白米に雑穀を足して栄養価アップ! 雑穀ってからだにどういいの?

ノーイメージ

【お話を伺った人】小池 澄子先生

管理栄養士・女子栄養大学生涯学習講師 明治乳業に10年間勤務し、妊産婦や乳幼児の食事相談を担当。独立後、「自然と食と人」を結ぶネットワーク『有限会社カナ』を設立。元日本航空健康管理室非常勤栄養士。帝…

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(編集・制作 (株)法研

生活習慣病や老化の予防、アレルギー症状の改善に効果。現代人に不足しがちな栄養素が豊富なアンチエイジング食として、食糧危機を救う食品として期待が。

かつては重要な主食だった

あわやひえなどの雑穀は、日本では稲作が始まる以前の大昔からつくられ、米が採れるようになってからもずっと重要な主食でした。昭和20年ごろまで、庶民は米に雑穀を混ぜて食べるのが一般的だったとか。しかし戦後の経済成長とともに消費量は激減、ほとんど食卓にのぼることもなくなっていました。

そんな雑穀が、近年の健康食ブームのなか、米や麦にアレルギーを起こす人の代替食として、そして高い栄養価をもつアンチエイジング食として注目をされるようになりました。さらに、病虫害に強く農薬がいらない、寒冷地や荒地などのきびしい環境でも容易に作れるなど、環境にやさしく食糧危機を救う食物としても期待がもたれています。

昔の人は雑穀に対し、「米が食べられないからしかたなく雑穀を食べる」といったマイナスのイメージをもっていたでしょう。しかしそんな時代を知らない若い人たちにとって雑穀は、今はやりのロハスやマクロビオティックなどのイメージにもつながる、健康的でおしゃれな新しい食べ物と言えます。
雑穀米や雑穀を使った料理を出すレストラン、雑穀を使ったレシピ本などが人気を集め、雑穀ソムリエ、雑穀エキスパートなどの資格も生まれているほど。生産量も徐々に増え、最近ではスーパーや通販で気軽に買えるようになっています。

1種類でもブレンドしても楽しめる

ひとくちに雑穀といっても種類はさまざま。農林水産省によると「とうもろこし、こうりゃん、えん麦、らい麦、あわ、ひえ、きび、そば」の8品目とされていますが、一般には米や小麦を除くイネ科の穀類に、アマランサスや豆類も含めて雑穀と呼ばれているようです。現在手に入れやすい代表的な雑穀について紹介しましょう。

きび:乾燥に強く荒地でも育ち、世界各地で栽培されている。きれいな黄色をしていて、米に混ぜて炊いたり、だんごや菓子にする。ビタミンB群、カルシウム、マグネシウム、食物繊維が豊富。米と同じようにパラパラとしたうるち種と、粘りのあるもち種の2種類がある。もちきびはもちもちした食感でほのかな甘みがある。

あわ:温暖で乾燥した土地を好み、高地でも栽培できる。もちやだんご、あめにして食べられている。ビタミンB群、鉄分が豊富で、あわのたんぱく質は必須アミノ酸を多く含む。うるち種ともち種がある。

ひえ:寒くてやせた土地でもよく育つ。米に混ぜて食べたり、煮込むとクリーミーになるので煮込み料理にもよい。カルシウム、鉄分、亜鉛、食物繊維が豊富。体を温める効果が期待できる。

はと麦:利尿作用、美肌効果に優れ、古くから漢方薬や薬膳などに用いられてきた。たんぱく質、脂肪、鉄分、食物繊維が豊富。お菓子やお茶にも利用される。歯ごたえがある。

アマランサス:アンデス原産。穀類の中で群を抜く栄養価と栄養バランスの良さで「驚異の穀物」と呼ばれる。カルシウム、鉄分、ビタミンEが豊富で、必須アミノ酸リジンを含む。プチプチした食感がある。

これらの雑穀は1種類でもブレンドして使っても楽しいものです。専門店などで自分で好きなものを選んでブレンドすることもできますが、「五穀米」、「十穀米」、「十六穀米」など、あらかじめブレンドされたものが多く出回っています。

ビタミンB群、ミネラル、食物繊維、現代人に不足しがちな栄養素が豊富

現代の日本人の食生活は豊かになったと言われ、食べたいものを食べられるようになった一方で、食生活の欧米化やインスタント食品の普及などの影響で、ビタミンやミネラル、食物繊維などは不足しがちとなり、アレルギー体質や生活習慣病の増加などが問題となっています。
雑穀は、白米や麦にくらべてはるかに栄養価が高く、現代の食生活で不足しがちなビタミンB群や、カルシウムやカリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラル、食物繊維が豊富で、黒米や赤米などにはポリフェノールも多く含まれます。このため雑穀には、アレルギー症状の改善や、生活習慣病や老化を予防するアンチエイジング食として期待が高まっているのです。

食べ方は、米に混ぜて炊くだけと簡単なので、普段の食生活にすぐにとり入れることができます。白米や玄米に1~2割混ぜるだけなら水加減も漬ける時間もいつもと同じでOK。ぷちぷち、もちもちとした食感や色合い、新鮮なおいしさが楽しめます。
ねばりの少ない雑穀ならチャーハンもおすすめ。ゆでてサラダに入れたり、煮込んでスープにすると充実感のあるおいしさに。炊いた雑穀があると、ミネストローネやシチューに加えて一煮するだけで、簡単に栄養もボリュームもアップします。
また、ハンバーグやコロッケにひき肉と混ぜて使うと、低カロリーなのでダイエットにもおすすめ。もちきびやもちあわは、あんかけのあんに使うととてもおいしいですよ。どれも簡単にできますので、ぜひ試してみてください。

※この記事は2007年10月に配信された記事です



納豆よりクセがなくて食べやすい!栄養豊富『テンペ』のアレンジレシピ2選

ノーイメージ

【お話を伺った人】沖 五月氏

管理栄養士 東京家政大学栄養学科卒業。ライフサイエンス研究所で栄養療法を学び、アメリカの先進栄養学を推進。東洋医学と西洋医学の両面からアプローチする統合医療ビレッジで栄養指導を行う一方、講演会、雑…

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(編集・制作 (株)法研

腸もお肌も若返る話題の大豆食材。もう食べてみましたか?健康食品店やデパートの食材売り場などでテンペを見かけるようになってきました。これは大豆を発酵させて作るインドネシアの伝統食。400年もの昔から常食されてきました。たんぱく質が豊富で消化もよいテンペは、欧米の自然食レストランなどでも人気の食材です。

大豆発酵食品だから、栄養価が高く消化もgood

テンペは大豆を発酵させて作る加工食品です。発酵させて作ることから「インドネシアの納豆」などとも呼ばれますが、納豆とは別物。納豆は細菌の一種である納豆菌で大豆を発酵させますが、テンペはカビの仲間であるテンペ菌を使う点が、大きな違いです。納豆に比べゆっくりと発酵が進むため、独特の匂いや糸を引く粘りはありません。

納豆よりクセがなくて食べやすい!栄養豊富『テンペ』のアレンジレシピ2選

大豆は「畑の肉」といわれるほどたんぱく質が豊富ですが、消化されにくいのが難点。その点、テンペはたんぱく質が分解されているので消化のよいのが特徴です。
また、大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをすることで注目されていますが、テンペ菌で発酵させることによってイソフラボンがより吸収されやすい形(アグリコン型)に変化しています。

さらに、大豆をテンペ菌によって発酵させることでビタミンB群も豊富になり、抗酸化作用やコレステロール低下作用を促進することがわかっています。カルシウム、カリウム、鉄などのミネラルも豊富に含み、抑制神経伝達物質として精神安定や脳の血流改善に効果のあるGABA(ガンマアミノ酪酸)も含まれています。

簡単にできるテンペ・レシピ -テンペピザ-

テンペピザ とろ〜りチーズが引き立て役

【材料】
テンペ150g、ピザ用チーズ(細切り)40g、たまねぎ1/4個、ピーマン1個、アンチョビ4〜5枚、ケチャップ(またはピザ用ソース)大さじ3〜4、バジル少々

【作り方】
(1) テンペは6〜7mmの厚さに切り、片面にケチャップを塗る。

(2) たまねぎ、ピーマンは薄くスライスし、アンチョビは半分に切る。

(3) (1)のテンペにたまねぎ、ピーマン、アンチョビをのせ、ピザ用チーズをかける。

(4) (3)をオーブントースターで5〜7分、チーズが溶けるまで焼く。

(5) 器に盛りつけてバジルをのせる。

簡単にできるテンペ・レシピ -ピリ辛サンチュ包み-

テンペのピリ辛サンチュ包み 野菜たっぷりエスニック風

【材料】
テンペ50g、ゆでタケノコ100g、生しいたけ3枚、ピーマン1個、赤ピーマン1/2個、サンチュ6〜8枚、赤唐辛子1本、ごま油大さじ1、春雨2g、揚げ油適宜
合わせ調味料:砂糖小さじ1、しょうゆ大さじ1、酒大さじ2、オイスターソース小さじ2、水50cc、ラー油少々

