UVケアの前に自分のスキンタイプをチェック!|紫外線対策の基礎知識

【お話を伺った人】須賀 康先生

順天堂大学浦安病院皮膚科学教室 教授 1992年順天堂大学医学部大学院卒業、95~98年米国テキサス州ベイラー医科大学に留学。帰国後は順天堂大学皮膚科の講師、助教授を経て、2007年順天堂大学浦…

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(編集・制作 (株)法研

紫外線によるダメージにも個人差が。肌老化を防ぐサンケア。紫外線は肌の老化を早める。日焼け対策と適切な保湿で、ダメージを防ごう。

肌老化のほとんどは紫外線が原因!

紫外線というと、まず気になるのは日焼けですが、シミやシワなどにも深くかかわっていることがわかっています。シミ・シワといえば、典型的な肌の老化現象。肌の老化を「光老化」と呼ぶように、肌の老化の約80%は紫外線が原因といわれています。日焼けが紫外線による急性のトラブルであるのに対し、シミ・シワは、長い間の積み重ねによって表に出てくる慢性のトラブル。若いときからの紫外線対策が必須です。

紫外線には、波長の長いUV‐Aと、波長の短いUV‐Bの2種類があります。地上に届く紫外線のおよそ97%はUV‐A、3%がUV‐Bです。UV‐Aは、UV‐Bより傷害作用が弱いものの、量が多いので注意が必要です。一方、UV‐Bは、量は少なくても傷害作用が強いので、やはり要注意です。

何も紫外線対策をしないまま皮膚が紫外線を浴びると、波長の長いUV‐Aは肌の奥深く真皮まで届きます。一方、波長の短いUV‐Bは表皮に吸収されます。このとき、皮膚の色素細胞は、真皮が紫外線によるダメージを受けないようにメラニンという色素を出して防御します。このメラニンは、通常時期がくればアカとなってはがれ落ちますが、なかには色素沈着を起こすものもあり、これをシミと呼んでいます。
メラニン色素による防御では抵抗しきれず、紫外線が真皮まで届いてしまうと、皮膚の深い部分の線維組織が傷つけられてシワができます。これが、紫外線によってシミ・シワができるメカニズムです。

紫外線は、表皮の保湿機能にもダメージを与えます。その結果、肌が乾燥してシワをつくり、本格的なシワのもとになるという説もあります。

スキンタイプで異なる警戒レベル

紫外線によって受けるダメージの大きさは人種によって異なり、白色人種が最も大きく、黄色人種、黒色人種の順に続きますが、同じ人種でも個人差があり、ダメージを受けやすいタイプと、比較的受けにくいタイプがあります。
日焼けに対するスキンタイプは、日焼け後の皮膚の色の変化で知ることができ、黄色人種では次の3つに分けることができます(近畿大学川田暁教授による)。

スキンタイプ I

日焼けの後、皮膚がすぐに赤くなるものの黒くならないタイプ。紫外線によるダメージを受けやすく、皮膚がんになりやすいといわれています。

スキンタイプ II

日焼けして赤くなってから数日後に黒くなるタイプ。タイプIと次に挙げるタイプIIIの中間です。日本人に最も多いタイプといわれ、不必要に紫外線を浴びない工夫が大切です。

スキンタイプ III

皮膚が赤くならずに黒くなるタイプ。メラニン色素による皮膚の防御能力が発達していて紫外線によるダメージを受けにくい半面、シミやくすみなどの色素沈着を起こしやすいといわれます。

スキンタイプの I、II、IIIは、紫外線に対する警戒レベルの違いも表わしています。I が最も警戒レベルが高く、次にII、IIIの順です。外出時などの紫外線対策に役立ててください。

紫外線から肌を守るためにも保湿は重要

シミ・シワなど紫外線によるダメージは、すぐには表に出てきません。しかし、若いときから紫外線対策をしてきたかどうかで、40歳代後半ごろには大きな差となって出てきます。とはいっても、紫外線対策は何歳から始めても遅すぎるということはありません。できれば、子どものころからの対策が理想的ですが、40歳、50歳で始めても、それだけ肌の老化を遅らせることができます。

