家事や仕事の合間に舌をぐるぐる。簡単お口のエクササイズ!
普段使わない筋肉や神経を刺激する舌回しには、ほうれい線や顔のたるみ解消などのうれしい効果が。

毎日続けられる舌回し運動

お金をかけずに簡単にできるエクササイズとして、いま巷では「舌回し運動」が話題になっています。「顔のラインがすっきりした」「ほうれい線が消えた」といった声も聞かれ、女性にとってうれしい効果が期待できるようです。

(舌回し運動の方法)
やり方はとても簡単。口を閉じて、舌を歯に沿って20回程度回します。終わったら、次は反対に20回程度回します。

これを1セットとして、時間を見つけて1日数セットおこないましょう。普段使わない筋肉を動かすため、慣れないうちは後頭部や側頭部が痛くなるかもしれませんので、決して無理せずできる範囲で毎日続けてみましょう。

舌回し運動を続けるとどんな効果があるの?

舌の神経や顔の筋肉を刺激する舌回し運動は、アンチエイジングにもつながるお口のエクササイズといえます。

●舌の神経を刺激して脳を活性化
そもそも舌には、嚥下(えんげ)や味覚、唾液の分泌等にかかわる「舌咽(ぜついん)神経」や、舌の働きにかかわる「舌下(ぜっか)神経」といった多くの神経があります。しかしこれらの神経は、普段モノを噛むときくらいにしか使われません。

舌回し運動によって舌の神経を刺激することは、脳も刺激されて活性化につながります。また、舌には副交感神経にかかわる神経もあるため、刺激することで自律神経のバランスを整える働きも期待できます。

●表情筋を鍛えて顔の悩みを解消
人間の顔には、眼輪(がんりん)筋、口輪(こうりん)筋、頬(きょう)筋など「表情筋」と呼ばれるたくさんの筋肉があり、複雑な動きをしています。舌の神経と同様に、こちらも普段の生活では動かすことが少なく、加齢も加わり次第に衰えていきます。これがたるみやシワといった顔の老化につながってしまうのです。解消するには、表情筋を意識して動かすことが大切です。

●口角が上がると女性ホルモンにも効果
たとえば、表情筋の一つである「頬筋」を鍛えると、口角が上がってほうれい線が薄くなります。それだけでなく、女性ホルモン「エストロゲン」の減少を抑える効果も期待できるのです。女性の体型や肌などに深く関わるエストロゲンの量は、唇を見ると分かるといわれています。ぷっくりした唇の女性ほど多い傾向にあります。しかし、加齢などでエストロゲン量が減少すると、唇は薄くなり、おばあちゃんのように鼻と唇の間に縦皺ができるなど、顔にも影響を及ぼすのです。

また、エストロゲンの減少を抑えられると、女性ホルモンバランスが影響してできるといわれるシミ「肝斑(かんぱん)」にも効果がある可能性があります。

ほかにも、口角が上がることでドーパミンの分泌も促されて、気持ちが前向きになるといわれています。

●唾液の分泌を促進して口内環境を改善
舌回しは唾液の分泌も促します。唾液には、虫歯の予防や感染予防に重要なアミラーゼやリンパ球が含まれています。また、成長ホルモンをはじめさまざまなホルモンも含まれているので、健康を保つのに効果的なエクササイズといえるでしょう。

(編集・制作 (株)法研)

 

※この記事は2015年6月に配信された記事です
上符正志(うわぶ・まさし)

【お話を伺った人】上符正志(うわぶ・まさし)先生

銀座上符メディカルクリニック 院長 1960年、山口県下関市生まれ。九州大学工学部在学中、医師が社会で果たすべき役割にめざめ転身、産業医科大学医学部に入学。卒業後、横浜市民病院外科、北里大学医学部救…

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