最近では、持っていない人を探す方が難しいスマートフォン普及率。便利なツールだけに、スマホがないと不安になってしまう「スマホ依存」に陥る人が増加中です。スマホ依存の危険性について、ご紹介します。

スマホ依存症にはどんな悪影響が?ドーパミンが依存に導く怖い現実

10〜30代の2割以上がスマホ依存に!

電車に乗った時、目の前に座っている人が全員スマホを触っているなんていう光景をよく目にするようになりました。朝起きてから、夜寝るまでの間、スマホを触らない時間はどれくらいありますか? あるデータでは、10〜30代の2割以上の人がスマホに「かなり依存している」という自覚があるそうです。まず下記のセルフチェックで、自分がスマホ依存症かどうか確認してみましょう。

<スマホ依存症度セルフチェック>

5つ以上当てはまる人は、スマホ依存症の傾向が。1日30分でも、スマホから離れる時間を作りましょう。

1、食事中でもスマホを見る
2、寝る時、スマホを枕元に置く
3、トイレに行く時、スマホを持っていく
4、お風呂に入る時、脱衣所に必ずスマホを持っていく
5、車を運転する時も、スマホを手元に置いている
6、人と話していても、たびたびスマホを使う
7、スマホが身近にないと不安になる
8、着信音がなると自分のスマホではないか確認する
9、SNSをスマホで毎日チェックしている
10、歩いている時もスマホをチェックしている

スマホ依存症になると、ほかの依存症になる危険も

現在では、スマホを持っている人のほとんどが、スマホ依存症予備軍と言っていい状態です。スマホ依存症には、首、肩、目の疲労以外にも、たくさんの悪影響があります。
怖いのは、依存は連鎖するということ。スマホ依存症から、ギャンブル、お酒など、いろいろな依存症になるリスクが高まるという報告もされています。ある研究によると、ゲームを50分する時に出る脳内の快楽物質「ドーパミン」は、通常の量の2倍。これは、覚せい剤を静脈注射した時と同じくらいの量です。このドーパミンには、同じ刺激を続けているとそのうちに慣れてきて、反応が鈍くなる性質があります。そのため、同じ快楽を得るためにもっと刺激を求めるようになり、それが依存症に発展していくのです。初めてスマホを買った時と今を比べると、格段に使用する時間が増えている人は特に注意してください。

また、スマホと同時に普及したSNSによって、誰とでも手軽にコミュニケーションが取れるようになり、実際の人とのコミュニケーション能力が低下する人が増えているといわれます。人間関係の構築がうまくできず、小さなことでキレやすくなるといった例もあるそうです。

アナログなことをしてスマホ依存から脱却

スマホ依存から脱却するためには、1日の中でスマホを触らない時間を増やすことが大切です。スマホをはじめ、インターネットを使う機器を一切使わない、デジタルデトックスの時間を設けるとよいですよ。また、あえてアナログなことを生活に取り入れるのも脱却のカギ。いつもの道と違う道で駅に行ってみる、SNSだけで連絡を取っている人とお茶の時間を作るなど。難しければ、SNSの連絡ではなく、相手に直接電話するだけでも大丈夫です。小さな一歩を踏み出すだけで、自分では予想もしなかった刺激や発見が生まれます。便利なツールだからこそ、使い方や距離感に気をつければ、無駄に時間を消費してしまうことを防げるはずです。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと