乾燥する季節、あなたの肌に透明感を宿らせる方法。
乾燥、古い角質、血行不良、メラニン、糖化……。肌から透明感を奪っている原因をチェックし、ケアしよう!

透明感は、血行よくみずみずしくハリのある健康肌から生まれる

夏が終わっていきなり気温が下がり、空気が乾燥すると、肌も一気にカサカサになります。カサカサにしぼむと、顔中に無数の小じわができ、透明感を失い、老けて見えるんですよね。ところでよく言われる、肌の「透明感」って何だと思います? 肌色のことじゃない。色白でも透明感のない肌もあれば、色黒でも透明感のある肌もある。透明の反対は濁り。濁った肌色を、くすみと呼びます。透明感とは、光が肌を透過して、内側から輝くような光を放つことをいうのだと思います。

この光を阻む原因がいくつかあります。まず水分が肌の内側にたっぷりなければ、光が透過できません。また、血行がよくないと肌はくすむので、透明感が出ません。そして肌のキメが整って、ハリがなければ、光が乱反射してしまい、やはり透明感は生まれません。
つまり、透明感は血行がよくみずみずしく、ハリがありキメの整った健康的な肌でなければ生まれないのです。美肌=健康肌=透明感のある肌、なわけ。

冬は紫外線も弱まり、みんな一段階肌色が白くなりますが、そんなことで喜んではいられない。むしろ乾燥で肌が白っぽくなると、透明感が消えるのですから。

肌が硬く黄ぐすみが気になるときは、肌の「糖化」かも

では、具体的にどういうケアをすればいいかです。
まず、乾いた肌に水分などの潤いを補給すること。つぎに肌から水分が蒸発しないよう、肌表面を油分のある乳液やクリームで保護すること。これらはキホンのキ。シミやくすみなどの色素沈着が気になる人は美白コスメも、もちろん有効。

また肌表面がごわつき、いくらスキンケアをしても肌がふっくらみずみずしくならないなら、肌表面に本来は剥がれるべき古い角質が溜まっている場合があります。そんなときは夜のお手入れ時に、角質を優しく取り去るローションなどでふき取って、そのあと保湿する。これを1週間も続けると、肌が変わってくると思いますよ。

さらに、以前に比べて肌が硬く、とくに黄ぐすみが気になるという場合、肌の「糖化」が考えられます。これは昨年くらいから一般的にもクローズアップされている、肌の老化要因です。「糖化」とはタンパク質に糖がくっつく現象で、糖化が起こると真皮のコラーゲン繊維などタンパク質が劣化し、硬くなり、黄ばんでくるのです。さらに糖化は真皮だけでなく、表皮でも起こること、また紫外線に当たると糖化が進むことなどが、最近の化粧品メーカーの研究でも明らかにされています。

最近ではこの糖化を防ぐエイジングコスメも続々と開発されているので、黄ぐすみと肌の硬化が気になるなら、チェックしてみてください。

コントロールカラーがくすみのカバーと透明感を同時にかなえてくれる

さて、透明感はメイクで出すことも可能です。ただし、色の明るいファンデーションを使っても、残念ながら肌のくすみを十分に消し去ることはできません。というのも、くすみとファンデーションの白が重なるとグレーになって、顔は白っぽいけれど顔色が悪くなるからです。

ではどうすればいいか。まずとっても重要なのは、メイク直前に乳液や美容液、べたつきの少ないクリームなどで十分に保湿をすること。メイクは肌が乾燥していると、白浮きして老けて見せます。メイクで透明感を出すときも、肌の潤いは不可欠なんです。

そのあと、ややオレンジがかったピンク系の色つき下地(コントロールカラー)を使うのが正解。ピンクは肌に透明感を与え、オレンジは肌のくすみを相殺する効果があるので、くすみのカバーと透明感を同時にかなえてくれるのです。そのあとファンデーションを薄くのばせば、ナチュラルで透明感のある肌の完成。ドラッグストアなどでも手に入るので、ぜひ試してみてください。

美肌は透明感が命。自分の肌から透明感を奪っている原因は、乾燥なのか、古い角質なのか、血行不良なのか、メラニンなのか、糖化なのか…。チェックしてケアすれば、必ずあなたの肌にも透明感が宿りますよ。

(編集・制作 (株)法研)
※この記事は2010年11月に配信された記事です
山崎 多賀子さん

【執筆者】山崎 多賀子さん

美容ジャーナリスト 美容、健康に関する幅広いジャンルで長年取材を続ける。自らの乳がん体験から、各種NPO団体でのサポート活動、講演やがん患者対象のメイクセミナーにも力を注ぐ。NPO法人CNJ認定乳が…

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