基本は、肌の露出を少なくし、UVカット加工を施した日傘、サングラス、つばの広い帽子などを利用して肌をカバーすることです。
日焼け止めを使うことも大切です。日焼け止めには、UV‐Aをカットする「PA」と、UV‐Bをカットする「SPF」の値が記されています。値が大きいほど紫外線の防御力は大きいものの、それだけ肌への負担も大きくなります。スキンタイプ、使う時間帯や場所などの違いによって、上手に使い分けましょう。

紫外線対策には皮膚の保湿も重要です。皮膚には、もともとウロカニン酸という紫外線を吸収する働きをもつ成分が含まれていますが、肌に潤いがないと、ウロカニン酸が安定して作られません。肌が乾燥していると、本来備わっているはずの防御機能も働かなくなり、紫外線によるダメージを受けやすくなってしまうのです。
洗顔や入浴をした後、肌がしっとりしている間に保湿剤を使い、皮膚の角質の中に水分を閉じ込めるのが保湿のコツです。保湿はスキンケアの基本といわれますが、紫外線から肌を守り、シミ・シワなどを防ぐためにも、保湿は重要なのです。

※この記事は2012年5月に配信された記事です



手軽な市販薬に要注意!20代以上の女性に多い『酒さ様皮膚炎』

ノーイメージ

【お話を伺った人】古賀 道之先生

古賀皮ふ科院長・東京医科大学名誉教授 1962年 長崎大学医学部卒業後、東京医科大学皮膚科学教室入局 。1971年、東京医科大学講師。立正佼成会佼成病院皮膚科部長、都立大久保病院皮膚科医長、東京医…

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(編集・制作 (株)法研

(「ヘルス&ライフ」法研より)

ステロイドの入ったかぶれ止めを顔に常用すると起こりやすい。ニキビ状のブツブツ、ピリピリ感、強いほてりを伴い、腫れて赤ら顔になる。

ステロイド外用薬の長期使用が原因

あなたは、化粧品やヘアケア用品でかぶれやすいほうですか? そんなとき、ステロイドの入った市販のかぶれ止め薬を使うこともあるでしょう。はじめは炎症が抑えられて湿疹はすぐに治りますが、使い続けるうちに赤ら顔になって、ニキビ状のブツブツができるようになります。このときステロイド薬をやめると、それまで抑えられていた炎症が一気にあらわれ、顔が赤く腫(は)れ上がって、ピリピリしたりほてりを感じたり、かゆみが出ることもあります。これがしゅさ様皮膚炎です。

しゅさ様皮膚炎は、20~50代の女性に多くみられます。もともと顔がほてりやすい、発赤(ほっせき)を繰り返しやすいといった素因のある人が、脂漏性皮膚炎や、化粧品、シャンプー、リンスなどによるかぶれを副腎皮質ステロイドの入った塗り薬で治療しているうちに起こってくる皮膚炎です。

ステロイド外用薬を長期間使い続けると、皮膚が薄く弱くなり、血管が拡張して毛包(毛根を包んでいるところ)を刺激するため、むしろ炎症を起こしやすい条件が整ってしまいます。一般に薬の副作用の症状が出たときにはその薬の使用を中止するのが原則ですが、しゅさ様皮膚炎の場合、ステロイド薬の使用中止後2~3週間は症状が悪化します。このとき、またステロイド薬に頼るとふりだしに戻り、悪循環に陥ってしまうので注意が必要です。

ステロイド薬の使用を中止し、皮膚科を受診する

症状を自覚したときには、直ちに皮膚科を受診してください。皮膚科では、まずステロイド薬の使用をやめ、そのときの症状に応じた適切な外用薬を用いながら、ニキビの治療に使われるテトラサイクリン系の抗生物質を内服します。一時的に症状が悪化しますが、必ず治るので、医師の指示どおりに薬を服用してください。症状がひどく精神的苦痛や不安を伴い、社会生活に支障がある場合は、入院をすすめられるかもしれません。

