夏はデリケートゾーンのトラブルに注意!ムレ・かゆみ・かぶれの予防法

ノーイメージ

【お話を伺った人】中田 真木先生

三井記念病院産婦人科医長 1981年東京大学医学部卒業後、同大学産婦人科学教室入局。1991年フランス政府給費研究生(研修先はオテル・デュー・ド・パリ産婦人科)。東京警察病院産婦人科医幹を経て、2…

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(編集・制作 (株)法研

生理用ナプキンによる蒸れ、かぶれ、かゆみを防ぐには? 密着させず、風通しよく、清潔に。ひどいかゆみや痛み、分泌物の増加があったら早めに受診を。

かぶれやかゆみの正体は接触性皮膚炎と雑菌の繁殖

暑い日が続きますね。ただでさえ蒸し暑いのに、月経期のデリケートゾーンは生理用ナプキン(以下ナプキン)によって密閉され、非常に蒸れやすい状態になります。
そのため、もともと角質層が薄く刺激に弱い、文字通りデリケートな外陰部の皮膚はふやけて傷つきやすくなり、かぶれやかゆみなどのトラブルが発生しやすくなります。ナプキンが触れる刺激で接触性皮膚炎をおこしたり、常に湿った状態で不潔になりやすいため雑菌が繁殖したりするのです。

多くの女性がナプキンやおりものシートによるデリケートゾーンの蒸れやかぶれ、かゆみに悩んでいるようですが、他の人に相談しにくい場所だけに、がまんして症状が進んでしまったり、市販のぬり薬でかえって悪化させてしまうケースもみられます。

蒸れやこすれが原因のかぶれやかゆみなら、ひどくならないうちに原因を取り除けば解消します。そこで、今回は月経期の蒸れない工夫、かぶれない工夫を紹介しましょう。

夏はデリケートゾーントラブルに注意!ムレ・かゆみ・かぶれの対策方法

ナプキンを密着させず、風通しをよく

むれを防ぐには、まず、できるだけナプキンを密着させず、当てている時間も減らすこと。ぴったりしたジーンズやサニタリーショーツでナプキンを密着させ摩擦し続けると、蒸れてトラブルが増加します。ガードルなどの締め付けのきつい下着やズボン、ストッキングなどは、暑い場所で長く身に着けるのは避けたほうがいいでしょう。

せめて家にいるときくらいは、風通しをよくすることを考えて、下半身を締め付けない衣類に着替えましょう。経血量が少ないときは、サニタリーショーツは外し、おりものならシートを外して何度も下着を交換します。

素材を圧縮した薄手のナプキンで陰部を密閉すると問題がおこりやすいので、少し厚手のふっくらしたものに当て換えて、皮膚とナプキンの間にすきまをつくりましょう。中心部が盛り上がっている形状のものより平らなもののほうが、すきまができやすいようです。

ナプキンには表面がやわらかいもの、表面にプラスチックメッシュがのっているものなどいくつかのタイプがありますが、こすれてかゆくなる場合はやわらかいものにするほうがトラブルが少なくてすみます。その問題がない場合は、メッシュのさっぱりした感触を求めるのもよいでしょう。

出血がほとんど治まったら、夜寝ている間はナプキンを外して風通しをはかるのがよいでしょう。本格的にかゆみの出ている人は、ショーツをはかずに直接パジャマを着て寝ることをおすすめします。パジャマはぴったりしたものではなく、ゆったりしたものにします。

夏はデリケートゾーントラブルに注意!ムレ・かゆみ・かぶれの対策方法

清潔にして、洗濯にも一工夫を

デリケートゾーンの清潔を保つことも大切です。可能であれば、月経期やおりものが多いときは、局部の汗や分泌物をふきとるかトイレのシャワーで軽く流すなどしてさっぱりしましょう。ただし、腟の内側には強力な自浄作用があり、中を洗浄する必要はありません(かえって、洗わないほうがよいことがわかっています)。
また、外陰部の皮膚が傷んでいるときに繰り返し洗うとかえって炎症をおこすので、そのおそれのあるときには、ガーゼやおしぼりなどでそっと拭うだけにしましょう。
ナプキンやおりものシートはこまめに換えます。出血や分泌物の量が少なくても、長くても4~5時間たったら新しいものに交換しましょう。

下着も汚れたらすぐに清潔なものに換えましょう。また、洗濯後の下着に残った洗剤の刺激でかぶれることもあるので、すすぎは十分に行うようにしましょう。
高温多湿の日本の夏はカビにとって天国。陰干ししたり室内に干した下着をそのまま引き出しにしまうのは、かゆくなるもとです。日光(紫外線)に当てればカビ退治になりますが、それができない場合は、干した後に、短時間でも乾燥機を使う、低温のアイロンを当てるなどカビ対策を。

かゆみがある時の注意点は?

