春になったら紫外線対策をお忘れなく|日焼け止めのSPF・PAの選び方

【お話を伺った人】漆畑 修

東邦大学医学部客員教授、宇野皮膚科医院院長 1973年東邦大学医学部卒業後、東邦大学医学部皮膚科教室入局。1978年より東邦大学医学部大橋病院皮膚科講師、准教授、皮膚科部長、院長補佐を経て、200…

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(編集・制作 (株)法研

しみ・しわ、皮膚がんの原因にもなる光老化。紫外線によるダメージは長い間に積み重なり、慢性的な皮膚障害に結びつく。

春からはじまっている紫外線による皮膚のダメージ

紫外線と聞いて、何を連想するでしょうか。真夏の太陽? それとも日焼けした肌? 紫外線量は、北半球では夏至のころ、6月に最も多くなります。4月ごろから増えはじめますから、5月のよく晴れた日などは要注意です。真夏の7月、8月ともなると、大なり小なり、紫外線対策をしている人が少なくありませんが、春はまだ、対策があまりとられていないだけに、紫外線の影響を強く受けやすい季節なのです。「まだ大丈夫だろう」と油断していると、そのスキをねらわれてしまいます。

紫外線は、晴れている日だけでなく、曇りや雨の日でも地上に降り注いでいます。曇りの日は晴れの日の約50%、雨の日でも20~30%は地上に到達しているだけに厄介です。晴れの日に外に1時間いるのと曇りの日に2時間いるのとでは、同じ量の紫外線を浴びることになるわけです。

同じことが、建物の中にいる場合についてもいえます。建物や車の中にも、ガラス越しに紫外線は届いています。建物の中の紫外線は屋外の1割以下といわれますが、時間が長くなれば、屋外で浴びるのと同じことです。春だから、曇っているから、建物の中にいるから、と油断していると、紫外線の影響で、皮膚はダメージを受けることになってしまうのです。

皮膚の老化を早める紫外線

紫外線によって生じる急性のトラブルは日焼けです。日焼けは英語ではサンバーン、つまり日光によるやけどです。ひどくなると水泡を生じ、発熱したり、命にかかわることもあります。通常の日焼けなら、赤くほてったり火ぶくれになったりしますが、やがて黒ずんで皮がむけ、見た目はだんだん元の状態に戻ります。問題なのは、こうした急性のトラブルが表面上は治ったように見えても、そのダメージが長い間につみ重なって、慢性的な皮膚の障害へとつながる恐れがあることです。

例えば、しみ・しわは肌の典型的な老化現象と考えられていますが、その大きな原因が紫外線であることがわかっています。紫外線によって受けたダメージが長い間につみ重なった結果、しみ・しわとなってあらわれるのです。光老化と呼ばれています。時に皮膚がんに発展することもあるだけに、注意が必要です。

しみ・しわ、皮膚がんなどの症状は、かなりの年月がたってからでもあらわれるため、高齢になってから初めて紫外線の怖さを思い知らされることが少なくありません。また、症状のあらわれかたや皮膚がんへ結びつく度合いなどは、人種によって、また人によって大きく異なります。
仮にそういう点で同じ素質を持っているとすると、子どものころから成人するまでの間に紫外線をどのくらい浴びたかが、症状のあらわれ方や皮膚がん発症の重要なカギを握っています。要するに、子どものころから紫外線をたくさん浴びていると、それだけ皮膚の老化が早くなるのです。

これからの季節、UVカットは必須

紫外線量が増える季節を迎えたら、日よけ、日焼け止めが絶対に欠かせません。特に春先は、紫外線量が多い割に肌が日差しに不慣れな分、ダメージを強く受けやすいからです。
最善策は屋外に出ないことですが、日常生活のいろいろな場面を考えると、それは現実的ではありません。屋外に出るとき、しっかりと紫外線の害を防ぐ日よけをすることが不可欠です。

長袖で肌の露出を少なくし、つばの大きい帽子と日傘を使うと、かなりの部分がカバーされます。また、UVカット効果のあるサングラスで目に対する悪影響を防ぐことも忘れずに。できるだけ日陰を選んで歩くのも一つの方法です。

日焼け止めの選び方

日焼け止め(サンスクリーン剤)も、この季節は必須アイテム。表示のSPFは、紫外線B波(UVB)をカットする力をあらわすもので、何も塗らない状態と比べて、日焼けが始まるまでの時間を何倍に延ばせるかという目安です。SPF5なら、日焼けするまでの時間を5倍に延ばせるということになります。もう一つの表示PAは、紫外線A波(UVA)をカットする力をあらわし、強い順に+++、++、+となっています。