日常生活では、香辛料などの刺激物を避け、アルコールも控えたほうがよいでしょう。また、化粧品は、腕などの目立たない部分につけて、かぶれがないかどうか、試してから使うようにしたいものです。

ステロイド薬は用法を守って使用することが大切

ステロイド薬は、上手に使うと大変有用な薬ですが、使い方を誤ると副作用を起こしてしまいます。まさに「両刃の剣」といえる薬です。それだけに、皮膚科専門医の指示に従って、正しく使うべきです。

化粧品かぶれなどを起こしたとき、「わざわざ皮膚科を受診するのは面倒だから」という理由で、市販のステロイド外用薬に頼ってしまうこともあるでしょう。しかし、ストロイド薬は使い方しだいで、「薬にもなれば毒にもなる」ものなのです。手軽なはずの市販薬が原因で、何カ月も顔面の炎症に苦しむことにもなりかねません。

ステロイド薬には強さの異なる製剤がたくさんあります。中には、弱い抗炎症作用がありながら血管拡張作用がほとんどないものもあって、症状によってはしゅさ様皮膚炎の治療にさえ使うことができるものもあります。「ステロイドは怖い」という人もいますが、間違った使い方に問題があるのです。ステロイド薬を使うときは、用法をきちんと守って使用することが大切です。

※この記事は2007年12月に配信された記事です

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太さなんて関係ない! 脚や腕を綺麗にみせる全身のスキンケア方法

山崎 多賀子さん

【執筆者】山崎 多賀子さん

美容ジャーナリスト 美容、健康に関する幅広いジャンルで長年取材を続ける。自らの乳がん体験から、各種NPO団体でのサポート活動、講演やがん患者対象のメイクセミナーにも力を注ぐ。NPO法人CNJ認定乳が…

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(編集・制作 (株)法研

肌の露出が多いファッションではボディのメンテナンスが大事。露出する部分のボディケアは顔のメイクと同じ。ファッションだと思って楽しく、カッコいいボディを目指そう!

ボディのメンテナンスもファッションの一部

だんだん春めいてきましたね。ノースリーブはもちろん、このところマイクロミニのスカートやパンツの流行でもわかるように、肌の露出が多いファッションを、カッコよく着こなすのが人気ですよね。

「私は二の腕が太いから」「脚が太いから」、なんていう理由で中途半端な半袖を着たり、中途半端な長さのスカートをはいてしまったりすると、かえっておばさん臭くなるから、どーんと肩から腕を見せてしまったほうが、膝小僧から出してしまったほうが、体は引き締まって見えるんですよ。また、シャツやカットソーも、デコルテ(首から胸元にかけて)を見せるタイプのほうが、断然首がすっきり長く、フェイスラインもきれいに見せるんです。つまり、肌をどう露出させるかは、ファッションの一部なんです。

しかし、となると、ボディのメンテナンスもファッションの一部ということです。

ところが冷え対策で肌の露出が少なかった冬の間の肌はというと……。紫外線が当たっていないボディスキンは当然白くなっている。それはいいんだけれど、問題なのは乾燥です。長らく続いた空気の乾きと肌着や服による摩擦で、ボディはカサカサ。腕や脚が乾燥で粉をふいている人って、意外に多いんです。その状態で明るい太陽の下、肌を出してごらんなさい。恐ろしいことに、ブヨブヨむくんで見えるんです。

それは肌が水分不足なのと同時に、表面が凸凹になり、光が乱反射し、透明感のないマットな質感に見せてしまうから。白くてブヨブヨって、ちょっと不健康ですよね。年齢によっては、生活疲れしている印象すら与えてしまいます。

肌を美しくみせるためのスキンケアとは?

