国産野菜でも農薬の不安が…。野菜を生で食べる機会が増える夏は、農薬が気になるもの。農薬や添加物などを家庭で除去する方法を紹介。

国産野菜だからって安心できない!野菜に残った農薬は落としてから食べて

目に見えない農薬 自分の身は自分で守って

ニュースでもたびたび話題にのぼる食の安全。食品問題研究家の増尾清さんによると、国産の食品でも不安が残ると言います。農薬には農作物の病気を防ぐ殺菌剤のほか殺虫剤、除草剤などが800種類も。その残留基準値に規則はありますが、すべてチェックしているわけではありません。また、輸入野菜やフルーツには、収穫後の品質保持のための農薬(ポスト・ハーベスト)が大量に使われています。
一方、加工食品に使われる保存料、着色料・発色剤、酸化防止剤などの添加物は約1500種類もあるそうです。安全性が確かなものが多いとはいえ、発がん性が疑われているものも混在しています。

また、個々には安全でも、何種類もの添加物が体内に入ることによる複合毒の危険性が。どのくらい危険なのか詳細はいまだ、不明のままです。そもそも農産物、魚介類、家畜の飼料、および加工食品の原材料は土壌汚染・河川汚染によって有害な重金属や環境ホルモンを含んでいる可能性も。食品は不安だと思って、自分で自分を守ることが大切です。

国産野菜だからって安心できない!野菜に残った農薬は落としてから食べて

小さく切って下ごしらえすれば不安物質の除去率がアップ

そこで大切になってくるのが、食品の下ごしらえです。調理する前に食材を水にさらす、お湯でゆでこぼす、湯通しするなどで随分と除毒ができます。これはアクも取れて一石二鳥のテク。また、食材は小さく切って下ごしらえすればするほど、除去率が高くなります。昔ながらの、醤油、塩、味噌などにつけて下味をつけるという方法も、不安物質を取り除く効果が。その際、食材をつけたつけ汁は調理に使わず捨ててください。

おいしさと除毒を両立させる下ごしらえのやり方

ここでは、よく家庭で使う野菜の除毒の方法を食材別にご紹介します。この方法で食材を下ごしらえするのに加え、ビタミンをバランスよく含んだ料理を摂ることで、さらなるデトックスが可能になります。

・キュウリ・オクラ
水でよく洗ってから、板ずりを。塩をまぶしてまな板の上で転がすと塩が内部に浸透して、残留農薬を排出。

・ ナス
外側をよく洗ってから、薄切りにして水にさらす。

国産野菜だからって安心できない!野菜に残った農薬は落としてから食べて

・トマト
農薬をかける回数が多いので、水洗いでは不十分。加熱調理、生で食べる場合も、皮の湯むきを。

・枝豆
流水で洗い、塩もみをした後、沸騰したお湯で茹でる。

・ ピーマン
表面を流水でよく洗った後、小さく切り20~30秒湯通しを。

・キャベツ、レタス、チンゲン菜
残留農薬の多い外側の葉は捨てる。生で食べる場合は、中の葉を千切りなどにしてから水にさらす。

・ セロリ
病害虫に弱いため農薬使用が多くなりがち。流水で1~2分よく洗い、小口切り、縦薄切りにしてから酢水にさらす。

・ たまねぎ
根と芽の部分、たまねぎの上下を浅く切り落とし、芽の方から茶色い皮、青い皮をむく。

・ にんじん
表皮の下のクチクラに農薬がたまりやすい。皮は厚めにむく。

・ かぼちゃ
皮をスポンジで洗ったら、皮をところどころむいて。

・じゃがいも
スポンジでこすり洗いした後、皮を向けば心配無用。

・ さつまいも
スポンジでこすり洗い。凹んだ部分に不安物質がたまりやすいのでていねいに。皮は厚めにむいて。

・ 山イモ、レンコン
流水でこすり洗いした後、厚めに皮をむく。その後、酢水につけると万全。

・ ネギ、ニラ、もやし
比較的農薬の心配がない。水にさらすか流水で洗えばOK。

・ ほうれん草、小松菜、春菊
残留農薬や環境汚染物質が多いので、2cm幅くらいに切ってから茹でる。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと