ちゃんと洗っているのに頭皮がかゆい理由は? 正しいシャンプーのやり方

【お話を伺った人】吉木 伸子先生

よしき皮膚科クリニック銀座院長 1967年東京都に生まれる。1993年 横浜市立大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院皮膚科学教室入局。1994年より浦和市立病院(現さいたま市立病院)皮膚科勤務、埼玉…

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(編集・制作 (株)法研

(「へるすあっぷ21」法研より)

健康な髪と地肌は正しいケアから。泡立てたシャンプーで地肌をやさしくマッサージ、すすぎは念入りに!

洗いすぎは髪のパサつき、枝毛の原因にも

「朝シャン」という言葉が新語・流行語大賞を受賞したのが1987年。そのころから、毎日シャンプーする人がとても多くなったようです。「朝シャン」は日本人の清潔指向を示す言葉として問題視されることもあるように、日本人は髪を洗いすぎる傾向があると言われます。洗いすぎると地肌が乾燥し、髪がパサついて枝毛の原因になることもあります。まして、シャンプーを髪に直接つけてゴシゴシ洗い、熱いお湯ですすいでいたのでは、髪や地肌へのダメージは大きく、洗いすぎが原因で抜け毛を招くことだってあるのです。

しかしこれから夏も本番、気がついたら体だけでなく頭まで汗でびっしょり、なんてことも多くなります。汗をかいたら毎日でもシャンプーしたいですね。そこで、毎日シャンプーしても髪と地肌を傷めることなく美しく保つために、シャンプーやリンスの上手な使い方を知っておきましょう。

シャンプーはお湯で薄めて泡立ててから

髪についた汚れやホコリは、こすったりしなくても泡の力だけで落ちますから、髪よりも地肌を洗うつもりでシャンプーしましょう。

(1)洗う前に、髪を軽くブラッシング。余分な皮脂やフケを浮き上がらせるとともに、髪がからまずスムーズに洗うことができる。

(2)38度くらいのぬるめのお湯で地肌と髪全体をすすぎ、軽い汚れやヘアケア剤を落とす。熱すぎるお湯は必要な油分まで奪ってしまい、地肌がカサカサになったり、髪のキューティクルがはがれやすくなる。

(3)少量のシャンプーをお湯で薄め、軽く泡立ててから、後頭部の生え際から全体につけていく。(後頭部は比較的外部からの刺激に強いため)

(4)頭全体にシャンプーがついたら、指の腹を使って、地肌をやさしくマッサージしながら洗う。爪を立てるのは、地肌を傷めるので厳禁。髪の毛をこすり合わせると、キューティクルがはがれてダメージの原因に。

(5)ぬるめのお湯で、よく洗い流す。

(6)リンスは地肌ではなく、毛先を中心に髪だけにつけ、よく洗い流す。

シャンプーもリンスも、化粧品より刺激が強いため、肌に残らないようすすぎは十分に行います。フケやかゆみ、抜け毛などはすすぎ残しが原因とも言われます。時間に余裕のない「朝シャン」では、急いでゴシゴシこすったり、すすぎ残したりして、髪と地肌を傷めがち。朝シャンプーするなら、十分に時間がとれるように早起きを。「髪の栄養はバランスのよい食事から」ですから、朝食を抜いて朝シャンするのは避けましょう。

ドライヤーのかけすぎはダメージのもと

シャンプーの後、髪が濡れたまま寝ると、髪が傷みやすいだけでなく、雑菌が繁殖していやなにおいの原因にもなります。

乾かすときも、髪を傷めないように正しいやり方で。まずタオルで髪をはさみ、両手で押さえるようにしてできるかぎり水気を取ります。タオルで十分に水気を取ることで、ドライヤーの時間を短くすることができます。

ドライヤーはなるべく頭から離し、髪に風を送り込むようにして乾かします。ドライヤーの使いすぎは、地肌や髪を乾燥させるだけでなく、地肌や髪の表面のケラチンたんぱくを傷つけ、パサつきや傷みの原因になるので注意しましょう。