今やボディの美しさは、健康美がバロメーター。肌がパーンとはじけるような艶を与えハリがあるように見せるだけで、太めだろうが細めだろうが、美しく見えるものです。

ではそれをどう作るか。肌表面の乱反射を防ぐために凸凹を取り除く。それには軽くスクラブをかける。さらに、みずみずしい透明感を与えるために朝晩、ボディローションで保湿をする。それだけでもみずみずしくなりますが、できるならば、仕上げにボディオイルを薄く全身にのばして、艶を与えてみてください。ボディ専用でなくても、全身に使える美容オイルならなんでもOK。

肌の表面を滑らかにして、水分の透明感を与え、肌表面に艶の膜を作る。この3ステップで、肌全体につるんとした光が回り、肩や腕、ふくらはぎや太もも、足首の筋肉がきれいに浮かび上って、キュッと引き締まって見えるんです。さらに、デコルテや首すじの筋肉や鎖骨の光と影もきれいに強調される。このひと手間だけで、ものすごく印象が左右されます。もちろん、長時間外で過ごす日は、日焼け止めはお忘れなくね。

かかとやくるぶしなどの端っこケアは重点的に!

さらにもう一つ、春前に重点的にやっておきたいこと。それはかかとやくるぶし、ひじ、指先などの端っこケアです。とくに冬場はかかとやくるぶし、ひじ、手の甲の角質が厚くなって肌色も濁りがちなので、1週間くらいバスタイムに優しくスクラブをかけて(ごしごしやったり、角質を削りすぎると、さらに角質が厚くなるばかりか、色素沈着を起こすので、絶対に優しくなでるようにしてね)、そのあとたっぷり保湿をしておくと、つるつるになります。手は爪の根もとをマッサージしてあげると、血行がよくなり、いい爪が生えてきます。

ミュールやサンダルはもちろん、今年はやりの「ブーサン」(ブーツサンダル)はかかとや、デザインによってはくるぶしがとっても目立ちます。ここがくすんでいると不潔っぽいので、ご注意を。

ボディケアは全身くまなくやろうとすると面倒だけれど、とりあえず露出する部分は顔のメイクと同じ、ファッションだと思えば、きっと楽しくできると思いますよ。

※この記事は2010年3月に配信された記事です

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肌が荒れやすい春のスキンケアのコツ|乾燥や花粉から肌を守るには?

山崎 多賀子さん

【執筆者】山崎 多賀子さん

美容ジャーナリスト 美容、健康に関する幅広いジャンルで長年取材を続ける。自らの乳がん体験から、各種NPO団体でのサポート活動、講演やがん患者対象のメイクセミナーにも力を注ぐ。NPO法人CNJ認定乳が…

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(編集・制作 (株)法研

肌の調子が不安定な春のスキンケアはシンプルに! 春の肌は過敏になっている。やさしいスキンケアとUVカット対策で乗り切ろう!

春は肌の状態が安定しない「ゆらぎの季節」

冬ごもりから一転、活動的になる春。春は出会いの季節、スタートの季節、なんていうとウキウキ気分に聞こえるけれど、実際には冬眠から目覚めた熊よろしく、お天気や気温の変化の様子をうかがいながら、体温が、毛穴が、自律神経が調整を始めたところで、全体的にボーッとしている季節なのです。

東洋医学でも、陽気が上がる(臓器の働きや生命エネルギーが高まる)春は心身のバランスがとりにくくなり、めまいや、イライラ、目の充血、体に力が入らないなどの不調を感じる季節といわれています。
さらに、花粉飛散量はピークを過ぎたとはいえ、花粉症の人にとってはまだまだ辛い季節。私などまだ花粉症という言葉がない30数年前からひどい花粉症で、晴れやかな春など満喫した記憶がない。くしゃみ、鼻水、涙で肌はかゆかゆ。鼻をかめばティッシュ・ペーパーで肌荒れする。私がいちばんブスなのは春だと断言してもいいくらい。

まあ、私のことはさておき、ほこりっぽく、雑菌の繁殖が活発になりだす春先っていうのは、誰でも肌の状態が安定しない「ゆらぎの季節」。いつもより過敏になっていると思って正解。愛用の化粧品が急に合わなくなることも、春に多いのです。

春のお手入れ、スキンケアはシンプルに?

