太さなんて関係ない! 脚や腕を綺麗にみせる全身のスキンケア方法

山崎 多賀子さん

【執筆者】山崎 多賀子さん

美容ジャーナリスト 美容、健康に関する幅広いジャンルで長年取材を続ける。自らの乳がん体験から、各種NPO団体でのサポート活動、講演やがん患者対象のメイクセミナーにも力を注ぐ。NPO法人CNJ認定乳が…

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(編集・制作 (株)法研

肌の露出が多いファッションではボディのメンテナンスが大事。露出する部分のボディケアは顔のメイクと同じ。ファッションだと思って楽しく、カッコいいボディを目指そう!

ボディのメンテナンスもファッションの一部

だんだん春めいてきましたね。ノースリーブはもちろん、このところマイクロミニのスカートやパンツの流行でもわかるように、肌の露出が多いファッションを、カッコよく着こなすのが人気ですよね。

「私は二の腕が太いから」「脚が太いから」、なんていう理由で中途半端な半袖を着たり、中途半端な長さのスカートをはいてしまったりすると、かえっておばさん臭くなるから、どーんと肩から腕を見せてしまったほうが、膝小僧から出してしまったほうが、体は引き締まって見えるんですよ。また、シャツやカットソーも、デコルテ(首から胸元にかけて)を見せるタイプのほうが、断然首がすっきり長く、フェイスラインもきれいに見せるんです。つまり、肌をどう露出させるかは、ファッションの一部なんです。

しかし、となると、ボディのメンテナンスもファッションの一部ということです。

ところが冷え対策で肌の露出が少なかった冬の間の肌はというと……。紫外線が当たっていないボディスキンは当然白くなっている。それはいいんだけれど、問題なのは乾燥です。長らく続いた空気の乾きと肌着や服による摩擦で、ボディはカサカサ。腕や脚が乾燥で粉をふいている人って、意外に多いんです。その状態で明るい太陽の下、肌を出してごらんなさい。恐ろしいことに、ブヨブヨむくんで見えるんです。

それは肌が水分不足なのと同時に、表面が凸凹になり、光が乱反射し、透明感のないマットな質感に見せてしまうから。白くてブヨブヨって、ちょっと不健康ですよね。年齢によっては、生活疲れしている印象すら与えてしまいます。

肌を美しくみせるためのスキンケアとは?

今やボディの美しさは、健康美がバロメーター。肌がパーンとはじけるような艶を与えハリがあるように見せるだけで、太めだろうが細めだろうが、美しく見えるものです。

ではそれをどう作るか。肌表面の乱反射を防ぐために凸凹を取り除く。それには軽くスクラブをかける。さらに、みずみずしい透明感を与えるために朝晩、ボディローションで保湿をする。それだけでもみずみずしくなりますが、できるならば、仕上げにボディオイルを薄く全身にのばして、艶を与えてみてください。ボディ専用でなくても、全身に使える美容オイルならなんでもOK。

肌の表面を滑らかにして、水分の透明感を与え、肌表面に艶の膜を作る。この3ステップで、肌全体につるんとした光が回り、肩や腕、ふくらはぎや太もも、足首の筋肉がきれいに浮かび上って、キュッと引き締まって見えるんです。さらに、デコルテや首すじの筋肉や鎖骨の光と影もきれいに強調される。このひと手間だけで、ものすごく印象が左右されます。もちろん、長時間外で過ごす日は、日焼け止めはお忘れなくね。

かかとやくるぶしなどの端っこケアは重点的に!

