大人のアトピー性皮膚炎の原因と治療法|悪化させないためのスキンケア方法

ノーイメージ

【お話を伺った人】日野 治子先生

関東中央病院皮膚科

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(編集・制作 (株)法研

症状が強まる冬はつらい季節。
肌の保湿機能が弱く、乾燥しやすい。治療の基本は外用療法、スキンケア、生活リズムを整えるのも大切。

大人になってからアトピーを発症する人とは

アトピー性皮膚炎は、体のあちこちにかゆい湿疹ができる慢性病で、以前は子どものときにできても、成長するにつれて症状が治まる傾向にありました。しかし最近は思春期になっても治まらず、成人後さらに悪化するとか、成人になって突然発症するという例もあります。

成人後にアトピー性皮膚炎が悪化しやすいのは、乾燥肌の人です。
皮膚の一番外側で刺激から皮膚を守る働きをしているのは角質層。角質層は天然の保湿成分を含む角質細胞が重なった状態になっていますが、細胞間をつなぎ合わせている角質細胞間物質の半分ほどを占めるセラミドという脂質が、アトピー性皮膚炎になりやすい人は一般の人より少ないのです。このため、皮膚の水分を十分に保つ働きが弱く、皮膚が乾燥しやすい状態になっています。また、毛穴の皮脂腺から分泌される皮脂も少なくて、角質層の表面を覆う皮脂膜が不十分になっています。

このように、アトピー性皮膚炎の人の皮膚は、もともと乾燥ぎみなのですが、空気が乾燥する冬は皮膚もいっそう乾燥するため、症状が強く出がちになるのです。

皮膚を保護する機能が低下し、乾燥しやすい皮膚は刺激にも弱くなっています。アトピーになりやすい素因をもっている人は、アレルギーを引きおこす物質(アレルゲン)に過敏に反応し、アレルゲンから体を守る免疫の働きが過剰におこって皮膚に炎症が生じます。

ハウスダスト、ダニ、カビなどがおもなアレルゲン

大人のアトピー性皮膚炎をもたらすおもなアレルゲンは、ハウスダスト、ダニ、カビなどで、子どもに多い卵、大豆、牛乳などによる食物アレルギーは大人には少ないとされています。また、アレルゲンだけでなく、汗、涙、汚れ、化粧品、衣類、極端な寒暖差、強い紫外線、大気汚染物質、化学物質、たばこの煙などもふつうの人よりデリケートな皮膚を刺激し、皮膚の炎症を引きおこすことがあります。

大人のアトピー性皮膚炎は首から上にも症状が出やすく、しかも治りにくいことがあります。前述のように、子どものころに発症して思春期を過ぎても引きずってしまうタイプのほかに、成長してから突然発症するタイプがありますが、これはもともとアトピー性皮膚炎になりやすい素因ももっていたためです。

自分で気をつけたい毎日のスキンケア

アトピー性皮膚炎の治療は、基本的に外用療法、スキンケア、生活リズムを整えることも必要です。外用療法では、ステロイド(副腎皮質ホルモン)外用薬で炎症を抑えます。ステロイドはよく効きますが上手に使う必要があるので、専門医の指導のもとに進めることが重要です。

スキンケアでは入浴と洗髪・洗顔に注意が必要です。入浴は毎日でも大丈夫ですが、汚れを落とすためならシャワーでもよいので皮膚を清潔にしましょう。しかし決してゴシゴシ洗ってはいけません。

体を洗うのは、洗浄力のマイルドな石けんで、できれば手でやさしく洗うのがよいのです。タオルやスポンジを使うなら、ゴシゴシとこすらずに、やさしくなでるように洗ってください。シャンプー、リンスは皮膚への刺激が強いので、よく洗い流しましょう。入浴後は皮膚は入浴前より乾燥しますから、体をふいたらすぐに保湿剤入りのクリームや軟こうなどを塗って、スキンケアをきちんとしておきます。

生活リズムとは規則正しい生活を維持して、心身ともにゆとりをもつことです。できるだけストレスの少ない生活と適度な休養を心がけることは、皮膚の抵抗力を保つためにも大切なことなのです。

※この記事は2008年1月に配信された記事です



冬の乾燥肌に必要なスキンケア|夜にたっぷりクリームを塗っても効果ない?