きちんと洗ってもかゆいのは脂漏性皮膚炎かも

毎日洗っても地肌がかゆい、べたっとしたフケが出るという人は、「脂漏性(しろうせい)皮膚炎」の可能性が。脂漏性皮膚炎は皮脂分泌のバランスが崩れることで肌の表面に雑菌が増え、赤みやかゆみを生じる皮膚炎です。ひどくなると毛根にダメージを与え、脱毛につながることも。思い当たる人は早めに皮膚科を受診しましょう。
ストレスや過労、食生活の乱れが原因で起こることが多いので、ストレスや疲労をためないようにして、十分な睡眠と規則正しい生活を心がけましょう。

また、いくらシャンプーが完ぺきでも、髪に栄養が行き届かなければ美しい髪は望めません。極端なダイエットや偏食は、髪への栄養も不足させてしまいます。栄養バランスのよい食事内容にしたうえで、髪によい食べ物を積極的にとりましょう。

たんぱく質:髪の主成分はたんぱく質なので、不足すると髪が細くなる。肉や魚、牛乳、豆類などに豊富。
鉄分:不足するとパサパサした髪に。プルーンやレバー、あさりなどに豊富。
ビタミンE:地肌の血行を促進する。ごまやアーモンドなどに豊富。

地肌の血行不良も髪の大敵です。タバコやアルコールの量を控えたり、運動不足を解消して体を活性化させましょう。美容院でいま人気のスカルプ(地肌)ケアをしてもらうのもいいですね。

※この記事は2007年7月に配信された記事です



美容師に聞いた! ぺたんこ髪をふんわり仕上げるスタイリングのコツ

【お話を伺った人】きたむら まさきさん

美容師 東京マックス美容専門学校卒業後、’97年に「ALPHA」入社。2012年、東京・下北沢「ananda」を共同設立。現在、同店クリエイティブディレクター。

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(編集・制作 gooヘルスケア)文/亀井満月

昔に比べて髪が細くなった、ボリュームがないー髪のボリュームに悩む人も多いかもしれません。頭頂部にふくらみがなくなると、どうしても老けた印象になってしまいます。

そこで、今回は東京・下北沢でサロンを経営する美容師のきたむらさんに髪のボリュームが失われてしまう原因と、自宅でできるボリュームアップのコツについてお聞きしました。

ボリュームアップのためにパーマをかけるのは悪循環!

年齢と共に髪のボリューム不足に悩む人も多いのですが、主にどんな原因が考えられるのでしょうか。

まず、年齢とともに頭皮のハリを支えるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が減少します。頭皮の厚み、弾力、潤いが低下することで、毛穴が広がり、髪が根元から立ち上がらなくなってしまいます。
また、髪が細くなる原因の一つとして、髪の成長に欠かせない、VEGF-A(※VEGF-Aとは血管細胞増殖遺伝子)の減少も挙げられます。
毛包周辺の毛細血管が萎縮することで、毛包及び髪に栄養が届かず、細くて短い髪になりがち。これらの原因により髪全体のボリュームが減少していくと考えられています。

地肌と髪が健康とは言えない状態で、パーマをかけてボリュームを出すケースもありますが、人によっては悪循環に陥ってしまうケースもあるのだとか。

一時的にボリュームアップしたように見えますが、地肌が整っていない、髪に栄養が行き渡っていないところへパーマをかけるのはダメージが大きく、あまりおすすめしません。もちろん、パーマで解決するケースもありますが、地肌と髪が健康とはいえない状況ではセットが崩れやすかったり、整髪料で重たくなりペタンとしてしまったりと、根本的な解決には至らないケースも多々あります。

お金をかけなくてもできるボリュームアップ方法

では、髪のボリュームを出すために、具体的にどんなことをしたらいいのでしょうか。自宅でできる方法について教えてもらいました。

<自宅でできるケアの手順>

まずは基本のシャンプーから。

1)髪を濡らす前にブラッシングをして髪についた汚れを落とす
2)お湯で髪をしっかり濡らし、湯シャンをする
3)シャンプーをしっかり泡だてて、頭皮から髪全体にまんべんなく塗布。指の腹で頭皮を動かすように、揉みながらマッサージシャンプーをします。
4)しっかり洗い流し、トリートメントで仕上げる
5)続いてドライヤー。ここからが肝心!ボリュームアップのコツは乾かす前に分け目をつけないこと。つい、いつものように分け目をつけてしまいますが、ここではガマン。

