体によさそうだけど、本当は“不健康”な食べ物9つ

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

食べ物を買うとき「体によさそうだから」という理由で選んでいる人も多いはず。でもそのイメージ、もしかしたら間違っているかもしれません!

体によさそうだけど、本当は“不健康”な食べ物9つ

健康的なのは“イメージ”だけ!?

自然派、ナチュラル、低脂肪、カロリーゼロなど、スーパーやコンビニ、ドラッグストアでは、健康を意識した商品がずらっと並んでいます。
健康関連食品の市場規模も年々増加傾向にあり、体の不調が増えてくる中高年だけでなく、若い世代にも需要が拡大しています。今後も、次々に新しい商品が登場しそう。
でも、ちょっと待って。「なんとなく体によさそうだけど、本当は?」と疑問を感じる食べ物が意外にたくさんあるんです。そこで、注意したい本当は“不健康”な食べ物をご紹介します。

本当は“不健康”な食べ物9つ

1)ヨーグルト

朝食やおやつがわりに食べる人も多いヨーグルト。便秘予防など腸内環境改善にいいと大人気です。ただし気をつけたいのが、フルーツ入りやフレーバーがついたヨーグルト。これらには、砂糖などの甘味料がたっぷり入っています。また、フローズンヨーグルトなどは、冷やすと甘みを感じにくくなることから、より多くの甘味料が使われているのです。また、カロリーゼロを謳う人工甘味料には、発がん性が疑われているものも。無糖のヨーグルト以外は、健康づくりというより、デザートと考えた方がよさそう。

2)100%ジュース

果物100%ジュースは、いかにもヘルシーなイメージですが、果物には果糖がたっぷり。果糖は食後の血糖値を上げないとしてダイエットに適した糖といわれてきましたが、最近では肝臓で代謝された果糖が脂肪肝や中性脂肪を増やすことがわかっています。また、果糖はインスリンなど満腹感を刺激するホルモンを刺激しないので、満足感が得られず逆に食欲を増強させることもわかってきました。食べ過ぎを招くので注意して!

3)グラノーラ

ダイエットにいいと人気に火がついたグラノーラ。シリアルの一種でオーツ麦を主な原料としているため、ビタミン、ミネラル、食物繊維が摂取できます。しかし、それ以外にもたっぷり摂取してしまう成分が糖類。グラノーラは、はちみつや砂糖、メープルシロップが使われており、さらにドライフルーツがプラスされたものもあります。フルーツにも果糖がたくさん含まれています。実は糖分たっぷりなので、イメージだけに惑わされないで。

4)乳酸菌飲料

ビフィズス菌配合など、腸内環境を整えることを目的とした乳酸菌飲料。ほんのりとした酸味で好んで飲む人も多いのでは。乳酸菌飲料のほとんどには甘味料がたくさん使われています。ひんぱんに飲むと、カロリー&糖分や添加物の摂取過多に。

5)ビタミンC配合飲料

「レモン100個分のビタミンC配合」などと書いてある、黄色い飲料に見覚えがある人も多いはず。こちらにも、甘味料がたっぷり使われています。使われているもので多いのが、血糖値を急上昇させる「果糖ブドウ糖液糖」。また、ビタミンCの酸味を抑えたり、冷やして飲むため甘みが感じにくいことから、かなりたっぷり配合されているので、決してヘルシーとは言えません。

6)ダイエットソーダ

ダイエットという名前のついた炭酸飲料がたくさん販売されています。人工甘味料を使ってカロリーをゼロやオフにしているということから、こういった名前に。昨今では、人工甘味料の危険性として、糖尿病になりやすく、砂糖と同様に依存性があることが指摘されています。

7)豆乳

女性ホルモン様作用があるイソフラボンを含み、たんぱく質もとれるということから豆乳を選ぶ人が増えています。コーヒーショップでもソイラテがメニューにラインナップされるほど。でも、豆乳といっても種類があり、成分無調整豆乳以外は、豆乳に糖類や植物性油脂を添加したものです。また、無調整豆乳であっても大豆が遺伝子組換え大豆ではないかチェックしたいところ。海外では、遺伝子組み換え大豆が主流になっています。日本では、大豆の自給率が2割を切っており、ほとんどが輸入されたもの。遺伝子組換え食品の安全性は不安視されている点も多いので気をつけたいところです。