では肌に何がおこっているのか。まず気温の上昇で代謝がよくなり、毛穴が開き、汗や皮脂が出る。肌表面がベタつくと、そこにほこりや雑菌が着く。しかし冬のなごりから肌表面はまだ乾燥で荒れていて、バリア機能が不完全なため、雑菌などが侵入しやすい。その侵入者を攻撃しようと闘いがおこり、微炎症をおこして過敏になる。するといつもなら大丈夫な化粧品の成分まで刺激に感じてチクチクする、といった感じ。

そんな春のお手入れは、シンプル・イズ・ベスト! まず大切なことは、外出から帰ったら洗顔し、肌表面のほこりや汗、皮脂をさっと流してしまうことが肝心。そして低刺激のスキンケアで、肌をホッとさせてあげましょう。
この時期に角質をはがすピーリングや、たくさんの美容成分が濃縮された美容液、クリームなど、ガツン系のお手入れは、肌が拒否反応を示しがちです。

刺激に弱くなった肌に一番いいスキケアとは?

春先は微炎症をおこして熱がこもりやすいので、洗顔後は低刺激性の化粧水でローションパックをしたり、パッティングで熱を取ってあげるのもおすすめ。しかし、化粧水もしみる、という人もなかにはいるはず。かゆみ成分の多くは水溶性なので、この時期は化粧水でもむずがゆくなることがあるのです。

そんなときはオイルの出番。実は荒れた肌にはオイルがいちばん低刺激。化粧品用のスクワランでもオリーブ油でも、馬油(バーユ)でも椿油でもワセリンでもいい、洗顔後、肌にオイルを伸ばしましょう。するとオイルが肌表面に膜をはり、肌内部の水分の蒸散を止め、外部からの刺激をシャットアウトする。つまり、オイルは絆創膏(ばんそうこう)のような役割をしてくれるわけです。
オイルのみで肌の状態が整うのを待ったあとは、いつものお手入れに戻って大丈夫。

もうひとつ、大切なこと。過敏になった春の肌は紫外線を浴びるとそのダメージもふだんより甚大で、炎症をおこします。過敏なときこそ日焼け止めで紫外線の侵入を防がねば。敏感肌ブランドには、必ずといっていいほど、低刺激性の日焼け止めクリームがあるので、それを探しておくのも得策。

春は、守りの季節。シンプルなお手入れで夏に備えてくださいね。

※この記事は2009年3月に配信された記事です

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【ガサガサ・ひび割れかかとが解消】驚くほどツルツルになる角質ケア

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

粉をふいたり、ひび割れたりするガサガサかかと。特別なことをしなくても、ツルツルなかかとになれる自宅ケアをご紹介します。

【ガサガサ・ひび割れかかとが解消】驚くほどツルツルになる角質ケア

かかとには皮脂腺がないためガサガサになりやすい

ガサガサのかかとが原因でストッキングが伝線、かかとがひび割れる……。かかとはなぜガサガサになってしまうのでしょうか?

その原因は、乾燥と刺激。かかとには、天然のうるおい成分皮脂を分泌する皮脂腺がありません。もともと乾燥しやすい箇所に加え、外気が乾燥する冬はさらに乾いてガサガサに。昨今では、部屋を暖めるのにエアコンやこたつ、電気カーペットなどを使いますが、電化製品はより空気の乾燥を招きます。

もうひとつの原因が、刺激。足の裏は、体の全体重を支えている部分。歩くだけで刺激を受けるので、角質が厚くなります。また、サイズの合わない靴や、ハイヒールを履いている人は、かかとをはじめ足の親指など、靴が当たるところに角質がたまりがち。また、O脚の人は、かかとの外側、X脚の人は足の内側など、歩くときのクセで負荷がかかる部分に角質がたまりやすくなります。

自宅ケアで赤ちゃんのようなかかとに

厚くなった角質は、乾燥が進行し、放置するとひび割れを起こします。そんなこまったガサガサかかとは、定期的なケアが必須。赤ちゃんのようなツルツルなかかとになるケア方法をご紹介します。