山崎 多賀子さん

【執筆者】山崎 多賀子さん

美容ジャーナリスト 美容、健康に関する幅広いジャンルで長年取材を続ける。自らの乳がん体験から、各種NPO団体でのサポート活動、講演やがん患者対象のメイクセミナーにも力を注ぐ。NPO法人CNJ認定乳が…

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(編集・制作 (株)法研

乾燥しやすい冬のスキンケアは、朝保湿とUVケアで。
朝の保湿を強化して日中のダメージから肌を守る! これがツヤのある若々しい肌をキープする秘訣。

乾燥肌は老けて見える。若く見える肌には何が必要?

みなさんこんにちは。美容ジャーナリストの山崎多賀子です。ずっときれいな肌でいるために必要なのは、お金よりも正しいケアの知識と実践。これから、きれいな肌を保つために役立つ「目からウロコ」の情報を、お送りしていきたいと思います。

寒さと空気の乾燥で、肌荒れが気になる季節です。みなさんのお肌はカサカサになっていませんか? きれいな肌の第1条件とはずばり、ハリや潤いが感じられる「つややかさ」です。風船にたとえるとわかりやすいでしょう。たっぷり膨らんだ風船にはツヤがあるけれど、しぼんだ風船は細かいシワが寄ってツヤがない。肌のツヤは、若々しさや元気度のバロメーターなのです。

湿気や汗で肌が潤っている夏よりも、乾燥でマット肌に傾きやすい冬のほうが、顔の印象はだいたい2~3歳老けて見える。これはホントの話。冬は寒さで血行が悪くなるから、シワっぽいうえに白っぽく、ちょいと枯れた風になりがちなのです。これは男性も同じです。男性も適度なツヤがあったほうが断然若々しい。ツヤは生命力の象徴でもあるので、ずばり肌のツヤはモテ顔の条件です。ただし、過剰な皮脂のテカテカは、別の話ですが……。

潤いが満ちた肌には自然なツヤがあります。笑ったときに頬の高いところがきれいに光れば、あなたの肌にはツヤがあります。つまり、乾燥肌も保湿をすれば自然なツヤが宿る。ツヤが宿れば美肌に見える。単純な話です。

冬のスキンケア、乾燥させない秘訣とは?

ところが実際には、保湿しても乾燥肌から脱却できないという人が多いのも現実です。そこで質問してみましょう。乾燥しやすい冬は、どんなふうにスキンケアを変えていますか?
夜にたっぷり美容液やちょっとリッチな感触のクリームを塗る、と答える方が多いのではないでしょうか? もちろん夜の保湿も大切です。でも、夜たっぷり塗って、朝は潤っていても、昼頃にはまた乾くと感じていませんか。この乾燥スパイラルからどうすれば抜け出すことができるのか。答えは簡単。朝の保湿を強化して、日中乾かない肌に整えればいいのです。

「リッチな保湿は夜」、という昔ながらの思い込みはもう捨てましょう。考えてもみてください。肌が乾燥したり紫外線や摩擦などのダメージを受けるのはほとんどが日中です。夜、日中のダメージでカラカラに乾燥しきった肌に濃厚なクリームをつけても、肌はそんなに吸収できません。布団カバーや枕カバーに半分以上吸い取られているかもしれません。

ところが朝、化粧水のあとに乳液を2回つけるとか、クリームをちょっと多めに使うなどして多めに潤いを与えておくと、夜になっても意外と乾燥していないのです。すると、夜の保湿はほかの季節と同じで満足がいくようになります。この習慣が、乾きにくい肌に整えてくれるのです。何を隠そう、超乾燥肌だった私がノーマル肌に戻ったのは、朝保湿を強化したおかげなのですから。