【作り方】
(1) 生しいたけは石づきを取り、1cmの角切りに。テンペ、ゆでタケノコ、ピーマン、赤ピーマンもそれぞれ1cmの角切りにする。

(2) 春雨は3〜4cmの長さに切り、180度の揚げ油でさっと揚げておく。

(3) 合わせ調味料の材料は混ぜ合わせておく。サンチュは冷水にとって、水気を切っておくとよい。

(4) ごま油を引いたフライパンを弱火で熱し、種を取った赤唐辛子を炒め、辛みを出したら取り出し、テンペ、ゆでタケノコ、生しいたけ、ピーマン、赤ピーマンを入れ、中火で2〜3分炒める。

(5) 合わせ調味料を加えてさらに炒め、全体がしっとりしたら、(2)の春雨とともにサンチュに包んで盛りつける。

(「テンペのおいしいレシピ」沖五月著、法研より/写真:海老原隆)

※この記事は2005年10月に配信された記事です

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栄養バランスの良い食事とは?ひと目でわかる食事バランスガイド

(編集・制作 (株)法研

食事バランスガイドでかたよりがちな食生活をチェック!健康はバランスのとれた食生活から。食事バランスガイドで1日の望ましい摂取量とメニュー例が一目瞭然。

栄養バランスの良い食事とは?ひと目でわかる食事バランスガイド

分かりやすい目安「食事バランスガイド」

ビタミン、カルシウムをしっかりとらなくっちゃ。塩分、脂質はひかえめに……なんて、知識としてはわかっていても、毎日のメニュー選びとなると、好き嫌いや習慣、気分まかせになっていないでしょうか。一人暮らしだったり、家族がそれぞれ別々に食事をしていると、ついつい食生活はかたよりがちです。言うまでもないことですが、食事は体をつくる基本です。かたよった食生活が続くと、肥満や生活習慣病を招いてしまいます。とはいってもカロリー計算をしたり、栄養の勉強をするのは大変なことです。

そこで、食生活バランスを図れる目安となるような「食事バランスガイド」が平成17年6月に厚生労働省と農林水産省から発表されました。これは栄養の知識がなくても、大まかな1日の摂取量と食事の目安がわかるようにイラストで表したものです。

 

食事バランスは回転するコマのバランス

「食事バランスガイド」はコマのような形をしています。コマの本体は1日の食事バランスで、軸にあたる部分は必要不可欠な水分。コマのひもは「菓子・嗜好飲料は楽しく適量に」で、コマを回すのは適度な運動です。これらがそろえばコマが安定して回転し、私たちの健康を維持することができることを意味しています。

コマの本体は次の5つのグループに区分されています。
(1)主食(ごはん・パン・麺)
(2)副菜(野菜・きのこ・いも・海藻料理)
(3)主菜(肉・魚・卵・大豆料理)
(4)牛乳・乳製品
(5)果物
それぞれについて、成人1人が1日に食べる料理の組み合わせと量を表しています。量の単位は1食の標準的な量を1サービング(SV)として、1サービングを「1つ」と表記しています。

1日にとりたい量のおおよその目安は以下の通りです。主食は5〜7つ、副菜は5〜6つ、主菜は3〜5つ、牛乳・乳製品は2つ、果物は2つです。メニューはいろいろでも、この目安を守っていればバランスのよい栄養と必要なエネルギーを摂取できます。

食事バランスガイドの使い方

たとえば、1日のうちの主菜の選び方をみてみましょう。食事バランスガイドに主菜の料理例としてあげられているのは、1つ分=冷やっこ・納豆・目玉焼き、2つ分=焼き魚・マグロとイカの刺身・魚の天ぷら、3つ分=ハンバーグステーキ・豚肉のしょうが焼き・鶏肉のから揚げなどです。

あなたが朝食で目玉焼きをひとつ食べたとすると、1つ(SV)とカウントされます。さらにランチでハンバーグステーキを食べると、3つ(SV)が加算されます。主菜は3〜5つが1日の目安ですから、朝と昼で4つ(SV)となるので、夕食は1つ(SV)のものを選びます。ここでは1つ分の納豆か冷やっこを選ぶとよいでしょう。

