最強の夏バテ予防食!夏野菜とスパイスカレーでパワーアップ

【お話を伺った人】根本 理英子先生

管理栄養士 東京家政学院大学卒業、日本大学大学院理工学研究科博士前期課程修了。栄養士・管理栄養士の教育養成に携わる。その後、大学病院でさまざまな疾病の栄養管理および栄養指導に従事。健康管理、疾病予…

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(編集・制作 (株)法研

きつい暑さを夏野菜のカレーで乗りきりましょう。ビタミン・ミネラル豊富な夏野菜とさまざまな機能性のあるスパイスを組み合わせた最強の夏バテ予防食!

体力を消耗する夏だからこそ栄養バランスのよい食事を

本格的な夏到来! 外はうだるように暑いのに、屋内は冷房で寒いくらい。疲れきって家に帰っても熱帯夜でよく眠れない……これでは食欲も低下します。でも、食べたくないからと食事を抜いたり、冷たくて口あたりのよいめん類ばかり食べていたら、体力が落ちて夏バテしてしまいます。
体力の消耗の激しい夏だからこそ、栄養素のバランスがとれた食事をすることが大切なのですが、「分かってはいるけど食べられない」ときだってありますよね。

そんなときは、量よりも質を充実させましょう。たんぱく質は、不足すると免疫力の低下を招き、基礎体力が落ちてしまうので欠かすことはできません。脂肪が少なく良質なたんぱく質を含む、白身魚や豆腐、鶏のささみ、豚ヒレ肉などは、胃腸に負担がかからず食べやすいでしょう。夏は汗とともにビタミンやミネラルを失うため、野菜はたっぷりとるようにしたいもの。香りや辛味を利用することにより、食欲増進も期待できます。
そこで強い味方となるのが旬の夏野菜とスパイス、そしてこれらをたっぷり使ったカレーです。そういえば、暑くなるとカレーが食べたくなりませんか?

最強の夏バテ予防食!夏野菜とスパイスのカレーでパワーアップ

夏にはやっぱり夏野菜

夏が旬の野菜にはトマト、キュウリ、ナス、ピーマンなどがありますが、どれも一年中スーパーに並んでいますから、旬といってもピンとこないかもしれません。でも、旬のものと季節外れのものでは味も栄養価も違います。見た目は変わらなくても、旬のもののほうがビタミン・ミネラルを多く含み、味がしっかりしています。薬膳の世界では、夏野菜は体を冷まし、冬野菜は体を温めるものが多いと言われます。その季節にとれたものを食べるのは理にかなっているのです。さらに、たくさん出回るので価格が安いのも魅力です。

夏野菜に豊富に含まれるビタミン・ミネラルは、体調を整えるのに欠かせない大切な栄養素。カロテンは、体内で必要な分だけビタミンAに変わり、夏の強い日差しで疲れた目や肌の健康に役立ちます。ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かすことができないため、日焼けによる肌のダメージをケアします。カリウムは体内のナトリウムを体外へ排出して血圧の上昇を予防し、利尿作用がむくみの解消に役立ちます。

主な夏野菜の夏バテ予防効果

ゴーヤ(ニガウリ):豊富に含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくく、苦味成分モモルデシンが食欲を増進させる。

トマト:酸味のクエン酸やリンゴ酸が胃酸の分泌を促し食欲増進効果が。赤色色素リコピンは抗酸化作用が強く、がんや老化予防だけでなく、メラニンの生成を抑え美白の効果も期待できる。

キュウリ:カリウムが豊富で利尿作用があるので、むくみ解消に。夏の露地栽培のキュウリは冬のものよりビタミンCが2倍以上含まれる。また、ぬか漬けにするとビタミンB1が大幅に増える。

ピーマン:ビタミンCやβ-カロテンが豊富。ピーマンのビタミンCは加熱に強く、β-カロテンは油と相性がよいので炒め物などにすると吸収されやすい。

モロヘイヤ:エジプトの王様が食べていたと言われ、ビタミン、ミネラルが豊富。ネバネバ成分ムチンは糖分やコレステロールの吸収を遅らせる働きがある。カルシウムは小松菜の1.5倍も。

トウモロコシ:食物繊維が多く、含有量は玄米と同じ。ひげ根を干して煎じて飲むと利尿作用があると言われ、漢方薬にもなっている。

ほかにもナス、オクラ、インゲン、カボチャなど、夏が旬の野菜を毎日の食事に取り入れ、夏バテを予防しましょう。

最強の夏バテ予防食!夏野菜とスパイスのカレーでパワーアップ

カレーには夏を乗り切るための秘密がいっぱい

インドやタイなど暑い国では、スパイスたっぷりの辛い料理が好まれますが、これは、辛いものを食べて体を中から温め、汗をかくことで体内にたまった熱を逃しているのです。またスパイスには、胃液の分泌を促し食欲を増進させる効果があります。
そして、夏バテに効くさまざまなスパイスがバランスよく調合されているのがカレー! カレーに使われるスパイスには、どのような効能があるのでしょうか?