肌が潤うとメイクの仕上がりもナチュラルに

メイク前にクリームや乳液をつけたら、化粧くずれが心配と思うかも知れませんが、昔と違って、保湿力は高くてもべたつかないタイプのクリームや乳液はたくさん揃っているので、そういうタイプを選べば、化粧くずれの心配はほとんどありません。もし額や鼻など、部分的に皮脂が多い肌なら、その部分は油分の入ったものは避けるとよいでしょう。

それに、乾燥肌は表面が凸凹しているのでファンデーションが厚づきになりますが、潤っていると表面が滑らかなので、ナチュラルに仕上がるのです。ちなみに、ファンデーションは厚づきになるほど、老けて見えます。これは間違いありません。

朝からクリームは抵抗がある、というならば、軽い乳液や美容液をふだんの2倍つけてみてください。自分の肌が乾燥していると感じている人は、試してみることです。きっと、顔の印象がイキイキしてくると思いますよ。

さて乾燥する冬のスキンケアは保湿がメインですが、外出するなら日焼け止めは必ず使ってくださいね。面倒ならばUVカットと保湿が1本でできる日中用美容液という便利なアイテムがあります。

ものは試しに、明日の朝からちょっと潤い多めでお手入れしてみて。

※この記事は2009年1月に配信された記事です

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【ガサガサ・ひび割れかかとが解消】驚くほどツルツルになる角質ケア

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

粉をふいたり、ひび割れたりするガサガサかかと。特別なことをしなくても、ツルツルなかかとになれる自宅ケアをご紹介します。

【ガサガサ・ひび割れかかとが解消】驚くほどツルツルになる角質ケア

かかとには皮脂腺がないためガサガサになりやすい

ガサガサのかかとが原因でストッキングが伝線、かかとがひび割れる……。かかとはなぜガサガサになってしまうのでしょうか?

その原因は、乾燥と刺激。かかとには、天然のうるおい成分皮脂を分泌する皮脂腺がありません。もともと乾燥しやすい箇所に加え、外気が乾燥する冬はさらに乾いてガサガサに。昨今では、部屋を暖めるのにエアコンやこたつ、電気カーペットなどを使いますが、電化製品はより空気の乾燥を招きます。

もうひとつの原因が、刺激。足の裏は、体の全体重を支えている部分。歩くだけで刺激を受けるので、角質が厚くなります。また、サイズの合わない靴や、ハイヒールを履いている人は、かかとをはじめ足の親指など、靴が当たるところに角質がたまりがち。また、O脚の人は、かかとの外側、X脚の人は足の内側など、歩くときのクセで負荷がかかる部分に角質がたまりやすくなります。

自宅ケアで赤ちゃんのようなかかとに

厚くなった角質は、乾燥が進行し、放置するとひび割れを起こします。そんなこまったガサガサかかとは、定期的なケアが必須。赤ちゃんのようなツルツルなかかとになるケア方法をご紹介します。

◯軽石やヤスリで削る

市販の軽石やヤスリで角質を削り取る方法です。30分ほど足をお湯につけて、角質を柔らかくしてから、気になる部分の角質を軽石やヤスリでこすります。物理的に削り取る方法なので、角質を削りすぎてしまう危険性も。角質を取りすぎると、肌はより角質化しやすくなるので注意して。一度に角質をすべて取ろうとはせず、週1回のケアで少しずつ除去するようにしましょう。入浴中は、角質が柔らかくなっているので、取りすぎてしまう危険性もあるので避けて。

◯酢に足をつける

洗面器を用意し、お酢1、ぬるま湯3の割合で入れてよく混ぜます。そこに、足を30分つけて、角質を柔らかくします。お酢にはピーリング作用があり、普通のぬるま湯に足をつけるよりも、角質が柔らかくなります。足をつけたら、軽石やスクラブで角質を取るケアを。角質が柔らかくなっているので、強くこすりすぎないように注意しましょう。ケア後の保湿も忘れずに。

◯スクラブを使う

塩や砂糖、こんにゃくなど、さまざまな素材を使ったスクラブ剤が販売されています。気になる角質の部分に塗って、手で軽く円をえがくようにマッサージすると小さな粒子が肌の角質を除去。軽石やヤスリに比べると、角質を除去する力は少しマイルドですが、足指の間などの細かな部位の角質除去にも使えます。
こちらも、頻度は週1回程度がおすすめ。商品に記載の使い方を守って行いましょう。肌の弱い人や角質が少なめの人は、泡立てた石けん5に対して、スクラブ1くらいの割合で加えて、やさしくケアをする方法もあります。

◯ピーリング剤ではがす

足の裏の皮が角質ごとずるっとむける写真で一躍人気になった、足の角質用ピーリング剤。フルーツ酸などを使ったもので、ドラッグストアで購入できます。ピーリング剤に記載の時間足をつけ、その後洗い流します。翌日から数日後に、足の角質がポロポロ取れるもの。ピーリング剤は強いものなので、必ず使用前にパッチテストが必要です。また、皮がむけきった後は、ツルツルですがその分、柔らかく弱いので、クリームなどでしっかりケアをしたり、足を傷つけないように注意しましょう。

◯オリーブオイル+重曹

重曹を使ってスクラブを手作りする方法です。重曹大さじ1、オリーブオイルを小さじ1程度よく混ぜます。重曹が多い割合にするほど、除去する力が強くなるので、肌の状態によって調整を。気になる角質部分に塗り、マッサージします。その後、拭き取る、または洗い流した後に、保湿ケアを。重曹が角質を除去し、オリーブオイルが肌を保湿してくれます。手軽に自作でき、コスパもよい角質ケア法です。

角質は、少しずつケアしてためないのが基本のケア。方法によっては、週に1~3週間に1回程度でよいものもあるので、必ず自分の角質の状態を見ながら行ってください。そして、ケア後はクリームなどで保湿をするのを忘れずに。角質除去の後、肌を乾燥させてしまうと、さらに角質化が進むことになるので注意しましょう。

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『乾燥肌は老化の第一歩』どうして冬はお肌が乾くの? スキンケアのコツ

山崎 多賀子さん

【執筆者】山崎 多賀子さん

美容ジャーナリスト 美容、健康に関する幅広いジャンルで長年取材を続ける。自らの乳がん体験から、各種NPO団体でのサポート活動、講演やがん患者対象のメイクセミナーにも力を注ぐ。NPO法人CNJ認定乳が…

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(編集・制作 (株)法研)

真冬は肌のバリアケア強化の季節です。
化粧水や美容液で水分をたっぷり補い、オイルなどでフタをする。空気の乾燥など環境にも注意して。

どうして乾燥肌になるの?

寒く乾燥する季節になりました。寒さで皮脂も出ないし、お肌はカサカサ。だから、肌の潤い補給をしなくちゃ、って思っている人も多いのでは? それも間違いではないんだけれど……。潤いを与えても与えても、「乾く」という声を多く聞きます。そして肌の潤いは外から補うものって、勘違いしている人が意外に多いようです。

まず、肌の水分などの潤いはどこからやってくるのかといえば、体内からです。そもそも潤いは、化粧品で与えるものではなく、肌の内側からにじみ出てくるもの。人の体は70%が水分でできていて、どんなに乾燥肌の人でも、それらは肌へもたっぷり配られているんです。では、なぜ乾燥するのか? それは肌の一番上にある角質層(角層)にたくさんの隙間ができてしまっているからなんです。

肌の表面・角質層の役割とは?

角層とは、外敵や刺激を体内へ侵入させないように身を守るために全身の皮膚を覆う膜のようなもので、鎧(よろい)みたいな役目をしています。それはとても薄いのですが、本来は丈夫です。また外敵から身を守ると同時に、内側にある水分などが必要以上に奪われないようストッパーの役割もしています。それは若々しい元気な皮膚細胞を生み育てるためには、水分や脂質などの潤い成分が欠かせません。角層のそういった役割は、一般的に「バリア機能」と呼ばれています。

乾燥肌を放っておくとトラブル肌に!?