8)野菜チップス

サクサクした食感の野菜チップス。たしかに野菜が原料ですが、野菜が本来もっている栄養素は、高温で調理する過程で失われています。また、油で揚げてから時間が経過したものは酸化も気になるところ。酸化は、簡単にいうとサビと同じ。酸化したものを食べると体も酸化しサビてしまうので要注意です。

9)市販のサラダ

カットされ、小さなドレッシングが付属されている市販のサラダ。カットした野菜の断面の変色を防いだり、野菜がシャキッとしたままキープできるように、保存剤溶液や酸化防止剤が使われているものもあります。また、シーザーサラダなどは、ドレッシングがハイカロリーでサラダ=ヘルシーでなくなることも。また、市販のドレッシングにはたくさん食品添加物が使われている場合もあり、要注意です。




運動しない人は注意!筋肉が減少して脂肪が増える『サルコペニア肥満』

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

高齢者に起こる“サルコペニア”が40代に急増中! 筋肉が減少して脂肪が増えるサルコペニア肥満の注意点をまとめました。

握力が低下したり脚や体幹の筋力低下が起こる

働き盛りの40代で、筋肉が減少して脂肪が増える「サルコペニア肥満」になる人が近年増加しています。サルコペニアとは、ギリシャ語で筋肉を表す「sarx(サルコ)」と、喪失を表す「penia(ペニア)」を合わせた言葉。加齢や疾患により、筋肉量が減少することで、握力が低下したり、脚や体幹の筋力低下が起こることです。サルコペニアは高齢者に多く、75歳以上になると急増します。それが昨今では、40代に増えているのです。

運動しない人は注意!筋肉が減少して脂肪が増える『サルコペニア肥満』

食事制限だけのダイエットが危ない

特に問題となっているのが、筋肉が少なく、脂肪が多い「サルコペニア肥満」。筋力低下のリスクに加えて、肥満が原因となる動脈硬化など、生活習慣病の危険性も高まります。ダイエットをしていて、食事制限はしても、運動は行っていない人は要注意です。体重が減ったとしても、脂肪は筋肉より軽いので、筋肉が減って、その分脂肪が増えていることもあります。また、食事制限でタンパク質が不足すると、体は筋肉を分解してタンパク質を作りだすことも。このようにして筋力が低下すると、階段も満足に上り下りできないなど、若くても日常生活に支障をきたすことにもなります。

筋肉を1kg増やせば代謝が1日50kcalアップ

筋肉は運動をしない限り、筋肉量を増やしたり、維持することはできません。また筋肉を増やすためには、有酸素運動ではなく筋トレが必要です。特に鍛えたいのは、体の一番大きな筋肉である「太もも」。エスカレーターを使わず階段を上るといった習慣をつけることに加えて、スクワットなど筋肉に負荷をかける運動が必要です。
筋肉量を1kg増やすには、プロのトレーナーによる指導のもと、食事管理も徹底して1年かかるといわれています。ハードルが高いと思うかもしれませんが、筋肉が1kg増えれば、基礎代謝は1日50kcal増加します。これは52kgの女性がエアロビクスを10分行なった時の消費量に値します。1週間で考えると、筋肉を1kg増やせば、70分のエアロビクスを行なったカロリー分を何もせずに消費することができるのです。

筋肉を維持するために食べるべきもの

また、筋肉を増やすためには筋肉の元となるタンパク質を積極的にとることも必要です。筋肉を維持するには、1日の摂取量で、体重1kgあたり1gのタンパク質が必要とされます。そして筋肉を増やすためには、体重1kgあたり1.2〜1.5gのタンパク質が必要に。体重50kgの人が筋肉を増やすには、1日あたり60gのタンパク質が必要ということ。豚のもも肉100gで、だいたい20gのタンパク質がとれます。1日で60gのタンパク質をとるためのメニュー例がこちら。

