提供:gooヘルスケア
執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと
一人は寂しいけど、誰かと一緒にいるものなんだか疲れる……と感じる人に、人間関係に疲れないための5つのポイントをご紹介します。
新しい友達や一人の時間で人間関係に新風を
学校や会社、ママ友やご近所づき合いなど、社会で生きていく上で人間関係は切っても切れないもの。いい関係が築ければ、安心できる心のより所となりますが、うまくいかないとストレスのもとに。SNSの登場で、相手と対面して言葉を交わすコミュニケーションが気薄になった今だからこそ知りたい、疲れない人間関係の築き方をまとめました。
<人間関係に疲れないための5つのポイント>
1)同じ人とばかり会わない
どんなに仲のよい人とでも、同じ人とばかり頻繁に会っていると、お互いに馴れ合いが生まれ、遠慮がなくなってきます。すると、ちょっとした言葉にも角が立ち、ささいなことでギスギスすることにも。特に、怒りの感情は距離感の近い人ほど、強く出る傾向があります。なんとなく違和感がでてきたら、その人と会う回数を減らしましょう。職場などで、どうしても顔を合わせなくてはならない相手なら、話をするのは必要な仕事ことだけにするなどをして、距離をとって。話す回数を減らして距離をとるだけで、心の負担が軽くなり、かつてのいい関係に戻れることが多くあります。
2)誘いを断る理由を作っておく
今日は旧友とディナー、週末は前の職場の友達とショッピングなど、予定が詰まっていると息切れすることも。いい人間関係をキープしようと、誘いを全部引き受ける必要はありません。体はもちろん、心が疲れている時は、誘いを断ることも必要です。「仕事が忙しくなってきた」、「ほかの友達と予定が入るかもしれない」など、断る理由をいくつか用意しておきましょう。
3)嫌われることを恐れない
嫌われることを極度に恐れて、八方美人にふるまい、疲れてしまっていませんか? あなたのことを好きな人もいれば、嫌いな人もいるのは当たり前のこと。経済誌等ではよく「2:6:2の法則」というのが取り上げられます。世の中のあらゆることは「2:6:2」でバランスをとっているのです。学校のクラスで例えると2割が成績のいい生徒で、6割が普通くらいの成績、2割が成績のよくない生徒ということ。人間関係で考えると、2割自分に好感を持ってくれる人がいれば、6割は可でも不可でもない感情を持ち、2割は嫌悪感を抱くのがふつうということになります。嫌われることを極度に恐れる必要はないのです。
4)一人になる時間を作る
どんなに仲のいい人が相手でも、人と一緒にいると気を使います。たまには、一人で自分がしたいことをする時間を持ちましょう。仕事と家事で忙しい人は、仕事帰りに30分でも一人でお茶を飲む時間を作ってみては。自分で自分をケアする時間を作ることで、素直な感情と向き合うことができます。一人の時間を楽しむことで、人といる時間の楽しみもより感じることができるはず。また、一人の時間が楽しめるようになると、人への依存も減らすことができます。人間関係でほどよい距離感を保ちやすくなる手助けにも。
5)新しい友達を作ってみる
旧知の友達もいいですが、同じ人たちばかりと会っていると、なかなか視野が広がりません。新しい友達を作ると自然と新しい刺激をもらうことができます。別のグループの友達を作っておくことで、ほかのグループの人間関係に疲れた時の逃げ場にも。インターネットを通じて趣味のサークルに参加するなど、積極的に新しい関係を築いてみては。