ところが、加齢や乾燥、紫外線、間違ったお手入れなどで刺激が加わると、角層の細胞同士の結束が乱れ、隙間ができてバリア機能が働かなくなってしまうのです。すると、その隙間から水分がどんどん蒸散してしまい、内側から潤いが補われても水分の蒸散に追いつかなくなると、乾燥してしまうのです。つまり乾燥肌=バリア力が弱いということ。必要な水分がなければ、新しく生まれてくる皮膚細胞はひ弱です。
それだけではありません。肌表面の隙間からいろいろな刺激が内側へ侵入し、炎症を起こします。そういうことが長期間続くと、老化は一気に進んでしまうのです。「乾燥は老化の第一歩」、といわれているのは、こういう理由からです。

だから、乾燥対策は外から潤いを与えただけでは解決しません。目指すべきなのは、隙間のない丈夫な角層づくりに尽きます。

乾燥肌を改善するスキンケアのコツ

ではどうするか。実はとてもシンプルです。まず、乾燥肌は水分が足りないので、化粧水や美容液などでたっぷり補います。さらにバリアの働きをするセラミドなどの脂質も足りなくなっているので、外部の刺激をシャットアウトし、内側からの水分の蒸散を防ぐために、油分の入ったクリームや乳液、オイルなどでフタをします。
このシンプルな基本ケアを、朝と晩、とくに朝たっぷり行います。なぜなら乾燥も刺激を受けるのも、日中が多いからです。朝手を抜いて、パリパリに乾燥してしまった肌は炎症を起こしやすく、夜あわててたっぷり保湿しても手遅れです。

また、乾燥肌は刺激に弱くなっているので、低刺激のコスメを選ぶべきと言えるでしょう。炎症を抑えバリア機能を高める作用のあるクリームや美容液も登場しているので、乾燥が改善されない人は、そういったものを選んで使うことをおすすめします。

お部屋の環境や生活の中にも注意が必要!!

さらに、環境も大切です。空気を乾燥させないよう、加湿器や観葉植物を部屋に置きましょう。暖房器具は温風タイプほど肌から水分が奪われます。とくにシャンプー後のドライヤーは肌の水分を奪うので、顔に熱風が当たらないように注意し、保湿してから当てるとよりベター。
よく乾燥肌は熱いお湯で洗顔してはいけないといわれるのは、余分な皮脂だけでなく肌の内側の大切な脂質まで溶け出すことがあるからです。体温と同じくらいの微温湯(37~38度)で洗ったほうがいいというのは、そういうわけなんですね。また、夜にしっかり汚れを落としているなら、朝は睡眠中の汗やほこり、前夜のスキンケアで塗ったコスメを洗い流すくらいの軽い洗顔で十分です。

こうして、潤いをキープする力がない肌は、とりあえず外部から水分と油分を補い、細胞の環境をよくしてあげると、もう一度丈夫な細胞を作り始めます。すると、表皮細胞がすべて入れ替わる1カ月近くでバリア力が戻ってくるはずです。
バリア機能が正常な肌は、冬場でも極端に乾くことはなくなり、適度な保湿でも潤い、それが長時間続きます。なにより、肌表面が滑らかで透明感が出て、見た目にもイキイキしてくるのがわかります。

これからは、乾燥肌のスキンケアの狙いは「バリアを強化すること」。そう頭を切り換えて保湿してみてくださいね。

※この記事は2010年1月に配信された記事です

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その肌の不調は乾皮症?! 乾燥肌・乾皮症のチェックとトラブル対処法

ひびわれたり、粉をふいたりすることもある乾燥肌。体質だからと放置していると悪化してしまう場合も。セルフチェック&予防対策でケアを!