かゆいからといってかくと、さらにかゆくなって悪循環。風通しよく清潔にして、蒸れやすい局所の環境を改善するのが一番です。市販の外用薬を使うときには注意を。添付文書に「粘膜にはつけないように」と書いてあるものは、本来外陰部にはつけてはいけないのですが、そういった薬を外陰部につけてかぶれる人が多いようです。

ひどいかゆみがある場合、カンジダというカビの一種が腟内で繁殖する「カンジダ腟炎」や、別の感染症の可能性もあります。ひどいかゆみや痛みがあったり、おりものの量が増えたりしたら、早めに産婦人科か婦人科へ受診しましょう。

一方、咳やくしゃみ、スポーツなどで尿がもれてしまう人がいます。その量には個人差がありますが、決して少ない量ではありません。そういった場合は、暑い季節もパッドが手離せません。尿もれがあるのに生理用のナプキンを使っていると、皮膚障害をおこす原因になるため、尿を吸収させる場合には、尿もれ専用パッドを使うのがよいでしょう。
尿もれ専用品は、内部に生理用パッドよりたくさんの吸収材が詰まっていて、尿がしみてもパッドの表面がじめじめしないすぐれものです(ただし、血液を吸わせるのには向きません)。最近は、売り場でも生理用品の近くに尿もれ専用品を配置し、手に取りやすくしてありますから、尿もれには尿もれ専用パッドを使ってください。




トイレでおしりを拭くときは『こすってはいけない』理由

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

トイレで小をした後、ゴシゴシこすって拭いていませんか? あなたのやり方は大丈夫? トイレでお尻を正しく拭く方法をご紹介します。

知らなかった人が多数の正しいお尻の拭き方

小さい頃「女の子はトイレにいったら雑菌の侵入を防ぐために後ろから前に拭くのはダメ。前から後ろに拭きましょう」と教えられた人が多いのでは?
なんと、これは正しい拭き方ではないのだとか! そもそも、こすって拭くというのも、おすすめできないそう。トイレでおしりを拭くときにこすってはいけない理由をまとめました。

トイレでおしりを拭くときは“こすってはいけない"理由

<トイレでおしりを拭くときは“こすってはいけない”理由>

1)臭いの元になる

入り口をゴシゴシこするように拭いていると、陰部の粘膜に小さな傷ができます。そこから尿の成分であるアンモニアが侵入して、炎症が起きると悪臭に。下着が臭うと悩んでいる人は、ゴシゴシ拭いているのが原因かも。

2)トイレが近くなる

ゴシゴシこすって拭くと、水を含んだトイレットペーパーの小さなクズが膣や尿道に入り込む可能性が。これが頻尿や尿もれの原因になってしまう場合もあるので要注意です。

3)尿の拭き残しが起こる

実は、下着が臭うと悩む女性のほとんどが、尿の拭き残しによるものなのだそう。尿は周辺の肌に飛び散ったり、体の細かな溝に入り込むことも。ゴシゴシ拭いていると、表面の尿だけ取り除いて、奥に潜む尿を取り逃がす可能性が高いのだとか。これが雑菌の繁殖を招いて、臭いの元になるのです。

知らなかった正しい拭き方とは?

では、正しい拭き方とは? それは「拭く」ではなく「押し当てて吸水する」のが正解なのです! 適量トイレットペーパーをとったら、尿道付近に5〜10秒押し当てて、尿を吸い取るのが正しいやり方なのだとか。
また、トイレで用をたす姿勢にも注意すると、尿の拭き残しを防ぐことができます。洋式トイレで足を閉じたまま排尿すると、一部の尿が逆噴射して膣内に入ってしまう可能性も。すると、トイレットペーパーだけではなかなか取り除けず不潔な状態に。洋式トイレでは、足を大きく開き、前傾姿勢で排尿すると、逆噴射することなくできるそう。今日からさっそく、正しい拭き方「押し当てて吸水する」を心がけて!