乾かす前に分け目を整えるのはNG。

美容師に聞いた! ぺたんこ髪をふんわり仕上げるスタイリングのコツ

 

ぴったりと分けてから乾かしていたのが、ペタンコになる原因だった……。

ドライヤーを当てるのはこの状態。タオルドライのあとに、手でパラパラと振り分けただけ。ここからドライヤーの風を当てていきます。

 

美容師に聞いた! ぺたんこ髪をふんわり仕上げるスタイリングのコツ

 

ドライヤー。手を開いて指の腹で髪を前後・左右にシャカシャカと動かします。この時も地肌を動かすようにするとマッサージにもなって一石二鳥。

 

美容師に聞いた! ぺたんこ髪をふんわり仕上げるスタイリングのコツ

 

髪が乾いた頃には、自然と分け目に沿って髪が流れるので、潰さないよう適度に整えて完成。

 

美容師に聞いた! ぺたんこ髪をふんわり仕上げるスタイリングのコツ

 

CAP/炭酸入りの泡でマッサージシャンプー。サロンならではの施術です。

スカルプケア

頭皮を活性化する炭酸シャンプーや泡のシャンプーなどサロン専用のシャンプーで汚れを徹底的に洗浄。ハンドソープや洗顔フォームでも「泡」が重視されているように、キメの細かい泡が汚れを包んで落としてくれます。

毛穴の汚れや詰まりをしっかり洗い流し、頭皮の状態を整え、健康な髪を育てやすくするための土台を作ります。野菜に例えるならば、土壌を耕して、肥料で栄養を与えるイメージ。定期的にサロンを利用して、スカルプケアに力を入れてみるのもおすすめです。

朝のセットにも一工夫

夜にシャンプーをした場合、朝には寝癖がついたり押し潰されてペタンコになってしまうことも多いもの。
そんな時には、髪に水をつけて、前述のとおりシャカシャカと前後・左右に髪を動かしながらドライヤーの風を当てるとふんわりと仕上がります。寝ぐせを解消するスタイリング剤などには油分が入っているため、髪が重たくなりペタンコになる原因に。100円ショップなどで売られている霧吹きボトルに水を入れ、髪に噴きかけるだけで十分です。整髪料を使う場合は、完全に乾かしたあとに少量使うようにしましょう。

ベースとなるカット技術が命!美容室の選び方

近所だから、クーポンでお得だから、といったように、髪よりも他の条件で決めてしまいがちなヘアサロン。どこに着目したらよいのでしょうか。

髪の悩みを解決するためには、技術力の高い美容師を選ぶのも一つの手です。今回のテーマ、髪のボリュームアップもカット技術で随分と違ってきます。髪を梳きすぎても、重たすぎてもボリュームは失われてしまうため、髪質や毛量、長さに合わせた絶妙なカットは欠かせません。

ボリュームのアップ、ダウンなど髪の悩みは多々ありますが、自己判断で高額なシャンプーやトリートメントなどを購入するよりも、まずは技術にこだわりのあるサロン・美容師に相談してみることをおすすめします。髪質を見極めたカット技術一つで随分とケアが楽になるケースもあります。

美容室を変えるのは勇気の要ることですが、地肌と髪のためにスカルプケア専門のサロンを利用するなど、用途に応じてサロンを変えてみるのも手です。

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女性の薄毛、抜け毛の悩み…医師に聞いた「ヘアロス」の原因とケア方法

【お話を伺った人】浜中 聡子(はまなか さとこ)先生

ウィメンズヘルスクリニック東京 院長。 医学博士。北里大学医学部卒業。 米国抗加齢医学会専門医、国際アンチエイジング医学会専門医、米国先端医療学会専門医など多数の資格を取得。 女性ホルモンに着目…