ターメリック(ウコン):鎮痛、健胃、肝臓機能の強化、抗酸化作用など。カレーの黄色い色のもとになる。
唐辛子:発汗、消化促進、抗酸化作用など。カレーの辛さを決める。
コショウ:健胃、殺菌、発汗、消化促進など。香りは表皮に含まれるので、黒コショウのほうが香りが強い。
コリアンダー:健胃、整腸、鎮痛、消化促進など。煎ると香ばしい香りとなり、カレーの風味づけには欠かせない。
クミン:消化促進、下痢、腹痛、胃痛などに効果。カレー独特の強い香りをつくる。

これらのスパイスに共通するのが発汗、消化促進、抗酸化作用など。組み合わせることでより効果が高まり、胃腸の働きをよくし、食欲を増進させて疲労回復の効果が期待できます。殺菌作用もあり食べ物の腐敗を防ぐなど、カレーには暑い夏を乗りきるための秘密がいっぱい! 暑くなるとカレーが食べたくなるわけです。
生ではそんなに食べられない野菜もカレーで煮込めば嵩(かさ)が減り、溶け出した栄養素も捨てずに食べられます。さらに、疲れたときには欠かせないビタミンB1が豊富な豚肉や豆類をたんぱく源に加えれば、まさに理想的な夏バテ予防食!

インドでは、各家庭で好みのスパイスをブレンドしてカレーを作ります。10~30種類ものスパイスを使うそうですが、時間があるときはオリジナルカレーに挑戦するのも楽しそう。もっと手軽に、市販のルーに好みのスパイスを加えるのもいいですね。市販のルーは案外油脂が多く含まれ高カロリーなので、食べすぎるとカロリーオーバーにも。スパイスを加えた分、市販のルーを少なくするとよいでしょう。

また、刺激の強いスパイスのとりすぎは胃腸の粘膜を傷める原因にもなるので要注意。胃腸の弱い人や具合が悪い人は避けたほうがよいでしょう。

※この記事は2007年8月に配信された記事です



美味しい『野菜と果物』を見分けるコツ|栄養価の高い野菜とは?

【お話を伺った人】古旗 照美先生

株式会社しょくスポーツ 代表取締役/管理栄養士・健康運動指導士 プロ野球やJリーグ選手などの栄養サポート、食育と運動を融合した「食育アドベンチャー」の考案と実践など、幅広い活動を行っている。 株…

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(編集・制作 (株)法研

新鮮な旬の野菜をお店で見分けるコツを紹介します。味と栄養がアップする、旬の野菜・くだもの。食生活にうまく取り入れて、真夏をヘルシーに過ごしましょう。

真夏のトマトの栄養価は1.5倍!

現在スーパーでは、季節や旬にかかわらず、ほとんどの野菜が1年をとおして並べられています。旬の野菜と季節はずれの野菜、見た目はそう違いませんよね。しかし栄養価の点において、旬のもののほうがずっと優秀なのです。たとえば、トマト。夏が旬のトマトは、それ以外の季節のトマトに比べると、1.5倍ものビタミンCを含んでいるのです。冬が旬のホウレンソウなら、冬には100gあたりビタミンCを60mgを含んでいますが、夏には20mgしか含んでいないのです。旬の野菜から豊富な栄養素を摂るほうが、効率よく、健康的な体を作ることができるというわけです。

また、旬の野菜は大量に収穫できるため安価で購入できますし、栄養価もずっと高いのです。季節はずれのものに較べ、あくや苦みなどが強くなりますが、その野菜ならではの独特の香りと味が楽しめます。では、今が旬である夏野菜・くだものの見分け方をお話ししましょう。

美味しい『野菜と果物』を見分けるコツ|栄養価の高い野菜とは?

トマトはヘタ、きゅうりはトゲに注目!

夏の野菜・くだものは、このような点に気をつけて選びましょう。

トマト……ヘタが青くピンとしていて、あまり大きくないもの。ずっしりと重く肉厚のものが良いでしょう。

きゅうり……濃い緑色のものを選びましょう。太さが均一で、表面のトゲがさわると痛いくらいのものが良いでしょう。

なす……表面に傷がなく、紺色のツヤがあるもの。紺色が薄いものや茶色に近いものは鮮度がないので避けましょう。

ピーマン……緑色が濃く、全体にツヤがあり、形に張りのあるもの。腐りやすいヘタ部分をよく見て選ぶと良いでしょう。

とうもろこし……粒が均一に入っていて、指で押すとへこむくらいのものが新鮮な証拠です。穂先が濃い茶色で、縮れているものが良いでしょう。

さやいんげん……緑色が濃く、細めでみずみずしいもの。表面が白っぽいものや皮にシワのあるやわらかいものは避けましょう。

すいか……皮を軽くたたいて、鈍いポーンという音がするもの。ツルの切り口が新しいものを選ぶと良いでしょう。

桃……傷みやすいので、あまり触らず、見た目で選ぶ。全体に色づきがよく、甘い香りのするものが良いでしょう。

産地の表示、マークも参考に

さらに店頭では、商品のラッピングについているマーク、POP(販売用広告)などにも注目すると良いでしょう。最近では、トレーサビリティ・システム(識別番号によって、商品の生産、加工、流通などの履歴がわかるしくみ)により、生産地がわかるケースも増えています。
一般的には、生産地と販売場所が近い方が、輸送時間やコストがかからないため、新鮮で安価と考えることができます。
また、農林水産大臣の登録を受けた認定機関の、厳しい審査に合格した食材につけられる「有機JASマーク」なども参考にするといいでしょう。

「旬」を辞書で調べると、「味のよい食べ頃の時期。出盛りの時期」と出ています。おいしく食べて体にも役立つ……「旬」を忘れがちな私達の日常生活ですが、季節の恵みをもっと暮らしに活用し、新鮮で栄養価の高い野菜を自ら選んで健康的に過ごしたいものですね。

(「へるすあっぷ21」、法研より)

※この記事は2006年8月に配信された記事です

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ダイエットにも健康にも!体に嬉しい『お酢』の取り入れ方

【お話を伺った人】中山 貞男先生

昭和大学保健医療学部 作業療法学科教授・医学博士 1946年福島県生まれ。東京理科大学理学部化学科卒業。高脂血症、動脈硬化症、漢方薬の研究の傍ら、食酢、大豆などの効能についての研究を行っている。著…

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(編集・制作 (株)法研

酢にはヘルシーな成分がたっぷり。種類別に使い分けましょう。酢は健康な体を保つための予防医学的な調味料。毎日の暮らしのなかでもっと積極的に活用しましょう。

うれしいダイエット効果も

疲れがたまっていたり、夏の暑さで食欲が低下すると酸っぱいものが食べたくなる…そんな方も多いのではないでしょうか。これは、無意識のうちに、体が酢のパワーを求めているとも考えられます。酢の主な成分は酢酸やアミノ酸。その中でも、最も大きなはたらきをしているのが、酢の酸度の90%を占めている酢酸です。

酢酸は、新陳代謝をよくし、エネルギー消費活動を活発にします。その結果、脂肪がつきにくい体にするという、うれしい効果も持っています。また、酢そのものは、交感神経を刺激し、血流を促進するので体温を上昇させます。そのため、冷え性にも効果があり、薬膳では、体を温める食品に分類されています。

それだけでなく、疲労によって蓄積する乳酸の代謝を促進して、疲れをたまりにくくしたり、腸のぜん動を促進し、お通じをスムーズにして便秘を解消するなど、いろいろな効用が…。“目立つ存在ではないですが、意外にパワフル、はたらき者!”の酢ですが、酢の性質によって使い分けると、一歩すすんだ役立て方ができます。

ダイエットにも健康にも!体に嬉しい『お酢』の取り入れ方

善玉コレステロールを増やす黒酢

米酢、純米酢、黒酢などの穀物酢は、日頃、酢の物やお寿司を作るときに使われるので、おなじみの存在ですね。穀物酢には、酢酸のほかにビタミンやミネラルがふくまれているので、生活習慣病の予防効果があります。

