こってり味&甘い味が好きな人は太りやすいー好物と体型の恐い関係

(編集・制作 (株)法研

大規模調査でわかった味の好みと体重増加のコワ~イ関係。味の好みでわかる肥満のリスク、年々増える肥満児、10代で味覚形成、早いうちからの対策が必要。

女性は甘い味にも注意が必要

食べものの好みと肥満との連想で、「こってり」味や「甘い」味を好きな人については、「何となく太りそうだな」というイメージがありませんか? 「いや、そんなのは偏見だ」という反論もあるかもしれませんが、実はそのイメージは正解です。

これは、厚生労働省の大がかりな調査で明らかにされたことです。厚労省の調査開始は平成2年。秋田・岩手・長野・沖縄の各県でアンケート調査に答えてくれた男女約3万人(年齢40~59歳)について、20歳から調査時までの体重増加(5kg以上)のリスクと味覚との関連を調べました。
その結果、こってり味が「好き」な人は「嫌い」な人に比べて男性1.45倍、女性1.28倍と肥満のリスクが高いことが分かりました。好き・嫌いの「どちらでもない」という人でも、それぞれ1.13倍、1.11倍と高くなっていました。甘い味については、女性では「好き」という人は「嫌い」という人よりリスクが1.22倍高く、男性では大きな差はありませんでした。

調査はまだあります。調査時からその後の10年間での体重の変化もみたのです。そうすると、こってり味では大きな差はありませんでしたが、甘い味については男女とも、「好き」な人と「どちらでもない」人は、「嫌い」な人より明らかに体重が増えていました。

これらの結果について調査をまとめた研究班の専門家は、20歳代30歳代でこってり味の好きな人は太りやすいこと、さらに女性は甘い味も要注意で、肥満対策は味の好みを考慮して20歳以前から行うべき、とコメントしています。

10代半ばで決まる味覚が生涯に影響を及ぼす

さて、この厚労省の調査結果を一番お知らせしたいのは、いま子育て中のお母さんです。というのは、人間の味覚は10代半ばくらいまでに発達し、そのころに決まった味の好みが、生涯にわたって影響を及ぼすといわれます。育ち盛りの子どもにどんな料理を食べさせるか、親の目の届かないところでどんなものを口にしているか、こういうことに目配りのできる人は、お母さんをおいてほかにはありません。

残念ながら、いまの日本の子どもの状況はあまり芳しくありません。文部科学省が毎年まとめている「学校保健統計調査」から、肥満の子が年齢別にみて全体の中でどれくらいの割合でいるか(「年齢別肥満傾向児の出現率」)を、昭和62年(1987年)、平成9年(1997年)、平成19年(2007年)と10年ごとに比べてみたのが下の表です。
この表を見れば一目瞭然、年を追うごとに肥満児が増えているのがよくわかります。

わが子を肥満にさせない味覚づくりを

人類の歴史はほとんどが飢えとの闘いだったので、高エネルギーで満腹感をもたらしやすい甘いものや、脂っこく、こってりした味の食べものが人類は大好きなのだ、という説があります。

飢えることなど考えられない現代の日本ですが、甘い味、こってり味の食べものは身の回りにあふれています。親が何の考えもなしに「育ち盛りだから」とこうした食べものを作ったり、買い与えたりしたら、また、そういう味覚が染みついてしまった子どもたちが買い食いなどしていたら、その結果は火を見るよりも明らかというものでしょう。

言い古された表現ですが、「肥満は万病のもと」はいまも真実です。お子さんを将来、肥満にさせないための味覚づくりを、子育て中から真剣に考える必要がありはしないでしょうか。

※この記事は2010年8月に配信された記事です



走れる体になる!全身の筋肉バランスをよく鍛える2つのトレーニング

【お話を伺った人】有賀 誠司先生

東海大学スポーツ医科学研究所 准教授 専門はトレーニング方法学(筋力トレーニング)。1962年東京生まれ。1987年東海大学大学院修士課程体育学研究科修了(体育学修士)。1988~1996年 ソニ…