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(編集・制作 gooヘルスケア)文/亀井満月

地肌が透けてみえるほど髪が薄くなった……。薄毛の悩みは男性に限ったことではありません。抜け毛や薄毛に悩んでいる女性は意外と多いもの。どのような理由で薄毛になるのか、原因の解説とケア方法について、ウィメンズヘルスクリニック東京の浜中聡子院長にお話をお聞きしました。

女性の薄毛の原因は多種多様

薄毛や抜け毛に悩む女性も多いものですが、原因は主にどんなことが挙げられるのでしょうか。

女性の薄毛の原因は多様で複雑です。「原因はこれ」とひとつに特定できないことがほとんどで、一筋縄ではいきません。「男性型脱毛症(AGA)」は男性ホルモンや関与する遺伝子がある程度特定されているので治療方針も定めやすいのですが、女性の場合は男性以上に様々な要因がからみ、原因を特定しにくい傾向にあります。

女性の薄毛、抜け毛の悩み…医師に聞いた「ヘアロス」の原因とケア方法

多くの女性に共通している原因として、頭皮の血流の低下とホルモンバランスの乱れが挙げられます。更年期に近づくにつれて髪の悩みが出てくる人もいれば、妊娠、出産を機に髪が薄くなったケース、はたまた10〜20代で薄毛に悩むなど、人それぞれです。

女性は、妊娠、出産、更年期、閉経など女性特有のライフイベントと、ストレスなどの外的要因が複雑に絡み合っていることもあり、原因を特定しにくい傾向にあります。

「ヘアサイクル」が乱れると抜け毛の原因に

髪が抜けたまま生えない?どのような状態で薄毛になっていくのでしょうか。

女性の薄毛、抜け毛の悩み…医師に聞いた「ヘアロス」の原因とケア方法

髪は1日に80本〜100本くらいは自然に抜けているといわれていますが、薄毛は髪が抜けて、新たに生えてくるまでの「ヘアサイクル」が乱れることに起因します。
ヘアサイクルはおおまかに説明すると、成長期(2年〜6年)、退行期(2〜3週間)、休止期(3〜8ヶ月)を経て抜けていきます。しかし、このサイクルが何らかの原因によって狂うことで、通常は長くて太くかたい髪が抜けていくのに対し、髪が成長しないまま休止期に入ってしまい短くて細く、やわらかい抜け毛が目立つようになり、薄毛へとつながっていきます。

女性の薄毛・抜け毛、ケア方法は?

 女性の薄毛、抜け毛の悩み…医師に聞いた「ヘアロス」の原因とケア方法

薄毛や抜け毛の予防のとしてまず大切なのが、バランスのとれた食事と質の良い睡眠。また有酸素運動もおすすめです。体に良いことは髪にも良いこととして覚えておきましょう。頭皮ケアですとまずはシャンプーの見直しから。様々な効果を謳ったヘアケア商品がたくさんありますが、まずは頭皮の状態に合わせたシャンプー選びから始めてみてください。目安として、頭皮の乾燥が気になる方や肌が弱い方はアミノ酸系を、普通肌〜オイリー肌な方は石鹸系や高級アルコール系を、と覚えておくと良いでしょう。

続いては育毛剤について。使用した経験のある方に感想を伺うと、必ずしも効果が出るというものでもなく、答えはまちまちです。育毛剤には、頭皮の保湿を目的とするもの、血行促進、頭皮の炎症を抑えることを目的とするものなど、謳っている効果も様々です。発毛効果が唯一認められている成分はミノキシジルに限られます。発毛を目的として育毛剤を使用するのであれば、この「ミノキシジル」が配合されているかどうかがポイントとなります。

髪は毛根部分のいちばん下にある毛球という部分。ここにある毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで髪が成長していきます。育毛剤は浸透率があまり高くないものもあり、なかなか髪の製造工場(=毛球)まで行き渡らず効果が見込めないものもります。また、刺激の強いものだと頭皮の負担になるため、シャンプー同様に地肌の状態をみながら使用するようにしましょう。

生活習慣の改善や自宅でのケアを見直すことで解決できる場合もあれば、治療によって改善しなければならない場合もあったりと様々です。頭髪専門のクリニックで治療する場合は、栄養を補う点滴やサプリメント、内服薬、外用薬、ホルモン補充療法など、一人ひとりにあった治療法を組み合わせた提案が可能であるため、治療の幅も広がります。

