スーパーやコンビニにずらりと並ぶカップ麺。味のレベルも年々上がり、手軽でおいしく、安いと、いいことずくめです。でも、食べ過ぎは注意が必要。その理由をまとめてご紹介します。

カップ麺を食べないほうがいい3つの理由

食べ続ければプチ不調があらわれる

小腹が空いた時、料理をする時間がない時に便利なカップ麺。近年のものは、食品加工技術の進化から味のレベルも格段に上がり、お店のラーメンを食べているような感覚になるほど。しかも、値段は100円前後といいことずくめなのに、「カップ麺は体に悪い」と言われています。なぜでしょうか。

1、塩分のとりすぎになる

カップ麺を食べない方がいい理由のひとつは、塩分です。食塩に含まれるナトリウムは、必須ミネラルのひとつで体の水分調整を行うなど大切なもの。日本人の食事摂取基準(2015年)の目標値で塩分(食塩相当量)は男性が8.0g未満、女性が7.0g未満とされています。しかし、2015年の国民健康・栄養調査では、男性11.0g、女性9.2g。過去10年と比べると減少していますが、まだ食塩をとりすぎている状態です。食塩のとりすぎは、血圧の上昇と関連があることが多くの研究で報告されており、世界保険機構(WHO)は、高血圧や心臓病予防を目的に食塩摂取量の目標値を5g未満とすることを強く推奨しています。
ある有名メーカーのカップ麺は1食(77g)あたり、食塩は4.8g。これだけで、1日の目標量の半分以上になってしまいます。内訳は、麺とかやくで2.3g、スープが2.5g。カップ麺を食べるなら「スープは残す」のが、極力ヘルシーにカップ麺を楽しむポイントのひとつです。

2、食品添加物のとりすぎになる

カップ麺は、たくさんの食品添加物を使い加工・保存しています。だからこそ、お湯を注いで待つだけで簡単に食べられるのです。食品添加物は、厚生労働省により管理され、使用基準なども法律で定められています。また、使用が認められた食品添加物でも、調査をして安全の確保するように努められています。しかし、食品添加物のなかには、発がん性、アレルギーの原因になると不安視されているものも。また、添加物を多く含む食品をとると、解毒するために内臓に負担がかかり、それが体に悪影響を与えると言う人もいます。今、認められている添加物も、将来禁止となる可能性はあるのです。食品添加物がなければ、逆に食中毒などが蔓延してしまうので、人にとっては欠かせないものですが、体への影響が未知数なのでとりすぎは注意したいもの。そのため、カップ麺も毎日食べるのは避けた方がよいと言えるでしょう。

3、野菜・タンパク質不足になる

食事では、タンパク質、脂質、ビタミン・ミネラルをバランス良くとることが必要ですが、カップ麺はほぼ炭水化物と脂質で構成されています。カップ麺だけの食事だと、筋肉や血液を作るタンパク質や、体の機能や代謝を正常に整え、肌や髪を健康に保つビタミン・ミネラルが不足。カップ麺ばかり食べていると、栄養バランスが崩れ、太りやすくなったり、便秘や肌荒れ、疲労が取れないなどのプチ不調につながります。カップ麺を食べる時は、一緒に海藻サラダやゆで卵を食べるなどして、できるだけ栄養バランスがよくなるように心がけましょう。

出典:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「日本人はどんな食品から食塩をとっているか?」

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと