを過剰に続けていると、健康に悪影響を及ぼします。正しくやせる方法を知りましょう。

摂食障害や美容面にも悪影響が!

もっとやせたい・・・日頃から、そのように思っている人も多いことでしょう。しかし、過剰なダイエットは実は、百害あって一利なし。それを知らずに続けたために、健康に弊害が出るケースが見られます。

ダイエットというと、「食べる量を減らす」方法をとる人がほとんど。しかし、人間の体は栄養を適量摂取することで正常に機能するようにできています。そのため、外から入る栄養を減らすと、健康に良くない影響が出るのです。

まず、体重が大幅に減少する“激やせ”のケースでは、生理が止まるなどの症状が現われます。そして、拒食症など摂食障害を起こして、食べ物を体がうけつけなくなり、最悪の場合、死に至ることもあります。また逆に、過食症になって、体重が過剰にリバウンドする人も見られます。摂食障害は、精神面でのダメージが大きく、回復するまでに長く時間がかかるのです。

それだけではありません。ダイエットのしすぎは、全身の機能にも悪影響を及ぼします。筋肉がやせて代謝が落ち、以前よりやせにくい体質になることもあります。筋肉が落ちると、外見的にも「やせた」というより「やつれた」印象になります。また、骨も栄養不足でスカスカに密度が下がってしまうため、骨粗鬆症の危険性も出てきます。その他、肌荒れ、シワが増える、髪の毛が抜ける、疲れやすくなり貧血を起こすなど、美容や体調面にさまざまな弊害がでてきます。

正しく痩せる早道とは? 間違ったダイエットの落とし穴

はやりのダイエット法の危険

過剰なダイエットは美容と健康の大敵! ところがちまたで広まっているダイエット法のなかには、体にリスクのあるものもあります。そのうちのいくつかを検証してみましょう。

まず、同じ食品ばかりを食べるダイエット。
りんご、ゆで卵、パイナップルなど、手軽で安価な一品目を食べ続ける、というものです。この場合、体重は減少しても、栄養が偏り、口内炎、筋力低下、ビタミン欠乏性多発性末しょう神経障害、知覚異常などを起こします。一品目のみを摂り続けるダイエットは、危険度が高いのです。

さらに、サウナなどで汗を流すダイエット。これは、発汗により水分が減っただけなので、水を飲むとすぐ元に戻ってしまいます。脂肪が減少したわけではないので、ダイエット効果はほとんどないといっていいでしょう。

また、「やせるお茶」や利尿剤による方法も、脂肪減少とは関係ありません。「脂肪を溶かすお茶」といったものは、現実には存在しないのです。

ダイエットとは健康的に体脂肪を減らすこと

それでは、健康的にやせるためには、どうすればいいのでしょうか。

まず、自分の体脂肪がどの程度あるかを知ることが大切です。体脂肪計で、体内の体脂肪率を測ってみます。女性の標準的な体脂肪率は「20~25%」男性の場合は「15~18%」。女性では30%、男性では20%を越えると、「肥満」になります。

また、正しいダイエット法を知ることも不可欠です。正しいダイエットとは、栄養のバランスをとりながら、筋肉を落とすことなく、余分な体脂肪だけを減らすこと。ただし、食事制限で体重を減らしても、筋肉や骨などが一緒に減ってしまうため、基礎代謝が下がってしまいます。その結果、元の食事に戻したとき、体重がダイエット前より増えてしまうのです。体脂肪を減らすには、栄養バランスがとれた食生活を心がけ、なおかつ適度な運動によって、脂肪を燃焼させることが大切です。そのためには、有酸素運動が効果的です。

有酸素運動とは、酸素を取り入れつつ行う運動。酸素を取り入れることによって、皮下脂肪や内臓脂肪をエネルギーとして消費します。具体的にはウォーキング、ジョギング、サイクリング、ゆっくり泳ぐスイミングやエアロビクスなど。筋肉トレーニングやハードなスイミングなどは無酸素運動となり、ダイエット効果は期待できません。「運動するような時間がない」という人は、日常生活の中で工夫してみるといいでしょう。これまでバスに乗っていた区間を歩く、乗り物の中では座らずに立つ、エレベーターは利用せず、階段を使う、など、工夫次第で運動の機会はつくれます。

極端に食事制限をしなくても、生活習慣を変えるだけで、健康的にダイエットを行えます。あなたも、イメージする理想のプロポーションのために生活習慣を改善し、「健康美人」をめざしてみませんか。

※この記事は2006年9月に配信された記事です

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ポッコリお腹とプヨプヨ二の腕はこれで解決!リンパマッサージのやり方

ノーイメージ

【お話を伺った人】劉 勇先生

「コリとれーる」代表・医学博士 1958年中華人民共和国遼寧省沈陽市生まれ。北京軍医学校第二軍医大学卒業後、外科医として活躍。1983年来日し、86年中国鍼灸治療院(東京・銀座)で治療を始める。1…

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(編集・制作 (株)法研

手作りアロマオイルでリンパマッサージ。リンパの流れを意識したマッサージを手作りアロマオイルでおこなってみましょう。疲れもとれて脂肪も燃焼!

アロマオイルを手作りしてみよう!

精油によるマッサージ効果は、みなさんよくご存知ですよね。精油の有効成分が身体の疲れに働きかけ、マッサージ効果が高まるのです。
このアロマオイルを手作りしてみませんか? 呼吸に合わせリンパの流れを意識してマッサージすると脂肪がぐんぐん燃焼します。あこがれのスリムボディももう間近です!