朝はパンとコーヒーのみ、昼は焼き魚(2つ分)定食という場合は、夜には3つ分の主菜、豚肉の生姜焼きを選ぶことで、合計5つ(SV)になります。さっそく今日からバランスのとれた食生活のバイブルとして、食事バランスガイドを活用してみませんか。

(「健康のひろば」、法研より)

※この記事は2005年10月に配信された記事です

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夕食に●●を食べるだけで脂肪が燃える!? 夜フルーツダイエット

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

フルーツを食べるだけで、寝ている間に脂肪が燃えてヤセられる! こんな楽ちんダイエット法をご紹介。

低カロでヤセ力UP! 3つのフルーツに注目

ヤセるためには「夕食後のデザートなんてNG!」と思っていませんか? たしかに夕食後、脂肪として体にたまりやすいものを食べれば太ってしまいます。でもその心配がなく、食べることで寝ている間にヤセやすくなるデザートがあるんです。それが「フルーツ」! これを教えてくれたのは、医師の日比野佐和子先生です。

夕食に●●を食べるだけで脂肪が燃える!? 夜フルーツダイエット

睡眠中、深く眠ることで体内では「成長ホルモン」が分泌され、細胞を修復しています。この働きがスムーズに行われることで代謝がアップし、ヤセやすく太りにくい体質に。この働きを促す成分を含み、かつカロリーが低くて脂肪がたまりにくいため、フルーツは夕食のデザートに最適なのです。なかでも近年、注目を集めているのがスイカ、グレープフルーツ、パパイヤの3つです。
どのフルーツも実や皮、香りにまで“寝ヤセ”パワーがたっぷり! 消化の時間を考えて、就寝3~4時間前までにとりましょう。冷えやすい人は、夕食でネギやショウガなど体を温める食材を合わせてとると、さらに効果的です。

“寝ヤセ成分”をおいしく注入できる3つのフルーツ

1)スイカ

高い抗酸化力があり、老化を防いで代謝を上げる「スーパーアミノ酸」として注目の成分「シトルリン」。このシトルリンは瓜類に豊富ですが、中でもダントツに多いのがスイカです。特に皮に多いので、白い部分まで食べると睡眠中の細胞修復力が大幅アップ。

●スイカの“寝ヤセ”成分
 
・シトルリン
血管を若返らせる効果抜群。寝ている間の細胞修復を促し、ヤセやすい体質に導く。血行をよくするため熟睡に入りやすく、成長ホルモンの分泌にも有効。

・カリウム
夏に多くなるのが、むくみ太り。スイカに豊富なカリウムは、体にため込まれた余分な水分と塩分を排出。めぐりのいい体にしてむくみを防ぎ、スッキリボディに!

2)グレープフルーツ

「ヤセる香り」として注目を集めているのが、グレープフルーツの香り。2つの香り成分があり、一方が体を温めて熟睡に導き、もう一方が脂肪燃焼を促す相乗効果でダイエットに働きます。

●グレープフルーツの“寝ヤセ”成分
 
・リモネン
かんきつ類に多く含まれる香り成分。血管を拡げて血流を促し、体温を上昇させる。上がった体温が下がるとき、眠気が訪れて熟睡に。これで成長ホルモンをしっかり分泌。

・ヌートカトン
グレープフルーツ独特の香り成分。脂肪燃焼を促すUCPというタンパク質の生成を促し、就寝中のダイエット効果を高める。疲労も軽減し、翌日も元気に動けてカロリー消費量がアップ!

3)パパイヤ

重要な栄養素をオールマイティーに含み「ファンタスティックフルーツ」とされるパパイヤ。特にデトックス力は絶大。さらに、熟す前の青パパイヤには大量の酵素が。消化を促し熟睡をサポートするので、見つけたらぜひ食べて。

●パパイヤの“寝ヤセ”成分

夕食に●●を食べるだけで脂肪が燃える!? 夜フルーツダイエット

・イソチオシアネート
体内の有害物質を無毒化する“毒消し成分”。パパイヤはバツグンの含有量を誇り、200g(約1個)食べればデトックス効果が約3日持続するとか。体の機能を高め、代謝アップをサポート。

・β‐カロテン
β‐カロテンは、黄色やオレンジ色の野菜や果物に多い色素成分。体内の活性酸素を除去し、睡眠中の細胞修復を促して、太りにくい体に。

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ストレス対策は食事から!ストレスに負けない心と体を作る4つの栄養素

山本 晴義先生

【お話を伺った人】山本 晴義先生

横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長 1972年東北大学医学部卒業。2001年より現職。医学博士。神奈川産業保健推進センター相談員、文京学院大学講師、駒沢大学講師ほか。著書に:『ストレス一日決…

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(編集・制作 (株)法研

ストレスに効くのは、こんな食材です。運動やショッピングなど、ストレス対策はいろいろ。でも食事の内容で解消することも可能です。

キメ手はビタミン!