穀物酢の中の黒酢は、最近、健康食品として飲用している人も見かけます。黒酢はとくにアミノ酸が豊富。善玉コレステロールを増やしたり、疲労物質である乳酸を抑えるはたらきを持っています。

ぶどうの搾り汁からつくられるバルサミコ酢は、ワインと同じように、抗酸化物質のポリフェノールを豊富にふくみます。サラダのドレッシングや、チーズにかけて食べるなど、日頃の食卓にもっと取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、果実酢には、ナトリウムを排出するカリウムを多くふくむため、高血圧の改善効果が。血圧が気になる人は、酢の物を作るときなど、穀物酢の代わりに使ってみるといいでしょう。

空腹時に飲むのは危険!

とはいえ、いくら体によくても、酢は刺激物にあたるため、とり過ぎにはご注意。とりわけ飲用でない酢は、胃の粘膜を傷めることがあるので、原液のまま飲まないよう注意しましょう。とくに空腹時に飲むと、胃の粘膜がただれた状態(びらん)になったり、十二指腸潰瘍をおこす恐れがあります。

また、何の効果を期待しているのか、目的をはっきりさせて酢を選ぶことも重要です。たとえば、もろみ黒酢とうたっていても、もろみをクエン酸発酵させた清涼飲料水、ということもあるのです。さらに、カプセルに入って市販されている酢からは、酢の成分はとれても、唾液の分泌を促進したり、胃を活発にする効果は期待できません。

酢を選ぶときのポイントは、容器の食品表示をよく見ること。原料と製法を確認し、JASマーク(日本農村規格)があるかどうかをチェックしましょう。

酢にはそもそも、医薬品のようにスピーディーな体調改善効果はありません。しかし、漢方薬のようにじわじわと体力を高め、病気を予防してくれます。健康な体を保つための予防医学的な調味料と考えて、毎日の暮らしの中でもっと有意義に活用したいものです。

(「へるすあっぷ21」、法研より)

※この記事は2006年7月に配信された記事です

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相性バツグン!体のためになる食べ合せ食材

【お話を伺った人】落合 敏先生

前茨城キリスト教大学教授・(有)NHP OCHIAI Office代表・ 天使大学 大学院非常勤講師 栄養学博士。相模女子短期大学部家政科卒、現バークレー科学大学大学院研究員。日本テレビ「おもいッ…

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(編集・制作 (株)法研

科学的な根拠にもとづいた元気の出る食べ合わせの知識。消化吸収を助けたり、有害物質の吸収を抑える食べ合わせを知って、日頃の食事を栄養アップ!

必要なのは科学的食べ合わせの知識

昔から、「ウナギと梅干」「スイカと天ぷら」「シイタケとカニ」など、食べ合わせについては諸説論じられています。このような言い伝えは、一般的に、あまり科学的な根拠がないとされていました。

しかし最近では、複数の食品を組み合わせる食べ合わせが、実際に消化吸収を助けたり、体内への有害な物質の吸収を抑えたりする働きをするということがわかってきました。たとえば、「揚げ物と大根おろし」「豚肉とニンニク」「肉とパパイア」「生魚とショウガ」「ソーセージとリンゴ」などです。このような食材の組み合わせが、相乗効果をうむのです。ここで、「現代風・賢い食事」のとりかたと、その効果・作用を紹介しましょう。

相性バツグン!体のためになる食べ合せ食材

体のためになる食品の食べ合わせ

揚げ物と大根おろし
大根にはフライや天ぷらの油を酸化しにくくする働きが。酸化した油が体内に入ると、細胞の老化を促進するため、老化防止に効果がある。

豚肉とニンニク
ニンニクに含まれるアリシンという物質が、豚肉の中のビタミンB1の吸収を促進する。

肉とパパイア
パパイアには、パパインという肉に多く含まれるタンパク質の消化を助ける酵素が含まれている。

生魚とショウガ
ショウガには、体を温めたり、殺菌に有効な成分が含まれているため、生魚と食べるとよいとされている。また、におい消しの作用も。

ワカメとみそ汁
ワカメに含まれるアルギン酸カリウムは、みそ汁に含まれる食塩のナトリウムと入れ替わって結びつく。つまり、食塩は体内で吸収されずに排泄されるため、ナトリウムの摂取量を減らすことができる。

ソーセージとリンゴ
リンゴに含まれる食物繊維のペクチンには、ソーセージに含まれる飽和脂肪酸を吸収して、大腸の乳酸菌の増殖を妨害しない作用が。また、飽和脂肪酸の吸収をさまたげ、肥満を防止する働きも。

緑黄色野菜と油
緑黄色野菜に含まれるβカロテンは体内でビタミンAに変わるが、油で炒めるとβカロテンが油に溶けて吸収されやすくなる。また野菜のかさが減り、量も多く食べられる。

食べ方によって、長所にも短所にも

そのほか、食品にはイメージもついて回ります。たとえば、“サラダは美容食”“ニンニクは万能食品”“ハチミツは健康食品”などのイメージがありますが、それは、正しい食べ方をしたうえでのことです。

まず、サラダにかけるドレッシングやマヨネーズは高カロリーなので、量に気を配る必要があります。また、ニンニクの食べ過ぎは貧血や胃炎のもと。さらに、ハチミツは体によい各種のビタミンやミネラルが多く含まれているものの、糖分も多いのです。とくにハチミツに多く含まれる果糖は、脂肪に変わりやすいので、とりすぎは要注意です。

日頃から、偏った食事をしないよう注意をするとともに、体によい有効な食べ合わせに気を配り、元気の出る賢い食事法を身につけましょう。

(「オン&オフ生活術」、法研より)

※この記事は2006年6月に配信された記事です

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疲れた体と心を癒すスポーツドリンク|アミノ酸の働きとは?

(編集・制作 (株)法研

アミノ酸がからだに作用するしくみとは?スポーツドリンクなどに入っているアミノ酸には運動効率を上げる作用が。あなたもためしてみませんか?

体はアミノ酸でできている

トップアスリートなど、多くのスポーツ選手が常飲しているアミノ酸入りドリンク。アミノ酸系飲料として市販されているので私たちにもおなじみですね。

アミノ酸には、筋力、持久力を高め、運動効率をアップしてくれる作用があります。スポーツ選手にとっては身体能力を向上させてくれる、うれしいパートナーでもあるわけです。あなたもこれにならって、運動するときなどにとり入れてみませんか。まず、アミノ酸がからだに作用するしくみをお話ししましょう。

疲れた体と心を癒すスポーツドリンク|アミノ酸の働きとは?

私たちの体の細胞を構成するもののうち、水分に次いで多いのがたんぱく質。たんぱく質だけで体内の20%を占めています。そしてたんぱく質は20種類のアミノ酸が数百~千個以上連なったかたちで作られています。

このアミノ酸の種類は全部で20種類、そのうち9種類は体内で合成されず、食事から摂る必要がある「必須アミノ酸」です。

激しい運動をすると、筋肉を構成しているたんぱく質が分解され、その中のアミノ酸がエネルギーとして使われます。このアミノ酸を外から補給して筋肉の働きをスムーズにしようというのが、アミノ酸入り飲料やサプリメントの目的です。

筋肉に効くアミノ酸、BCAA

アミノ酸のひとつ、BCAA(分岐鎖アミノ酸)は、筋肉で代謝されるアミノ酸。ほとんどのスポーツドリンクはこれをふくんでいます。アミノ酸の多くは体内に吸収されると肝臓に行きますが、BCAAは直接筋肉に運ばれます。

BCAAが筋肉に到達すると、スポーツの動きによって筋肉で分解されるたんぱく質の量を減らすことができます。同時にエネルギーも供給されるので、スタミナもより長く持続します。

また、BCAAは必須アミノ酸であるため、本来体内で合成できないものですが、こうしてドリンクやサプリメントのかたちでとることによって、手軽に摂取することができるのです。

疲労回復にも高い効果

BCAAのもう一つの働きは、運動による疲労を抑えること。激しい運動や長時間の運動では筋肉の中に乳酸ができますが、BCAAはこの発生を抑制してくれます。

そしてそれとは別にメンタル面での疲労も抑えてくれるのがBCAAのすぐれたところ。疲労の原因物質であるセロトニンは、脳内で別のアミノ酸、トリプトファンが変換してできますが、BCAAは、このトリプロファンが脳内に入るのを防いでくれるのです。

アミノ酸飲料の摂り方は、運動をするすこし前やその途中で摂るといいでしょう。甘味料が多いものは糖分の摂りすぎになるのでご注意。

アミノ酸を習慣にして運動していると、テニスの腕前が上がったり、ジムの成果が上がったりと、もしかしたら思わぬ効果が期待できるかもしれません。興味のある人は一度、トライしてみてはいかがでしょう。

※この記事は2006年1月に配信された記事です

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焼肉やにんにくで疲労回復…実は逆効果!?栄養たっぷり新スタミナ回復食

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

夏に欠乏しがちな栄養素を効率よく摂れる「新スタミナ回復食」をご紹介します。

やりすぎ疲労回復食に注意!