さらにもう一つ、春前に重点的にやっておきたいこと。それはかかとやくるぶし、ひじ、指先などの端っこケアです。とくに冬場はかかとやくるぶし、ひじ、手の甲の角質が厚くなって肌色も濁りがちなので、1週間くらいバスタイムに優しくスクラブをかけて(ごしごしやったり、角質を削りすぎると、さらに角質が厚くなるばかりか、色素沈着を起こすので、絶対に優しくなでるようにしてね)、そのあとたっぷり保湿をしておくと、つるつるになります。手は爪の根もとをマッサージしてあげると、血行がよくなり、いい爪が生えてきます。

ミュールやサンダルはもちろん、今年はやりの「ブーサン」(ブーツサンダル)はかかとや、デザインによってはくるぶしがとっても目立ちます。ここがくすんでいると不潔っぽいので、ご注意を。

ボディケアは全身くまなくやろうとすると面倒だけれど、とりあえず露出する部分は顔のメイクと同じ、ファッションだと思えば、きっと楽しくできると思いますよ。

※この記事は2010年3月に配信された記事です



日焼け止めはもう古い?『塗らないUVケア』で美肌になる人が増えている

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

紫外線対策といえば「日焼け止め」が一般的です。でも、美肌になりたいなら「塗らないUVケア」がおすすめ。そのやり方と理由をご紹介します。

日焼け止めを正しく使えている人は少ない

シミ、シワなど肌の老化で、一番の原因となるのが紫外線。その紫外線対策として、まず思いつくのが日焼け止めですよね。でも、日焼け止めを正しく使えている人は少ないそう。
化粧品メーカーが宣伝する効果を実際に得るためには、日焼け止めをたっぷり塗り、さらに2〜3時間ごとに塗り直す必要があります。また汗をかいた後などは日焼け止めが取れやすいので、もっとこまめに塗り直さなければいけません。これが完璧に実践できている人はどれだけいるでしょう。
そして気になるのが肌への悪影響です。美白肌を保つために、SPF値が高いものを選びがちですが、こうしたものは肌を刺激する成分が多く、肌のバリア機能を破壊し、悪影響を与えるとされています。
実は手間が多く、肌への負担が大きいのが日焼け止め。皮膚科医のなかでは、日焼け止めを使わない紫外線対策をすすめている方もいます。
そこで、日焼け止めを使わずに、上手に紫外線を防ぐ方法をご紹介します。日焼け止めによる肌への負担をなくすことで、肌本来の美肌力を強化。紫外線から受けるダメージを排出できる肌を作りましょう。

日焼け止めはもう古い?『塗らないUVケア』で美肌になる人が増えている

<美肌になる塗らないUVケア>

○黒づくしの衣装で紫外線を通さない

中途半端に塗る日焼け止めより、日傘や帽子やサングラスといった、物理的に紫外線をカットするものの方が効果的です。夏はノースリーブなど肌を露出する衣類が増えますが、薄手のカーディガンを持ち歩くなどして対策を。特に黒には、光を吸収して遮断し、肌まで通さない効果があります。帽子、手袋、日傘を黒いものにすると、より日焼け止め効果がアップします。

○うす色サングラスがメラニンをおさえる

目に入った紫外線は、シミや日焼けの元であるメラニンを活性化させます。最も紫外線が強くなる10~14時は、必ずUV効果のあるサングラスを。ただし、濃い色のサングラスは瞳孔が開き、外した時に紫外線が入りやすくなるので逆効果だとか。薄い色のレンズをかけると、まぶしいときは瞳孔が縮まって紫外線をしっかりシャットアウトできます。

○抗酸化フードを毎日欠かさない

抗酸化力の高い食材は、活性酸素を抑えて紫外線をブロックします。緑黄色野菜には抗酸化成分が豊富に含まれるので、朝のスムージーは、小松菜などの緑の野菜を入れて。また、そばのルチンやカレーのスパイスにも抗酸化力があるので、昼食のメニューにピッタリ。ただし、レモンなどの柑橘系には「ソラレン」という、紫外線を吸収しやすくする成分が含まれています。そのため、日中は柑橘類を食べるのは避けて。ソラレンは、きゅうりやセロリ、パセリにも含まれています。