1日で60gのタンパク質をとるメニュー

(本文)
ご飯/200g×3食…15g
卵/1個…6.2g
肉(鶏もも肉)/100g…16.2g
魚(紅サケ) /80g…18g
牛乳・ヨーグルト/200g …7.2g

タンパク質/合計…62.6g

意識的にタンパク質を摂取していかないと、1日体重1kgあたり1.2〜1.5gをクリアするのはなかなか難しいもの。食事と運動の両方を見直して、積極的に筋肉を増やしていきましょう。今から筋肉を少しずつ増やす「貯“筋”」は、将来あなたの体にとって大きな財産になりますよ。

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好きなだけ食べても太らない!? 18時間プチ断食で食べすぎリセット

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

腹8分目がよいとわかっていても、どうしても食べ過ぎてしまう日はあるもの。そんな時に役立つ、食べ過ぎリセット方法をご紹介します。

肝臓に蓄えられた余分な糖を翌日に消費

食べ過ぎてしまった後、昨日の食事を後悔しても、もう遅いと思っていませんか? 実は、食べ過ぎた後でも対処はできるのです。
1度くらい食べ過ぎただけで、体の脂肪はすぐには増えません。まず、食べ過ぎた分のカロリーは糖に変換されて、肝臓に蓄えられます。肝臓に蓄えきれなくなった糖分は、徐々に体脂肪に変わりますが、体重が増えるのは2週間後だそう。そのため食べ過ぎた翌日、食事量を抑えれば間に合うことになるのです。

そこでおすすめなのが、18時間食事を抑えるプチ断食。例えば夜の10時まで食べていた場合は、翌日の夕方4時まで何も食べずに過ごします。だいたい2食分は抜く計算になるので、この18時間に肝臓に蓄えられた余分な糖を消費すればいいのです。

好きなだけ食べても太らない!? 18時間プチ断食で食べすぎリセット

胃腸を休めて内臓機能をアップさせ代謝促進

また18時間のプチ断食には、内臓を休ませて代謝をアップさせる効果もあります。暴飲暴食すると、内臓は消化吸収のほか、デトックスのためにフル稼働している状態です。これを休ませることで内臓の機能を高めると、代謝がよくなります。また、断食は暴飲暴食で伸びて大きくなった胃のサイズを、通常サイズに戻すのにも役立ちます。
18時間のプチ断食中、固形物はとりませんが、水はたっぷり飲むことを心がけて。特にお酒を飲んだ翌日は、体が脱水状態になっているので、補水を十分に行いましょう。
とはいっても、2食を抜いて水だけで過ごすのはできないという人は、液体のものを。野菜ジュースや、みそ汁、コンソメスープなどはOK。また、どうしても耐えられない場合は、消化がよくて胃にたまりにくいフルーツを口にしましょう。ただし、お腹がいっぱいになるまで食べるのはもちろんNGです。

断食後の食事は消化のよい和食を中心に

断食後の最初の食事は、脂っこい肉や揚げ物は避けて。消化のよい和食を中心としたメニューにしましょう。ここで、ドカ食いをしてしまうと元の木阿弥になるので、量は控えめに。また胃腸に負担をかけないよう、よく噛んでゆっくり時間をかけて食べて。ふだん不足しがちな緑黄色野菜や、食物繊維が豊富な海藻類が、プチ断食後の栄養補給とデトックスにおすすめです。プチ断食を取り入れて、体をメンテナンスしましょう。

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正しく痩せる早道とは? 間違ったダイエットの落とし穴

【お話を伺った人】松峯 寿美先生

東峯婦人クリニック院長・医学博士 東京女子医科大学卒。 専門は婦人科一般、不妊症治療など。 日本産婦人科学会専門医、思春期学会理事、東京女子医科大学非常勤講師など兼任。『マタニティホワイトブック』…

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(編集・制作 (株)法研

過剰なダイエットはやせないどころか、命を落とす危険性も!ダイエットを過剰に続けていると、健康に悪影響を及ぼします。正しくやせる方法を知りましょう。

摂食障害や美容面にも悪影響が!

もっとやせたい・・・日頃から、そのように思っている人も多いことでしょう。しかし、過剰なダイエットは実は、百害あって一利なし。それを知らずに続けたために、健康に弊害が出るケースが見られます。

ダイエットというと、「食べる量を減らす」方法をとる人がほとんど。しかし、人間の体は栄養を適量摂取することで正常に機能するようにできています。そのため、外から入る栄養を減らすと、健康に良くない影響が出るのです。

まず、体重が大幅に減少する“激やせ”のケースでは、生理が止まるなどの症状が現われます。そして、拒食症など摂食障害を起こして、食べ物を体がうけつけなくなり、最悪の場合、死に至ることもあります。また逆に、過食症になって、体重が過剰にリバウンドする人も見られます。摂食障害は、精神面でのダメージが大きく、回復するまでに長く時間がかかるのです。

それだけではありません。ダイエットのしすぎは、全身の機能にも悪影響を及ぼします。筋肉がやせて代謝が落ち、以前よりやせにくい体質になることもあります。筋肉が落ちると、外見的にも「やせた」というより「やつれた」印象になります。また、骨も栄養不足でスカスカに密度が下がってしまうため、骨粗鬆症の危険性も出てきます。その他、肌荒れ、シワが増える、髪の毛が抜ける、疲れやすくなり貧血を起こすなど、美容や体調面にさまざまな弊害がでてきます。

正しく痩せる早道とは? 間違ったダイエットの落とし穴

はやりのダイエット法の危険

過剰なダイエットは美容と健康の大敵! ところがちまたで広まっているダイエット法のなかには、体にリスクのあるものもあります。そのうちのいくつかを検証してみましょう。

まず、同じ食品ばかりを食べるダイエット。
りんご、ゆで卵、パイナップルなど、手軽で安価な一品目を食べ続ける、というものです。この場合、体重は減少しても、栄養が偏り、口内炎、筋力低下、ビタミン欠乏性多発性末しょう神経障害、知覚異常などを起こします。一品目のみを摂り続けるダイエットは、危険度が高いのです。

さらに、サウナなどで汗を流すダイエット。これは、発汗により水分が減っただけなので、水を飲むとすぐ元に戻ってしまいます。脂肪が減少したわけではないので、ダイエット効果はほとんどないといっていいでしょう。

また、「やせるお茶」や利尿剤による方法も、脂肪減少とは関係ありません。「脂肪を溶かすお茶」といったものは、現実には存在しないのです。

ダイエットとは健康的に体脂肪を減らすこと

それでは、健康的にやせるためには、どうすればいいのでしょうか。

まず、自分の体脂肪がどの程度あるかを知ることが大切です。体脂肪計で、体内の体脂肪率を測ってみます。女性の標準的な体脂肪率は「20~25%」男性の場合は「15~18%」。女性では30%、男性では20%を越えると、「肥満」になります。

また、正しいダイエット法を知ることも不可欠です。正しいダイエットとは、栄養のバランスをとりながら、筋肉を落とすことなく、余分な体脂肪だけを減らすこと。ただし、食事制限で体重を減らしても、筋肉や骨などが一緒に減ってしまうため、基礎代謝が下がってしまいます。その結果、元の食事に戻したとき、体重がダイエット前より増えてしまうのです。体脂肪を減らすには、栄養バランスがとれた食生活を心がけ、なおかつ適度な運動によって、脂肪を燃焼させることが大切です。そのためには、有酸素運動が効果的です。

有酸素運動とは、酸素を取り入れつつ行う運動。酸素を取り入れることによって、皮下脂肪や内臓脂肪をエネルギーとして消費します。具体的にはウォーキング、ジョギング、サイクリング、ゆっくり泳ぐスイミングやエアロビクスなど。筋肉トレーニングやハードなスイミングなどは無酸素運動となり、ダイエット効果は期待できません。「運動するような時間がない」という人は、日常生活の中で工夫してみるといいでしょう。これまでバスに乗っていた区間を歩く、乗り物の中では座らずに立つ、エレベーターは利用せず、階段を使う、など、工夫次第で運動の機会はつくれます。

極端に食事制限をしなくても、生活習慣を変えるだけで、健康的にダイエットを行えます。あなたも、イメージする理想のプロポーションのために生活習慣を改善し、「健康美人」をめざしてみませんか。

※この記事は2006年9月に配信された記事です

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美味しい『野菜と果物』を見分けるコツ|栄養価の高い野菜とは?