「髪は女の命」と言われるほど、見た目を大きく左右するものであり大切なものです。年齢のせいだからと諦めたり、自己判断で済ませてしまうのではなく、気になったらまずは頭髪治療を専門とするクリニックで相談してみるのも手です。

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女性の脱毛症で一番多い『びまん性脱毛症』女性ホルモンと髪の毛の深い関係

【お話を伺った人】浜中 聡子(はまなか さとこ)先生

ウィメンズヘルスクリニック東京 院長。 医学博士。北里大学医学部卒業。 米国抗加齢医学会専門医、国際アンチエイジング医学会専門医、米国先端医療学会専門医など多数の資格を取得。 女性ホルモンに着目…

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(編集・制作 gooヘルスケア)文/亀井満月

分け目が広がった、頭頂部の毛が薄くなったなど、薄毛に悩む女性は少なくありません。女性の脱毛症について、ウィメンズヘルスクリニック東京の浜中聡子院長にお話をお聞きしました。

女性の脱毛症で最も多い「びまん性脱毛症」とは?

女性の脱毛症で最も多いとされている「びまん性脱毛症」。どのようなことが原因でおこるのでしょうか。

頭頂部から少しずつ広がり、分け目から全体的に薄くなっていくのが「びまん性脱毛症」です。原因は多種多様で一つに絞り込むのが難しいのが実のところ。
女性の薄毛の主な原因は、ホルモンバランスの乱れと、血流の低下によるものです。そして他にも生活習慣の乱れやストレス過多、過度なダイエット、喫煙、誤ったヘアケア方法など考えられる要因が多々あり、びまん性脱毛症以外の脱毛症であっても、薄毛の原因をどれか1つに絞ることは難しいと言えます。

ホルモンバランスが一つの目安に!

女性の脱毛症で一番多い『びまん性脱毛症』女性ホルモンと髪の毛の深い関係

 

女性ホルモンには卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があり、髪に影響を及ぼすのがエストロゲンです。
エストロゲンは20代後半をピークに、それ以降は減少していきます。30代までは緩やかなカーブを描く形となりますが、更年期に差し掛かると急激に減少します。

 

女性の脱毛症で一番多い『びまん性脱毛症』女性ホルモンと髪の毛の深い関係

 

また、年代を問わず女性ホルモンの分泌量に変化が現れるのは妊娠・出産時期です。妊娠中は女性ホルモンの分泌が盛んで、ヘアサイクルにおける成長期が続きます。妊娠していないときよりも抜け毛が少ないのはこのためです。一方、出産後には女性ホルモンの分泌が通常に戻るため、長い間成長期だった毛が一斉に休止期を迎え、一時的に抜け毛が増えます。通常であれば1年~1年半程で元に戻りますが、高齢出産や多胎出産などリスクが大きい出産の場合はなかなか戻りずらい傾向にあります。

また、FAGA(女性における男性型脱毛症)と呼ばれるものもあり、これは更年期前後の女性ホルモンの低下によって男性ホルモンが優位となり、男性型脱毛症の様な症状が現れる脱毛症です。このように、女性はライフイベントと共にホルモンバランスが乱れやすく、薄毛に悩まされやすい傾向にあると言えます。

薄毛は専門医に相談を

薄毛が気になり始めると、まずはシャンプーを変えたり育毛剤を使ったりと自宅でできるケアからはじまり、続いて育毛サロンなどに通うなど、クリニックの受診は後回しという人も多いようです。

病院を受診する場合も、明らかな皮膚トラブルであれば皮膚科へ相談してみるのも手です。ただし、皮膚科は皮膚トラブルにおける治療は可能ですが、薄毛を改善するには限界があるため、頭髪専門のクリニックを受診することも選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

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女性の薄毛の原因は遺伝orストレス? 薄毛になる7つの原因