○“赤い物”が食べる日焼け止めに

日に当たりそうな時、前もって食べておくといいのが赤い食材。トマトやベリー類に含まれる抗酸化物質は、植物が紫外線から身を守るための成分なので、日焼け防止に働きます。生でなくてもOKなので、クコの実やアサイーなどのフリーズドライでも。

○バリアを壊さないケアで強い肌をキープ

肌が整い、バリア機能が備わっているのが、日焼けしない条件です。クレンジングや洗顔時に顔をゴシゴシこすったり、化粧水などをバンバン強くはたきこむと、肌のバリア機能を低下させます。スキンケアは手を使って優しく。

○入浴で血行促進してターンオーバーを正しく

肌のターンオーバーを整えて焼けにくい肌を作るには、入浴で体の代謝を上げるのも大切。熱めと冷たいシャワーを交互にあびると、血行が促進されて代謝がよくなります。また、強めのシャワーは、リンパの刺激にも。ただし、夏だからといってシャワーだけで済ませず、浴槽に入ってしっかり温まることが、代謝のいい焼けない肌作りには必要です。

○紫外線量チェッカーを使う

紫外線対策は外出時だけでは不十分。室内にも、紫外線は降り注いでおり、なんと室外の80%、カーテン越しでも50%程度が届いているそう。しかも日当たりの悪い部屋にも紫外線は届いており、壁や天井に乱反射、肌に当たっているのだとか。紫外線量がわかるアイテムを使って、身の回りの紫外線の量を確認できるようにしましょう。ブレスレットやキーホルダーなど、種類も豊富です。

○家具の位置を見直す

日当たりのいい場所に、くつろぎスペースを作ると、そこで過ごす時間が多くなり、必然的に紫外線を浴びる量も多くなります。日当たりのいいところに、テーブルやソファなどを置くのは避けて。家具自体の日焼けを防ぐこともでき、インテリアが長持ちするという利点も。

○窓やカーテンのUVカット力を強化

紫外線は窓から降り注ぎます。最近では、布製品にスプレーできる紫外線カットスプレーや、99.5%という高水準で紫外線をカットしてくれる窓用フィルムが販売されています。カーテンにスプレーしたり、窓にフィルムを貼ったりして、家の中の紫外線カット力を強化しましょう。

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シミの原因になる間違ったスキンケア|やりすぎ美容はシミのもと?

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

肌によいと思ってやっている習慣が、逆にシミを作る原因になることも。その理由をお教えします。

キレイになるための習慣がまさかの逆効果に

“顔についたゴミ”ともいえる、にっくきシミ。「いやだわ~」と思いながら、ついつい触ってしまっていませんか? 実は、触れば触るほどシミは増えてしまうのです!と指摘するのは、美容皮膚科医の阿部圭子先生。年のせいばかりでなく、自分の手で増やしていたとは……。
特に女性が陥りやすいのが“やりすぎ美容”によるシミ。たるみを取るためヒマさえあれば美顔器を当てていたり、スキンケアコスメを何種類も重ね塗りしたり。こうして肌を触るたび、シミの元がつくられます。つまり美へのこだわりが強い人ほど、シミが多かったりするのです。
シミの原因には、肌の炎症、皮膚や体の酸化、食べ物の3つが大きく関わっています。今回、紹介するのはその代表例。この習慣をストップして「顔ゴミ」を減らしましょう!

シミの原因になる間違ったスキンケア|やりすぎ美容はシミのもと?

シミをつくる6つのNG習慣

1)コスメジミ

チーク、アイシャドー、アイライナーなど色ものコスメは要注意。着色料がアレルギーの原因になったり、塗る時や落とすときの摩擦で肌に炎症を起こしやすくシミの原因に。シミを防ぐには、メイクはやさしく、肌をこすりすぎないようにして。また落とし残しを防ぐため、ウォータープルーフタイプの日常使いは避けましょう。

2)美顔器ジミ

適度に使うのはOKですが、やりすぎると肌は慢性の刺激で色素沈着を起こします。アラフォー女性に多い頬骨のシミ「肝斑」も、さらに濃くなります。美顔器を使うなら「寝る前1分」など、時間を決めてやりすぎ防止を。また肌の乾燥を感じているときは、摩擦による刺激が強くなるので避けて。

3)クリーム・オイルジミ

シミの元・メラニン色素は、紫外線を浴びたり、皮膚の油分が長時間空気にふれて酸化することで増加します。クリームやオイルにも油分が含まれるので、肌の上で酸化するとシミに! 夜にクリームやオイルを塗ったら、朝は必ず洗顔を。肌に残った油分が、日中に酸化します。

4)お菓子ジミ

食べ過ぎて余った糖と、体のタンパク質がつながると、褐色の老化促進物質「AGE」がつくられます。これを「糖化」といい、まるで食べ物がコゲるように、肌がだんだん黄色くシミ色に。おやつはクッキーなら2枚程度までにして、糖分を控えて。揚げ物や焼き目のあるものは糖化食品なので、ポテトフライやパンケーキも要注意。

5)メガネジミ

メガネの鼻パッドは皮膚を圧迫し、さらに動いてこすれるため、炎症が起きやすくなります。その炎症が慢性化すると、やがて色素が沈着してくっきりジミに。長年同じメガネの人は、鼻パッドが動きやすくなっていないか、圧が強過ぎないか調整を。鼻への圧を減らせる軽量タイプや、鼻パッドなしのメガネに替えるのもおすすめです。

6)がんばりジミ

ヘトヘトになるまで運動すると呼吸が荒くなり、体内の酸素量が増加します。その分、活性酸素も多くなり体がサビることに。そのサビがメラニン色素の生成を刺激して、やがてシミになるのです。シミを予防するには、激しいスポーツはNG。運動はウォーキングなど息が上がらないものを行いましょう。また適度な運動は、代謝が上がって肌のターンオーバーが促進され、シミを薄くできるのでおすすめです。

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日焼け止めは数種類を使い分けがベター? 正しい日焼け止めの選び方

山崎 多賀子さん

【執筆者】山崎 多賀子さん

美容ジャーナリスト 美容、健康に関する幅広いジャンルで長年取材を続ける。自らの乳がん体験から、各種NPO団体でのサポート活動、講演やがん患者対象のメイクセミナーにも力を注ぐ。NPO法人CNJ認定乳が…

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(編集・制作 (株)法研

夏、最も重要なのは紫外線対策。エアコン下の乾燥にも要注意!日焼け止めは用途を知って適切なものを選び、ライフスタイルに応じ使い分けて。保湿には使用感の軽いものを。

エアコンの効いたところでは肌の乾燥にご注意

もうしばらく梅雨が続きますが、梅雨が明けると季節は一気に夏本番へ突入します。すると肌は過剰な皮脂や汗によってニキビや湿疹が出やすくなり、スキンケアの関心は洗顔に向かい、保湿は手薄になりがちです。ところがそれが落とし穴。

通勤・通学、職場、デパートやコンビニ、レストランなど至るところでエアコンはガンガンに効いています。家でもエアコンをつけっぱなしの人は多いと思います。洗顔や汗を拭いた直後の肌のつっぱりは、肌表面の保護膜が落ちたところにエアコンによって肌の水分を奪われている可能性が…。エアコンが効いた中で過ごす時間が長いほど、肌は乾燥の傾向にあります。過剰な皮脂や汗を落とすことは大切ですが、夏の保湿もまた大切なのです。

とはいえ、暑いのに重たい感じのクリームや乳液は不快ですね。実際にクリームでニキビができてしまうこともあります。しかし化粧水だけでは水分の蒸散は止められません。たっぷりの化粧水のあと、使用感の軽い美容乳液やジェルクリームで潤いが逃げないようにしてください。