もっとみる

(編集・制作 (株)法研

走り続けるためには全身の筋肉をバランスよくきたえること。正しいフォームを保ち、腰痛やけがを防ぐために、関節の動きをよくし筋力をつける運動を紹介します。

完走する達成感がたまらない

マラソンは興味がなければ「どうしてあんな辛そうなスポーツを?」と思ってしまう人もいるでしょう。始めるきっかけは、ダイエット、美しくなるため、健康によさそうだからなど人それぞれでも、ジョギングから始めて走る楽しさに目覚めてしまう人が多いそうです。徐々に距離を伸ばし、タイムに挑戦し、そしてレースに参加。マラソンは、走りとげたときの達成感がたまらないといいます。

ジョギングは、自分の足に合ったランニングシューズさえ用意すれば、いつでも気軽に始めることができます。まず、脂肪を燃やす有酸素運動のためダイエットに大きな効果があります。正しいフォームで継続すれば、姿勢がよくなり、体が引き締まって体力がつきます。また、走っているといやなことは忘れてリフレッシュでき、ストレス解消効果も絶大。

マラソンまでいかなくても、ある程度長い距離を走るランニングは、脚だけでなく、腹筋、背筋をはじめとするさまざまな筋肉を総動員して行います。逆にいうと、筋力が不足していると、走っているうちにフォームがくずれるため疲れやすく、腰や脚が痛くなったり、けがにもつながります。楽しく走り続けるためには、正しいフォームを身につける必要があるのはもちろん、日ごろから全身の筋肉をバランスよくきたえておく必要があります。けが防止や疲労回復に、ランニング前後のストレッチも欠かさず行いましょう。

正しい姿勢を保ち、腰や脚の痛みを防ぐエクササイズ

けがを防いで長く走り、記録も伸ばしたいという人のために、2つのエクササイズを紹介します。

●アーム&レッグレイズ

正しい姿勢を保つために役立つエクササイズです。長く走っていると、疲れがたまって姿勢がくずれ、猫背になったり、腰が反ったりしやすくなります。お尻から太ももの筋肉や背筋をきたえ、正しい姿勢を保ち、腰痛予防に役立ちます。

●ウォーキングランジ

股関節(こかんせつ)の動きをよくし、脚幅(ストライド)を伸ばすエクササイズです。ランニングでスムーズに脚を運ぶためには、股関節の動きをよくし可動域を広げること。ストライドも伸びてタイムのアップにつながります。足から腰までのさまざまな筋肉を使うため、脚力が強化され、腰痛、ひざの痛みを予防することができます。

※この記事は2007年11月に配信された記事です

続きを読む




体によさそうだけど、本当は“不健康”な食べ物9つ

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

食べ物を買うとき「体によさそうだから」という理由で選んでいる人も多いはず。でもそのイメージ、もしかしたら間違っているかもしれません!

体によさそうだけど、本当は“不健康”な食べ物9つ

健康的なのは“イメージ”だけ!?

自然派、ナチュラル、低脂肪、カロリーゼロなど、スーパーやコンビニ、ドラッグストアでは、健康を意識した商品がずらっと並んでいます。
健康関連食品の市場規模も年々増加傾向にあり、体の不調が増えてくる中高年だけでなく、若い世代にも需要が拡大しています。今後も、次々に新しい商品が登場しそう。
でも、ちょっと待って。「なんとなく体によさそうだけど、本当は?」と疑問を感じる食べ物が意外にたくさんあるんです。そこで、注意したい本当は“不健康”な食べ物をご紹介します。

本当は“不健康”な食べ物9つ

1)ヨーグルト

朝食やおやつがわりに食べる人も多いヨーグルト。便秘予防など腸内環境改善にいいと大人気です。ただし気をつけたいのが、フルーツ入りやフレーバーがついたヨーグルト。これらには、砂糖などの甘味料がたっぷり入っています。また、フローズンヨーグルトなどは、冷やすと甘みを感じにくくなることから、より多くの甘味料が使われているのです。また、カロリーゼロを謳う人工甘味料には、発がん性が疑われているものも。無糖のヨーグルト以外は、健康づくりというより、デザートと考えた方がよさそう。

2)100%ジュース

果物100%ジュースは、いかにもヘルシーなイメージですが、果物には果糖がたっぷり。果糖は食後の血糖値を上げないとしてダイエットに適した糖といわれてきましたが、最近では肝臓で代謝された果糖が脂肪肝や中性脂肪を増やすことがわかっています。また、果糖はインスリンなど満腹感を刺激するホルモンを刺激しないので、満足感が得られず逆に食欲を増強させることもわかってきました。食べ過ぎを招くので注意して!

3)グラノーラ

ダイエットにいいと人気に火がついたグラノーラ。シリアルの一種でオーツ麦を主な原料としているため、ビタミン、ミネラル、食物繊維が摂取できます。しかし、それ以外にもたっぷり摂取してしまう成分が糖類。グラノーラは、はちみつや砂糖、メープルシロップが使われており、さらにドライフルーツがプラスされたものもあります。フルーツにも果糖がたくさん含まれています。実は糖分たっぷりなので、イメージだけに惑わされないで。

4)乳酸菌飲料

ビフィズス菌配合など、腸内環境を整えることを目的とした乳酸菌飲料。ほんのりとした酸味で好んで飲む人も多いのでは。乳酸菌飲料のほとんどには甘味料がたくさん使われています。ひんぱんに飲むと、カロリー&糖分や添加物の摂取過多に。

5)ビタミンC配合飲料

「レモン100個分のビタミンC配合」などと書いてある、黄色い飲料に見覚えがある人も多いはず。こちらにも、甘味料がたっぷり使われています。使われているもので多いのが、血糖値を急上昇させる「果糖ブドウ糖液糖」。また、ビタミンCの酸味を抑えたり、冷やして飲むため甘みが感じにくいことから、かなりたっぷり配合されているので、決してヘルシーとは言えません。

6)ダイエットソーダ

ダイエットという名前のついた炭酸飲料がたくさん販売されています。人工甘味料を使ってカロリーをゼロやオフにしているということから、こういった名前に。昨今では、人工甘味料の危険性として、糖尿病になりやすく、砂糖と同様に依存性があることが指摘されています。

7)豆乳

女性ホルモン様作用があるイソフラボンを含み、たんぱく質もとれるということから豆乳を選ぶ人が増えています。コーヒーショップでもソイラテがメニューにラインナップされるほど。でも、豆乳といっても種類があり、成分無調整豆乳以外は、豆乳に糖類や植物性油脂を添加したものです。また、無調整豆乳であっても大豆が遺伝子組換え大豆ではないかチェックしたいところ。海外では、遺伝子組み換え大豆が主流になっています。日本では、大豆の自給率が2割を切っており、ほとんどが輸入されたもの。遺伝子組換え食品の安全性は不安視されている点も多いので気をつけたいところです。

8)野菜チップス

サクサクした食感の野菜チップス。たしかに野菜が原料ですが、野菜が本来もっている栄養素は、高温で調理する過程で失われています。また、油で揚げてから時間が経過したものは酸化も気になるところ。酸化は、簡単にいうとサビと同じ。酸化したものを食べると体も酸化しサビてしまうので要注意です。

9)市販のサラダ

カットされ、小さなドレッシングが付属されている市販のサラダ。カットした野菜の断面の変色を防いだり、野菜がシャキッとしたままキープできるように、保存剤溶液や酸化防止剤が使われているものもあります。また、シーザーサラダなどは、ドレッシングがハイカロリーでサラダ=ヘルシーでなくなることも。また、市販のドレッシングにはたくさん食品添加物が使われている場合もあり、要注意です。

続きを読む




ぽっこりお腹を解消! 姿勢美人になる2つのエクササイズ

【お話を伺った人】山岡 有美先生

Y.フィットネスコミュニティー代表 (社)日本フィットネス協会理事、日本女子体育大学非常勤講師。幼少よりバレエを学び、モダンダンサー、体育教師を経て、フィットネス界へ。日本のエアロビックエクササイズ…

もっとみる

(編集・制作 (株)法研

(「きれいになる15分トレーニング」山岡有美著、法研より)

ぽっこりおなかをひっこめ、腰痛も解消。深い呼吸でゆったり。ヨガとピラティスを応用したエクササイズで下腹を引きしめる。

良い姿勢を保つには十分な筋肉が必要

日常的に自分の体型をチェックしていますか? たまには全身を鏡に映して姿勢をチェックしてみましょう。おなかが前につき出ていたり、猫背だったりしていませんか? こんな姿勢では、おしゃれをしても美しく見えないだけでなく、体のあちこちに負担がかかり、肩こりや腰痛の原因にもなってしまいます。

姿勢が悪いのは筋肉の衰えや、筋肉がきたえられていないことが原因です。背すじが伸びておなかが引き上げられ、しかも余分な力は抜けているのが良い姿勢。この状態を保つには、姿勢を意識することと、腹筋や背筋などの筋力が十分であることが必要になります。

例えば、食事をした後におなかがぽっこり出てしまうのも腹筋がきたえられていない証拠。腹筋をきたえると、意識しなくてもおなかがへこみ、しかも上半身を支える自然のコルセットとなって腰痛も防いでくれます。しかし筋肉は加齢とともに減少し、使わなければどんどん減ってしまいます。無意識に良い姿勢を維持できるようになるには、筋力トレーニングが必要です。

おなかをひき締め、背すじを伸ばしてさっそうと歩くために、腹筋をきたえましょう。ここでは、体のコア(核)をきたえるヨガやピラティスの動きを取り入れたエクササイズを紹介します。いつでもどこでもできて簡単なので、ぜひ試してみてください。

腹筋をきたえる2つのエクササイズ

強度の違う2種類のエクササイズを紹介します。2種類行うのが大変ならLEVEL1だけでも大丈夫。慣れてきたらセット数を増やしたり、LEVEL2にも挑戦してみてください。呼吸を意識しながら行いましょう。

● LEVEL1

上体を床にぴったりつけたまま、お尻をほんの少しもち上げるエクササイズです。お尻を浮かせるときにキュッと締めると、ヒップアップにも効果的。お尻を高く浮かせる必要はありませんので、勢いをつけず、腹筋を意識して行いましょう。

● LEVEL2

ヨガで「Vのポーズ」とよばれるV字バランスの変形で、腹直筋(ふくちょくきん)の下部を使います。また、上体を起こしながら脚を伸ばすことで、深部にあるインナーマッスルをきたえることができます。

※この記事は2007年10月に配信された記事です

続きを読む



歳を重ねても太らない体になる! 基礎代謝をあげる3つのトレーニング

【お話を伺った人】小池 恭子先生

保健体育教員 東海大学体育学部卒業後、日本大学大学院理工学研究科研究生を経て、現在、中学校・高等学校で勤務の傍ら、日本大学スポーツ医学研究室でアシスタントをしている。10代からの健康管理の重要性を…

もっとみる

(編集・制作 (株)法研

(「無理なくキレイにやせる 3カ月ダイエット カロリーブック」関谷剛、小池恭子ほか監修、法研より)

基礎代謝が最も多く、消費エネルギーを増やすのに大きな効果。有酸素運動、筋力トレーニング、ストレッチを組み合わせ、脂肪の燃焼を効率よく。

3タイプの運動でダイエット効果をアップ

健康的なダイエットはバランスの良い食事と運動から、というのは常識ですね。ダイエットに効く運動というと、ウオーキングやジョギングなどの有酸素運動を思い浮べる人が多いのではないでしょうか? もちろん有酸素運動は大切ですが、さらに筋力トレーニングやストレッチを組み合わせて行うと、ダイエット効果はぐんとアップ。太りにくい体をつくることができます。3タイプの運動の特徴を知って、効率的にダイエットしましょう。