その肌の不調は乾皮症?! 乾燥肌・乾皮症のチェックとトラブル対処法

乾燥肌は加齢とともに発症しやすくなる

冬になるといつも肌が乾燥すると悩んでいませんか? 一般的にドライスキンといわれるものですが、「肌が乾燥する体質」と思ってあきらめている人がたくさんいます。
ドライスキンは、乾燥肌・乾皮症(皮脂欠乏症)という、皮膚疾患です。皮脂が減ることによって、皮膚のうるおいが保てなくなり乾燥するもの。通常、皮膚のうるおいは、皮脂をはじめ、天然保湿因子、角質細胞間脂質によって保たれているのですが、どの物質も加齢により減少。そのため、40代以上の女性に、乾燥肌・乾皮症が多く見られます。
ドライスキンになりやすいのは、二の腕、すね、指、ひざや、ひざの内側、背中など。特に、湿度と気温が下がる冬に発症して春頃まで悩まされる人が多くいます。なかには、重症化して1年を通して乾燥肌に悩まされる人も。

乾燥肌・乾皮症セルフチェック

乾燥肌・乾皮症には生活習慣が大きく影響します。下記のチェックに3つ以上当てはまる人は、乾燥肌・乾皮症の疑いがあると考えられます。

□ 電気の暖房器具(エアコン、こたつ、電気ストーブ、電気カーペットなど)で部屋を暖めている
□ 入浴後に肌がつっぱる
□ 15分以上湯船に浸かっている
□ シャワーや入浴は熱めのお湯が好き
□ ふだん、水分(お茶・コーヒー・ジュースは除く)をあまりとらない
□ 皮膚にかゆみを感じる
□ 肌にスキンケア剤をつけるとしみる

「乾燥肌ぐらいで」と思わず、つらい場合は皮膚科へ

乾燥肌や乾皮症が重症化すると、皮膚にかゆみを感じかきむしってしまう場合も。睡眠中に皮膚がかゆくて起きてしまうといった例もあります。乾燥した肌はバリア機能が低下しているので、ひっかき傷から菌が入る場合も。肌の乾燥が原因で辛い場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。皮膚のバリア機能を回復させながら、かゆみも抑える薬を処方してもらえます。

生活習慣の見直しでも乾燥肌は改善が可能

また、セルフケアでも乾燥肌・乾皮症対策は可能です。以下に見直しのポイントをご紹介します。

・加温する場合は加湿もセットに

気温が下がる冬に乾燥肌・乾皮症が急増するのは、湿度にも深い関係が。空気が乾燥すると、その分肌の水分が奪われ乾燥しやすくなります。そのうえ、エアコン、こたつ、電気ストーブ、電気カーペットなど電気の暖房器具で部屋を加温すると、さらに湿度の低下をまねきます。部屋を暖める時は、必ず加湿も行って。加湿器のほか、室内に洗濯物を干すなどでも対応することができます。目標は湿度65%。肌のうるおいを保つ理想の湿度であり、肌の乾燥を招く静電気も起きにくくする効果があります。

・お風呂はぬるめ、体はやさしく洗う

熱いお湯は脱脂力が強く、肌を乾燥させます。長時間つかることでも皮脂を奪われ、乾燥につながります。入浴するなら、39〜41度くらいのお湯に、15分以内にしましょう。また、ナイロンたわしで体をゴシゴシ洗う人がいますが、肌の表面を傷つけ皮膚のバリア機能が低下。かゆみをおこしやすくなります。せっけんを泡立ててやさしく洗うか、乾燥がひどい部分はせっけんを使わずお湯だけで洗いましょう。せっけんやボディーソープも低刺激のものを選んで。

・1日2回の保湿でうるおいキープ

乾燥肌・乾皮症の予防対策には、こまめな保湿がカギ。1回にたっぷり塗るよりも、適量を数回に分けて塗る方が、肌のうるおいがキープされます。例えば、保湿クリームなどは、一番肌が乾燥するお風呂上がりと、朝の2回がおすすめです。処方薬や市販薬は、それぞれの用法用量を守って使ってください。