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乳がんになりやすい人の特徴|月に一度のセルフチェックのやり方

【執筆者】岡野 匡雄先生

(財)東京都保健医療公社 東京都多摩がん検診センター副所長 昭和45年日本大学医学部卒業。内科研修後日本大学医学部病理学教室へ。昭和57年助教授となり米国へ留学。2年後日本大学へ復帰し、平成2年ま…

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(編集・制作 (株)法研

早期発見のため毎月の自己検診と定期的な乳がん検診を習慣に。毎年4万人以上の日本人女性が新たに乳がんにかかっている。壮年層の女性ではがんの死亡原因のトップ。

早期発見には検査が必要

10月は「乳がん月間」です。乳がん啓発活動のシンボルマークである「ピンクリボン」を目にしたことがある人も多いでしょう。今年も全国各地で、乳がん検診の普及促進をはじめ、さまざまな啓発活動を行うピンクリボン運動が、患者団体や行政、企業などによって行われています。

もともと乳がんは欧米の女性に多く、日本人女性にはあまり多くありませんでしたが、1980年代ごろから急増しはじめました。その後も乳がんにかかる日本人女性は増え続け、死亡者も年々増加しています。今や乳がんは日本人女性がかかる最も多いがんとなっており、毎年4万人の女性が新たに乳がんにかかっていると推計されています。

多くのがんは60歳すぎから急増しますが、乳がんの場合は20代後半から増えはじめ、最も多いのが40代、50代で、60代、70代、30代と続きます。30~64歳の壮年層の女性では、がんの死亡原因のトップが乳がんですから、働き盛りの女性にとって、乳がんは最も危険ながんといえます。

ほかのがんと同じように、乳がんも早期発見、早期治療が大切です。早期に発見できれば治る確率が高く、幅広い治療法が選択でき、治療後の経過もよいのです。
乳がんは硬いしこりをつくるものが多いため、早期のうちに自分で触って気づくことができる唯一のがんですが、何気なくふれて気づいたような場合は進行していることが多いのも事実。しこりが小さい早期に発見するためには、正しいチェック方法で毎月自己検診を行うことと、定期的に乳がん検診を受けることが必要です。

乳がんになりやすい人の特徴|月に一度のセルフチェックのやり方

しこりがわかる前に発見できるマンモグラフィ検査と超音波検査

しこりが2cm以下で転移もない状態で発見して治療すれば、10年生存率は約90%、それより早く、しこりとしてふれない段階に発見できれば約95%、つまりほとんど完治できるといえます。この、しこりとしてふれない乳がんを発見するのに役立つのが、マンモグラフィ検査と超音波(エコー)検査です。

マンモグラフィとは乳房専用のX線撮影のことで、視触診ではわからない小さながんだけでなく、しこりになる前の「微小石灰化」というごく初期にみられる病変も見つけることが可能です。乳房はそのまま写すと乳腺などの組織が重なって写ってしまうため、マンモグラフィ検査では透明なプラスティックの板で乳房をはさんで圧迫し、薄く引き伸ばして撮影します。圧迫により痛むこともありますが、緊張すると余計に痛みを感じやすいので、できるだけリラックスして受けるとよいでしょう。

欧米ではマンモグラフィによる乳がん検診の普及によって早期に発見されるがんが増え、死亡率も低下しています。日本では2000年から自治体の乳がん検診に導入され、40代と50歳以上の女性の「視触診とマンモグラフィの併用」は、有効性が高いことが証明されています(厚生労働省「がん検診の有効性評価」)。

超音波検査は、あまり小さい石灰化は、時に見つけることができませんが、指ではふれない数ミリ程度のしこりをみつけることができ、X線を使用しないため妊娠中でも検査が可能です。また、若い人や乳腺が発達した人の場合は、マンモグラフィよりも効果が高い場合もあります。

乳がんの危険因子をもつ人は早めに検診を

市区町村で行われる乳がん検診の場合、対象は40歳以上で2年に1回が目安ですが、自治体によって異なる場合もあるので、問い合わせてみるとよいでしょう。職場で受ける場合も実施状況は職場ごとに異なります。

乳がんは誰でもかかる可能性がある病気ですが、次のような場合はとくにかかりやすいといわれています。一つでも当てはまる人は、できれば30歳代から自主的に乳がん検診を受けましょう。

