男性の方が老化現象に気づきにくい

「アンチエイジング」というと女性のケアをイメージしがちですが、実は男性こそ敏感になるべきといわれます。というのも、男性は体質的に老化に気づきにくいからです。
若さの鍵を握るのは、免疫力を高めたり、抗ストレス作用を持つDHEAホルモン。女性は25歳前後をピークにゆるやかに減少するので、細やかにケアしやすいのですが、男性は35~45歳にかけて急激に減少します。そのため「ある日気づいたら、去年までできていた徹夜仕事ができない」という事態に陥りがち。
さらには、「10年前と同じ感覚でスポーツやレジャーをしようとしてケガをする」といったトラブルを起こしてしまうおそれもあるのです。昔から男性の厄年が「42歳」とされているのも、この年代でのケガや病気の多さゆえかもしれません。

□外見の変化や身だしなみに、無頓着になってきた。
□趣味など、以前は好きだったことややっていたことへの興味が薄れてきた。
□体型の変化に気づいても、自分で止めることができない。

といったネガティブ・無気力な兆候が見られたら、DHEAが減少しつつある可能性があります。アンチエイジングケアは早く始めるほど効果が見込めるので、男性も35歳を過ぎたら意識的に行いましょう。

若返りホルモン・DHEAをキープするコツ

できるだけDHEAの減少をゆるやかにすることが、アンチエイジングの基本。そのためのコツをチェックしましょう。

■食品やサプリで抗酸化対策を
ビタミンCやコエンザイムQ10を積極的に摂取しましょう。ブロッコリーやベリー類(ブルーベリーなど)といった野菜や果物がおすすめ。フレッシュジュースにしたり、サプリメントで摂るなどして補給を。

■適度な筋トレで筋肉をキープ
スクワットや腹筋などの筋肉トレーニングを行うと、筋肉の維持と修復を行う男性ホルモンが活性化します。終わった後に心地よい疲れや、翌朝に軽い筋肉痛を感じる程度の筋トレを習慣づけるとよいでしょう。

■激しい運動はNG
やみくもにスポーツをすると、活性酸素が多く発生して体を酸化させてしまいます。たとえばマラソンなら10km以内の距離を週1回程度走ることを目安にし、無理しないようにしましょう。

■タバコやストレスに注意
喫煙や強いストレスも、DHEAを減らしてしまう原因に。できるだけマイナス要因を取り除けるよう、生活習慣や環境の見直しを。

■クリニックで補充する手も
予防医学クリニックで、医薬品としてDHEAを処方してもらうことも可能。体内から補充するのもひとつの方法です。

■健診やクリニックへの相談を積極的に
健診や病院を敬遠しがちな男性が多い一方で、体の状態を数値で示されると改善にやる気を出すのも特徴。予防医学の観点からも、そばにいる女性が上手に誘って定期的にチェックするようにしてあげては。

(編集・制作 (株)法研)
※この記事は2015年8月に配信された記事です