足がつる3つの原因

夜中に突然足がつって目が覚めるといった経験はありませんか? 足がつる原因として考えられるのが、「筋肉疲労」「冷え」「マグネシウム不足」です。

(その1)筋肉の疲労
足がつる原因として最も多いのが、筋肉疲労によるものです。運動などで、普段使わない筋肉を使ったり過度な負荷をかけると、筋肉が疲れて強ばった状態になります。

寝ているときの筋肉は通常ゆるんでいますが、疲労によって緊張した筋肉は、急激な収縮、つまりけいれんを引き起こします。夜中に足がつることが多いのは、このためです。これを避けるには、運動前後のストレッチをしっかり行うことです。

運動前のストレッチは、少し心拍数が上がって体が温まるような「動的ストレッチ」がオススメです。分かりやすいのは、ラジオ体操のような動きです。筋肉の柔軟性を高めて可動域を広げる効果があるので、運動中のケガ予防につながります。

運動後のストレッチは、普段よく行う「静的ストレッチ」です。このとき大切なのは、反動をつけずにゆっくり伸ばすことです。筋肉の緊張をゆるめて、疲労回復を早めてくれます。

また、運動後に冷水をかけたり氷で冷やすと、疲労した筋肉の炎症を抑えるため、翌日の筋肉痛が軽くなります。

(その2)足の冷えによる血流悪化
冷えによって血流が悪くなると、筋肉が緊張してけいれんを起こしやすくなります。

特に冷え性の人は、普段から足が冷えないように対策をとりましょう。また、アルコールやカフェインは体を冷やして血流を悪くするので、寝る前は特に控えましょう。

(その3)マグネシウムの不足
運動などで大量に汗をかくと、マグネシウム、カリウム、カルシウムが失われ、筋肉細胞や神経細胞の働きに関わる電解質のバランスが崩れます。筋肉の神経組織が興奮状態になり、足のけいれんを引き起こす原因となります。

特に、発汗によってマグネシウムが多く失われるので、運動中や運動後はスポーツドリンクで水分補給しましょう。食材では、納豆・ほうれん草・アーモンド・ピーナッツなどに多く含まれています。

ちなみに、マグネシウムは筋肉の緊張を解く働きがあります。肩こりや緊張性頭痛などが頻繁に起こるときは、意識して食事やサプリメントで摂るようにしてみましょう。

先に挙げた3つの原因以外に、外部からの急な変化によって足がつる場合もあります。

水の中に入った途端、足がつったという経験はありませんか? これは、急な温度・水圧変化によって、普段使わない筋肉が刺激されてけいれんを起こすのです。

普段から泳いでいる人は、ほとんどありません。足がつらないようにするために、準備運動をしっかり行いましょう。しっかり筋肉をほぐしておくことで、けいれんが軽減されます。

足がつったときの対処法

足がつってしまったら、まずは足先を持ち、足裏をそらせながら自分の体へ引きつけるようにして伸ばしてあげましょう。

このとき、無理に伸ばすと筋肉を痛めてしまいます。ゆっくりやさしく行うことが大切です。足が冷えている場合は、温めてもよいでしょう。

少し痛みがおさまってきたら、やさしくさすってあげましょう。筋肉が緊張して収縮しているので、ほぐしてあげることが大切です。

足がつるのは、筋肉の異常を知らせる脳からのサインです。中にはこれまで挙げた原因とは全く異なる、深刻な原因が隠されている場合もあります。

頻繁に足がつる人は、末梢神経や頚椎が何らかのダメージを受けている可能性があるかもしれません。

これまで挙げた原因に当てはまらず、日常的に足がつる場合は、神経内科や整形外科を一度受診してみてください。

(編集・制作 (株)法研)
※この記事は2014年10月に配信された記事です