◯軽石やヤスリで削る

市販の軽石やヤスリで角質を削り取る方法です。30分ほど足をお湯につけて、角質を柔らかくしてから、気になる部分の角質を軽石やヤスリでこすります。物理的に削り取る方法なので、角質を削りすぎてしまう危険性も。角質を取りすぎると、肌はより角質化しやすくなるので注意して。一度に角質をすべて取ろうとはせず、週1回のケアで少しずつ除去するようにしましょう。入浴中は、角質が柔らかくなっているので、取りすぎてしまう危険性もあるので避けて。

◯酢に足をつける

洗面器を用意し、お酢1、ぬるま湯3の割合で入れてよく混ぜます。そこに、足を30分つけて、角質を柔らかくします。お酢にはピーリング作用があり、普通のぬるま湯に足をつけるよりも、角質が柔らかくなります。足をつけたら、軽石やスクラブで角質を取るケアを。角質が柔らかくなっているので、強くこすりすぎないように注意しましょう。ケア後の保湿も忘れずに。

◯スクラブを使う

塩や砂糖、こんにゃくなど、さまざまな素材を使ったスクラブ剤が販売されています。気になる角質の部分に塗って、手で軽く円をえがくようにマッサージすると小さな粒子が肌の角質を除去。軽石やヤスリに比べると、角質を除去する力は少しマイルドですが、足指の間などの細かな部位の角質除去にも使えます。
こちらも、頻度は週1回程度がおすすめ。商品に記載の使い方を守って行いましょう。肌の弱い人や角質が少なめの人は、泡立てた石けん5に対して、スクラブ1くらいの割合で加えて、やさしくケアをする方法もあります。

◯ピーリング剤ではがす

足の裏の皮が角質ごとずるっとむける写真で一躍人気になった、足の角質用ピーリング剤。フルーツ酸などを使ったもので、ドラッグストアで購入できます。ピーリング剤に記載の時間足をつけ、その後洗い流します。翌日から数日後に、足の角質がポロポロ取れるもの。ピーリング剤は強いものなので、必ず使用前にパッチテストが必要です。また、皮がむけきった後は、ツルツルですがその分、柔らかく弱いので、クリームなどでしっかりケアをしたり、足を傷つけないように注意しましょう。

◯オリーブオイル+重曹

重曹を使ってスクラブを手作りする方法です。重曹大さじ1、オリーブオイルを小さじ1程度よく混ぜます。重曹が多い割合にするほど、除去する力が強くなるので、肌の状態によって調整を。気になる角質部分に塗り、マッサージします。その後、拭き取る、または洗い流した後に、保湿ケアを。重曹が角質を除去し、オリーブオイルが肌を保湿してくれます。手軽に自作でき、コスパもよい角質ケア法です。

角質は、少しずつケアしてためないのが基本のケア。方法によっては、週に1~3週間に1回程度でよいものもあるので、必ず自分の角質の状態を見ながら行ってください。そして、ケア後はクリームなどで保湿をするのを忘れずに。角質除去の後、肌を乾燥させてしまうと、さらに角質化が進むことになるので注意しましょう。

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その肌の不調は乾皮症?! 乾燥肌・乾皮症のチェックとトラブル対処法

ひびわれたり、粉をふいたりすることもある乾燥肌。体質だからと放置していると悪化してしまう場合も。セルフチェック&予防対策でケアを!

その肌の不調は乾皮症?! 乾燥肌・乾皮症のチェックとトラブル対処法

乾燥肌は加齢とともに発症しやすくなる

冬になるといつも肌が乾燥すると悩んでいませんか? 一般的にドライスキンといわれるものですが、「肌が乾燥する体質」と思ってあきらめている人がたくさんいます。
ドライスキンは、乾燥肌・乾皮症(皮脂欠乏症)という、皮膚疾患です。皮脂が減ることによって、皮膚のうるおいが保てなくなり乾燥するもの。通常、皮膚のうるおいは、皮脂をはじめ、天然保湿因子、角質細胞間脂質によって保たれているのですが、どの物質も加齢により減少。そのため、40代以上の女性に、乾燥肌・乾皮症が多く見られます。
ドライスキンになりやすいのは、二の腕、すね、指、ひざや、ひざの内側、背中など。特に、湿度と気温が下がる冬に発症して春頃まで悩まされる人が多くいます。なかには、重症化して1年を通して乾燥肌に悩まされる人も。