●近親者(とくに母、姉妹)に乳がんになった人がいる
●妊娠・出産・授乳の経験がない、または高齢出産である
●初潮年齢が早く、閉経年齢が遅い
●乳房が大きい
●肥満している(BMI:25以上)

自己検診は20歳代から習慣づけたいものです。月経5日目ごろから1週間以内に行うのがよく、閉経後の人は自分で日を決めて、毎月1回行いましょう。

(1)鏡で見て左右の乳房の形の違いやゆがみ、ひきつれ、乳首のへこみやただれなどがないかチェック。腕を上げた状態と下げた状態で行う。
(2)調べる乳房と反対側の手の指をそろえ、指のはらをすべらせるように、乳房の外から内に向かって全体を軽く触れていく。鎖骨の下からわきの下までまんべんなくチェック。入浴中、手に石けんをつけて行うと小さなしこりにも気づきやすい。乳房の大きい人はあお向けに寝て行うとよい。
(3)乳房や乳首を軽く絞り、分泌物が出ないかチェック。

もしも気になる異常を見つけたら、自己判断せず、すぐに乳腺科か乳腺外科を受診しましょう。

(「すこやかファミリー」法研より)

※この記事は2008年10月に配信された記事です

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女性が感じる体の乾燥。ドライシンドロームの原因とは?

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

40歳頃から体のいろいろな部位が乾燥してくる「ドライシンドローム」の原因と改善法を解説します。

ホルモンの減少で体のあちこちが乾燥しだす

年々ひどくなっていると思えるお肌の乾燥、のどのイガイガ、目のゴロゴロ、陰部の違和感……。これらはすべて加齢によって体の水分が減るなど、機能低下が及ぼす影響です。秋津医院院長の秋津壽男先生によると、これらの症状の主な原因は、更年期で女性ホルモンの「エストロゲン」が減ることなのだそう。
エストロゲンは、体のさまざまな機能を調整する役割を担っており、そのひとつが皮膚や分泌系を調整する働きです。そのため、エストロゲンの減少で、肌が乾燥するドライスキン、目が乾くドライアイ、口が乾くドライマウス、膣が乾燥するドライバジャイナが起こることに。それぞれの症状はこちらです。

女性が感じる体の乾燥。ドライシンドロームの原因とは?

主なドライシンドロームの症状

・ドライスキン

ドライスキンは、皮膚の内側は潤っているのに表面に皮脂が足りない状態。そのため、皮膚の油分を落としすぎないことが大切です。熱いお湯につかって、あかすり用のタオルでゴシゴシ洗うのは皮膚によくありません。石けんをよく泡立てて手で洗うか、石けんなどの洗浄剤を使わずにお湯で流すだけでもOK。その後、クリームなどで油分を補いましょう。

・ドライアイ

眼球の表面には常に涙が流れて、目を保湿し、角膜などが傷つかないように保護しています。ドライアイになると潤いがなくなるため目がゴロゴロします。また、目の表面についた汚れや細菌などを流すことができなくなるといった問題も。まばたきは、涙を眼球の表面に広げるために行われるので、ドライアイになると涙で眼球を潤そうと、まばたきの回数が増える傾向が。意識的にまばたきをするのもおすすめです。

・ドライマウス

口の中が乾く主な原因は、だ液の分泌量が減るため。また、鼻の詰まりや薬が原因でドライマウスになることも。まずは、どうしてドライマウスになったのか原因を知って、治療することが大事です。頰の内側を舌で刺激したり、マッサージするなどして、だ液の分泌を促すことは、ドライマウス解消に有効です。

・ドライバジャイナ

膣の中では粘液が常に分泌されて潤っていますが、女性ホルモンの分泌量が減ると、膣周辺の粘膜が乾いてきます。その結果、カサカサして痛みだし、雑菌も入りやすくなります。また、セックスのしすぎや、温水洗浄便座の使いすぎによっても起こりやすくなります。

ホルモン補充療法で改善効果が

女性ホルモンの減少で体のいろんな部位が乾燥しやすくなる、ドライシンドローム。婦人科を受診し「ホルモン補充療法」を行うことで、改善効果がみられます。また、ダイエット目的で脂質を極端に摂らない食生活を続けていると、ドライスキンに。食事でほどよく脂質を摂るのもおすすめです。
なお、こうしたさまざまな症状には、別の病気が隠れている可能性もあります。「シェーグレン症候群」という膠原病(=自己免疫疾患)で、目、口、鼻、皮膚、膣、関節など、全身のさまざまな分泌腺が侵されて乾くものです。気になる症状があったら眼科、口腔内科や口腔外科、皮膚科、婦人科、膠原病内科などを受診しましょう。

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焼肉やにんにくで疲労回復…実は逆効果!?栄養たっぷり新スタミナ回復食

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

夏に欠乏しがちな栄養素を効率よく摂れる「新スタミナ回復食」をご紹介します。

やりすぎ疲労回復食に注意!

