暑いとやりがちになるけど…夏バテになりやすい生活習慣

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

冷たいものをガブのみして、冷房のきいた部屋でだらだら過ごす。夏にやりがちなその生活、夏バテになりやすくなるので気をつけて!

暑くても“冷やしすぎる”と体がバテる

猛暑の日が続き、体がだるく食欲もなくなりがち。特に今年は夏バテになる人が続出しそう。そんな中、暑いからとバンバン冷たいものを飲んだり、いつも通りに不規則な生活をしていませんか? 夏バテは、体が冷えすぎたり、汗をたくさんかいたりして自律神経のバランスが乱れることで起こります。夏バテになりやすい生活習慣を知って、猛暑を元気に乗り越えましょう。

暑いとやりがちになるけど…夏バテになりやすい生活習慣

<夏バテになりやすい生活習慣>

・アイスやジュースなどをよくとる

暑い日は冷たいものが欲しくなりますが、冷たいもののとりすぎは胃腸を冷やし、消化吸収力を弱めます。食事でとった栄養も、消化吸収できないとエネルギーを作れず夏バテに。

・食欲がないので冷たい麺類を食べる

うだるような暑さで食欲がわかない時は、つるつると食べやすい麺類ばかり食べがち。しかし、もりそばやそうめんだけだと、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養が足りず、夏バテに。肉、魚、卵などのタンパク質を補給する食材は必須です。また、野菜のおかずを1品増やしたり、麺類には大葉やしょうがなどの薬味類をたっぷり添えて食べるよう心がけましょう。

・起床と就寝時間が不規則

夏は、暑さで常に汗をかいている状態。それに加えて、室内と屋外との温度差で、自律神経が1日中酷使されています。そのため、だるさや食欲不振などの症状が起こるのです。自律神経を整えるには、規則正しい生活を送ることが大切。これ以上、自律神経を酷使しないためにも、起床&就寝時間は一定に保つことを心がけましょう。

・朝ごはんを食べない

食欲がないからと朝ごはんを抜いていませんか? 朝ごはんは、自律神経の交感神経のオンにして、自律神経のバランスを整える大切なスイッチです。食欲がなくても、何か口にするように習慣をつけましょう。フルーツやヨーグルトなど軽い物でもOKです。

・お風呂はシャワーだけで済ませる

疲れている時、お風呂はシャワーだけでさっとすませがち。でも、夏バテを予防するなら、38〜40度のぬるめのお湯にゆっくりつかりましょう。夏場は、冷房に加え、冷たい飲み物やアイスなどで体の芯が冷えています。その冷えを解消するのはもちろん、ぬるめのお湯は自律神経の副交感神経のスイッチをオンにして、眠りやすくする効果も。湯船に浸かる時間は、軽く汗ばむくらいの5~10分で十分です。

・眠る時はエアコンを切る

「冷房は体によくない」と、眠る時にエアコンを切っていると、寝苦しくて睡眠の質が低下します。睡眠時間は、自律神経の副交感神経が優位になりますが、汗だくで寝ていると活発な活動を司る交感神経がオンに。体の疲労を回復させることができず寝起きにだるさが残ります。冷房でキンキンに冷やすのはよくありませんが、弱めの冷房なら朝までつけていても体がだるくなりません。体に冷風が当たらないよう、風の角度にも気を配って。




蚊に刺されやすい人の特徴とは? 簡単にできる!蚊に刺されない方法

キャンプ場など蚊がたくさんいる場所に行った時、蚊に刺されやすい人とそうでない人がいます。その違いと、蚊に刺されないようにする対策をまとめました。

雨水のたまったバケツを放置すると蚊の発生地に

蚊取り線香などのイメージから、蚊といえば夏と思われがちですが、近年は秋まで活発に活動しているそう。というのも、蚊が最も盛んに活動するのは、25〜30度と言われています。いまどきは温暖化で秋になっても暑さがおさまらず、蚊がいつまでも活動しているので、要注意です。

蚊に刺されやすい人の特徴とは? 簡単にできる!蚊に刺されない方法

蚊は、刺されるとかゆくなるだけではなく、感染症を媒介する危険な虫。昨今ニュースになったデング熱やジカ熱なども、蚊の媒介によるものです。予防するためにも、蚊の発生源をなくす対策を。

まず、蚊の幼虫(ボウフラ)は、水の中に生息しています。そのため、家のまわりに雨水の溜まった古いバケツ、空き瓶、植木鉢などがあったら、中の水を捨てて乾燥させましょう。側溝や家の雨どいのつまり部分に生息している場合もあるのでチェックを。

また、体温が高い人、黒い服を着ている人、運動後や飲酒後・入浴後の人が蚊に刺されやすいとされています。外出の際は、黒い服を避けるなどの対策をして。そして、アウトドアなど明らかに蚊が生息する地域に行くときは、長袖長ズボンを着用し、虫除けスプレーも使って対策をとりましょう。また、昨今では、下記の方法が蚊の対策に効果があると話題になっています。

いま話題! 簡単にできる蚊にさされない方法

○足首から下をアルコールでよく拭く

京都教育大学附属高校の田上大喜くんが独自の研究で発見したことによると、蚊に刺されやすい人は足の常在菌の種類が非常に多いということがわかりました。常在菌とは、人の皮膚に存在する菌で、体を外の菌から守るという役割もありますが、これが蚊を呼んでいる場合もあるということ。そのため、足をアルコールのついたティッシュでふきとり、菌を減らすことで蚊に刺さされる回数を減らすことできるのだそう。

田上くんが実験した結果によると、蚊の多い裏山でふだん通りの時と、アルコールで足を拭いた時の蚊に刺される回数を比較した結果、足をふいた方が1/3まで蚊に刺される回数が激減。持続期間は不明ですが、足をアルコールで消毒するほか、石鹸で足と足の指の間をよく洗うことも効果があるそう。

○ビールや炭酸水を部屋に置く

蚊は、人から発せられる匂い、熱、炭酸ガスに反応して近づいてくることがわかっています。部屋に飲み残しのビールや炭酸水などを置いておけば、そちらに蚊が反応して、蚊に刺されにくくなります。ただし、屋外では蚊を寄せ付けてしまうので、室内に蚊がいる場合の対策として取り入れて下さい。

○ハッカ油スプレーをふきかける

ドラッグストアで販売されているハッカ油には、防虫効果があります。これは、ハーブのミントを乾燥させて抽出した植物オイルのこと。これを無水エタノール10m、精製水90ml、ハッカ油20〜30滴と混ぜれば、虫除けスプレーに。なお、プラスチックを溶かすことがあるので、ポリエチレン製(PE)のボトルか、ガラスボトルでスプレーを作りましょう。また、ハッカ油が混ざりにくい場合は、先に無水エタノールとハッカ油を混ぜてから、水を入れるとよく混ざります。体に吹きかける時は、刺激が強いので目や口、鼻などの粘膜に入らないように注意して使ってください。またハッカ油は、猫が苦手な成分なので、ペットに猫を買っている人は使用を避けて。

○扇風機を使う

蚊は、時速2.4キロメートルとかなり遅い速度で飛んでいます。扇風機を人に向けてつけると、蚊が扇風機の強い風に負けて、人に近づくことができなくなるため、蚊に刺されるのを防げます。また、風により人の存在を感知する毛状感覚子という器官の働きを混乱させることができるため有効です。蚊に刺されやすいタイプの人は、扇風機の風が当たりやすいところを選びましょう。

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【超万能ハッカ油を使い倒す】さっそく試したくなる10個の活用術

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

ハーブのミントから抽出した植物オイル「ハッカ油」を知っていますか? 昔から使われているものですが、用途が広く万能だと改めて人気が広がっています。その活用術をご紹介。

生活のあらゆるところ使える天然の万能オイル

昔から使われてきた「ハッカ油」。簡単に説明すると、ハーブのミントからできた植物オイルです。ミントは、シソ科ハッカ属のハーブの総称ですが、ハッカ油は「ハッカソウ」という種類のミントを乾燥させて、オイルを抽出したものです。ハッカの名産地として有名なのが北海道の北見市ですが、現在は国内の9割以上の生産量を占めているのが隣町の滝上町だそう。ハッカ油は、清涼感のほか、防虫、消臭、除菌、リラックス効果などがあり、昔からいろいろなものに活用されてきました。ドラッグストアやネットショッピングで、20ml・500円前後と手軽に購入できるのも人気のひとつ。今回は、超万能なハッカ油の活用術をご紹介します。

【超万能ハッカ油を使い倒す】さっそく試したくなる10個の活用術

<ハッカ油を使い倒す 10個の活用術>

1) ハッカ油スプレー

スプレーボトルに水と、ハッカ油を数滴入れます。暑い日は、そのスプレーをワキや首、足や腕などに、涼感&制汗スプレーとして吹きかけましょう。ハッカ油の清涼感が体感温度を下げて涼しく感じさせてくれます。なおハッカ油は、粘膜にふれると刺激になるので、スプレー使用時は目や口、鼻に入らないように気をつけて。

2) ハッカ湯

湯船にお湯を溜めたら、ハッカ油を1滴垂らして混ぜましょう。スーッとした香りが広がり、夏場でもさわやかに湯船につかることができます。また、肌についたハッカ油が、湯上りの体温を下げてくれる効果も。ハッカ油の量は、湯船のサイズやお湯の量によって調節を。まずは、1滴から試してみて。

