発がん物質を抑制、抗酸化作用、白髪抑制効果など、ビールには健康効果も報告されています。痛風とビールの関係を研究した医師がすすめる体にいい楽しみ方を紹介!

知られざるビールの健康効果|ビールは太らないし、痛風にもならない!?

ビールのカロリーは脂肪として蓄えられにくい

暑い夏に冷えたビールをゴクッと飲む瞬間はたまりません! でも、その陰に罪悪感を覚えたことありませんか? ビールといえば、飲むと太る、痛風の原因になるなど、何かとネガティヴなイメージが強い飲み物。でも実は、体にいい効果もたくさんあるんです。
ビールは麦芽とホップ、そして米など天然の原料からなる、低アルコール飲料。ビタミンやミネラルを豊富に含んでおり、1缶あたりのカロリーは約147kcal(ラガービール)です。おまけにカロリーのほとんどはアルコールによるもの。アルコールのカロリーは血行の促進や体温の上昇などに多く消費され、脂肪として蓄えられることは少ないといわれています。

つまり、ビールを飲むことで太るわけではなく、ビールによって食欲が増進し、おつまみをたべすぎることが太る原因なのです。

老化を防ぐ抗酸化作用や、中性脂肪抑制効果まで

また、最近の研究では、ビールが体に与えるいい影響も明らかになっています。中でも原料のホップは健康効果が高いとして大注目されている植物。例えばホップにはポリフェノールが多く含まれているので「抗酸化作用」があり、胃炎や細菌から身を守ってくれます。またガンを抑制したり、骨密度の減少に歯止めをかけるなど、飲むだけでうれしい効果がいっぱい。

まだまだほかにも、下記のような体にいい効果があるという研究結果が報告されています。

1、ホップの苦み成分に発がん物質を抑制する効果
2、赤ワインと同等の抗酸化力で動脈硬化を予防
3、コレステロールや中性脂肪の蓄積を抑制し、善玉コレステロールを増やす
4、女性に多い骨粗しょう症予防に効果
5、メラノサイトの活性を促し、白髪抑制効果あり

知られざるビールの健康効果|ビールは太らないし、痛風にもならない!?

「痛風でもビールは飲める!」を自ら証明した医師も

さらに、痛風でもビールは飲めることを証明した医師もいます。痛風は、ビールをはじめ食品に含まれるプリン体の取りすぎが遠因とされています。自身も痛風の発作で苦しんだ納光弘医師によると、ビールを飲んでも大きな問題はないのだとか。納医師が痛風になった際、激痛も辛いのですが、一番の悩みは大好きなビールが飲めなくなることだったそうです。そこで「本当にビールが原因なのか?」ということを調べるために、自分の体で実験を重ねたそう。

そして分かったことは、痛風の原因はプリン体の過剰摂取だけではないということ。ストレス、アルコール、体重増加という悪条件が重なることによって引き起こされるのです。「飲みすぎなければ、ストレスを解消してくれるビールは心にも体にもいい影響を与えますよ」と納先生。そこで大切になってくるのが飲み方です。

適量を守るのはもちろん、ビールを飲むときのおつまみもポイントです。ビールにはビタミンB群をはじめとする豊富な栄養が含まれているので、それ以外のビタミンA、D、Eなどの栄養素を含むおつまみを摂りましょう。鶏肉や野菜、卵などがおすすめです。賢く飲めば、元気とキレイに役立ちます。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

【監修】

納光弘(おさめ みつひろ)先生
鹿児島大学医学部内科教授。神経内科、痛風などが専門分野。

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