診断されづらい、女性のアスペルガー症候群の特徴とは?

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

アスペルガー症候群は男性が多いため、女性の診断は症例も少なく診断されにくくなっています。男性とは特性も違う、女性のアスペルガー症候群についてまとめました。

診断されづらい、女性のアスペルガー症候群の特徴とは?

社会性が育ちやすい女性は診断されにくい

発達障害のひとつアスペルガー症候群。コミュニケーション力や社会性、想像力に問題があり、言語障害や知的障害はありません。そして、同じアスペルガー症候群であっても、その人の特性には個人差が大きく、人により症状は異なります。

一般的に、アスペルガー症候群は、男性に多いとされています。男性に多いのは、コミュニケーションが苦手なタイプ。そのため、こういった代表的な特徴は、男性のアスペルガー症候群を例にされたものでした。その診断基準に従うと、女性のアスペルガー症候群は診断されにくいのです。また、女性は男性と比べると、幼少期に社会性やコミュニケーション能力が育ちやすいという特徴があり、それも、女性が診断されにくい要因のひとつと考えられます。

注意しないと性的な被害にあうケースも

幼少期にアスペルガー症候群の特徴がわからなくても、成長すると同時に人間関係での悩みが出てきます。特に女性は、男性よりも複雑な人間関係になりやすい傾向があります。
中高生になると、女の子同士で長時間話すこともしばしば。いわゆるガールズトークですが、たくさんの情報が速いスピードで飛び交うので、アスペルガー症候群の人にとっては苦手な状況です。アスペルガー症候群の人は、自分の興味のある話では一方的にしゃべってしまい、興味のない話ではうまく相づちを打てず、また、相手の表情を読み取ることが苦手なので、空気の読めない発言をして相手を怒らせてしまうことも。通常、こういったことを経験すると、そこから人間関係や社会性を学ぶものですが、アスペルガー症候群の女性はそれがなかなか身につきません。
男性に対しても同様で、初対面の男性に声をかけられ、そのままついて行ってしまう場合も。男性が女性に声をかけるというのはどういうことなのか、また「食事をおごる」などの言葉の裏にどういった思惑があるのかなどを察知するのが困難です。そのため、性的な被害にあってしまうアスペルガー症候群の女性もいます。

生きづらさから二次障害にも

アスペルガー症候群は、症状に個人差があり、自己判断は難しいもの。アスペルガー症候群の女性は、不眠や倦怠感など自律神経失調症のような症状がでることも多くあります。男女ともにアスペルガー症候群の人は、通常の生活は送れるものの日常に生きづらさを感じます。せめて病院で診断を受けることができれば、まわりの人に説明し理解してもらうよう働きかけることも可能です。しかし、自分でもなぜ生きづらいのかがわからないと、つらさは解決されず、強いストレスを感じます。それにより、うつ病や摂食障害などの二次障害をおこすこともあります。もし、日常に生きづらさを感じたら一度、各都道府県にある「発達障害支援センター」に相談してみましょう。本人はもちろん、家族や関係者も相談が可能です。




夏はデリケートゾーンのトラブルに注意!ムレ・かゆみ・かぶれの予防法

ノーイメージ

【お話を伺った人】中田 真木先生

三井記念病院産婦人科医長 1981年東京大学医学部卒業後、同大学産婦人科学教室入局。1991年フランス政府給費研究生(研修先はオテル・デュー・ド・パリ産婦人科)。東京警察病院産婦人科医幹を経て、2…

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(編集・制作 (株)法研

生理用ナプキンによる蒸れ、かぶれ、かゆみを防ぐには? 密着させず、風通しよく、清潔に。ひどいかゆみや痛み、分泌物の増加があったら早めに受診を。

かぶれやかゆみの正体は接触性皮膚炎と雑菌の繁殖

暑い日が続きますね。ただでさえ蒸し暑いのに、月経期のデリケートゾーンは生理用ナプキン(以下ナプキン)によって密閉され、非常に蒸れやすい状態になります。
そのため、もともと角質層が薄く刺激に弱い、文字通りデリケートな外陰部の皮膚はふやけて傷つきやすくなり、かぶれやかゆみなどのトラブルが発生しやすくなります。ナプキンが触れる刺激で接触性皮膚炎をおこしたり、常に湿った状態で不潔になりやすいため雑菌が繁殖したりするのです。

多くの女性がナプキンやおりものシートによるデリケートゾーンの蒸れやかぶれ、かゆみに悩んでいるようですが、他の人に相談しにくい場所だけに、がまんして症状が進んでしまったり、市販のぬり薬でかえって悪化させてしまうケースもみられます。

蒸れやこすれが原因のかぶれやかゆみなら、ひどくならないうちに原因を取り除けば解消します。そこで、今回は月経期の蒸れない工夫、かぶれない工夫を紹介しましょう。

夏はデリケートゾーントラブルに注意!ムレ・かゆみ・かぶれの対策方法

ナプキンを密着させず、風通しをよく

むれを防ぐには、まず、できるだけナプキンを密着させず、当てている時間も減らすこと。ぴったりしたジーンズやサニタリーショーツでナプキンを密着させ摩擦し続けると、蒸れてトラブルが増加します。ガードルなどの締め付けのきつい下着やズボン、ストッキングなどは、暑い場所で長く身に着けるのは避けたほうがいいでしょう。

せめて家にいるときくらいは、風通しをよくすることを考えて、下半身を締め付けない衣類に着替えましょう。経血量が少ないときは、サニタリーショーツは外し、おりものならシートを外して何度も下着を交換します。

素材を圧縮した薄手のナプキンで陰部を密閉すると問題がおこりやすいので、少し厚手のふっくらしたものに当て換えて、皮膚とナプキンの間にすきまをつくりましょう。中心部が盛り上がっている形状のものより平らなもののほうが、すきまができやすいようです。

ナプキンには表面がやわらかいもの、表面にプラスチックメッシュがのっているものなどいくつかのタイプがありますが、こすれてかゆくなる場合はやわらかいものにするほうがトラブルが少なくてすみます。その問題がない場合は、メッシュのさっぱりした感触を求めるのもよいでしょう。

出血がほとんど治まったら、夜寝ている間はナプキンを外して風通しをはかるのがよいでしょう。本格的にかゆみの出ている人は、ショーツをはかずに直接パジャマを着て寝ることをおすすめします。パジャマはぴったりしたものではなく、ゆったりしたものにします。

夏はデリケートゾーントラブルに注意!ムレ・かゆみ・かぶれの対策方法

清潔にして、洗濯にも一工夫を

デリケートゾーンの清潔を保つことも大切です。可能であれば、月経期やおりものが多いときは、局部の汗や分泌物をふきとるかトイレのシャワーで軽く流すなどしてさっぱりしましょう。ただし、腟の内側には強力な自浄作用があり、中を洗浄する必要はありません(かえって、洗わないほうがよいことがわかっています)。
また、外陰部の皮膚が傷んでいるときに繰り返し洗うとかえって炎症をおこすので、そのおそれのあるときには、ガーゼやおしぼりなどでそっと拭うだけにしましょう。
ナプキンやおりものシートはこまめに換えます。出血や分泌物の量が少なくても、長くても4~5時間たったら新しいものに交換しましょう。

下着も汚れたらすぐに清潔なものに換えましょう。また、洗濯後の下着に残った洗剤の刺激でかぶれることもあるので、すすぎは十分に行うようにしましょう。
高温多湿の日本の夏はカビにとって天国。陰干ししたり室内に干した下着をそのまま引き出しにしまうのは、かゆくなるもとです。日光(紫外線)に当てればカビ退治になりますが、それができない場合は、干した後に、短時間でも乾燥機を使う、低温のアイロンを当てるなどカビ対策を。

かゆみがある時の注意点は?

かゆいからといってかくと、さらにかゆくなって悪循環。風通しよく清潔にして、蒸れやすい局所の環境を改善するのが一番です。市販の外用薬を使うときには注意を。添付文書に「粘膜にはつけないように」と書いてあるものは、本来外陰部にはつけてはいけないのですが、そういった薬を外陰部につけてかぶれる人が多いようです。

ひどいかゆみがある場合、カンジダというカビの一種が腟内で繁殖する「カンジダ腟炎」や、別の感染症の可能性もあります。ひどいかゆみや痛みがあったり、おりものの量が増えたりしたら、早めに産婦人科か婦人科へ受診しましょう。

一方、咳やくしゃみ、スポーツなどで尿がもれてしまう人がいます。その量には個人差がありますが、決して少ない量ではありません。そういった場合は、暑い季節もパッドが手離せません。尿もれがあるのに生理用のナプキンを使っていると、皮膚障害をおこす原因になるため、尿を吸収させる場合には、尿もれ専用パッドを使うのがよいでしょう。
尿もれ専用品は、内部に生理用パッドよりたくさんの吸収材が詰まっていて、尿がしみてもパッドの表面がじめじめしないすぐれものです(ただし、血液を吸わせるのには向きません)。最近は、売り場でも生理用品の近くに尿もれ専用品を配置し、手に取りやすくしてありますから、尿もれには尿もれ専用パッドを使ってください。

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【女性に多い貧血】体がだるい・動悸…鉄分が足りないサインとは?

(編集・制作 (株)法研

【取材協力】澤田 賢一先生 秋田大学医学部第3内科教授

鉄欠乏性貧血の患者数は推定1000万人といわれています。貧血の中では最も多い鉄欠乏性貧血。昔に比べると食糧事情は良くなっているのに鉄欠乏性貧血は増えています。

日本は“貧血列島”!!

近ごろ、体がだるい。肌に血の気がなく、動悸や息ぎれがする…。こんな症状がある人は、鉄欠乏性貧血の可能性を疑ってみましょう。

鉄欠乏性貧血は、最も頻繁に見られる貧血。全身に酸素を運ぶヘモグロビンは鉄とたんぱく質でできていますが、体内の鉄が不足するとヘモグロビンの数が減少し、いろいろな臓器や組織が酸欠状態になります。これが鉄欠乏性貧血です。

もともと女性は、月経の影響で鉄を失いやすいもの。日ごろ、体内で余った鉄分は肝臓で貯蔵され、食事などからの摂取が減ってもそれを活用していますが、マイナス状態が長く続くと、鉄欠乏性貧血になってしまいます。

この病気自体は貧血の中ではいわば“ありふれた”ものですが、問題なのは、無理なダイエット、不規則な食事、偏食などの広がりにより社会的に治りにくくなっていること。秋田大学医学部の澤田賢一教授は、これまでの報告者のデータをもとに、統計に表れていない潜在型を含めて、日本女性の鉄欠乏性貧血患者は1000万人にのぼると推定しています。「いまや“貧血列島”といっても過言ではないでしょうね」(澤田教授)

【女性に多い貧血】体がだるい・動悸…鉄分が足りないサインとは?

爪が変形する人も

鉄欠乏性貧血は“ありふれた”ものとはいえ、決してあなどることはできません。肌に血の気がない(雪白感)、だるさの他、異常な眠気におそわれる、めまい、頭痛、動悸、息ぎれといったさまざまな不快症状が現れます。また、集中力が低下して、イライラや無関心に陥る人もいます。

さらに、特徴的な症状として、爪がそり返り、中心がくぼんだスプーン状になることも。これは匙状爪(しじょうづめ)と呼ばれる症状です。

このような症状が現れたら何らかの手を打つ必要がありますが、鉄欠乏性貧血は徐々に進行するため、体の方が貧血状態に慣れてしまい、そのサインを見逃すこともしばしばです。そのため、健康診断がきっかけで発見される人もあるようです。

鉄欠乏性貧血は、血液検査で鉄欠乏などを示すデータによって、容易に判明します。しかし、貧血を根本的に治すには、鉄分不足の原因をはっきりさせることが大切です。
原因としては、食事からとる鉄分の不足、過剰な喪失、吸収不全などがあげられますが、内臓器官からの出血(胃や十二指腸の潰瘍、がん、子宮筋腫など)が原因ということもあります。鉄不足の原因によっては治療法が異なる場合もあるので、鉄欠乏性貧血のサインをキャッチしたとき、あるいは健診で指摘されたときは必ず詳細な検査を受けるようにしましょう。

貧血を予防・改善するための食生活!

貧血の治療には、鉄剤が処方されるのが一般的ですが、予防や改善には、毎日の食生活を見直すことがポイントです。
まず、食事時間をなるべく規則的にすること。
3食の食事を、毎日できるだけ同じ時間にとるのがいいのです。
食事の内容は、血液(赤血球)を作るのに必要な成分は欠かさずに。次の成分を積極的にとるようにします。

・鉄分……レバー、海藻、緑黄色野菜、かき
・たんぱく質……魚、肉のささみ、赤身、牛乳、卵
・ビタミンB12……ハマグリ、イワシ、サケ
・葉酸……レバー、卵黄、緑黄色野菜
・ビタミンC……果物、野菜

【女性に多い貧血】体がだるい・動悸…鉄分が足りないサインとは?

ビタミンCは鉄分の吸収を助けます。また、香辛料、酸味のあるものなども、胃散の分泌をうながし食欲を高め、鉄分の吸収をスムーズにするので、とり入れるといいでしょう。

忙しい毎日、仕事や恋愛にパワフルにとり組みたくても、貧血状態ではむずかしい……。鉄分を意識的に摂取して、いつも“活動スタンバイ”OKな、元気な自分でいたいですね。

(「健康のひろば」、法研より)

※この記事は2006年9月に配信された記事です

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【女性の病気】こんな症状がでたら婦人科へ!注意してほしい8つの症状

【お話を伺った人】天野 恵子先生

千葉県衛生研究所所長 千葉県立東金病院副院長  1942年生まれ。東京大学医学部卒業(医学博士・循環器内科専攻)。東京大学講師、 東京水産大学教授を経て、現在千葉県衛生研究所所長 兼 千葉県立東金…

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(編集・制作 (株)法研

信頼できる婦人科医が決まっていると、毎日が安心です。どんな診察や検査をするの? 少しでも気になる婦人科系の症状は、早めに診察を受けましょう。

身体の不調をすぐに相談

「生理の周期が乱れている」「おりものが多くて心配」……日頃、婦人科系の不調があっても、診察を受けるのをついためらってしまいませんか?
その理由として、婦人科の診察や検査の内容がよくわからないことがあげられます。でも、そんな不安は、診察について知識をもつと、「なぁんだ」と解消できるもの。日頃から、信頼できる婦人科のドクターを決めておくと、気になる身体の不調をすぐに相談できます。

病気があっても早めにチェックして治療してもらえるから、毎日が安心ですね。では、婦人科ではどんな診察が行われるか、さらに、よいドクターをさがすコツなどをお話ししましょう。

はじめは問診から

婦人科をはじめて受診する場合、受付をすませると、問診表が渡されます。問診表には、既往症、月経の状態、月経周期、妊娠の経験、服用中の薬、気になる症状、症状のある部位などを記入します。また、基礎体温表をもっていくのも役立ちます。

診察室に入ると、問診表を参考に、医師がさらにくわしく質問する、問診が行われます。 問診では、性体験や妊娠経験など、デリケートなことも聞かれます。

医師とよりよいコミュニケーションをはかり、正確な診断を下してもらうためには、恥ずかしがらず正直に答えたいものです。また、問診表の質問事項になくても、気になる症状があれば、遠慮なく伝えるようにしましょう。

内診は開き直りがポイント!

婦人科ではもっとも大切な内診。でも、はじめての人にはとまどいが多いものです。
診察を受ける姿勢としては、内診台に座って足を広げます。最近では、電動式で、ゆっくりと自動的に両足を広げていく内診台もありますから、なるべくリラックスしたいもの。内診の時間そのものはそんなに長くかかりません。「検査なんだ」と割りきって、開き直ることが大事です。

婦人科では、内診の他に必要に応じて超音波検査や血液検査が行われます。検査結果が後日出る場合は、また訪問して、医師から病名や治療方針などを聞きましょう。

こんな症状がでたら訪問しよう

「どんな症状が出たら婦人科に行くといいの?」……そういう疑問を持っている人もいるでしょう。次のような症状のあるときは、ためらわず、訪れたいものです。
●不正出血や下腹部痛がある
●月経周期がおかしい
●月経痛が強い
●妊娠の疑いがある
●おりものがいつもと違う
●外陰部がかゆい、痛い
●性交痛が強い
●乳房の異常が気になる

さらに、定期検診を受けたい、妊娠を望んでいる、ピルを使ってみたい、月経予定日を変更したい、などのときも訪ねてみるといいでしょう。

信頼できるドクターさがしのコツ

よい婦人科医を見つけるには、次のような点を参考にするといいでしょう。
1、通院しやすい距離にあり、診療時間が自分の都合に合う。
2、病院の設備が清潔で、プライバシーが守られる。
3、医師や看護師、受付など、スタッフの印象や対応が、てきぱきしていて丁寧である。
4、医師と自分の相性がいい。じっくり話を聞いてくれ、症状などをきちんと説明してくれる。診断や治療の技術が的確である。
5、口コミやインターネットなども参考にする。女性医師のいるところ、待ち時間の少ないところなど、周囲の人の口コミ情報も参考にしましょう。また、インターネットでホームページを開設している病院もありますし、大きな病院の場合は、ランキングや治療成績が雑誌や医療関係のサイトに掲載されることもあります。
ただし、インターネットは古い情報や悪意のある情報も混在しているので十分注意しましょう。

婦人科系の不調は、他人に話しにくいだけに、とりわけ不安になるものです。信頼できる「マイドクター」をさがして、日頃から、いい「おつき合い」をしたいものです。

(「よくわかる 女性のからだ事典」、法研より)

※この記事は2006年7月に配信された記事です

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知っておきたい女性の『アソコ』5つの真実|大事な場所の正しいケア方法

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

デリケートゾーンのケア、適当に自己流で行っていませんか? 繊細で複雑な場所だからこそ、正しいケア法を知ることが大切です。

意外とできていないデリケートゾーンのケア

デリケートゾーンの正しいケア方法を知っていますか? 習ったことがないのはもちろん、親しい友人や姉妹でも話しにくいと感じる人が多いため、自己流で行っている人も多いはず。ただ、デリケートゾーンのケアが不十分だと、臭いやかゆみの原因に。そこで、実は正しくできている人が少ない、大事な場所の正しいケア方法をご紹介します。

知っておきたい女性の『アソコ』5つの真実|大事な場所の正しいケア方法

<『アソコ』5つの真実 大事な場所の正しいケア方法>

1)シャワーだけですませない

デリケートゾーンには、薄い皮膚の部分と粘膜の部分があります。石けんを泡立てて、やさしく洗うのが基本です。でも、デリケートゾーンは複雑な構成のため、シャワーで流したり、泡をのせただけではよごれが落ちません。指の腹を使って、前から順に、陰毛、陰核、性器部分、会陰部分、肛門の順に洗います。ひだになっている部分は、汚れがたまりやすいので重点的に、でもやさしいタッチで洗いましょう。また、お風呂上がりにタオルでふくときも、ゴシゴシこすらず、やさしく当てるように水気をとって。低温のドライヤーを使って乾かしてもOKです。

2)1日2回以上洗わない

デリケートゾーンにも汗腺があり、汗をかくので清潔に保つ必要はありますが、洗いすぎは厳禁。特に膣の中は、弱酸性に保たれることで、雑菌の侵入を防いでいます。そのため、膣内は洗う必要がありません。しかも、膣は表面部分も善玉菌である「表皮ブドウ球菌」が守ってくれています。洗いすぎは、こういった必要な菌まで除去してしまうので、逆にデリケートゾーンでトラブルがおきやすくなってしまいます。

3) ボディーソープで洗わない

体を洗うのと同じ石けんやボディーソープでデリケートゾーンを洗っていませんか? これらの石けんは多くが、アルカリ性。デリケートゾーンにいる、自浄作用を維持する菌まで洗い流してしまいます。デリケートゾーンは、刺激が少ない、弱酸性の石けんで洗うのがおすすめ。デリケートゾーン専用のソープもたくさん販売されているので、使ってみては。

4) 小さすぎる下着を履かない

小さい下着は、食い込みやすく、通気性が悪くなりがち。下着は、股の部分がコットンなどの自然素材でできている通気性のよいものを選びましょう。また、小さいナイロン製の下着は、ムレやすく、カンジダ菌が繁殖しやすくなります。ふだんはコットンなどのショーツをはき、特別な時だけお気に入りのものに。

5)アンダーヘアを放置しない

生理中、アンダーヘアに経血がつくと、そこから菌が繁殖してニオイのもとに。また、アンダーヘアを処理することで、ムレの改善効果も得られます。どこまで処理するかは、好みによりますが、完全に剃る必要はなく、短くカットするだけでも、かなりムレにくくなります。

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仕事と家庭の両立…頑張りすぎて疲れる『スーパーウーマン症候群』に注意!

【お話を伺った人】天野 恵子先生

千葉県衛生研究所所長 千葉県立東金病院副院長  1942年生まれ。東京大学医学部卒業(医学博士・循環器内科専攻)。東京大学講師、 東京水産大学教授を経て、現在千葉県衛生研究所所長 兼 千葉県立東金…

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(編集・制作 (株)法研

スーパーウーマン症候群。仕事に家庭に大忙し。でも、知らないうちにストレスをためていませんか? こんな症状に要注意です。

働きものの女性に落とし穴が……

仕事をもっている女性は多忙です。とりわけ家庭を持って、家事などを担当している人は、帰宅してからも、ホッとひと息というわけにはいきません。

あわただしく家に帰ると、食事の仕度が待っている。そして休日も掃除や洗濯などに追われ、のんびりくつろぐ時間はない。子供がいると、さらにその忙しさは加速します。

このように、仕事や家事をバリバリこなす女性の中には、知らず知らずのうちにストレスをため込み、それが心身の不調となって出てくる人がいます。ストレスによるこうした病気は、「スーパーウーマン症候群」と呼ばれます。あなたの場合は、大丈夫ですか?

“完ぺき主義”がストレスをよぶ

「スーパーウーマン症候群」になりがちな女性は、責任感が強く、完ぺき主義をモットーとするタイプ。小さい頃から「しっかりしている」「優等生」などといわれることが多かったでしょう。

会社の仕事もテキパキこなせるため、上司の評価も高いはずです。そして、与えられる仕事のレベルもぐんぐんUPしていくため、それは、つねにプレッシャーとたたかう環境をつくりだします。そしてこのタイプの人は、家庭内でも手を抜きません。理想とするライフスタイルがあって、それを妥協せずに実現しようと努力します。インテリアやファッションセンスなど、きっと生活のあらゆる面で、「こうありたい」というイメージを追求しているはず。

その向上心あふれるチャレンジが、ムリなく行われている間はいいのですが、しだいに疲労がたまってきて、心身の不調となって出てくると要注意です。

「スーパーウーマン症候群」が起こす症状は、慢性頭痛や肩こり、過敏性大腸炎など。そしてイライラなど、不定愁訴を感じる人も多く、重度になるとうつ病を患う人もいます。さらにホルモンのバランスも乱れるため、生理不順やときには若年性更年期障害を起こすことも。これらの病気は、それぞれの器官に異常がある際にも起こります。何かの症状が出たら、まず医師の診断を受けてみましょう。そして検査しても異常がなければ、もしかしたら「スーパーウーマン症候群」かもしれません。

まわりの人に頼ってみる

「スーパーウーマン症候群」を予防するには、すべてのことに完ぺきを求めないこと。真面目な人が陥りやすい病気ですから、最初は手を抜くことに罪悪感を感じるかもしれません。でも、仕事や家事など、すべて自分で背負い込もうとせず、まわりの人の力をかりることを考えましょう。また、一日のうちにわずかでも、自分の時間を持つことも大事です。家族の協力を得て、ゆっくりお風呂に入ったり、本を読んだりする時間を確保したいものです。

とにかく、予防の最大のポイントは、ストレスから解放される時間をつくること。

休日もたまった家事を片づけなければ、とがんばる人が多いのですが、たまにすべてを忘れて、“手抜き放題”の、リラックスした休日を過ごしてみてはどうでしょうか。

(「よくわかる女性のからだ事典」、2006年2月刊、天野恵子監修、法研より)

※この記事は2006年3月に配信された記事です

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