「最近、ストレスがたまってるな……」
ふと、そう感じたとき、あなたならどんな解消の手段をとりますか? ジムで運動、買い物、友達とお酒を飲みに行く……ストレス対策には、いろんな方法がありますが、日頃の食事でストレスをやわらげる方法もあるのです。

まず、意識するのは、栄養のバランスをととのえること。その上で、ビタミンB1、ビタミンC、カルシウム、たんぱく質を含む食材を積極的に食事にとりましょう。
それはなぜでしょう? これらの栄養素はストレスに負けない心と体を作るうえで有用な働きをしているからです。以下にそれぞれの働きを紹介してみます。

ストレスは、ビタミンB1、Cを消費!

【ビタミンB1】

ストレスを受けると、体内のビタミンB1の消費量が多くなります。ビタミンB1は、別名“精神的ビタミン”とよばれるほど、ストレスと係わりが深い栄養素。
ビタミンB1が不足すると、イライラ、不眠、めまい、記憶力低下などがあらわれます。「この頃イラつき気味かも……」そう思ったときは、ビタミンB1を多く含む食材を意識して食べるようにしましょう。ちなみにビタミンB1が豊富な食材は以下の通り。
豚ヒレ肉、ボンレスハム、鶏レバー、牛乳、うなぎかば焼き、さつまいも、じゃがいも、白米(ごはん)、食パン、そば(生)、薄力粉、ごま、落花生

この中でも豚ヒレ肉は、80gでビタミンB1含有量0.98mgと、ストレス対策にとくに効果のある食材。ランチタイムのメニューにポークソテーを選ぶなど、日頃の食事にうまく取り入れたいものです。

ストレス対策は食事から!ストレスに負けない心と体を作る4つの栄養素

【ビタミンC】

ストレス状態になると、私達の体内では、全身の抵抗力を高めるために、副腎皮質ホルモンが分泌されます。そのときに必要なのがビタミンC。また、ビタミンCはストレスによって、体外に排出されやすくなるので、ストレス過剰の人は、たくさん摂るといいでしょう。ビタミンCを多く含む食品は、次の通りです。
いちご、ネーブルオレンジ、温州みかん、レモン汁、グレープフルーツ、柿、キウイ、菜の花、キャベツ、ピーマン、かぶ(大)、小松菜、カリフラワー、れんこん

ストレス対策は食事から!ストレスに負けない心と体を作る4つの栄養素

カルシウムとたんぱく質も強い味方!

【カルシウム】

カルシウムには骨を作るだけでなく、神経を鎮静させる効果もあります。“心の安定剤”ともよばれるのはそのため。カルシウムは、次の食材に豊富に含まれています。
牛乳、チーズ、ヨーグルト、スキムミルク、木綿豆腐、凍り豆腐、小松菜、切り干し大根、わかさぎ、いわし丸干し、煮干し、干しえび、しらす干し、ひじき

ストレス対策は食事から!ストレスに負けない心と体を作る4つの栄養素

【たんぱく質】

ストレスにさらされると体内では副腎皮質ホルモンが分泌されますが、体内がこのホルモンを合成するときにはビタミンCだけでなく、たんぱく質も必要です。副腎皮質ホルモンには全身の抵抗力を高めるほか、ストレスによる不安をやわらげてくれる効果がありますが、ビタミンCばかりとっていてもたんぱく質が不足していると副腎皮質ホルモンのパワーは期待通り発揮されません。たんぱく質も沢山とりましょう。良質のたんぱく質を含む食材は次の通りです。
あじ、くろまぐろ刺身、べに鮭、うなぎかば焼き、牛肉(もも)、豚肉(もも)、鶏卵、牛乳、ヨーグルト、チーズ、スキムミルク、木綿豆腐、納豆

ストレス対策は食事から!ストレスに負けない心と体を作る4つの栄養素

ストレスをやわらげるために、なにか行動を起こすのは大変。でも、ストレスをやわらげる栄養素を多く含む食材をとるのは、ずっと楽チンですね。「ココロに効く食事をとっているから、ストレスなんかに負けないゾ!」と、気持ちの張りもよみがえります。
ストレスには先手をとって対策をとる…そんな、パワフル&しなやかな毎日を送りたいものです。

(「ストレスチェックノート」山本晴義監修、法研より)

※この記事は2006年10月に配信された記事です

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夏バテ&日焼け予防にはビタミンパワーを!効果的にとる方法とは?

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

夏バテを防いだり、日焼け対策にはビタミンが重要です。ビタミンを多く含む夏野菜と効率的なとり方とは。

旬の野菜を選べば効果的にビタミンがとれる

夏バテや、紫外線によるダメージ肌の対策に必要な栄養素といえば、ビタミンC、β‐カロテン、ビタミンB群などのさまざまなビタミン。
このビタミン摂取のためにとりたいのが、旬の野菜です。たとえばトマトは1年中栽培されていますが、6~9月の旬の時期は、ビタミンC、β–カロテンともに多くなっています。とくに、β–カロテンは、最大月の7月では最小月の11月の2倍以上(※1)にもなるのです。

ただし、ビタミンCは流通・販売方法などの影響も受けやすく、収穫後、日数が経つと含有量が減ってしまいます。そのため、なるべく近くの産地でとれた新鮮なものを選ぶことも大切。

また、冷凍野菜は一般的に旬の野菜でつくられるので、オフシーズンの生のものより冷凍野菜の方が、ビタミン量が豊富なことが多いそう。冷凍ものも上手に活用して。次で紹介するビタミン含有量を参考に、夏野菜ですこやかな体とお肌をキープしましょう。

夏バテ&日焼け予防にはビタミンパワーを!効果的にとる方法とは?

ビタミンをたくさんとれる夏野菜

それでは、夏バテや肌ダメージの対策にとりたいビタミンを挙げていきましょう。合わせて、それぞれのビタミンの含有量が多い夏野菜のトップ3もご紹介します。含有量は各野菜とも、1回分の使用量(可食部)を想定して、独自に算出したランキング(※2)です。

○ビタミンC~紫外線対策や免疫力アップに

肌のコラーゲンの合成に関わり、美白成分としてメラニンが過剰につくられるのを抑える働きが。免疫力を高めるためにも、積極的にとりたい成分。1日の目安量は100mg(※3)。

1位:ピーマン(赤)…85mg/50g(約中2個)
2位:かぼちゃ(西洋)…64.5mg/150g
3位:にがうり(ゴーヤ)…60.8mg/80g(約1/2本)

○β-カロテン~肌の生まれ変わりをサポート

体の中で必要に応じて、ビタミンAに変わり、肌の生まれ変わりをサポートする。抗酸化作用が高く、活性酸素の消去に有効とされている。摂取基準量はなし。

1位:モロヘイヤ…6000μg/60g(約1/2袋)
1位:かぼちゃ(西洋)…6000μg/150g
3位:つるむらさき…3000μg/100g(約1/2袋)

○ビタミンB1~疲れの解消に

炭水化物(糖質)の代謝を高める補酵素として働き、疲労物質を処理する働きが。お酒を飲む人はとくに消費されるので積極的にとりたいビタミン。1日の目安量1.1mg(※3)。

1位:えだ豆…0.31mg/100g(約2/3袋)
2位:とうもろこし…0.23mg/150g(大きめ約1/2本)
3位:モロヘイヤ…0.11mg/60g

○ビタミンB2~エネルギーを生む

エネルギー生産に関わる多くの栄養素、なかでも脂質代謝をサポート。不足すると、肌荒れやニキビなど肌トラブルのもとに。1日の目安量1.2mg(※3)。

1位:モロヘイヤ…0.25mg/60g
2位:えだ豆…0.15mg/100g(約2/3袋)
2位:とうもろこし…0.15mg/150g(大きめ約1/2本)

○ビタミンB6~皮膚炎の予防に働く

タンパク質のもとになるアミノ酸代謝の補酵素として働く。皮膚炎予防に有効なことでも知られている。1日の目安量1.2mg(※3)。

1位:かぼちゃ(西洋)…0.33mg/150g
2位:とうもろこし…0.21mg/150g(大きめ約1/2本)
2位:モロヘイヤ…0.21mg/60g

※1)「辻村卓他,ビタミン71巻2号:67-74(1997)」
※2)ビタミン量は「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」より算出
※3)成人女性の1日の推奨量または目安量で、各年齢層別の最大値

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