日中の眠気は寝不足以外にも原因が…眠気を引き起こす病気とは?

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

昼間に急な眠気に襲われたら? 「いつも通り寝たはずなのに、眠くて仕方がない」というときの原因にはどんなものがあるのでしょうか。

日中の眠気は寝不足以外にも原因が! 眠気を引き起こす病気とは?

急激な睡魔の陰には病気が隠れている場合も

仕事や家事など、作業を早く終わらせたいのに、眠気に襲われて集中できない……。そんな日中の急な眠気は、夜の睡眠不足が原因とは限りません。眠気以外に出る症状を参考に、考えられる原因をまとめました。

●ストレス、うつ

職場などで強いストレスを感じている場合、睡眠の質が浅く体の疲労がとれていない可能性が。あまりに強いストレスや慢性的にストレスを感じている場合、自分でもストレスに気付かない場合も。すると、うつ症状が出る場合もあるので気をつけましょう。残業が多い人や勤務時間が不規則な人は要注意です。
また、その日や週によって夜勤があったりなど勤務時間が変わる場合、体には大きなストレスに。睡眠の質が低下するので、日中の眠気に襲われることがあります。

●ナルコレプシー

自分の意思に関係なく、重要な場面であっても寝てしまう病気がナルコレプシー。脳の覚醒コントロールがうまくできないことによって起こる症状です。

・ 急に体の力が抜ける
・ 突然の睡魔に襲われ10〜20分寝てしまう
・ 眠る前に幻覚を見る、金縛りのような症状がある

上記のような症状があれば、一度疑ってみてもよいでしょう。
ナルコレプシーは、特殊な病気のため間違った診断をされることも多数。できれば、睡眠外来など睡眠の専門医がいるところを受診するのがベストです。近くにない場合は、精神科、神経内科、心療内科に相談しましょう。

●睡眠時無呼吸症候群

眠っている間に、呼吸が止まる病気です。睡眠中に呼吸ができないために、眠りが浅くなり、睡眠時間が十分でも体がやすまっていない状態に。そのため、日中に急激な眠気に襲われてしまいます。睡眠中に気道がふさがれるのが原因で、肥満体質や首のまわりに脂肪が多い人などに多く見られます。

・ 肥満
・ 寝起きがだるい
・ 睡眠中いびきをかく
・ 眠りが浅い
・ 寝る前にアルコールを飲む

上記にあてはまる人は、専門医に相談してみましょう。

●アレルギー性鼻炎

鼻炎の人は寝ている間に、うまく呼吸ができず、眠りが浅くなってしまいます。日中は、鼻の通りが良くても、寝ている間に鼻がつまり、口呼吸になってしまう場合も。
睡眠時は、濡れたマスクをして喉と鼻に湿度を与えると呼吸がしやすくなります。耳鼻咽喉科で鼻炎の治療も行いましょう。

●むずむず脚症候群

名前の通り、脚がむずむずしたり、脚を動かしたい衝動にかられて、夜によく眠れない病気です。眠ってもすぐに目が覚めてしまうこともあり、不眠になりがち。その反動が、日中の強い眠気にあらわれます。日中の眠気だけでなく、疲労感、集中力の低下なども問題に。原因は不明で、遺伝性、鉄の欠乏、鉄の代謝異常、脳内のドーパミンの神経機能障害などが関わっているといわれています。カフェインやアルコールを避ける、寝る前に脚をマッサージするほか、栄養バランスのとれた食事と適度な運動を心がけると改善が。

●ホルモンバランスによるもの

生理前や妊娠中に強い眠気を感じるなら、ホルモンバランスによるものである可能性があります。生理前は、女性ホルモンの「プロゲステロン」が多く分泌されます。これは妊娠しやすい体を準備するホルモンのひとつ。このホルモンは、眠気を起こす働きもありこの影響で生理前は眠くなります。また、妊娠中もこのホルモンの影響で眠く。

●薬の副作用

ほかの病気で飲んでいる薬の副作用によって眠くなっている可能性が。薬の副作用は、人によって症状が違います。生活に支障が出るほどの眠気の場合は、医師に相談をしましょう。

●栄養バランスの偏り

お昼ご飯をたっぷり食べた後は、胃腸が消化をはじめ脳にいく血液が減ります。そのため、急激な眠気に。また、炭水化物やスイーツなど、糖質の多い食事を摂ると、血糖値が急上昇。その後、バランスをたもつために体は血糖値を急下降させます。すると体は低血糖になり、体の血糖のバランスをコントロールできなくなってしまうのです。すると、眠気に襲われる場合が。食事のなかの糖質摂取分を減らし、肉や魚、豆類などタンパク質を積極的に摂るように食生活の改善を。

食事のバランス、生活リズムを整えるなど生活習慣の改善で、体内時計が一定になり、日中の眠気が少なくなる場合もあります。日中の眠気が気になる人は、まず生活習慣を見直すことから始めてみましょう。生活に支障が出る場合は、医師に相談しましょう。




昼夜逆転、睡眠リズムの乱れ…こころの問題が関係してるかも?

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【執筆者】ピースマインド・イープ

■ピースマインド・イープ株式会社 高度な専門性を活かしたメンタルヘルス関連サービスを提供。日本最大級のオンラインによる心理カウンセリングサービスを提供するほか、オフラインでも直営カウンセリングルーム…

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【執筆】松浦慶子カウンセラー

快適な睡眠、とれていますか?睡眠のリズムが崩れている時は心理的な問題が隠れていることがあるのです。

眠りと心の密接な関係

日中何度も眠くなってしまう、夜なかなか眠れない、朝起きられずに大切な仕事や約束に遅刻してしまった…。睡眠にまつわる問題は、それ自体とても辛いことですね。睡眠不足で疲れているときには心もくたびれてしまいます。イライラしてゆとりをなくし、人に会うことも億劫になりがちです。社会生活の上でも、遅刻や欠席、会議中の居眠り、事故、集中力低下などが生じることになります。このような失敗が続くと、責任を感じて落ち込み、さらに睡眠のリズムが乱れるという悪循環に陥ることも少なくありません。

睡眠の問題には、何か心に引っかかることや抑うつなどの精神的な問題があって眠りの質が低下することがあります。また反対に睡眠の問題が先にあって、眠りの質の悪さから気がつかないうちに疲れが溜まり、気持ちのゆとりをなくすということもあるのです。このように、眠りと心には密接な関係があります。睡眠の障害は早めに発見し、心や生活を見直して、よりよい気持ちで日中すごしたいものです。

昼夜逆転、睡眠リズムの乱れ…こころの問題が関係してるかも?

眠りの質がもたらす問題

真面目な人なのに居眠りや遅刻があるのはなぜ?と上司の方が心配され、一緒に受診されることがあります。こういった方は幸せですが、睡眠の問題が潜んでいるのに気づかれず、職場や学校、家族からまでも“なまけもの”と誤解され、悩み、傷つき、性格までも抑うつ的内向的になってしまうケースもあるのです。こういった問題を防ぐためにも、早めに専門医に相談し、心の問題についてはカウンセリング等を利用してゆっくり話を聞いてもらい、解決していきましょう。

睡眠覚醒のリズムに問題がある例もあります。睡眠相後退症候群では、自分の力ではどうしても入眠の時刻を早めることができず昼夜逆転します。遅刻欠勤が増えて悩み、社会生活に無理に適応しようとほとんど寝ないで出勤し疲労困憊している方もいます。子供の頃から夜型で遅刻がちだったのが社会人になり問題が表面化するケースが多いですが、深夜勤務、夜更かし、心理的な問題などがきっかけになることもあります。不眠症との違いは、不眠症の薬が効かないこと、睡眠表をつけ睡眠覚醒のリズムをみることでわかります。