精油は肌に直接付けると刺激が強すぎるので、植物油の一種であるオリーブオイルやココナッツオイルなどで薄めてから使用します。
フェイス用は植物油30mlにつき精油約6滴、ボディ用は植物油30mlにつき精油約12滴をブレンドします。

身体のコリにはシナモン・ジュニパー・ジンジャーグレープフルーツなど、ストレスを感じる人はゼラニウム・ベルガモット・パインなどがおすすめです。精油を部屋に炊いて香りを充満させたり、お風呂にいれても良いでしょう。

マッサージオイルができたら、適量を手のひら全体に広げ、水分を拭き取った首や肩、腕や足などをマッサージします。あまったオイルはビンに入れてふたをし、冷暗所に保管しましょう。次に、二の腕とウエストのマッサージを紹介します。

リンパをマッサージ ~ぷよぷよ二の腕編~

肘のすぐ上の二の腕から脇にむかって、もみながらつまんでいきます。たるんだ部分は特に念入りに。次に、脇の下のくぼみの部分にあるリンパ節を親指で押します。脂肪をもみだしながらリンパのながれを良くすると、二の腕のプルプルが解消されていきます。

余力のある人は、腕の力が無くても簡単にできる腕立て伏せを行いましょう。足をそろえて立ち、両手を肩幅に開いて台所や洗濯機の上にのせます。その状態で腕立て伏せを毎日約30回おこなうと脂肪が燃焼され、二の腕が引き締まります。

呼吸しながらマッサージ ~ぽっこりおなか編~

下腹部を両手のひらでなでるように時計回りにマッサージして、温めながら血行をよくします。3~5回まわしながら息を吐き、2~3回まわしながら息を吸う。これを繰り返しながらマッサージしましょう。

次に固くなっている下腹部のお肉をやや強めに広く浅くつまんでいきます。脇腹のお肉をつまめば、ウエストのくびれが出やすくなります。ゆっくりと深呼吸しながらマッサージしましょう。

自分だけのお気に入りアロマオイルを手作りして、リンパの流れを意識したマッサージをおこないましょう。すっきり脂肪を燃焼させて、あこがれのスリムボディを手に入れましょう!

(『呼吸マッサージ』2006年、法研より)

※この記事は2006年6月に配信された記事です

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朝食はきちんと食べるべき?『肥満』と『便秘』3つの効果的な対策

ノーイメージ

【お話を伺った人】小西 すず先生

武庫川女子大学助教授

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(編集・制作 (株)法研

下剤の濫用による健康被害が多発しています。便秘を解消しても本当に痩せられるわけではありません。大切なのは「体脂肪」のコントロールにあります。

便秘=肥満という誤った認識にご用心

週刊誌などのダイエット情報で「便秘=肥満」というような記事がよく目に付きます。その影響か、ダイエット目的で下剤を飲む人が少なくありません。しかし、下剤の濫用による健康被害も多発しているのも事実。下剤をダイエット対策のひとつとして利用するのは危険と考えた方がよいでしょう。

確かに便が出ると一時的に体重が減ります。けれども、それは「便」が出ただけで「脂肪」が出たわけではありません。ダイエットで大切なことは、見かけの体重に振り回されず、体脂肪を減らすこと。そのためには体脂肪とは何かを理解する必要があります。

健康な身体の維持に必要な「体脂肪」

体脂肪は便のような老廃物ではなく、いわばエネルギーの貯蔵庫。体脂肪1kgには約7000kcalものエネルギーが蓄えられています。山で遭難して食べ物がなくなっても何日か生き残ることができるのは、この体脂肪のおかげです。

長い歴史の中で飢餓と闘ってきた人間の身体は、万一のときに備えて、エネルギーを脂肪という形で体内に備蓄する仕組みを身につけたのです。だから体脂肪は健康な身体の維持には必要不可欠なもの。しかし、過剰にたまると生活習慣病や肥満を招くので、バランスよく蓄えることがダイエットの秘訣といえるでしょう。

「肥満」と「便秘」に効果的な対策

肥満と便秘はまったく別の現象ですが、その対策には共通点が多いのも事実。肥満と便秘、どちらにも効果的な対策は以下の3つが挙げられます。

1)朝食を必ずとる。

2)野菜、海草、きのこを毎食たっぷりとる。

3)しっかり身体を動かす。

きちんと朝食をとっている人は、朝食抜きの人より平均して体脂肪が少ないというデータがあります。

朝食をとることで身体は目を覚まし、エネルギーを活発に消費するので、体脂肪がたまりにくくなるのです。さらに朝食によって腸が動きだし、排便の作用も強まるので、便秘の予防にも不可欠です。

大切な「朝食」の簡単レシピ

朝食はとりたいけど忙しくて…という方のためにおすすめなのが「お雑炊」。手軽につくれて、野菜もたっぷりとることができます。

野菜ときのこのお雑炊

白菜やしめじなど冷蔵庫にある野菜をたっぷりと出汁で煮て、小ぶりのお茶碗一杯のご飯を入れ、卵でとじるだけ。

「五目煮豆」や「浅漬けのお漬け物」を付け合わせにするとバランスがとれた立派なダイエットメニューに。「五目煮豆」や「浅漬けのお漬け物」は作り置きのお総菜を買ってきてもOKです。食物繊維たっぷりで、便秘にも効果的です。

(「へるすあっぷ 21」、法研より)

※この記事は2006年1月に配信された記事です

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