ただし、効果が高ければそれだけ肌への刺激も強くなりますから、屋外で過ごす時間や自分の日焼けしやすさなどを考えて、適切な日焼け止めを選びましょう。日常の紫外線であれば、SPF20、PA+程度までで十分です。また、汗で流れたり、こすれて落ちることも考えて、こまめに塗りなおす必要があります。

もし日焼けをしてしまったら、炎症部分をシャワーの水などで十分に冷やし、低刺激性の化粧水などで水分を補い、乾燥を防ぎましょう。水ぶくれができたり、広範囲に炎症が起きているとき、痛みがひどいときは、皮膚科専門医を受診することです。

※この記事は2008年4月に配信された記事です



日焼け止めはもう古い?『塗らないUVケア』で美肌になる人が増えている

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

紫外線対策といえば「日焼け止め」が一般的です。でも、美肌になりたいなら「塗らないUVケア」がおすすめ。そのやり方と理由をご紹介します。

日焼け止めを正しく使えている人は少ない

シミ、シワなど肌の老化で、一番の原因となるのが紫外線。その紫外線対策として、まず思いつくのが日焼け止めですよね。でも、日焼け止めを正しく使えている人は少ないそう。
化粧品メーカーが宣伝する効果を実際に得るためには、日焼け止めをたっぷり塗り、さらに2〜3時間ごとに塗り直す必要があります。また汗をかいた後などは日焼け止めが取れやすいので、もっとこまめに塗り直さなければいけません。これが完璧に実践できている人はどれだけいるでしょう。
そして気になるのが肌への悪影響です。美白肌を保つために、SPF値が高いものを選びがちですが、こうしたものは肌を刺激する成分が多く、肌のバリア機能を破壊し、悪影響を与えるとされています。
実は手間が多く、肌への負担が大きいのが日焼け止め。皮膚科医のなかでは、日焼け止めを使わない紫外線対策をすすめている方もいます。
そこで、日焼け止めを使わずに、上手に紫外線を防ぐ方法をご紹介します。日焼け止めによる肌への負担をなくすことで、肌本来の美肌力を強化。紫外線から受けるダメージを排出できる肌を作りましょう。

日焼け止めはもう古い?『塗らないUVケア』で美肌になる人が増えている

<美肌になる塗らないUVケア>

○黒づくしの衣装で紫外線を通さない

中途半端に塗る日焼け止めより、日傘や帽子やサングラスといった、物理的に紫外線をカットするものの方が効果的です。夏はノースリーブなど肌を露出する衣類が増えますが、薄手のカーディガンを持ち歩くなどして対策を。特に黒には、光を吸収して遮断し、肌まで通さない効果があります。帽子、手袋、日傘を黒いものにすると、より日焼け止め効果がアップします。

○うす色サングラスがメラニンをおさえる

目に入った紫外線は、シミや日焼けの元であるメラニンを活性化させます。最も紫外線が強くなる10~14時は、必ずUV効果のあるサングラスを。ただし、濃い色のサングラスは瞳孔が開き、外した時に紫外線が入りやすくなるので逆効果だとか。薄い色のレンズをかけると、まぶしいときは瞳孔が縮まって紫外線をしっかりシャットアウトできます。

○抗酸化フードを毎日欠かさない

抗酸化力の高い食材は、活性酸素を抑えて紫外線をブロックします。緑黄色野菜には抗酸化成分が豊富に含まれるので、朝のスムージーは、小松菜などの緑の野菜を入れて。また、そばのルチンやカレーのスパイスにも抗酸化力があるので、昼食のメニューにピッタリ。ただし、レモンなどの柑橘系には「ソラレン」という、紫外線を吸収しやすくする成分が含まれています。そのため、日中は柑橘類を食べるのは避けて。ソラレンは、きゅうりやセロリ、パセリにも含まれています。

○“赤い物”が食べる日焼け止めに

日に当たりそうな時、前もって食べておくといいのが赤い食材。トマトやベリー類に含まれる抗酸化物質は、植物が紫外線から身を守るための成分なので、日焼け防止に働きます。生でなくてもOKなので、クコの実やアサイーなどのフリーズドライでも。

○バリアを壊さないケアで強い肌をキープ

肌が整い、バリア機能が備わっているのが、日焼けしない条件です。クレンジングや洗顔時に顔をゴシゴシこすったり、化粧水などをバンバン強くはたきこむと、肌のバリア機能を低下させます。スキンケアは手を使って優しく。

○入浴で血行促進してターンオーバーを正しく

肌のターンオーバーを整えて焼けにくい肌を作るには、入浴で体の代謝を上げるのも大切。熱めと冷たいシャワーを交互にあびると、血行が促進されて代謝がよくなります。また、強めのシャワーは、リンパの刺激にも。ただし、夏だからといってシャワーだけで済ませず、浴槽に入ってしっかり温まることが、代謝のいい焼けない肌作りには必要です。

○紫外線量チェッカーを使う

紫外線対策は外出時だけでは不十分。室内にも、紫外線は降り注いでおり、なんと室外の80%、カーテン越しでも50%程度が届いているそう。しかも日当たりの悪い部屋にも紫外線は届いており、壁や天井に乱反射、肌に当たっているのだとか。紫外線量がわかるアイテムを使って、身の回りの紫外線の量を確認できるようにしましょう。ブレスレットやキーホルダーなど、種類も豊富です。

○家具の位置を見直す

日当たりのいい場所に、くつろぎスペースを作ると、そこで過ごす時間が多くなり、必然的に紫外線を浴びる量も多くなります。日当たりのいいところに、テーブルやソファなどを置くのは避けて。家具自体の日焼けを防ぐこともでき、インテリアが長持ちするという利点も。

○窓やカーテンのUVカット力を強化

紫外線は窓から降り注ぎます。最近では、布製品にスプレーできる紫外線カットスプレーや、99.5%という高水準で紫外線をカットしてくれる窓用フィルムが販売されています。カーテンにスプレーしたり、窓にフィルムを貼ったりして、家の中の紫外線カット力を強化しましょう。

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日焼け止めは数種類を使い分けがベター? 正しい日焼け止めの選び方

山崎 多賀子さん

【執筆者】山崎 多賀子さん

美容ジャーナリスト 美容、健康に関する幅広いジャンルで長年取材を続ける。自らの乳がん体験から、各種NPO団体でのサポート活動、講演やがん患者対象のメイクセミナーにも力を注ぐ。NPO法人CNJ認定乳が…

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(編集・制作 (株)法研

夏、最も重要なのは紫外線対策。エアコン下の乾燥にも要注意!日焼け止めは用途を知って適切なものを選び、ライフスタイルに応じ使い分けて。保湿には使用感の軽いものを。

エアコンの効いたところでは肌の乾燥にご注意

もうしばらく梅雨が続きますが、梅雨が明けると季節は一気に夏本番へ突入します。すると肌は過剰な皮脂や汗によってニキビや湿疹が出やすくなり、スキンケアの関心は洗顔に向かい、保湿は手薄になりがちです。ところがそれが落とし穴。

通勤・通学、職場、デパートやコンビニ、レストランなど至るところでエアコンはガンガンに効いています。家でもエアコンをつけっぱなしの人は多いと思います。洗顔や汗を拭いた直後の肌のつっぱりは、肌表面の保護膜が落ちたところにエアコンによって肌の水分を奪われている可能性が…。エアコンが効いた中で過ごす時間が長いほど、肌は乾燥の傾向にあります。過剰な皮脂や汗を落とすことは大切ですが、夏の保湿もまた大切なのです。

とはいえ、暑いのに重たい感じのクリームや乳液は不快ですね。実際にクリームでニキビができてしまうこともあります。しかし化粧水だけでは水分の蒸散は止められません。たっぷりの化粧水のあと、使用感の軽い美容乳液やジェルクリームで潤いが逃げないようにしてください。

日焼け止めはSPAとPAの両方の表示をチェック

さらに耳タコかもしれませんが、夏にもっと大切なのが、紫外線対策です。紫外線のダメージが老化に直結することが知られるようになり、日常的に日焼け止めを塗る人が増えていますが、本当に適切な日焼け止めを使っているかをここでチェックしてみましょう。

まず日焼け止めは、SPFとPA表示の両方を見ることがとても大切です。
地上に届く紫外線はA波とB波の2種類で、紫外線B波の防止指数はSPFで表します。B波は肌を真っ赤にしたり水ぶくれをつくるなど、炎症を起こすほどエネルギーが強く、肌の表面の細胞にダメージを与えます。皮膚がんはB波が細胞のDNAを傷つけることによって起こるといわれています。ただ、紫外線B波は波長が長くないので、厚い雲にいくらか吸収され、ガラスも通過しないので、室内にいればあまり心配する必要はありません。

一方、紫外線A波の防止指数はPAで表します。A波はエネルギーが弱く当たっても何も感じませんが、B波の20倍近くの量が降りそそぎ、波長が長いため雲もガラスも通過し、肌の奥の真皮組織をじわりじわりと壊していきます。シワやたるみなどはA波が主な原因ですから無視はできません。ちなみにシミは、A波B波の両方によって引き起こされることが分かってきています。

SPFは50が最高値でそれ以上はSPF50+で表示され、PAは+、++、+++の三段階で表示され、+++が最高値ということをまず覚えてください。ただここでも注意することがあります。それは、SPFもPAも1平方センチメートルあたり2mgを塗ったと仮定して数値が算出されていますが、実際に日焼け止めをそこまでたっぷり塗る人は少ないということ。

数値に安心せずに、こまめに塗り直しをするか、塗り直しができないならSPFもPA値もやや高めにしたほうがいいのです。とくに真夏の日中(10時~14時)外にいる時間が長いならば、なるべくSPFは50に近いものを、PAも最低++は確保したほうが得策です。

ライフスタイルに合わせて日焼け止めを2、3種類使い分ける

ただし日焼け止めの使用感は肌との相性があり、数値が高いものほど肌が疲れやすい傾向にあるのは事実です。そんな背景もあり、最近では高い数値でも白浮きせず、肌への負担が軽い日焼け止めが続々と登場しています。とはいえ数値よりまず肌との相性が大切です。できればテスターを顔に塗ってみて、半日から一日様子を見てから買うと失敗しません。

日中ほとんど外出しない日のSPF値は20~30で十分。でも家にいても窓辺で過ごしたり車を運転するのであれば、PAは最高値のものを選ぶなど、ライフスタイルに合わせて日焼け止めを2、3種類使い分けるとベターですね。
夕方から夜にはクレンジングでしっかり落とし、そのあとローションパックなどで、肌のほてりを鎮(しず)めてやると、紫外線疲れを翌朝に残さず落ちつきます。

ちなみにSPFやPAの測定法は日本独自のもので、海外ではPAに関しては表示されていないことが多いようです。
日焼け止めは一昔前に比べて潤いを与えるものなど年々よくなってきています。上手に取り入れて、肌にとって過酷な夏を乗り切ってね。

※この記事は2009年6月に配信された記事です

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【医師が教える】紫外線対策!夏に食べたいパーフェクト食材は?

【お話を伺った人】桐村里紗(きりむら・りさ)先生

内科医・認定産業医。分子栄養学や常在細菌学、生命科学などの知識を活かし、執筆・講演を行う。著書に『日本人はなぜ臭いと言われるのか~体臭と口臭の科学』(光文社新書)他。『ドクターりさの躍動するブログ』 …

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執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

強い日差しは美肌の大敵! 肌に悪影響を残さないため、老化を防ぐ食材で内側からのケアを行いましょう。

「光老化」の対策にはフィトケミカルを

紫外線が強い季節になってきました。UVケアをしていても、紫外線は完全には避けられません。ジリジリと「チリつも」で皮膚にダメージが加わる初夏から真夏は、内側からの紫外線ケアも欠かせません。以前に、鉄不足がシミを悪化させることを警告しました(【医師が警鐘】夏は鉄分不足にご用心|シミ対策には美容液よりも鉄分を!)。

女性に多い隠れ貧血は、ぜひ改善したいものです。鉄分だけでなく、紫外線が原因で起きる「光老化」の対策に不可欠なのがビタミンやミネラル。そして野菜や果物の抗酸化物質・フィトケミカルがあります。この時期は、特に皮膚のためにしっかり食べることが大切です。

【医師が教える】食べる紫外線対策!シミ・シワを予防する食材とは?

シミ・シワができるメカニズムと栄養不足の関係

紫外線が当たると、皮膚で活性酸素が発生し、皮膚の脂を酸化(サビ)させます。ここにメラニンが蓄積すると、しつこく取れにくいシミになってしまいます。コラーゲンが酸化されて劣化すると、シワの原因にもなるのです。
紫外線による肌老化のための抗酸化ビタミンといえば、まずはビタミンCが思い浮かびます。メラニン自体の生成を抑えるだけでなく、酸化して黒くなってしまったメラニンを薄い色に戻す働きがあります。

ダメージを受けたコラーゲンを助け、再び体内で作り出すにも、ビタミンCは欠かせません。そもそも皮膚のコラーゲンを回復させるために、コラーゲン自体を飲むことは、実はあまり意味がありません。コラーゲンとは、タンパク質。体内に入ると消化され、分解されてしまうので、そのまま皮膚に使われるとは限らないのです。
しかしコラーゲンを合成するには、ビタミンC、コラーゲンの原料であるタンパク質、それに鉄分が不可欠です。いずれも、毎日食べるべき必須の栄養素ですから、これをしっかり摂取しない“栄養不足”こそが老化の原因なのです。

メラニンを追い出すビタミンとは?

また、脂の酸化を防ぐには、抗酸化物質の中でもビタミンEが必須です。ビタミンEは、油に溶ける“油溶性”のビタミンで、アボカドやアーモンドなどのナッツ類、ゴマなどに多く含まれています。

さらに蓄積したメラニンを追い出すため、皮膚のターンオーバーを正常に働かせるのに必要なのは、ビタミンAとビタミンB2です。いずれも、活性酸素を消去する働きがあります。レバー、うなぎなどの魚類、卵などの動物性食品に豊富です。ビタミンAは、緑黄色野菜や海藻類などに含まれているカロチンを摂ることで、体内で作り出すことができます。これらの食品には、抗酸化作用の高いフィトケミカルも豊富です。

たっぷりの緑黄色野菜や海藻に、アボカドやナッツ、チキン、卵などをトッピングしたパーフェクトサラダなど、いかがでしょう。インスタ映えも、狙えますね!

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秋・冬も日焼け止め塗ってる? それって骨粗鬆症の原因になるかも

“色の白いは七難隠す”という言葉があるように、白い肌は美肌の象徴。でも、美容目的で、日焼け止めを毎日のように使っていると、骨粗鬆症のリスクが高まるかもしれません。

 秋・冬も日焼け止め塗ってる? それって骨粗鬆症の原因になるかも

1年じゅう日焼け止めを塗るのは女子の常識?

「紫外線は肌の大敵」、「美肌をキープするためには紫外線を徹底カット」など、紫外線はシミやシワを作るのは周知の事実。たくさんの基礎化粧品やコスメに紫外線カット効果が含まれています。実際に、紫外線を浴びすぎると、シミやシワのほか、皮膚ガンや白内障など病気のリスクもあります。以前より、オゾン層が減少しているので地球に降り注ぐ紫外線量が年々増えているのも事実。

1年のうちで紫外線が強いのは4〜9月で、この期間に1年間の70〜80%が降り注いでいます。そのため、春から夏にかけて日焼け止めを使う人が増えますが、秋・冬も「美肌のために」と日焼け止めを塗っている人も多いのではないでしょうか。

食事より日光によって作られるビタミンDの方が多い

ビタミンDは、カルシウムの吸収を2〜5倍にする作用があります。ビタミンDが不足すると、食事でカルシウムを摂っていても体に吸収されず、カルシウム不足に。血液中のカルシウム濃度が低下すると、けいれんなどの症状が起こるほか、体が血中のカルシウム濃度を上げようと骨からカルシウムを溶かします。これにより、骨密度が低下し、骨が弱くなります。

1日のビタミンDの必要量は10-25マイクログラム。ビタミンDはサケ、イワシ、ニシン、サンマなど、脂の多い魚に含まれるほか、きのこ類も豊富。でも、ビタミンDを含む食品は限られており、必要量を食事だけで摂取するのは不可能。そのため、必要量の半分以上を私たちは紫外線からの作用で産生しています。なので、骨のためには、日差しにあたることが必要なのです。

日光を避けすぎるとビタミンDが欠乏状態に

いつもベールで全身をすっぽり覆っているムスリムの女性は骨粗しょう症になりやすいという研究が、世界中で発表されています。これは日光に当たらないことでビタミンDの産生量が少なくなっているためと考えられています。一年中、日焼け止めを塗っているということは、ベールを着用しているようなもの。骨密度は成長期から30代までがピークで、その後は徐々に低下していき増えることはありません。この時期にビタミンDが常に欠乏していると骨密度のピークの値が低いため、高齢になった際に骨粗しょう症になるリスクが高くなるといえます。すぐに骨粗しょう症になるわけではありませんが、将来を見据えて今から対策が大切です。

シミ・シワを予防しながらビタミンDを産生するには

ビタミンDをつくる紫外線の波長は、日焼けをする紫外線の波長とほぼ同じで、SPF30の日焼け止めを塗っていると、体で作られるビタミンDは5%以下になってしまいます。
そこで気になるのが、「では、何分紫外線を浴びればいいの?」という疑問。環境省は、以下のように回答しています。

“地域や季節、時刻、天候、服装、皮膚色など多くの要因で左右されるため、一律◯分と表現できることはできません。これらを踏まえた上で、10マイクログラムのビタミンDを産生するのに必要な時間は、標準的な日本人が皮膚の25%(両腕と顔に相当)を露出して、東京都心で8月1日の昼ごろ、雲が少しある晴れた日に外出するとして3分間。同様に、1月1日の昼ごろに12%(顔と手程度に相当)を露出して外出すると約50分などと計算されます。”

例えば、顔や腕、デコルテは徹底的に紫外線をカット。でも、足には塗らないという選択もあります。また、体の中で手のひらには、メラニン色素がありません。そのため、手のひらにはいくら日光を浴びても、日焼けしないということ。日焼け止めを塗ったら手を洗い、外出時は積極的に手のひらを日差しに当てるというのも、ビタミンD欠乏症の予防につながります。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

出典:環境省『紫外線環境保健マニュアル2015』
https://www.env.go.jp/chemi/matsigaisen2015/full.pdf

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髪の毛も日焼けで劣化!? 夏の鉄板ヘアケア方法

顔の紫外線対策はしているけど、髪の紫外線対策までしている人は少ないのでは? 紫外線が起こす髪への影響と、ケアの方法をご紹介します。

髪の毛も日焼けで劣化!? 夏の鉄板ヘアケア方法

髪は顔の2倍以上の紫外線を浴びている

紫外線対策といえば、顔と体に日焼け止めクリームを塗るのが一般的。でも、髪は顔の2倍の紫外線を浴びているのを知っていますか? たくさん紫外線を浴びると、髪もダメージを受けます。乾燥、髪が切れやすくなる、表面がパサつく、色が明るくなり、ツヤも減るなど。紫外線が髪に当たると吸収され、髪を構成しているアミノ酸を酸化させて別の物質に変化させます。これが髪のダメージに。特に、髪が濡れた状態で紫外線を浴びると、このダメージが大きくなるので注意しましょう。髪は、ダメージを受けても自分で修復する力がないので、紫外線を防ぐケアと、浴びた後のケアの両方が大切です。

<紫外線を浴びないための予防ケア>

◯帽子、日傘を利用する
紫外線は物理的にカットするのが一番簡単で効果的。外出する際は、帽子や日傘を利用しましょう。帽子は、熱を吸収しにくい薄い色のもので、つばが7cm以上あるものを選んで。また、日傘もUVカット加工されているものを選びましょう。顔に紫外線が当たるのを防ぐことができるのはもちろん、熱射病の予防にもなるので一石二鳥です。

◯髪にも日焼け止めを塗る
顔と同様に、髪にも日焼け止めを塗りましょう。肌と髪、両方に使える日焼け止めスプレーや、髪用のミスト、髪用のトリートメントで紫外線カット効果があるものなど、アイテムも幅広く販売されています。

◯髪をまとめて外出する
髪の長い人は、紫外線が当たる範囲を狭くするため、髪をまとめて外出を。プールや海に行く時も、髪が濡れないようにお団子などにするとよいでしょう。

◯プールや海に入る前にトリートメントを
水に浸かる前に、洗い流さないトリートメントをつけて、髪に油膜を作りましょう。プールの塩素や、海水の塩分ダメージを極力少なくできます。

<紫外線を浴びてしまった髪のケア>

◯ダメージヘア用のシャンプーやトリートメントを
日焼けをした後の髪は、キューティクルが焼け剥がれてしまいます。キューティクル保護効果のあるダメージヘア用のシャンプーやトリートメントでケアをしましょう。また、キューティクルは摩擦に弱いので、ゴシゴシこすってシャンプーしたり、強いブラッシングしたりするのは避けてください。

◯プールや海の後は、はやく髪を乾かす
水に濡れた状態で、紫外線を浴びるとダメージは増大! プールや海水浴に行った時は、こまめに水分をタオルで拭き取り、なるべく濡れたままにしないこと。そして、プールの塩素や、海水の塩分を極力早く洗い流すのがポイントです。できれば、海やプールにシャンプーを持参して、洗い場で洗髪しましょう。その後、自宅に戻ってからもう一度、シャンプーとトリートメントをしてください。その後、洗い流さないトリートメントで髪に栄養補給してから、ヘアドライヤーで髪を乾かすとよいでしょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

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