よりよい眠りのため、6つのポイント

それではここで、よりよい睡眠を確保するためにはどうしたらよいか、生活上の留意点を挙げてみることにしましょう。

・睡眠時間や眠れないことそのものにはこだわらないようにしましょう。自分なりのリズムを大切に、眠くなったら寝るという気持ちが大切です。

・朝、目が覚めたら、カーテンを開けて日の光をしっかり浴びましょう。大体10~15分が目安です。睡眠障害の治療にも光療法が取り入れられています。

・夜通しパソコンに向かうのをやめましょう。もともとのめり込みやすい性格の方は要注意です。仕事やネットを始めると止められなくなり夜型になりやすいのです。

・うまく昼寝を利用しましょう。ただ、夜寝つきが悪くなりますので30分以内にとどめます。また先に昼寝をして徹夜するのは仕事の成果があまり得られないようです。

・入浴は目を覚ませてしまいますので、早めに済ませましょう。ぬるめがよいとされています。

・カフェインは控え目に、眠れないからといって飲酒するのも夜間目が覚めやすく睡眠の質を下げます。慎みましょう。睡眠薬とアルコールを一緒に飲むのも危険です。

睡眠の質の改善には、専門医による治療、メンタル面の改善に加え、こういった生活の改善も効果があります。まずは、一度是非ご自分の生活を見直してみましょう。よい睡眠からも、日中の快適な生活と安定した気持ちが得られますように…。

※この記事は2006年9月に配信された記事です

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寝苦しい夜をぐっすり眠るには?クーラーなしで涼むための知恵

ノーイメージ

【お話を伺った人】坂本 憲枝先生

消費生活アドバイザー 1970年日本女子大学卒業。主婦業18年を経て91年から消費生活アドバイザーとして活動。社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会に所属。省エネ、環境問題など消費者…

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(編集・制作 (株)法研

ちょっとした工夫でひんやり、リラックス。暑さに負けず夏を乗り切るためには質のよい睡眠を十分にとることが大切です!

夏の疲労回復には質のよい睡眠

夏も中盤にさしかかると、食欲が低下する、体がだるい、疲れやすいといった夏バテの症状が出てきます。体温以上の気温が何日も続けば、夏バテになるのも無理はないかもしれません。夏バテする、しないの違いは、暑さに負けずに夏を乗り切るだけの体力、気力が持続するかどうかではないでしょうか。

そのカギを握るのは睡眠です。仕事や勉強の疲れに加え、うだるような暑さで、体は大きなダメージを受けています。ぐっすり眠って体力を回復し、気力も充実させる必要があるでしょう。

もし、質のよい睡眠を十分にとれなければ、体は疲れをかかえたまま、翌日も暑さと闘わなければなりません。体力の低下しているところに、追い打ちをかけるように、暑さや仕事などのストレスが加わるわけですから、体調はさらに悪化してしまいます。この悪循環を早く断ち切らなければなりません。

それには、早寝早起きを実行して、生活のリズムを整えることが大切です。メリハリのきいた生活を送ることや十分な栄養をとることで、体は次第に抵抗力を回復し、疲れや暑さに負けないだけの体力をつけることができるでしょう。

寝苦しい夜をぐっすり眠るには?クーラーなしで涼むための知恵

クーラーなしで涼む方法

疲労回復には質のよい睡眠を十分にとる必要があるとわかっていても、夜の気温が25度以上の熱帯夜が続き、寝苦しくてぐっすり眠れないというのが日本の夏の特徴です。何とかぐっすり眠るための工夫が必要です。

そのためには、クーラーで快適な室温にすることでしょう。しかし、一晩中クーラーをつけていると、体が芯まで冷え切ってしまい、かぜをひいたり頭痛に見舞われたりすることがしばしば。かぜをひかないまでも、体は体温を保つためにフル回転を続け、結果的に疲れの度合いを大きくしてしまいます。これでは元も子もありません。もしクーラーを使うのなら、寝る前に部屋を冷やしておいて寝るときに電源を切るか、設定温度を28度程度と高めにしてタイマーをかけ、冷やしすぎないように注意することが大切です。

クーラーばかりに頼らないで、快適な睡眠をとる方法も工夫したいものです。
まず考えられるのは、扇風機の利用。一時的に窓を開けて、扇風機で室内の暑い空気を外に出します。窓を閉めた後も、扇風機で室内の空気を動かすと、多少は涼しく感じられます。このとき、扇風機の風が体に直接当たらないように注意します。