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

髪がぺたっとしてしまう、分け目が気になるなど薄毛で悩む女性は年々増加しているといわれています。そこで、女性の薄毛の原因をまとめました。

女性の薄毛の原因は遺伝orストレス? 薄毛になる7つの原因

栄養不足やストレスが女性の薄毛を引き起こす

髪型が決まらないと1日気持ちも沈みがちに。加齢により、髪のボリュームがない、うねる、パサつくといった悩みは増加。実際に、女性向けの発毛専門クリニックを訪れる人も、年々増加しているといわれています。
下記にその原因を挙げますが、薄毛は多くの場合、これらの原因が複合的に影響しあうことで発症します。女性の薄毛は男性より改善しやすいといわれているので、根気よく取り組みましょう。

1)ストレス

ストレスで白髪が増えるなど、ストレスが髪に悪影響を及ぼすのは有名です。ストレスを感じると、体は交感神経を優位にして自分を守ろうとします。交感神経が優位になると、血管が収縮。頭皮の血行が悪くなるため、毛髪に栄養が届きにくくなり、髪が細く、コシがなくなります。また、極度のストレスで一部の髪だけが抜けてしまう円形脱毛症になったり、無意識に自分の髪を抜いてしまう抜毛症になることも。ストレスをゼロにするのは至難のワザなので、ストレスを発散する自分なりの方法を見つけて。

2)ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンのエストロゲンは、髪を豊かに保つ働きがあります。妊娠や出産など、ホルモンバランスが変わる時には、薄毛になることが。これらは、しばらくすると回復します。また、多忙やストレスなど、生活習慣が原因で、女性ホルモンのバランスを乱す人も増えています。こういったことも薄毛の要因のひとつです。

3)食生活の乱れ

無理な食事制限を行うダイエットなどにより、栄養不足になると薄毛になりやすくなります。体は、まず内臓など生命維持に重要な臓器に栄養を送り、髪や爪などは栄養を送る順番としては最後になります。そのため、毎日十分な栄養を摂っていないと、髪にはいきわたりません。髪にいいといわれる食材はありますが、まずは3食バランスよく食べるように心がけて。

4)髪型

ポニーテールやお団子など、長期間髪を強く引っ張る髪型などをしていたことによって起こるのが牽引性脱毛症。髪が引っ張られていた部分の毛根がダメージを受けて、髪が生えてこなくなってしまうものです。引っ張ることを止めれば回復します。最近では、ヘアエクステンションを長期間つけている人、ヘアアイロンで髪を常に引っ張ってスタイリングする人などにも見られるようです。

5)紫外線

体の一番上に位置する髪は、顔の何倍もの紫外線を浴びています。同様に、分け目などの頭皮も紫外線ダメージが。髪を同じ位置で分けている人は、その部分の頭皮だけ紫外線ダメージが大きいので、そこから薄毛になりやすく。夏など、紫外線の強い日は帽子をかぶったり、髪や頭皮に使えるスプレータイプの日焼け止めを活用しましょう。日焼け止めを使った後は、必ず、夜シャンプーをして洗い流すのを忘れずに。

6)乾燥

洗浄力の強いシャンプーや、シャンプーの時に頭皮をこすりすぎる、エアコンによる空気の乾燥によって、髪はドライになっています。乾燥は、髪のパサつきを招くだけでなく、頭皮の乾燥も招きます。頭皮が乾燥すると、皮膚のターンオーバーが遅くなり、髪の老化に。熱いお湯で洗うことでも過剰に皮脂を取りすぎることになるので注意して。あまりに乾燥する時は、頭皮用のエッセンスを使ったり、ぬるま湯で流すだけにして、シャンプーを使うのは2日に1回などに調節するのも手です。

7)遺伝

親が薄毛だから、自分も薄毛になるのではと悩む女性も多くいます。女性の場合、男性よりも遺伝による薄毛への影響は少ないとされています。遺伝と諦めず、食事やヘアケアなどを試してみて。女性の薄毛を専門にしたクリニックもあるので、相談をしてみましょう。

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白髪染め、カラー、パーマetc…髪や頭皮に一番ダメージが強いのは?

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

カラーやパーマを繰り返して、髪が傷んだことはありませんか? 実は髪だけではなく、頭皮にもダメージがあるんです。一番、ダメージが強い施術とは?

