若い女性に急増する摂食障害-“食べては吐く”を繰り返す理由は?

【お話を伺った人】鈴木(堀田) 眞理

政策研究大学院大学 保健管理センター 教授 1979年長崎大学医学部卒業後、東京女子医科大学の研修医を経て、1985年から2年間、米国ソーク研究所神経内分泌部門に留学。東京女子医科大学内分泌疾患総合…

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(編集・制作 (株)法研

心の問題が原因で食行動が異常になる。回復にはストレスとのつき合い方と家族のサポートが大切。

拒食症、過食症とはどんな病気?

摂食障害は先進国に多くみられ、日本でも若い女性に急増して大きな問題となっています。主に思春期から20代の女性にみられますが、最近は男性にも増えています。
摂食障害には主に拒食症(神経性食欲不振症)と過食症(神経性大食症)とがあります。拒食症は、異常にやせてもまだ太っていると感じて体重が増えることを強く恐れ、やせを維持しようとします。一方過食症は、食べたい衝動が抑えられず、短時間に大量の食べ物を食べますが、あとでそのことを後悔して憂うつになったり、太ることを恐れて吐いたり下剤を使ったりします。

拒食症、過食症とも症状は患者さんによってさまざまで、拒食症から過食症に移行したり、両方を周期的にくり返したりすることも少なくありません。いずれも心理的な問題が原因で食事のコントロールが困難となり、体や心にさまざまな問題を引き起こす、軽視してはいけない病気です。摂食障害の治療と改善には、この病気を理解することが大切です。ここでは、拒食から始まって過食と嘔吐(おうと)をくり返すタイプを中心にみていきます。

頑張り屋さん八方美人は注意!

摂食障害の発症にはストレスを適切に対処する能力が大きくかかわっています。ストレスによって血圧が上る、不眠や気分が落ち込むなど、体にも心にも異常をきたすことはよく知られています。進路や人間関係など思春期・青年期特有の挫折体験を乗り越えられないとき、やせることに没頭するとつらさから逃れられるような錯覚に陥ります。実際に、やせると、つらいと感じる感受性が鈍くなり、嫌なことにも耐えられるようになります。過食はアルコールにも似て、食べている最中は嫌なことを考えないで済むという一時的な逃避の効果が得られます。
負けず嫌いで完璧を求めやすい人は挫折をストレスと感じやすく、発病のきっかけになりやすいでしょう。八方美人でNoを言えない人もストレスをためやすいでしょう。やせると自信を持てるような社会的風潮があり、挫折を感じた女性がダイエットに走りやすいことも、近年の摂食障害患者の増加を後押ししていると考えられます。

拒食症患者の食への執念は深い―肥満の恐怖と飢餓

拒食症の約50%はダイエットがきっかけで発症し、ほかは過労や体調不良などで食欲不振になり、やせ始めてからは太るのが怖くて食べられなくなっていきます。しかし体は餓えているため、食べ物のことばかり考えたり、自分は食べないのに家族に無理に食べさせたり、大量の食べ物を隠し持ったりと、「食」に執着し生活すべてが「食」に振り回されるようになります。約半数は食欲に負けて過食をし、過食の後吐いたり下剤を乱用したりします。そして、肥満への恐怖と飢餓との間で悪循環が生じ、次第に抜け出せなくなっていきます。

痩せすぎ・過食嘔吐のからだへの影響

異常にやせたり過食と嘔吐をくり返したりすることで、体と心には次のようなことが起こってきます。

<やせすぎによる影響>

●体の問題

・無月経
・低血圧
・貧血
・冷え症
・うぶ毛の増加
・便秘
・むくみ
・しびれ
・腹部不快感
・肝臓や胃腸障害
・不眠

これらは体重が回復すれば改善するが、栄養失調状態が長期に及ぶと脳が萎縮したり、生殖器の発育や将来の妊娠に支障が出たり、骨粗しょう症の危険が高まる。成長期では低身長になることも。標準体重の55%以下(身長160cmの場合29.7kg以下)になると、全身が衰弱して命にかかわるため入院治療が必要。

●心の問題

・集中力や判断力の低下
・情緒不安定
・強い不安感
・カッとしたり、生きていることがつらい
・自分はだめな人間、生きている価値がないように思える

<過食・嘔吐による影響>

●体の問題

吐くときは食べた物だけでなく、胃液など大量の消化液、ナトリウムやカリウムなど体に必要な電解質も一緒に吐き出している。その際、胃酸で食道があれて逆流性食道炎になったり、胃酸が歯と歯ぐきを傷め、後に総入れ歯になる人もいる。また、低カリウム血症から不整脈やけいれん発作を起こし、死亡することもある。

●心の問題

大食中は何も考えない解放感があり、吐くと嫌なことがすべて排除できるような錯覚があるのでやめられなくなる。しかし、大食後の抑うつ気分は必ずセットで起こり、自己嫌悪や罪悪感に襲われる。

こうしたことが起こっても本人には病気という意識がなく、また無理に食べさせられて体重が増えるのを恐れ、受診をいやがりますが、進行すると脳や消化器の機能低下によっても食べられなくなります。月経が止まるほどやせた場合、周囲が早めに受診させることが大切です。受診先は精神科、心療内科のほか、摂食障害専門外来がある病院もあります。症状によっては、初めは内科や婦人科に相談してもよいでしょう。

治療にはカウンセリングなど心のケアが必要

摂食障害の治療は、背後にある心の問題に気づき、拒食や過食が不適切なストレスの対処行動であることを認知し、適切に対処する力を学ぶために、心理療法(カウンセリング)を行います。カウンセリングはこれまでの考え方や行動を変えるというつらい作業を伴うため、それに耐えられる体力と思考能力が必要です。そこでまず、病気のメリット、デメリットを説明し、栄養指導や栄養療法で体重を増やすことから始め、体重が35~40kgを超えてから、本格的に心の問題に取り組みます。
食べることへの強い不安やうつ症状に対して抗うつ薬が、胃もたれや便秘に対し胃薬、便秘薬が処方されることもあります。

患者の家族のサポートも重要

摂食障害の治療には、専門家が行う治療とともに、身近にいる家族(親)などのサポートが大変重要です。摂食障害から回復した人の多くが、家族や周りの人が見捨てず支えてくれたことが大変ありがたかったと言っています。
どうしても家族の場合、育て方が悪かったのでは、何がいけなかったのかなど原因探しをしてしまいがちですが、問題はどこの家庭にもあるようなささいなことであることが多く、過去の原因を探しても意味はありません。大切なのは、今困っている娘(息子)をサポートすること。その第一歩は、家族が病気と本人の気持ちを正しく理解することです。食べないのはわがままではなく、食べすぎるのは「意志が弱い」からではなく、病気(肥満への恐怖と飢餓の悪循環)のせいであること、そして症状の背後にある本人のつらい気持ちを理解する。それによって異常に見える行動を理解し、問題に対処しやすくなります。

黙って見守ることも大切―4つのポイント

子どもの行動を責めても効果がないばかりか、かえって追いつめてしまうことになります。ゆっくり休ませてエネルギーが満ちてくるまで待つという姿勢が大切です。ただ見守ることは家族としてはつらいことですが、一番効果があるといいます。
回復には年単位の時間が必要です。安心して休める療養の場に家庭がなれるよう、次のようなことを心がけ、ゆっくりあせらず病気とつき合うことが必要です。

●まずは当面のストレスを取り除いて休ませる
●食事と体重には口出ししない
●本人がほっとできる環境を整える
●甘えたい気持ちを受け止める

<参考ホームページ>
摂食障害の理解と治療のために

※この記事は2010年7月に配信された記事です



わたしも当てはまるかも?『コミュ障』の人に多い5つの特徴

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

コミュニケーションをとるのが苦手な人、取れない人をネットスラングで「コミュ障」といいます。増加傾向にあるという「コミュ障」の特徴をまとめました。

会話が続かない・大勢が苦手な人が多い

人とうまくコミュニケーションをとることができない「コミュニケーション症」。言葉の意味はわかっていても、相手や状況に合わせることができず、コミュニケーションをとるのが難しいのが特徴です。発達障害の言語症や、ADHDと併発している人もいます。この「コミュニケーション症」のほかに、最近ネットスラングで「コミュ障」という言葉を見かけるようになりました。「コミュ障」とは、重度の人見知りで人づき合いが苦手、会話が続かない、異性と話すのが苦手、話そうとするとどもってしまうといった傾向のある人のこと。こういった「コミュ障」の人の特徴をまとめました。

わたしも当てはまるかも?『コミュ障』の人に多い5つの特徴

人間関係がうまくいかない“コミュ障”の人の特徴5つ

1)友達が少ない・いない

コミュニケーションが苦手なため、友達を作るのが苦手です。友達は多いほうではなく、ほとんどいない場合も。学校や会社などに一応友達はいても、その輪の中にいるだけで、会話をあまりしません。また、空気を読もうとしすぎてしまう、変な発言をしないように気をつけなければなど、余計な心配をしすぎることで、さらにコミュニケーションがとれなくなってしまいます。

2)人と目を合わせて会話しない

相手の目を見て会話をするのが苦手です。一般的に二人だけで会話をするのであれば、しっかりと相手の目を見て話をします。「コミュ障」の人は、こちらから目を合わせようとしてもそらす、なんとなく目線より下を見ているという場合も。相手にとっては「この人は私と会話したくないのかな」という感覚になるため、あまりいい印象を与えません。そのため、どんどん人づき合いのチャンスが減ってしまいます。

3)友達の集まりに参加しない

「コミュ障」の人は、大勢で集まるのを避ける傾向に。大勢での会話は、テンポが速く、発言のチャンスがなかなかつかめません。それに加え、自分でも「何か話さなきゃ」と焦るため、より会話が楽しめなくなります。「つまらなそうに見られないように」ということにも気を配るために、大勢の集まりの後はどっと気疲れが押し寄せることに。こういった経験から、友達との集まりも苦手になり、誘われても断ることになってしまいます。

4)一方的に話してしまう

コミュニケーションは、相手の会話を聞き、こちらも話すという相互関係で成り立っています。一方が話してばかりだと、相手も疲れてしまうもの。「コミュ障」の人は、会話が苦手なのですが、自分の得意分野だけは饒舌になる人も。あまりに一方的に話してしまい、相手にひかれることもあります。

5)ネットだと話せる

対人での会話は苦手ですが、ネットだと会話ができるという人が多数。相手の顔色を気にしなくていい、会話よりも話すテンポが遅いために考えをまとめることができる、現実社会ではないので嫌われたらどうしようという恐れが少ないなど、いろいろな要因が。もともと「コミュ障」の人は、自分の好きな得意分野を持っている人も多く、そういったことをネット上で披露している人も。

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心理カウンセラーが語る、絶望的な気持ちから抜け出す方法

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【執筆者】ピースマインド・イープ

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心理カウンセラーが語る、絶望的な気持ちから抜け出す方法

絶望的な気持ちの状態

誰でも人生の中で何度かは、「もう、どうしたらいいのか分からない」、「八方ふさがりだ」と感じることがあるのではないでしょうか。「こうなったらいいのに、道がない」、「こうしたいのにできない・・・」。そう思うと絶望的な気持ちになりますよね。あまり長い間、そのようなストレスを感じていると、時に、うつ状態に陥ってしまうことさえあります。

恋愛や結婚、仕事や友人関係、さまざまな悩みを抱えて私たちは生きています。自分ひとりの力じゃどうにもならないことがたくさんあるからです。いくらたくさんの人が周りにいても、自分の気持ちを分かってくれる人がいない、そう感じた途端、いろいろなことが苦しく感じられませんか?そんなとき、自分の気持ちひとつで逃げ出すことができたら、現状を変えることができたら、どんなに楽でしょう。でもそれが、とっても難しいことなんですよね。

「暗闇」の中で周りを見るということ

ところで、身近な体験として、夜仕事から帰ってきて、明かりのない部屋に入った瞬間や、明るい部屋にいるとき、突然電気が消えて真っ暗になってしまったときなど、何を感じますか?多くの人は「暗い」、「何も見えない」と感じますよね。見慣れた部屋にいて、何がどこにあるのか分かっていても、「暗闇」の中では不安になったり心細くなったり、得体の知れない恐怖などがこみ上げてくるかもしれません。「見えない」ということが与える心理的影響は、かなり大きいと言えそうです。この「暗闇」での状態は、行き詰って「先が見えない」と感じてしまう状態と似ていると思いませんか?

たとえば恋人や家族、親戚に職場の人間や友人、仕事、取引先、自分の周りには顔見知りだったり親しかったり、身近なことだったりと、自分の生活に慣れた「しがらみ」ばかりあります。しかしその中で、どうすることもできないと感じてしまうとき、つまり「強く孤独を感じてしまうとき」や「気持ちの行き場がない状態」など、「暗闇」と同様、とても強い「不安」や「息苦しさ」を感じることと思います。もし暗闇なら光が少しあるだけで安心できるでしょうし、孤独感や行き場のない苦しさは、誰か一人でも心から信頼できる人がいれば、かなり和らぐことでしょう。進む道がないという八方ふさがり状態だって、自分の心に一筋の希望が持てれば、また状況は変わっていくことでしょう。

言うのは簡単!と、思われるかもしれません。でもちょっと試してみてください。夜、明るかった部屋の電気を消した瞬間、そこが本当に「何も見えない暗闇」なのかどうか。不安な気持ちのままでもかまいません、じっと数分目を開けたまま周りをよく見渡してみましょう。「暗闇」に目が慣れてきて、うっすらいろんなものが見えてくるようになります。普段気にしないような音やかすかな光にさえ、きっと気がつくことでしょう。そんなころ、気持ちは少し落ち着いてきて、「さて、どうしようか」と考えられるようになるかもしれません。そして今度電気をつけたときは、消す前よりももっと明るく感じることでしょう。それが「道を見つけたとき」の気持ちに似ているように思います。

一筋のかすかな光

普段気がつかない一筋の光に気づくこと、それがきっと「行き詰まり」の状態から抜け出す方法なのではないかな、と私は思っています。そのためには、どんなときでも「必ず目を開けて、周りを見ながら落ち着いて待ってみる」ことが大切なのかもしれません。どんな憂鬱な「しがらみ」の中にも、きっと一筋のかすかな光があるはずです。あなたにとってのその「光」を、焦らず、心を落ち着かせて、目をじっと開きながら探してみてほしいと思います。

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ストレスが余計に増える考え方のクセ5つ|ストレスコントロールのコツ

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ストレスが余計に増える考え方のクセ5つ|ストレスコントロールのコツ

あなたはどのような思考のクセがありますか?

自分の「思考のクセ」について考えたことはありますか?ストレスの原因は様々ですが、「思考のクセ」がストレス源になっている場合があります。合理的に考えられなくなると、ストレスを溜めてしまうことが多いようです。「ネガティブな思考は、性格だから変えられない・・・」とあきらめてしまわずに、まずは自分のクセを発見していきましょう。

1.全か無か

物事を何でも極端に、白か黒のどちらかに分けてとらえ、一つミスがあればすべて失敗してしまっていると思っていませんか?自分に対しても人に対しても足りない部分に目が向いているために、いつまでたっても満足が得られません。

「完全に失敗だ」「ぜんぜんダメだ」「全くうまく行かない」と考えてしまったら、失敗したことより、その状況でもうまくいった部分に目を向けてみましょう。「これだけできている」と自分を認めてから、うまく行かなかったことを今後の課題としてとらえていきましょう。

2.一般化のしすぎ

たまたまよくないことが起きると、いつもそうなると感じてしまい、それにこだわっていつまでもクヨクヨしてしまうことはありませんか?悪い出来事を必要以上に大きいこととして受けとめるため、ネガティブな感情も必要以上に大きくしてしまうようです。

「いつもうまく行かない」と思ってしまったら、本当にいつもうまく行かないのか、立ち止まって考えて見ましょう。過去にはうまくいったことも沢山あったはずです。よくない出来事だけを大げさにとらえるのではなく、「いつもそうとは限らない」「よいこともある」と唱えてみましょう。

3.こころのフィルター

よくない事実にばかりこだわる結果、その他のよい事実がみえなくなってしまうことはありませんか?何事もネガティブにとらえるため、自分には不幸しか起きないと感じて、つい憂鬱な気分に陥りやすくなってしまいます。

「いいことなんてまったくない」「私は不幸だ」と思ったら、ネガティブに偏った関心にとらわれずに、現実の出来事を公平に、そして客観的にとらえていきましょう。悪いことばかりではありません。「不幸なできごとばかりに気をとられすぎなのかもしれない」と振り返ってみましょう。

4.マイナス思考

良いことや自分の成果を過小評価したり、無視してしまうことはありませんか?マイナス思考になっていると、何でもないことや良い出来事まで、悪い出来事にすり替え、すべて否定的に考えてしまうのです。

「こんなの、たいしたことない」「まぐれだから」と考えそうになったら、自分の努力を素直に評価し、よいできごとを積極的に認めて、肯定的に受け入れてみましょう。もっと素直に自分の成果を喜びましょう。「がんばってるじゃない」「うまくできてうれしい」など、声に出して言ってみませんか?

5.先読みのしすぎ

相手が自分を嫌っているのではないか、悪く思っているのではないかと勝手に思い込み、相手を遠ざけてしまうことはありませんか?相手の気持ちの先読みをしてしまうと、相手がどう見ているのか、その評価ばかり気にしてしまいます。「きっと相手は~と考えてるに違いない」「~と思われているのでは・・」と不安になったら、一旦その思考をストップして、自分に対して肯定的に考えるようにしてみましょう。「相手が~と考えているかどうかはわからない」「(もし相手が自分を悪く思おうと)自分には自分のよさがある」など、自分を評価する基準を自分に戻してみましょう。

あなたはどんな思考のクセを持っているでしょうか。自分が陥りがちな思考のクセを知っておくと、いざというときのストレスコントロールに役立ちます。同じ出来事に遭遇しても、とらえかたは人それぞれ。自分を責めて、苦しくさせてしまうのではなく、自分を成長させるための出来事ととらえられるようになるると良いですね。

※この記事は2007年10月に配信された記事です

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不幸体質の原因とは?幸せを呼びこむ人になる秘訣

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【執筆】岡部淳子カウンセラー

ついてないな、と思う時、あなたはどうしてますか?