【お話を伺った人】古旗 照美先生

株式会社しょくスポーツ 代表取締役/管理栄養士・健康運動指導士 プロ野球やJリーグ選手などの栄養サポート、食育と運動を融合した「食育アドベンチャー」の考案と実践など、幅広い活動を行っている。 株…

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(編集・制作 (株)法研

新鮮な旬の野菜をお店で見分けるコツを紹介します。味と栄養がアップする、旬の野菜・くだもの。食生活にうまく取り入れて、真夏をヘルシーに過ごしましょう。

真夏のトマトの栄養価は1.5倍!

現在スーパーでは、季節や旬にかかわらず、ほとんどの野菜が1年をとおして並べられています。旬の野菜と季節はずれの野菜、見た目はそう違いませんよね。しかし栄養価の点において、旬のもののほうがずっと優秀なのです。たとえば、トマト。夏が旬のトマトは、それ以外の季節のトマトに比べると、1.5倍ものビタミンCを含んでいるのです。冬が旬のホウレンソウなら、冬には100gあたりビタミンCを60mgを含んでいますが、夏には20mgしか含んでいないのです。旬の野菜から豊富な栄養素を摂るほうが、効率よく、健康的な体を作ることができるというわけです。

また、旬の野菜は大量に収穫できるため安価で購入できますし、栄養価もずっと高いのです。季節はずれのものに較べ、あくや苦みなどが強くなりますが、その野菜ならではの独特の香りと味が楽しめます。では、今が旬である夏野菜・くだものの見分け方をお話ししましょう。

美味しい『野菜と果物』を見分けるコツ|栄養価の高い野菜とは?

トマトはヘタ、きゅうりはトゲに注目!

夏の野菜・くだものは、このような点に気をつけて選びましょう。

トマト……ヘタが青くピンとしていて、あまり大きくないもの。ずっしりと重く肉厚のものが良いでしょう。

きゅうり……濃い緑色のものを選びましょう。太さが均一で、表面のトゲがさわると痛いくらいのものが良いでしょう。

なす……表面に傷がなく、紺色のツヤがあるもの。紺色が薄いものや茶色に近いものは鮮度がないので避けましょう。

ピーマン……緑色が濃く、全体にツヤがあり、形に張りのあるもの。腐りやすいヘタ部分をよく見て選ぶと良いでしょう。

とうもろこし……粒が均一に入っていて、指で押すとへこむくらいのものが新鮮な証拠です。穂先が濃い茶色で、縮れているものが良いでしょう。

さやいんげん……緑色が濃く、細めでみずみずしいもの。表面が白っぽいものや皮にシワのあるやわらかいものは避けましょう。

すいか……皮を軽くたたいて、鈍いポーンという音がするもの。ツルの切り口が新しいものを選ぶと良いでしょう。

桃……傷みやすいので、あまり触らず、見た目で選ぶ。全体に色づきがよく、甘い香りのするものが良いでしょう。

産地の表示、マークも参考に

さらに店頭では、商品のラッピングについているマーク、POP(販売用広告)などにも注目すると良いでしょう。最近では、トレーサビリティ・システム(識別番号によって、商品の生産、加工、流通などの履歴がわかるしくみ)により、生産地がわかるケースも増えています。
一般的には、生産地と販売場所が近い方が、輸送時間やコストがかからないため、新鮮で安価と考えることができます。
また、農林水産大臣の登録を受けた認定機関の、厳しい審査に合格した食材につけられる「有機JASマーク」なども参考にするといいでしょう。

「旬」を辞書で調べると、「味のよい食べ頃の時期。出盛りの時期」と出ています。おいしく食べて体にも役立つ……「旬」を忘れがちな私達の日常生活ですが、季節の恵みをもっと暮らしに活用し、新鮮で栄養価の高い野菜を自ら選んで健康的に過ごしたいものですね。

(「へるすあっぷ21」、法研より)