焼肉やにんにくでスタミナ補給、お酢をジャーッとかけて疲労回復…。夏バテ解消にこんな食事をしていませんか? しかし体にいいと思っていた食べ物でも、逆に夏バテが倍増することもあると言うのは、管理栄養士の森由香子先生。たとえば焼肉は大事なタンパク質ですが、それだけでは食物繊維やビタミンCが不足します。さらに食べ過ぎると胃の機能が低下したり、腸内悪玉菌が増えて体がダル重に。

焼肉やにんにくで疲労回復…実は逆効果!?栄養たっぷり新スタミナ回復食

また、スタミナ回復のイメージが強いにんにくは、殺菌力の強さが諸刃の剣に。夏バテ状態でたくさんとると、内臓に刺激を与えすぎることにも。生にんにくなら1日1片、加熱したものは2片程度を目安に食べ過ぎないようにしましょう。

そしてお酢は疲労回復に働く一方、強い酸が消化器の負担になり、栄養がうまく吸収できないようになることも。1日大さじ1杯を目安に、かけすぎに注意して。

今回紹介する「新スタミナ食」は、これらの従来の夏バテ解消メニューではないものをご提案。ダルさのモトになる疲労物質を排出する食材をとったり、疲れによって体内で大量消費する成分を補うことで、夏のスタミナが戻ります。また、毎食しっかり炭水化物をとると、すぐエネルギーに変わるのでバテにくくなります。冷房バテや食冷えバテなど、さまざまな夏バテに効く“パーフェクト食”をご紹介します。

これが「新スタミナ回復食」

○ アスパラギン酸が“疲労毒”を排出「もやし炒め」

もやしに豊富な「アスパラギン酸」は、老廃物のアンモニアを排出して、疲労をストップ。火を通しすぎると栄養素が流れ出るため、サッと炒めるのが◎。さらに、わかめの味噌汁と組み合わせると効果がアップ。アスパラギン酸とカリウムは、栄養吸収を互いに助け合う仲良し食材。カリウムたっぷりのわかめ、腸内環境を整える味噌を使ったシンプルな味噌汁を。

○ たっぷり「タウリン」が夏バテ疲労を解消「シーフードマリネ」

魚介には、栄養ドリンクにも入っている「タウリン」がたっぷり。内臓の機能が高まり、スムーズに血液が巡って、よく動ける体に。エビやイカ、タコ、ホタテなどを、疲労物質に働く酢をあわせて、さっぱりマリネに。

○ 最強の組み合わせで夏疲れスピード回復「豚肉じゃが」

「肉じゃが」に豚肉を使うと、疲れをとるおかずに早変わり。豚肉のビタミンB1が、血流をよくする玉ねぎの成分と結びつき、回復スピードがアップ。豚肉のアスパラギン酸とじゃがいものカリウムのタッグも、老廃物排出に効きます。

○ ミネラル不足の体に速攻エネジーチャージ「塩おにぎり」

ダルくて動けないときに、速攻で効くのが塩おにぎり。炭水化物を抜くと、酵素をたくさん消費してお疲れ体に。塩おにぎりはすぐエネルギーに変わるため、動ける体が復活。また、汗で流れたミネラルを補給するために塩をプラス。

○ 亜鉛補給で夏ストレスに勝つ「トマト納豆」

不快な暑さや不眠など、ストレスが長く続くと血中から「亜鉛」が減少して疲れが抜けない体に。スタミナキープには、手軽な納豆で亜鉛を補給するのがおすすめ。ビタミンCを含むトマトと混ぜ、亜鉛を効率よくチャージ。

○ バテた体に効く鉄分をビタミンCがサポート「ゴーヤチャンプルー」

女性に多い鉄分不足は、倦怠感のもと。卵に含まれる鉄分は、単体では吸収されにくい「非ヘム鉄」ですが、ビタミンCと一緒に摂ればスルリと体内へ。ビタミンCが豊富な夏野菜のゴーヤと、卵を合わせてチャンプルーに。