・衣類は天然繊維のものを

ポリエステル、アクリル、ナイロンなどの化学繊維は静電気を発生しやすく、乾燥肌の人はかゆみを伴う場合も。下着はコットンやシルクなど天然繊維の肌触りのよいものにしましょう。寝ている間に肌にかゆみを感じる人は、肌に触れる寝具やパジャマを天然繊維にするなどして対応を。

・アルコール・刺激物は極力さける

血行が促進されるアルコールや刺激物は、かゆみを誘発します。完全にさける必要はありませんが、症状がひどいときはさけた方がベター。

・水分をとる

体が水分不足だと肌も乾燥します。こまめな水分補給は、肌のうるおいのためにも必須。利尿作用のあるお茶やコーヒー、糖分の多いジュースではなく、水を飲みましょう。冬場は、白湯を飲むと体も温まるのでおすすめです。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

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春の肌トラブルは花粉が原因かも? アトピーが悪化する原因と対策

皮膚に、かゆみや湿疹が起こるアトピー性皮膚炎。春は特に症状が悪化しやすい条件がそろっているのを知っていますか? 春の肌トラブル予防法をご紹介します。

春の肌トラブルは花粉が原因かも? アトピーが悪化する原因と対策

花粉症とアトピー性皮膚炎は密接な関係が

アトピー性皮膚炎はアレルギーが原因とわかっていますが、そのアレルゲンが何かは人によって違います。ただ、アトピー性皮膚炎の人は、花粉にもアレルギー反応を起こしやすいということわかっており、アトピー性皮膚炎があり、かつ花粉が原因のアレルギー性鼻炎でもある人は、アトピー性皮膚炎の患者さんの約40%にものぼるそう。アトピー性皮膚炎と花粉症を併発すると症状が重くなり、春がより辛い季節になってしまいます。

花粉症の定番の症状といえば、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどです。アトピー性皮膚炎でもある人は、これらの症状に加えて乾燥しやすい目のまわりでアトピーの皮膚症状が悪化したり、鼻をよくかむために鼻の下に湿疹が出ることも。ふだんはアトピー性皮膚炎の症状が出ない人でも、花粉の時期は肌荒れを起こす人もいます。これは、肌にも花粉がついて炎症を起こすためです。

紫外線、気温上昇、環境の変化と悪化要因は多数

春には花粉以外にも、アトピー性皮膚炎を悪化させる要因があります。まず、紫外線の量が格段に増えること。紫外線に当たると肌のバリア機能が乱れ、乾燥を招くので、アトピーの症状が肌に出やすくなります。同時に春は気温も上昇しますが、温かくなることでも肌はかゆみを起こしやすくなるもの。そして、就職や転職、進学など、生活環境が変わるタイミングも春。慣れない環境でストレスを感じることが多くなると、体の免疫力が落ち、アトピー性皮膚炎の症状が強く出る可能性が高くなります。

こうした肌に悪い要因が重なっている春は、慎重に衣類やスキンケアを選ぶことも必要です。気温が高くなってくるので、衣類は通気性がよく、肌の潤いを損なわない天然素材のものを選びましょう。なかでも、素材はシルクやコットンなどがおすすめ。そして、肌を紫外線から守るために、長袖やストールなども持ち歩くようにするといいでしょう。
日焼け止めクリームは、アトピー性皮膚炎の人だと、肌に刺激となる場合があるので、物理的に衣類で紫外線をカットする方法が安心です。シャンプーや石鹸、洗濯洗剤などを低刺激のものに変えるなどして、できるだけ肌への負担を軽減させましょう。

食事面では、肌の水分をキープしたり、バリア機能を保つセラミドを含む食材を積極的に摂りましょう。セラミドは、こんにゃく芋、牛乳、白米、大豆、ゴボウ、ワカメなどに多く含まれます。1日に摂りたいセラミドの量は600μg。生芋こんにゃくなら約半丁ですが、白米だとお茶碗25杯分にもなります。食事で補うのはもちろん、サプリメントを活用するのも手です。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

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