部屋の温度調節や涼風だけでなく、寝巻きや寝具に吸水性や通気性のよいものを選ぶことも大切です。とくにおすすめなのが麻の一種であるリネン。その吸水性はコットンの4倍、通気性も抜群で速乾性にすぐれているため、ひんやり・さらっとした肌触りがさわやかで、夏のパジャマやシーツにぴったりの素材です。値段はコットンに比べ高めですが、手作りに挑戦するのもよいでしょう。リネンのシーツなら端を縫うだけだから簡単です。その他、リネンだけでなく、ガーゼやワッフル素材も涼しく感じられておすすめです。

また、ひんやりとした感覚の「竹シーツ」や「寝ゴザ」などがあります。これらは、体と布団の密着する面積を減らして、体感温度を下げる効果があるため静かなブームを呼んでいます。
さらに、ベッドパッドや枕にも、冷たさを感じられる素材のものが次々と開発されているので、寝具売り場などで手に取って確かめてみるのもいいですね。
また、水まくらや氷まくらをしたり、保冷剤などをタオルで包んで首すじやわきの下を冷やすのも一つの方法です。

眠りを誘うリラックスタイムを

「神経は疲れていても、体が疲れていないと眠れない」といわれます。じっとしているだけでも汗が出てくるのに、運動なんてする気になれないかもしれませんが、暑い夏でも、適度の運動は必要です。朝か夕方の比較的気温の低い時間帯を選んで、体を動かしましょう。ちょっと早めに歩く程度の軽い運動でかまいません。心地よい汗をかくくらいでよいのです。

体が適度に疲れたら、ゆったりと入浴をして、心身ともにリラックスしましょう。夏はシャワーだけという人が少なくないようですが、リラックスするためには、ぬるめのお風呂にゆっくり入ることをおすすめします。

心身をリラックスさせ心地よい眠りを誘うのに効果的な方法として最近流行しているのがヨガです。ヨガの深い呼吸に合わせたゆっくりとした動きが、心拍数を整え、血圧を落ちつかせる効果があるようです。

また、香りの鎮静効果としてアロマテラピーを利用するのもよい方法です。心地よい眠りを誘うラベンダー、緊張や不安を鎮めるローマンカモミールなどは心身をリラックスさせる働きがあります。自分に合った香りを見つけ、試してみてください。ただし、妊娠中の方は香りに敏感になっているため、注意が必要ですね。

暑さに負けないように、睡眠をとる工夫をしてしっかり夏を乗り切ってください。

※この記事は2008年8月に配信された記事です

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寝苦しい熱帯夜を乗り越える!快眠のための4つの秘訣

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

眠れないから、寝酒に冷えたビールを飲んだりするのは逆効果。確実によく眠れて、寝苦しい熱帯夜を乗り越える秘策をご紹介します。

睡眠環境を見直して今日からすぐ快眠に

明日も朝から仕事なのに、暑くて眠れない。そんな時にぜひ取り入れてほしいのが、熱帯夜を乗り越える、快眠のための秘策です。いくつかの秘策をまとめて取り入れることで、睡眠環境が劇的に快適になるはず。睡眠は夏バテしない体をつくる大切な要素です。今日からさっそく取り入れましょう。

寝苦しい熱帯夜を乗り越える!快眠のための4つの秘訣

<熱帯夜を乗り越える 快眠のための4つの秘策>

1) エアコンの温度は寝る前に28度に上げる

睡眠中にエアコンをつけっぱなしにすると風邪をひきやすくなるなど、体に悪いと思ってエアコンを使用するのを我慢する人がいますが、それはまちがい。28度くらいの高めに設定しておけば、朝までエアコンをつけていても、だるくなることはありません。むしろ、心地よく眠ることができるので、疲労をスムーズに回復することができます。ポイントは、寝室は眠る1時間前くらいから26度ほどの低めに設定し、眠る時に28度に変更を。入眠と同時に、徐々に部屋の温度が上がっていくので、不快感なく体にやさしいエアコンの設定温度で、朝までぐっすり眠ることができます。

2)「頭寒足熱」を実践! 保冷剤で頭を冷やす

熱を感じやすい頭部を冷やし、冷えやすい足を温めることで、快眠に導いたり、健康によいとされる「頭寒足熱」。熱帯夜の時は、保冷剤を使って頭を冷やすことで、心地よく睡眠が取れます。あらかじめ、冷凍庫で凍らせておいた保冷剤にタオルを巻いて、首や後頭部に当てて眠りましょう。心地よい冷んやり感が1〜2時間続き、睡眠で一番大切とされる入眠からの3時間をサポート。眠りが深くなり、疲れがしっかり取れる上質な睡眠になります。

3) 寝る2〜3時間前にぬるいお湯に浸かる

暑い日は、どうしてもお風呂はシャワーだけで済ませがち。でも、ぬるいお湯に浸かることで、熱帯夜でも心地よく眠ることができます。人は、眠る時に体の深部の体温を下げ、体の熱を放出します。この時に、眠気がやってくるのですが、ぬるま湯である程度、体の深部体温を上げておくことで、体温が下がりやすくなるため寝つきがよくなるのです。湯船に浸かって血流を促進することは、体の疲労回復効果もあるので、睡眠の質もより良くなります。38〜40度のぬるめのお湯に10分くらい浸かるようにしましょう。

4) スマホ・PCの作業を避けて脳のクールダウンを

暑くて眠れないからといって、ダラダラとスマホやPCを触っていませんか? スマホやPCからは、脳を活性化するブルーライトが出ています。見れば見るほど、脳がさえてしまい寝つきが悪くなることに。寝室にスマホやパソコン機器は持ち込まない、寝る2時間前からスマホは見ないなど、自分なりのルールを作って、これらの機器と距離を置いて。

5) 寝具の質感をさっぱりとしたものに

快眠のためには、やはりパジャマを着るのがベスト。吸水、速乾性の高いパジャマなら、寝ている時の汗を吸い取って快適な睡眠時間をキープしてくれます。おすすめの素材は、コットンや麻などの天然のもの。パジャマのほか、枕カバーやシーツも夏場はコットンや麻にするのがおすすめです。特に、表面に凹凸のある織り方をしているものは、肌に当たる面が少なく、さっぱりした質感なので快眠できます。

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暑さが原因ではなかった!?寝汗に隠された病気のサインとは?

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

寝ている間、人は汗をかくもの。でも、大量の寝汗で夜中に起きてしまう人は、ちょっと注意が必要かも。その理由をご紹介します。

ストレスやホルモンバランスの乱れで寝汗に

誰もがかく「寝汗」。人の体は、体の深部体温を下げることで眠りにつくというシステムがあります。体温を下げるために、寝汗をかくのです。一般的に寝汗の量は、一晩でコップ1杯分。それが、寝汗の不快感で夜中に起きてしまう、服を着替えなければならないほど寝汗をかくという人は注意が必要です。「部屋が暑い」、「アルコールを摂取した」、「水分を大量にとった」など、汗をかきやすくなる理由がないのに大量にかく寝汗は、体の不調のサイン! 寝汗に隠された病気のサインをまとめました。

暑さが原因ではなかった!?寝汗に隠された病気のサインとは?

<寝汗に隠された病気のサイン>

○ストレス

多くの病気の元凶になるストレス。極度のストレスを抱え込んでいると、寝ている間に大量の寝汗をかく場合があります。ストレスは自律神経のバランスを崩す元。ふだん、就寝中は自律神経の副交感神経が優位になりリラックスしています。それが、ストレスの影響により、寝ている間も交感神経が優位になり、緊張している状態に。しかも「また寝汗をかいてしまうかもしれない」という不安から、より寝汗を出すという負のスパイラルに陥る場合もあります。まずは、ストレスとなっている元をできる限り排除するか、ストレス発散方法を見つけましょう。また、寝具を変えるなど、自分が心地よい睡眠環境を整えるのも、ストレス軽減の助けになります。ただし、かなり体にストレスがかかっている人は、うつ病の心配も。なかなか、改善がみられない場合は、内科や心療内科に相談をしましょう。