「なんとなく最近ついてないな」とか、「この頃うまくいかないことばかりで…」などと思うことってないですか?
ちょっとした不運の連続や、思い通りに事が進まない時期というのは、誰にだってあるものですよね。生まれてから死ぬまでずっとバラ色に彩られていたとしたら苦労はないけれど、そんなことなど、どんな人の人生にもあり得ないのではないかと思います。

そんな時をあなたはどう過ごしていますか? 少し休暇をとって心も体もリフレッシュさせるのもいいですし、自分の大好きなものに触れて元気のパワーをもらうこともできますよね。時には、占いのページを開いたりバイオリズムに説明を求めて、自分を納得させることもあるかもしれません。そしてたいていは、そんなふうにして自分を元気付け、心に力を蓄え、再び訪れる“良い時期”を迎えることができるものだと思います。

けれどもし、そのように自分の心を元気付けたり納得させたりしても、前へと進む力が出なくなってきているとしたら・・・“ちょっとした不運”や“少しの間だけの辛抱”で説明できないくらいに、どんどんとひどい状況に自分が引き込まれていっているのだとしたら・・・そんな時は、少し立ち止まって考えてみてほしいなと思います。その悩みや辛さは、もしかしたら、最初のほんのささいな不運な出来事に、あなたが必要以上に落ち込んでしまい、そのことがきっかけでその後プラスの考え方ができなかったり、前向きな展望を持てなくなったことが原因で、起こっているのかもしれないからです。

あなた自身が自らを不幸の磁石にしていませんか

たとえば、ある時合コンに出かけたとします。好みの男性が参加していたので、勇気を出してアピールしてみたけれど、彼は他の女性のほうに興味があるらしく、そっけない対応が返ってきてしまいました。それは本当にたまたまであって、あなたにとっては長い人生のなかでのささいな不運でしかないのですが、そこで、「ああ、やっぱり私は魅力がないんだ。」「私になんかどうせ彼氏はできないわ。」といったように考えてしまったとしたら、その後の考え方も行動も狭められてしまいますよね。自分に魅力がないと思ってしまっているあなたは、輝かなくなってしまいますし、彼氏ができないと思い込んでいるあなたには、恋愛のチャンスはなかなかやってこないかもしれません。

そして、こういったことは、恋愛に限らず仕事にも他の人間関係にも、同じように起こりうることなのではないでしょうか。自分は駄目だと思い、何が起こってもマイナスに考え否定してしまう・・・それはまさに、あなたが自分自身を、“不幸の磁石”にしてしまっているということなのだと思います。そしてまた、こういった状況は、「不幸が不幸を呼び…」とか「不幸体質」などと、表現されたりもします。何かひとつ不幸が自分に訪れると、それが他の不幸の引き金となってしまっているような、あるいは、なぜか自分にばかり不幸がどんどんと吸い寄せられているような、そういった状況を言うのだと思います。

けれどもしそのように、不幸が不幸を呼んでしまっていたら、その輪を断ち切ればいいのですし、不幸体質ならば、その体質を改善すればいいのではないでしょうか。あなたには、何か理由もなく自分が不幸の磁石になっているかのように思えるかもしれませんが、実際は、他でもないあなた自身が、自分をそのようにしてしまっているに過ぎないのだと思います。つまり、こういった状況は、いくらでも自分の考え方次第で変えることができるはずなのです。

あなた自身が幸せ磁石になる方法

先ほどの例で言えば、一番最初のほんの小さな不運の時点で、考えをマイナスの方向に向けるのとは反対に、「今回はだめだったけど、次があるわ。」と思い、「私の魅力が伝わらなかっただけ。わかってくれる人はまたどこかにいるはず。」と思うようにしてみるのです。(極端かもしれませんが、「私の魅力がわからないなんて、たいしたことないわね。」くらいに思ってもいいかもしれません。) そして更には、「今回うまくいかなかったのは、もっと素敵な人に出会うためなのかな。」とまで思えるようになるのであれば、最初の不運に負けて自分のこれからの可能性を閉じてしまうようなことは、きっと起こらないはずではないかと思います。