乾燥肌・乾皮症セルフチェック

乾燥肌・乾皮症には生活習慣が大きく影響します。下記のチェックに3つ以上当てはまる人は、乾燥肌・乾皮症の疑いがあると考えられます。

□ 電気の暖房器具(エアコン、こたつ、電気ストーブ、電気カーペットなど)で部屋を暖めている
□ 入浴後に肌がつっぱる
□ 15分以上湯船に浸かっている
□ シャワーや入浴は熱めのお湯が好き
□ ふだん、水分(お茶・コーヒー・ジュースは除く)をあまりとらない
□ 皮膚にかゆみを感じる
□ 肌にスキンケア剤をつけるとしみる

「乾燥肌ぐらいで」と思わず、つらい場合は皮膚科へ

乾燥肌や乾皮症が重症化すると、皮膚にかゆみを感じかきむしってしまう場合も。睡眠中に皮膚がかゆくて起きてしまうといった例もあります。乾燥した肌はバリア機能が低下しているので、ひっかき傷から菌が入る場合も。肌の乾燥が原因で辛い場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。皮膚のバリア機能を回復させながら、かゆみも抑える薬を処方してもらえます。

生活習慣の見直しでも乾燥肌は改善が可能

また、セルフケアでも乾燥肌・乾皮症対策は可能です。以下に見直しのポイントをご紹介します。

・加温する場合は加湿もセットに

気温が下がる冬に乾燥肌・乾皮症が急増するのは、湿度にも深い関係が。空気が乾燥すると、その分肌の水分が奪われ乾燥しやすくなります。そのうえ、エアコン、こたつ、電気ストーブ、電気カーペットなど電気の暖房器具で部屋を加温すると、さらに湿度の低下をまねきます。部屋を暖める時は、必ず加湿も行って。加湿器のほか、室内に洗濯物を干すなどでも対応することができます。目標は湿度65%。肌のうるおいを保つ理想の湿度であり、肌の乾燥を招く静電気も起きにくくする効果があります。

・お風呂はぬるめ、体はやさしく洗う

熱いお湯は脱脂力が強く、肌を乾燥させます。長時間つかることでも皮脂を奪われ、乾燥につながります。入浴するなら、39〜41度くらいのお湯に、15分以内にしましょう。また、ナイロンたわしで体をゴシゴシ洗う人がいますが、肌の表面を傷つけ皮膚のバリア機能が低下。かゆみをおこしやすくなります。せっけんを泡立ててやさしく洗うか、乾燥がひどい部分はせっけんを使わずお湯だけで洗いましょう。せっけんやボディーソープも低刺激のものを選んで。

・1日2回の保湿でうるおいキープ

乾燥肌・乾皮症の予防対策には、こまめな保湿がカギ。1回にたっぷり塗るよりも、適量を数回に分けて塗る方が、肌のうるおいがキープされます。例えば、保湿クリームなどは、一番肌が乾燥するお風呂上がりと、朝の2回がおすすめです。処方薬や市販薬は、それぞれの用法用量を守って使ってください。

・衣類は天然繊維のものを

ポリエステル、アクリル、ナイロンなどの化学繊維は静電気を発生しやすく、乾燥肌の人はかゆみを伴う場合も。下着はコットンやシルクなど天然繊維の肌触りのよいものにしましょう。寝ている間に肌にかゆみを感じる人は、肌に触れる寝具やパジャマを天然繊維にするなどして対応を。

・アルコール・刺激物は極力さける

血行が促進されるアルコールや刺激物は、かゆみを誘発します。完全にさける必要はありませんが、症状がひどいときはさけた方がベター。

・水分をとる

体が水分不足だと肌も乾燥します。こまめな水分補給は、肌のうるおいのためにも必須。利尿作用のあるお茶やコーヒー、糖分の多いジュースではなく、水を飲みましょう。冬場は、白湯を飲むと体も温まるのでおすすめです。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

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