○更年期障害

50歳前後を境に、女性ホルモンの分泌が減少することで、体のさまざまな機能がバランスを崩すのが「更年期障害」。主な症状として「ホットフラッシュ」と呼ばれる突発的な発汗がよく起こります。寒いところでも、ひとりだけ汗をかいていたり、足元に滴るほど汗が出るという場合も。更年期障害は、ほかに不眠、情緒不安定など、人により症状はさまざまです。更年期障害かどうかは、婦人科で女性ホルモンの量を測定すればわかります。現在では、不快な症状を改善する様々な治療法があるので、一度婦人科で相談しましょう。更年期障害は、女性だけのものと思われがちですが、男性にも起こります。男性の場合は、55歳から65歳頃とされるので、内科や泌尿器科などで相談を。

体の一部にだけ寝汗をかく、寝ている間だけ汗をかき起きると止まるという寝汗も、よくないものと言われています。また、大量に寝汗をかく原因としては、薬の副作用、内分泌疾患、感染症、神経疾患、悪性腫瘍などがあげられますが、これらの場合は、そのほかにも症状を伴うことが多いので、当てはまる人は病院で検査を受けましょう。

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ぐっすり眠りたい人に…睡眠の質を高くする5つの食べ物

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

ベッドに入るけどなかなか寝つけない、しっかり寝たのに疲れが取れない、という人は必見。睡眠の質を上げる食べ物をご紹介します。

心地よい睡眠を誘う5つの食材とは?

人生の三分の一は眠っていると言われるほど、睡眠は生活する上で大切です。睡眠の質を上げる方法は、寝具や明かりの調整、運動など多岐にわたります。今回は、中でも簡単にできる睡眠の質を上げる食べ物をご紹介。睡眠の質を上げるには夕食を就寝時間の3時間前までに済ませて、食べ物の消化を済ませておくのが基本です。

<睡眠の質を高くする5つの食べ物>

1)バナナ

睡眠に大きく関わっているのが、脳内伝達物質の「セロトニン」と「メラトニン」。「セロトニン」は別名ハッピーホルモンとも呼ばれ、心の安定やバランスをとることに作用します。そして「セロトニン」は夕方になると、睡眠ホルモンとも呼ばれる「メラトニン」に変換されます。「セロトニン」は脳内で作られますが、その材料として必須アミノ酸の「トリプトファン」が必要です。トリプトファンを多く含む食品は、バナナ、乳製品、豆製品、アボカド、肉類など。特に、朝食にトリプトファンを含む食品をとると、セロトニンが分泌されやすくなります。例えば、バナナ牛乳を朝飲んでおくと、夜の睡眠の質がアップ!

2)鶏胸肉

鶏の胸肉には、抗酸化力のある「イミダペプチド」という成分が含まれています。この成分は、疲労の原因成分である活性酸素に働き、疲労を回復する効果が。1日200mlのイミダペプチドを摂取するのがおすすめなので、鶏胸肉なら100gを目安に食べて。体の疲労物質を効率的に取り除くことで、睡眠の質を高めます。

3)チョコレート

脳の神経伝達物質「ギャバ」には、興奮を抑える作用があります。ギャバを含む食品をとることで、体をリラックスさせ良質な睡眠を促します。ギャバが含まれているのは、チョコレートやココア、玄米、発芽玄米、雑穀類など。日中のイライラ緩和にも役立つので、仕事中のおやつにもおすすめです。

4)魚介類

人は眠る時に、体の深部体温を下げます。この作用がうまくいかないと、寝つきが悪くなったり、眠りが浅い状態に。必須アミノ酸のひとつ「グリシン」には、血管を拡張させて深部体温を下げる働きがあります。「グリシン」は体内でも作ることができるアミノ酸ですが、食事からもとれます。主に魚介類に多く含まれており、中でも含有量の多いエビやカニ、ホタテなどを意識してとりましょう。

5)梅干し

酸味の成分「クエン酸」は、疲労回復成分として有名。梅干しや柑橘類などをとることで「クエン酸」がエネルギーを効率的に作り出し、疲労を回復させます。睡眠中にしっかり疲労回復できるので、翌日に疲れを持ち越しません。この「クエン酸」は前述の「イミダペプチド」と一緒にとることで相乗効果が。鶏胸肉に梅肉ソースを添えて食べるなどして、日常的に摂取するのがおすすめです。

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