日焼け止めはSPAとPAの両方の表示をチェック

さらに耳タコかもしれませんが、夏にもっと大切なのが、紫外線対策です。紫外線のダメージが老化に直結することが知られるようになり、日常的に日焼け止めを塗る人が増えていますが、本当に適切な日焼け止めを使っているかをここでチェックしてみましょう。

まず日焼け止めは、SPFとPA表示の両方を見ることがとても大切です。
地上に届く紫外線はA波とB波の2種類で、紫外線B波の防止指数はSPFで表します。B波は肌を真っ赤にしたり水ぶくれをつくるなど、炎症を起こすほどエネルギーが強く、肌の表面の細胞にダメージを与えます。皮膚がんはB波が細胞のDNAを傷つけることによって起こるといわれています。ただ、紫外線B波は波長が長くないので、厚い雲にいくらか吸収され、ガラスも通過しないので、室内にいればあまり心配する必要はありません。

一方、紫外線A波の防止指数はPAで表します。A波はエネルギーが弱く当たっても何も感じませんが、B波の20倍近くの量が降りそそぎ、波長が長いため雲もガラスも通過し、肌の奥の真皮組織をじわりじわりと壊していきます。シワやたるみなどはA波が主な原因ですから無視はできません。ちなみにシミは、A波B波の両方によって引き起こされることが分かってきています。

SPFは50が最高値でそれ以上はSPF50+で表示され、PAは+、++、+++の三段階で表示され、+++が最高値ということをまず覚えてください。ただここでも注意することがあります。それは、SPFもPAも1平方センチメートルあたり2mgを塗ったと仮定して数値が算出されていますが、実際に日焼け止めをそこまでたっぷり塗る人は少ないということ。

数値に安心せずに、こまめに塗り直しをするか、塗り直しができないならSPFもPA値もやや高めにしたほうがいいのです。とくに真夏の日中(10時~14時)外にいる時間が長いならば、なるべくSPFは50に近いものを、PAも最低++は確保したほうが得策です。

ライフスタイルに合わせて日焼け止めを2、3種類使い分ける

ただし日焼け止めの使用感は肌との相性があり、数値が高いものほど肌が疲れやすい傾向にあるのは事実です。そんな背景もあり、最近では高い数値でも白浮きせず、肌への負担が軽い日焼け止めが続々と登場しています。とはいえ数値よりまず肌との相性が大切です。できればテスターを顔に塗ってみて、半日から一日様子を見てから買うと失敗しません。

日中ほとんど外出しない日のSPF値は20~30で十分。でも家にいても窓辺で過ごしたり車を運転するのであれば、PAは最高値のものを選ぶなど、ライフスタイルに合わせて日焼け止めを2、3種類使い分けるとベターですね。
夕方から夜にはクレンジングでしっかり落とし、そのあとローションパックなどで、肌のほてりを鎮(しず)めてやると、紫外線疲れを翌朝に残さず落ちつきます。

ちなみにSPFやPAの測定法は日本独自のもので、海外ではPAに関しては表示されていないことが多いようです。
日焼け止めは一昔前に比べて潤いを与えるものなど年々よくなってきています。上手に取り入れて、肌にとって過酷な夏を乗り切ってね。

※この記事は2009年6月に配信された記事です

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ジメジメした季節は肌が不安定に…梅雨から夏のスキンケアのポイント

山崎 多賀子さん

【執筆者】山崎 多賀子さん

美容ジャーナリスト 美容、健康に関する幅広いジャンルで長年取材を続ける。自らの乳がん体験から、各種NPO団体でのサポート活動、講演やがん患者対象のメイクセミナーにも力を注ぐ。NPO法人CNJ認定乳が…