つまり、幸せを引き付ける“幸せ磁石”になればいいのですよね。幸せは、「やっぱり、どうせ、~なんか」と、自分の可能性に対して心を狭めている人のところには、なかなかやって来ないのかもしれません。そういった考え方を捨て、人生に起こる辛い出来事苦しい出来事にも、何か感謝できることや学べることを見つけて、明るい気持ちで歩き続けることができる人には、幸せは引き寄せられてくるはずだと思います。幸せといったものが形としてあるのではなく、幸せを感じ取れる心があるかどうかで、幸せになれるかどうかが決まるのですものね。人生に起こるいろいろな出来事から、マイナス要因ばかり見つけて暗い気持ちになるか、プラス要因を見い出して明るい気持ちになるかは、あなた次第。幸せに満たされたあなたの心が、また別の幸せを呼ぶ・・・そういった幸せ磁石に、あなた自身がぜひなってくださいね。

※この記事は2007年1月に配信された記事です

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ゲームがやめられない『ゲーム障害』とは?本人に自覚がない場合も…

ゲームにのめりこみ、生活に支障が出てしまう「ゲーム障害」。WHO(世界保健機関)が新たな疾患として追加したことが話題に。その疾患についてまとめてご紹介します。

「ゲーム障害」について世界ではさまざまな議論が

いま、インターネットのゲームに熱中しすぎて、生活に支障がでている人が急増しています。WHO(世界保健機関)が、新しい病気として「ゲーム障害」を国際疾病分類に追加したことが大きな話題に。定義としては、オンラインゲームなどに熱中しすぎて生活に支障がでるというもの。アメリカや韓国では、長時間ゲームを続けた結果、下半身がうっ血して、死亡した事例も報告されています。
ただし、ゲーム障害の研究は対象や方法に一貫性がなく、診断の判定ポイントも示されていないことから、今回のWHOの決定に異議を唱える専門家も。「ゲーム障害」に関して、世界でさまざまな議論が沸き起こっているのです。

ゲームがやめられない『ゲーム障害』とは?本人に自覚がない場合も…

子どもは大人より依存しやすい

ネット依存の専門診療を日本で初めてスタートさせた国立病院機構久里浜医療センターの発表によると、ネット依存の専門外来を受診する患者の90%は、ゲーム、それもほぼ全てが、オンラインゲームに依存しているとのこと。患者で最も多いのが中学生や高校生で、約半数にも及ぶそう。平均年齢は19歳で、さらに低年齢化するとともに、30代40代の患者も増えているといいます。
中高生に多いのは、大人に比べて理性がきかないということが背景にあります。理性を司る脳の部位は、年齢とともに成熟するもの。未成年の頃は大人に比べると理性の脳の働きが低いため、依存しやすいそう。依存行動がひどくなると、よりこの脳の働きが悪くなり、さらに依存しやすいという負の連鎖に陥ります。
また、ゲームに依存しやすい背景には、オンラインゲームの特徴である仲間と協力してゲームをクリアするというところにあります。仲間を作りプレイしていくと“自分は必要とされている”と感じやすくなります。実社会でうまく人間関係を構築できなかった人は、よりゲームにのめり込むようになるのだとか。また、ギャンブル性のある課金システムは高揚感を与え、依存につながる原因のひとつになります。

日常生活よりもゲームが優先になると障害に

ちなみに、「ゲーム障害」は、長時間ゲームをすること自体が病気というわけではなく、ゲームをやりすぎることで人間関係や仕事などに大きな問題が起きている場合にゲーム障害と診断されやすいとか。例えば、ゲームをする時間や頻度がコントロールできない、日常生活よりもゲームが優先で、家庭、会社、仕事、学業などに重大な支障がでているなど。こういった症状が1年以上も続くと「ゲーム障害」と診断される可能性が高いとされます。
しかし「ゲーム障害」や「ネット依存」は自己判断が難しいもの。新しい疾患だけに、診断基準も明確になっていません。
国立病院機構久里浜医療センターのHPでは、アメリカのKimberly Young博士によって作成された「インターネットの依存度テスト」の翻訳版が公開されています。気になる人は、チェックしてみましょう。

出展:http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/289702.html

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