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蚊に刺されやすい人の特徴とは? 簡単にできる!蚊に刺されない方法

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

キャンプ場など蚊がたくさんいる場所に行った時、蚊に刺されやすい人とそうでない人がいます。その違いと、蚊に刺されないようにする対策をまとめました。

雨水のたまったバケツを放置すると蚊の発生地に

蚊取り線香などのイメージから、蚊といえば夏と思われがちですが、近年は秋まで活発に活動しているそう。というのも、蚊が最も盛んに活動するのは、25〜30度と言われています。いまどきは温暖化で秋になっても暑さがおさまらず、蚊がいつまでも活動しているので、要注意です。

蚊に刺されやすい人の特徴とは? 簡単にできる!蚊に刺されない方法

蚊は、刺されるとかゆくなるだけではなく、感染症を媒介する危険な虫。昨今ニュースになったデング熱やジカ熱なども、蚊の媒介によるものです。予防するためにも、蚊の発生源をなくす対策を。

まず、蚊の幼虫(ボウフラ)は、水の中に生息しています。そのため、家のまわりに雨水の溜まった古いバケツ、空き瓶、植木鉢などがあったら、中の水を捨てて乾燥させましょう。側溝や家の雨どいのつまり部分に生息している場合もあるのでチェックを。

また、体温が高い人、黒い服を着ている人、運動後や飲酒後・入浴後の人が蚊に刺されやすいとされています。外出の際は、黒い服を避けるなどの対策をして。そして、アウトドアなど明らかに蚊が生息する地域に行くときは、長袖長ズボンを着用し、虫除けスプレーも使って対策をとりましょう。また、昨今では、下記の方法が蚊の対策に効果があると話題になっています。

いま話題! 簡単にできる蚊にさされない方法

○足首から下をアルコールでよく拭く

京都教育大学附属高校の田上大喜くんが独自の研究で発見したことによると、蚊に刺されやすい人は足の常在菌の種類が非常に多いということがわかりました。常在菌とは、人の皮膚に存在する菌で、体を外の菌から守るという役割もありますが、これが蚊を呼んでいる場合もあるということ。そのため、足をアルコールのついたティッシュでふきとり、菌を減らすことで蚊に刺さされる回数を減らすことできるのだそう。

田上くんが実験した結果によると、蚊の多い裏山でふだん通りの時と、アルコールで足を拭いた時の蚊に刺される回数を比較した結果、足をふいた方が1/3まで蚊に刺される回数が激減。持続期間は不明ですが、足をアルコールで消毒するほか、石鹸で足と足の指の間をよく洗うことも効果があるそう。

○ビールや炭酸水を部屋に置く

蚊は、人から発せられる匂い、熱、炭酸ガスに反応して近づいてくることがわかっています。部屋に飲み残しのビールや炭酸水などを置いておけば、そちらに蚊が反応して、蚊に刺されにくくなります。ただし、屋外では蚊を寄せ付けてしまうので、室内に蚊がいる場合の対策として取り入れて下さい。

○ハッカ油スプレーをふきかける

ドラッグストアで販売されているハッカ油には、防虫効果があります。これは、ハーブのミントを乾燥させて抽出した植物オイルのこと。これを無水エタノール10m、精製水90ml、ハッカ油20〜30滴と混ぜれば、虫除けスプレーに。なお、プラスチックを溶かすことがあるので、ポリエチレン製(PE)のボトルか、ガラスボトルでスプレーを作りましょう。また、ハッカ油が混ざりにくい場合は、先に無水エタノールとハッカ油を混ぜてから、水を入れるとよく混ざります。体に吹きかける時は、刺激が強いので目や口、鼻などの粘膜に入らないように注意して使ってください。またハッカ油は、猫が苦手な成分なので、ペットに猫を買っている人は使用を避けて。

○扇風機を使う

蚊は、時速2.4キロメートルとかなり遅い速度で飛んでいます。扇風機を人に向けてつけると、蚊が扇風機の強い風に負けて、人に近づくことができなくなるため、蚊に刺されるのを防げます。また、風により人の存在を感知する毛状感覚子という器官の働きを混乱させることができるため有効です。蚊に刺されやすいタイプの人は、扇風機の風が当たりやすいところを選びましょう。

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