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(編集・制作 (株)法研

じめじめした夏の「美肌的」快適生活術。室内の空気や肌に触れるものを清潔にして気分を爽やかに。質のよい睡眠をとり、お風呂で体を清潔に。

雑菌が活性化するじめじめした季節は、肌の環境づくりが大事

こんにちは。そろそろ梅雨時ですね。これからぐっと蒸し暑くなっていくことでしょう。

こんな季節、肌がむずがゆかったり、いやに毛穴が開いたり、ニキビができたりしませんか? 実は、湿気と温かい空気は、雑菌の大好物。空気中には活発化した雑菌がたくさん潜んでいるんです。その環境のなか、こまめにハンカチで汗をぬぐったり、たびたび顔を洗うと、肌表面にいて、外からの雑菌をプロテクトしている常在菌の数が手薄になり、かぶれたり、ニキビになるなどトラブルを起こしやすくなるんですって。

だからといって、汗にはかゆみの原因になる物質が混じっているので、汗をかいてそのままにしておくのもよくありません。もちろん、運動などで汗をたくさんかくことは体にとっていいことだけれど、じわじわとかき続けるのでは、肌がくたびれてしまいます。

ということで、じめじめ季節は乾燥はしないものの、肌は不安定になりがちです。こういうときは、スキンケアも大切だけれど、肌の環境づくりがとくに大事です。

気分がすっきりすると、肌もすっきり安定

たとえばエアコンよりも、除菌・消臭効果のある除湿器で室内の湿気と雑菌を吸い取るのは効果的。空気がカラッとするだけでずいぶん爽やかになるので、室温を下げなくても快適に過ごせますから、冷房病に悩まされることもありません。

また、ハンカチやタオル、枕カバーなど、顔に触れる寝具は、こまめに洗って清潔に保つこと。こまめにお掃除をして、室内のホコリを取り除いておくこと。こんなことでも、肌の状態は変わってくるものです。

また、シトラスやミント、ラベンダー、ユーカリなど、爽やか系の芳香剤やフレグランスで、気分を爽やかにするのも、じめじめ感をとるのに実はとっても効果的。肌と脳は連動しているから、気分がすっきりすると、肌もすっきり安定してくれるんです。

質のよい眠りこそ、美肌の最強エッセンス

寝苦しい夜などは、エアコンをガンガンに効かせるのではなく、リラックスできて爽やかなエッセンシャルオイルをコットンに一滴垂らして、パジャマのポケットに入れてみてください。ほのかな香りが暑さを軽減し、深い眠りへと誘ってくれるはず。
日中に負った細胞ダメージは、睡眠中、成長ホルモンなどが修復してくれるので、質のよい眠りこそ、美肌の最強エッセンスです。小さいニキビならひと晩で治ってしまう場合もあります。夏はとくに快適に眠れるよう、色々な工夫をするといいですね。

そして夏だからといって、入浴を烏の行水程度ですませてしまうのはもってのほか。冷房による冷え対策はもちろんですが、それ以外に雑菌・悪臭対策に入浴は欠かせません。
とくに夏、雑菌の温床になりやすいのが靴の中。だから足は、指の股や爪の甘皮、爪の内側に入り込んだ汚れもきれいに落とさないと、足臭がついて、なかなか取れません。ちなみに足の悪臭の元は、イソキッソウ酸という、垢など皮膚の老廃物が分解されたときに発生する悪臭物質です。悪臭はストレスの原因になることも明らかになっているんですよ。この物質が残った体で寝具に潜り込んだら……。言わずもがなですね。
そのほか脇の下など湿気がこもるところもお風呂で清潔に洗い流すことも、臭いの問題だけでなく美肌のために有効です。

できることからぜひ試してみてくださいね。

※この記事は2010年6月に配信された記事です

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手軽な市販薬に要注意!20代以上の女性に多い『酒さ様皮膚炎』