有酸素運動(ウオーキング、エアロビクス、水泳、サイクリングなど)
持久力を高めることができる運動。運動強度があまり高くなく、ある程度の時間続けて行うことができる。一定の呼吸のリズムで行うため、酸素が筋肉へ常に行き渡っている状態を保つことができ、効率よく脂肪を燃やすことができる。

筋力トレーニング(マシンなどを使ったトレーニング、腕立て伏せ、腹筋など)
酸素を必要としない無酸素運動で、短時間しか続けることができないが、重い物を挙げるなどの方法で筋肉の収縮を行い、筋肉量を増やすことができる。筋肉の量が増えると基礎代謝が上がるため、脂肪が燃えやすく、太りにくい体質になれる。

ストレッチ
筋肉を伸ばすことで体の柔軟性を高めることができ、リラクセーション効果もある。体をほぐすことで血行が促進されれば代謝も上がり、運動効果のアップが期待できる。体が硬いと代謝の低下にもつながるため、ケガや痛みの予防も兼ね、運動の前後に必ず行いたい。

筋肉が増えると基礎代謝が上がる

基礎代謝とは生命を維持するために最低限必要なエネルギーのことです。たとえば、血液循環や呼吸、体温調整、筋肉の維持などで、眠っている間もエネルギーが消費されています。しかも、1日に消費される総エネルギー量の60~70%を基礎代謝が占めると言われています。ということはつまり、基礎代謝を上げることができれば、エネルギーをたくさん消費して、太りにくい体になれるのです。

しかし、基礎代謝は成長が止まる10代後半をピークに、年齢とともに低下し、女性は男性よりも低い傾向があります。では、基礎代謝を上げるにはどうしたらよいのでしょうか? 基礎代謝の中で最も消費量が多いのが筋肉ですから、筋肉の量が多いほど基礎代謝がアップします。筋肉量を増やすと太りにくい体になるというのは、そういうわけなのです。最も効率よく基礎代謝を上げるには大きな筋肉をきたえること。トレーニングで脚やお尻などの大きな筋肉を動かすときは全身を使うのでエネルギーの消費量も多く、体全体を引き締める効果があります。

同じ強度の有酸素運動をしても、基礎代謝が低いとわずかな脂肪しか燃えませんが、基礎代謝が高いと燃える脂肪の量も多く、太りにくくなります。つまり、筋肉量を増やす筋力トレーニングは、有酸素運動の効果も高めてくれるのです。

道具やマシンがいらない筋力トレーニング

ジムに行かなくても、特別な道具やマシンを使わなくても、筋力トレーニングはできます。自分の体重を負荷として利用する方法なら、自宅でも手軽に、思い立ったときすぐに行うことができます。
初心者にも無理なくできる筋力トレーニングを3つ紹介しましょう。大切なのは正確なフォームと、どこの筋肉を使っているのか意識しながら行うこと。すべてのトレーニングで、腹筋が体を支えていることを意識して行いましょう。
初めから無理をせず、慣れたら回数を増やしていきましょう。たまに行うよりは、1日おきか2日おきくらいにできると理想的です。もしも余力があるなら、腹筋トレーニングを加えてみてください。トレーニングの前後にはストレッチを忘れずに。

※この記事は2007年8月に配信された記事です

続きを読む



つらくないのに効果大!タプタプの二の腕を引き締める簡単トレーニング

ノーイメージ

【お話を伺った人】石井 直方先生

東京大学大学院総合文化研究科生命環境科学系教授 1982年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。99年より現職。専門は身体運動科学、筋生理学。ボディビルでミスター日本優勝、ミスターア…

もっとみる

(編集・制作 (株)法研

(「健康のひろば」法研より)

大きく腕を出す夏はノースリーブをかっこよく! ゆっくり動いて筋肉を緊張させ続ける、これだけで筋力アップが可能なスロートレーニングを紹介。

脂肪がつきやすい二の腕

半袖やノースリーブなどで腕を出すことの多い夏は、二の腕のたるみが気になります。二の腕がたぷたぷしていると、それだけで太っているように見えてしまうから大変! そこで、ノースリーブがかっこよくきまる、引き締まった二の腕をつくるトレーニングを紹介しましょう。

二の腕のたるみはほとんどの場合、後ろ側の筋肉(上腕三頭筋)についた余分な脂肪です。前側の筋肉(上腕二頭筋)は、何かを持ち上げるときによく使われますが、上腕三頭筋は、ひじを伸ばしたり、物を押すときに使われる筋肉で、日常生活で使用することはあまり多くありません。そのため、どうしても二の腕の後ろ側には筋肉がつきにくく、たるみやすいのです。特に女性は男性に比べて上腕三頭筋の量が少ないため、よけいに脂肪がつきやすくなっています。だから、二の腕を引き締めるには、上腕三頭筋をきたえてあげればいいのです。

筋肉をきたえるといっても、スポーツジムに通って特殊なマシンを使ったり、重いダンベルを持ち上げたりしなくても大丈夫。ここでは、軽めの運動なのに激しいトレーニングのような効果がある“スロートレーニング”による二の腕引き締めトレーニングを紹介します。

初心者でも安心してできるスロートレーニング

スロートレーニングはゆっくりした動作で行うトレーニングで、自分の体やダンベルなどで軽い負荷をかけるだけなので、自宅で手軽に行うことができます。軽い負荷でゆっくり行うため筋肉や靭帯(じんたい)を傷めることも少なく、普段体をあまり動かしていない人にもおすすめ。それでいて、激しいトレーニングに近い効果があるのです。

その仕組みはこうです。ゆっくり動作し筋肉に力を入れ続けることで血管を圧迫する→血流が制限され、酸素の供給が不足して乳酸が大量に発生→これを筋肉は激しい運動をしたかのように判断→その結果筋肉がきたえられる。

大切なのは、動作中に一切力を抜かないこと。力が抜けると血流を制限できなくなるため、伸ばしきったり曲げきったところでも動作を止めず、力を入れたまま行います。軽い負荷でもゆっくり動いて筋肉を緊張させ続けると、これだけで筋肉をきたえることができるのです。この方法を使って、二の腕を引き締めましょう。

クイックトレーニングとあわせてパワーアップ

スロートレーニングに慣れてきたら、筋力アップにさらに効果的な“クイックトレーニング”を組み合わせてみましょう。“クイック”を“スロー”の前に行うことで、さらに効果を高めることができます。

クイックトレーニングでは、動く方向を急激に変える動き(切り返し動作:しゃがみこんでから飛び上がるなど)を瞬間的に素早く行います。筋肉をアップさせるために、普通は重いダンベルを持ったりしますが、素早く動かすことによっても、筋肉に瞬間的に大きな負荷をかけることができます。力は加速度に比例するため、軽い負荷でも素早く動かすことで、筋肉に大きな力をかけられるのです。

ただし、かかる力が大きいため、運動習慣のない人がいきなり行うとケガをする危険があります。まずスロートレーニングである程度筋力をつけてから、クイックトレーニングに挑戦してください。その場合も小さな力から始めて、徐々に慣らしていきます。念入りなウオーミングアップとストレッチを忘れずに。

今回は二の腕トレーニングを紹介しましたが、大腰筋や脊柱起立筋などからだを支える大きな筋肉をきたえれば、代謝を高め、内臓脂肪を減らすことにもつながります。

※この記事は2007年7月に配信された記事です

続きを読む



  1. 21
    これ以上もう無理!仕事を頼まれたときの上手な断り方、4つのポイント
    断り方のコツを練習しましょう たとえば、こんなことはありませんか? …
  2. 22 ニキビが同じ場所に発生する原因を解明! ニキビ予防のスキンケア
    手軽な市販薬に要注意!20代以上の女性に多い『酒さ様皮膚炎』
    (編集・制作 (株)法研) (「ヘルス&ライフ」法研より) ステロ…
  3. 23
    記憶力のいい人・悪い人の違いって? 記憶力アップの秘訣5つ
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと 記憶…
  4. 24
    走れる体になる!全身の筋肉バランスをよく鍛える2つのトレーニング
    (編集・制作 (株)法研) 走り続けるためには全身の筋肉をバランスよ…
  5. 25
    あの人うつ病かも? うつを見分ける症状のポイント|接し方のヒント
    【執筆】住本吉章カウンセラー 誰でもが陥りやすいうつ状態 …
  6. 26 日中の眠気は寝不足以外にも原因が! 眠気を引き起こす病気とは?
    日中の眠気は寝不足以外にも原因が…眠気を引き起こす病気とは?
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと …
  7. 27 【意外と簡単!】好感度が上がる話し方と聞き上手になるコツ
    仕事で使える!カウンセラーが教える『聞く技術』を上げる3つのポイント
    カウンセラーの技術を参考に「聞き上手」になりましょう 皆さんは対人関…
  8. 28 「そこ気持ちいい!」相手が喜ぶ“手の指・甲マッサージ”-イラスト解説付
    「そこ気持ちいい!」相手が喜ぶ“手の指・甲マッサージ”-イラスト解説付
    多くのツボが集まる手をマッサージすれば、自然にツボを刺激できる パー…
  9. 29
    意外と知らない食べ合わせが悪い食品―知らずに食べているかも!?
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと 何気…
  10. 30
    太りやすい・肌老化・免疫力ダウン…『腸体温』の低下が招く体調不良
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと …
  11. 31 シラミ症の恐怖!子どもがもらってきたアタマジラミが私にも…
    怖い子供の頭シラミ(シラミ症)。撲滅までと対処法-親の私にもシラミが!
    まさかうちの子が……。ある日、突然告げられた子どもの頭シラミ。生きた虫…
  12. 32 カップ麺を食べないほうがいい3つの理由
    カップ麺を食べないほうがいい3つの理由
    スーパーやコンビニにずらりと並ぶカップ麺。味のレベルも年々上がり、手軽…
  13. 33
    女性にも急増! 自覚症状なく進む「膵臓」の病気 7つの危険な症状
    地味ながら、消化液を作りインスリンを分泌する重要な消化器 …
  14. 34 睡眠不足による体のダメージは予想以上!|睡眠負債の危険な兆候とは
    睡眠不足による体のダメージは予想以上!|睡眠負債の危険な兆候とは
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと 忙し…
  15. 35 驚いたときに腰が抜けるのはなぜ?
    驚いたときに腰が抜けるのはなぜ?
    脳や交感神経の作用のほかに、病気の一症状としても。 大脳皮質の一時的…
  16. 36 疲れやだるさに効くツボマッサージ-全身のツボが分かるイラスト付き
    疲れやだるさに効くツボマッサージ-全身のツボが分かるイラストで解説
    疲れがとれない、だるいとき――体の疲れ・だるさに効くツボ 疲…
  17. 37 仕事や家事がしんどい、やる気がわかない…心が疲れたときの対処法
    仕事や家事がしんどい、やる気がわかない…心が疲れたときの対処法
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと …
  18. 38
    ちゃんと洗っているのに頭皮がかゆい理由は? 正しいシャンプーのやり方
    (編集・制作 (株)法研) (「へるすあっぷ21」法研より) 健康…
  19. 39 生理用品はどう使い分ける?
    将来、骨粗しょう症になりやすい人はどんな人?予防法は?
    (編集・制作 (株)法研) 若い女性も油断大敵! 骨粗しょう症。…
  20. 40 鳥肌が立つのはなぜ? なんで鳥肌って呼ぶの? 鳥肌のメカニズム
    鳥肌が立つのはなぜ? なんで鳥肌って呼ぶの? 鳥肌のメカニズム
    寒いとき、怖いときなどに無意識にできるブツブツ。 毛穴を閉じて熱の放…

一覧