焼肉やにんにくでスタミナ補給、お酢をジャーッとかけて疲労回復…。夏バテ解消にこんな食事をしていませんか? しかし体にいいと思っていた食べ物でも、逆に夏バテが倍増することもあると言うのは、管理栄養士の森由香子先生。たとえば焼肉は大事なタンパク質ですが、それだけでは食物繊維やビタミンCが不足します。さらに食べ過ぎると胃の機能が低下したり、腸内悪玉菌が増えて体がダル重に。

焼肉やにんにくで疲労回復…実は逆効果!?栄養たっぷり新スタミナ回復食

また、スタミナ回復のイメージが強いにんにくは、殺菌力の強さが諸刃の剣に。夏バテ状態でたくさんとると、内臓に刺激を与えすぎることにも。生にんにくなら1日1片、加熱したものは2片程度を目安に食べ過ぎないようにしましょう。

そしてお酢は疲労回復に働く一方、強い酸が消化器の負担になり、栄養がうまく吸収できないようになることも。1日大さじ1杯を目安に、かけすぎに注意して。

今回紹介する「新スタミナ食」は、これらの従来の夏バテ解消メニューではないものをご提案。ダルさのモトになる疲労物質を排出する食材をとったり、疲れによって体内で大量消費する成分を補うことで、夏のスタミナが戻ります。また、毎食しっかり炭水化物をとると、すぐエネルギーに変わるのでバテにくくなります。冷房バテや食冷えバテなど、さまざまな夏バテに効く“パーフェクト食”をご紹介します。

これが「新スタミナ回復食」

○ アスパラギン酸が“疲労毒”を排出「もやし炒め」

もやしに豊富な「アスパラギン酸」は、老廃物のアンモニアを排出して、疲労をストップ。火を通しすぎると栄養素が流れ出るため、サッと炒めるのが◎。さらに、わかめの味噌汁と組み合わせると効果がアップ。アスパラギン酸とカリウムは、栄養吸収を互いに助け合う仲良し食材。カリウムたっぷりのわかめ、腸内環境を整える味噌を使ったシンプルな味噌汁を。

○ たっぷり「タウリン」が夏バテ疲労を解消「シーフードマリネ」

魚介には、栄養ドリンクにも入っている「タウリン」がたっぷり。内臓の機能が高まり、スムーズに血液が巡って、よく動ける体に。エビやイカ、タコ、ホタテなどを、疲労物質に働く酢をあわせて、さっぱりマリネに。

○ 最強の組み合わせで夏疲れスピード回復「豚肉じゃが」

「肉じゃが」に豚肉を使うと、疲れをとるおかずに早変わり。豚肉のビタミンB1が、血流をよくする玉ねぎの成分と結びつき、回復スピードがアップ。豚肉のアスパラギン酸とじゃがいものカリウムのタッグも、老廃物排出に効きます。

○ ミネラル不足の体に速攻エネジーチャージ「塩おにぎり」

ダルくて動けないときに、速攻で効くのが塩おにぎり。炭水化物を抜くと、酵素をたくさん消費してお疲れ体に。塩おにぎりはすぐエネルギーに変わるため、動ける体が復活。また、汗で流れたミネラルを補給するために塩をプラス。

○ 亜鉛補給で夏ストレスに勝つ「トマト納豆」

不快な暑さや不眠など、ストレスが長く続くと血中から「亜鉛」が減少して疲れが抜けない体に。スタミナキープには、手軽な納豆で亜鉛を補給するのがおすすめ。ビタミンCを含むトマトと混ぜ、亜鉛を効率よくチャージ。

○ バテた体に効く鉄分をビタミンCがサポート「ゴーヤチャンプルー」

女性に多い鉄分不足は、倦怠感のもと。卵に含まれる鉄分は、単体では吸収されにくい「非ヘム鉄」ですが、ビタミンCと一緒に摂ればスルリと体内へ。ビタミンCが豊富な夏野菜のゴーヤと、卵を合わせてチャンプルーに。

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