ノーイメージ

【お話を伺った人】古賀 道之先生

古賀皮ふ科院長・東京医科大学名誉教授 1962年 長崎大学医学部卒業後、東京医科大学皮膚科学教室入局 。1971年、東京医科大学講師。立正佼成会佼成病院皮膚科部長、都立大久保病院皮膚科医長、東京医…

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(編集・制作 (株)法研

(「ヘルス&ライフ」法研より)

ステロイドの入ったかぶれ止めを顔に常用すると起こりやすい。ニキビ状のブツブツ、ピリピリ感、強いほてりを伴い、腫れて赤ら顔になる。

ステロイド外用薬の長期使用が原因

あなたは、化粧品やヘアケア用品でかぶれやすいほうですか? そんなとき、ステロイドの入った市販のかぶれ止め薬を使うこともあるでしょう。はじめは炎症が抑えられて湿疹はすぐに治りますが、使い続けるうちに赤ら顔になって、ニキビ状のブツブツができるようになります。このときステロイド薬をやめると、それまで抑えられていた炎症が一気にあらわれ、顔が赤く腫(は)れ上がって、ピリピリしたりほてりを感じたり、かゆみが出ることもあります。これがしゅさ様皮膚炎です。

しゅさ様皮膚炎は、20~50代の女性に多くみられます。もともと顔がほてりやすい、発赤(ほっせき)を繰り返しやすいといった素因のある人が、脂漏性皮膚炎や、化粧品、シャンプー、リンスなどによるかぶれを副腎皮質ステロイドの入った塗り薬で治療しているうちに起こってくる皮膚炎です。

ステロイド外用薬を長期間使い続けると、皮膚が薄く弱くなり、血管が拡張して毛包(毛根を包んでいるところ)を刺激するため、むしろ炎症を起こしやすい条件が整ってしまいます。一般に薬の副作用の症状が出たときにはその薬の使用を中止するのが原則ですが、しゅさ様皮膚炎の場合、ステロイド薬の使用中止後2~3週間は症状が悪化します。このとき、またステロイド薬に頼るとふりだしに戻り、悪循環に陥ってしまうので注意が必要です。

ステロイド薬の使用を中止し、皮膚科を受診する

症状を自覚したときには、直ちに皮膚科を受診してください。皮膚科では、まずステロイド薬の使用をやめ、そのときの症状に応じた適切な外用薬を用いながら、ニキビの治療に使われるテトラサイクリン系の抗生物質を内服します。一時的に症状が悪化しますが、必ず治るので、医師の指示どおりに薬を服用してください。症状がひどく精神的苦痛や不安を伴い、社会生活に支障がある場合は、入院をすすめられるかもしれません。

日常生活では、香辛料などの刺激物を避け、アルコールも控えたほうがよいでしょう。また、化粧品は、腕などの目立たない部分につけて、かぶれがないかどうか、試してから使うようにしたいものです。

ステロイド薬は用法を守って使用することが大切

ステロイド薬は、上手に使うと大変有用な薬ですが、使い方を誤ると副作用を起こしてしまいます。まさに「両刃の剣」といえる薬です。それだけに、皮膚科専門医の指示に従って、正しく使うべきです。

化粧品かぶれなどを起こしたとき、「わざわざ皮膚科を受診するのは面倒だから」という理由で、市販のステロイド外用薬に頼ってしまうこともあるでしょう。しかし、ストロイド薬は使い方しだいで、「薬にもなれば毒にもなる」ものなのです。手軽なはずの市販薬が原因で、何カ月も顔面の炎症に苦しむことにもなりかねません。

ステロイド薬には強さの異なる製剤がたくさんあります。中には、弱い抗炎症作用がありながら血管拡張作用がほとんどないものもあって、症状によってはしゅさ様皮膚炎の治療にさえ使うことができるものもあります。「ステロイドは怖い」という人もいますが、間違った使い方に問題があるのです。ステロイド薬を使うときは、用法をきちんと守って使用することが大切です。

※この記事は2007年12月に配信された記事です

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