※この記事は2006年8月に配信された記事です

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ダイエットにも健康にも!体に嬉しい『お酢』の取り入れ方

【お話を伺った人】中山 貞男先生

昭和大学保健医療学部 作業療法学科教授・医学博士 1946年福島県生まれ。東京理科大学理学部化学科卒業。高脂血症、動脈硬化症、漢方薬の研究の傍ら、食酢、大豆などの効能についての研究を行っている。著…

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(編集・制作 (株)法研

酢にはヘルシーな成分がたっぷり。種類別に使い分けましょう。酢は健康な体を保つための予防医学的な調味料。毎日の暮らしのなかでもっと積極的に活用しましょう。

うれしいダイエット効果も

疲れがたまっていたり、夏の暑さで食欲が低下すると酸っぱいものが食べたくなる…そんな方も多いのではないでしょうか。これは、無意識のうちに、体が酢のパワーを求めているとも考えられます。酢の主な成分は酢酸やアミノ酸。その中でも、最も大きなはたらきをしているのが、酢の酸度の90%を占めている酢酸です。

酢酸は、新陳代謝をよくし、エネルギー消費活動を活発にします。その結果、脂肪がつきにくい体にするという、うれしい効果も持っています。また、酢そのものは、交感神経を刺激し、血流を促進するので体温を上昇させます。そのため、冷え性にも効果があり、薬膳では、体を温める食品に分類されています。

それだけでなく、疲労によって蓄積する乳酸の代謝を促進して、疲れをたまりにくくしたり、腸のぜん動を促進し、お通じをスムーズにして便秘を解消するなど、いろいろな効用が…。“目立つ存在ではないですが、意外にパワフル、はたらき者!”の酢ですが、酢の性質によって使い分けると、一歩すすんだ役立て方ができます。

ダイエットにも健康にも!体に嬉しい『お酢』の取り入れ方

善玉コレステロールを増やす黒酢

米酢、純米酢、黒酢などの穀物酢は、日頃、酢の物やお寿司を作るときに使われるので、おなじみの存在ですね。穀物酢には、酢酸のほかにビタミンやミネラルがふくまれているので、生活習慣病の予防効果があります。

穀物酢の中の黒酢は、最近、健康食品として飲用している人も見かけます。黒酢はとくにアミノ酸が豊富。善玉コレステロールを増やしたり、疲労物質である乳酸を抑えるはたらきを持っています。

ぶどうの搾り汁からつくられるバルサミコ酢は、ワインと同じように、抗酸化物質のポリフェノールを豊富にふくみます。サラダのドレッシングや、チーズにかけて食べるなど、日頃の食卓にもっと取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、果実酢には、ナトリウムを排出するカリウムを多くふくむため、高血圧の改善効果が。血圧が気になる人は、酢の物を作るときなど、穀物酢の代わりに使ってみるといいでしょう。

空腹時に飲むのは危険!

とはいえ、いくら体によくても、酢は刺激物にあたるため、とり過ぎにはご注意。とりわけ飲用でない酢は、胃の粘膜を傷めることがあるので、原液のまま飲まないよう注意しましょう。とくに空腹時に飲むと、胃の粘膜がただれた状態(びらん)になったり、十二指腸潰瘍をおこす恐れがあります。

また、何の効果を期待しているのか、目的をはっきりさせて酢を選ぶことも重要です。たとえば、もろみ黒酢とうたっていても、もろみをクエン酸発酵させた清涼飲料水、ということもあるのです。さらに、カプセルに入って市販されている酢からは、酢の成分はとれても、唾液の分泌を促進したり、胃を活発にする効果は期待できません。

酢を選ぶときのポイントは、容器の食品表示をよく見ること。原料と製法を確認し、JASマーク(日本農村規格)があるかどうかをチェックしましょう。

酢にはそもそも、医薬品のようにスピーディーな体調改善効果はありません。しかし、漢方薬のようにじわじわと体力を高め、病気を予防してくれます。健康な体を保つための予防医学的な調味料と考えて、毎日の暮らしの中でもっと有意義に活用したいものです。

(「へるすあっぷ21」、法研より)

※この記事は2006年7月に配信された記事です

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