白髪染め、カラー、パーマetc…髪や頭皮に一番ダメージが強いのは?

髪にやさしいカラーやパーマが登場し進化中

ヘアサロンでカラーやパーマ、好みの髪型になるには欠かせない施術です。ただし、気になるのは頭皮や髪へのダメージ。そこで、ヘアサロンの施術でダメージが強いものをランキング形式でご紹介します。

1位 縮毛矯正

一般的なストレートパーマよりダメージが強いのが縮毛矯正です。
ストレートパーマではまっすぐにできない強いクセの髪を、アルカリ性のパーマ液とストレートアイロンで熱を加えることでのばしていきます。パーマ液を付けた後、薄く髪を取りストレートアイロンで全ての髪をのばすので、髪の長さにもよりますがパーマだけで3〜4時間かかります。

クセの強さによりますが、一度縮毛矯正した部分は、半永久的にストレートのまま。次回から、のびた部分のみかければOKと、持ちがいいのも魅力のひとつです。施術は、長時間、髪や頭皮にパーマ液が付いていること、そしてさらに熱を加えて、引っ張るという作業が加わるので、ダメージは大。ただし、最近ではダメージを減らした弱アルカリ性の縮毛矯正もあるそうです。

2位 ブリーチ

髪の色素を抜く作用が強いブリーチ。ブリーチは、日本人の黒い髪を金髪にするほどの脱色作用があるので、その分ダメージも大。ブリーチ剤がタオルに付くとタオルの色も白くなるほど強力です。頭皮にブリーチ剤が付くと、痛みがともなう場合も。
現在では、ゴールドやシルバーなど、明るい色にしたい人の施術で用いられます。また、発色のよいピンクや青などの色にしたい場合は、一度ブリーチをして髪の色素を抜いてから色を入れるという作業に。

3位 白髪染め

白髪を黒くする白髪染め。強い色を入れるため、ダメージは大きくなります。真っ白な髪を真っ黒にするほど、髪への負担が大きくなるということ。

4位 アルカリカラー

ヘアサロンで行われているカラーリングの主流が、アルカリカラー。ドラッグストアで販売されている、セルフのカラーリング剤もアルカリカラーです。髪を明るくしながら、色を入れることができるもの。もとの髪の色からどれだけ離れた色にするかで髪へのダメージ度は異なります。そのため、あまり髪色を明るくしなければ、ダメージは最小限で抑えることが可能。逆にかなり明るくする場合は、ハイダメージになります。

同点4位 パーマ

パーマ剤を使用して、髪にウェーブを作り動きを出す施術です。薬剤を2種類使い、1液で髪の毛の中の組織の結合を離し、2液で離した組織を再び結合させます。この時、髪にロット(カーラー)が巻かれていると、その状態に形状記憶します。薬剤を使うので頭皮と髪に負担がかかります。
パーマは髪の外部にダメージが出るので、髪が傷んだという印象になりやすいのも特徴。ただし、最近では熱を出すロットでパーマをかけるデジタルパーマや、空気と水の力でパーマをかけるエアウェーブ、スチームを使う水パーマ、化粧品登録されているパーマ液を使うコスメパーマなど、髪の負担を減らしたパーマもたくさん登場しています。髪質によっても相性がありますが、痛みがほぼ気にならない人も。

6位 ヘアマニキュア(酸性カラー)

表面を色でコーティングするのがヘアマニキュア。施術のしかたにより、ハツヤやコシを出すこともできます。カラーリング剤を髪の内部に浸透させることはしないので、その分髪のダメージは減ります。ただし、髪の色を脱色して明るくすることはできません。ヘアマニキュアで白髪を染めることも可能ですが、アルカリカラーほどしっかりは染まりません。

7位 ヘナ(草木染め)

アーユルヴェーダでハーブとして使われていたもので、ヘナの葉を乾燥させたものをカラー剤として使用します。天然の染料のため、髪へのダメージがなく、トリートメント効果が高いことで人気に。ただし、色味の種類が少なく、一時的に髪がきしむこともあります。

※髪や頭皮へのダメージは、髪質やヘアデザインによっても異なります。

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