3) ボディソープ

ふだん使っているボディソープに、ハッカ油を1滴プラスして使ってみましょう。消臭作用で、汗臭さ、加齢臭の撃退に効果が。シャワー後の清涼感も快適です。シャンプーに加える方法もありますが、目に入りやすいので、使う場合は手元でシャンプーとハッカ油をしっかり混ぜてからにしましょう。

4) ハッカ油で足湯

エアコンのきいた部屋に1日中いると、体が冷えて足もむくみます。湯船に入るのがめんどうな時は、洗面器にお湯を張って足湯を。そこに、ハッカ油を1滴プラスすれば、足のにおいを取り除き、除菌効果で清潔に保つことができます。

5) ハッカ油を入れて寝具を洗濯

夏場は、寝ている間もたっぷり汗をかくので寝具もこまめに洗濯したいもの。枕カバーやシーツの脱水をする時、1滴ハッカ油をプラスして。ほのかなハッカ油の香りが残り、スムーズな入眠を助けてくれます。ハッカ油スプレーを直接、寝具にスプレーするよりも、ほのかな香りがベター。

6) マウスウォッシュ

口の中をすっきりさせたい時、コップ1杯の水にハッカ油を1滴たらせば、即席のマウスウォッシュが完成。口にふくんで、ハッカ油を隅々まで行き渡らせるようにブクブクしましょう。口臭予防にも効果が。

7) 涼感アロマハンカチ

汗をかく夏場の必須アイテム、ハンカチにもハッカ油を1滴。汗を吹くたびに、ここちよい清涼感が得られます。また、眠くなったり、気分が悪くなった時に、ハンカチの香りをかぐことで、気分転換に。

8) ハッカ油で床の拭き掃除

フローリングの床などを拭き上げる際、モップに1滴、または雑巾のバケツに1滴ハッカ油を加えましょう。天然のさわやかな香りが家に広がります。

9) 涼風が出るハッカ油扇風機

ティッシュやコットンにハッカ油を数滴垂らしたものを、扇風機の送風部分にクリップなどで固定。いつもの扇風機の風が、ハッカ油の香りをまとった涼感のある風に変身します。ただしハッカ油は引火性があるので、扇風機のモーター部分などには近づけないように注意して。

10) 害虫撃退スプレー

ハッカ油には防虫効果があります。スプレーボトルに無水エタノール10ml、ハッカ油を5〜10滴ほどたらして混ぜたら、さらに水90mlを加えよく混ぜます。これを網戸や玄関などにスプレーすると害虫が家の中に入ってくるのを防ぐ効果が。害虫の通り道にスプレーしたり、ハッカ油をティッシュやガーゼに垂らしたものを置いて置くのも効果的。

ハッカ油を使う時に注意したいこと

超万能なハッカ油は、生活のあらゆるところに活用できます。ハッカ油を安全に使うために、以下のことに気をつけましょう。

・室内に放置しないこと

ハッカ油の劣化を避けるため、保管時は冷暗所に置くようにしましょう。引火する恐れもあるので、火気のまわりに置くのは避け、子供の手の届かないところにしまっておいて。

・猫を飼っている人は気をつけて

猫はハッカ油の成分が苦手です。猫を飼っている場合、猫のいる空間ではハッカ油の使用を避けましょう。防虫、除菌効果のため洗濯に使用する場合は、洗濯機に入れる時だけ使って、成分が残らないようによくすすぎを行ないましょう。

・容器はできればガラス製が安心

ハッカ油には、プラスチックを溶かすことがあります。ルームスプレーや制汗剤を作る場合、スプレーボトルは、ポリエチレン製(PE)ならOKなので表示をチェックしましょう。見分けがつかない場合は、ガラス製のボトルを選ぶのが安心です。

・直接皮膚に塗ったり、使いすぎに注意して

ハッカ油は、強い清涼感のあるオイルです。直接、皮膚に塗ると刺激が強すぎるので避けて。また、使用の際は、傷のあるところや、粘膜に付着しないように注意を。さらに、ハッカ油を使い続けていると、より強い清涼感を求めて、多めに使ってしまがち。肌トラブルにもなるので、目安の量を守って使ってください。初めて使う場合は、少量ずつ試すことをおすすめします。

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いつまでもサビない体づくりに!積極的に摂りたい7つの栄養素

(編集・制作 (株)法研

話題の有効成分を多く含む食品を食生活に取り入れましょう!最近、食品に含まれる有効成分として、6大栄養素(=炭水化物、脂肪、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維)以外の成分にも注目が集まっています。話題の有効成分の特徴や多く含む食品を知って、上手に食生活に取り入れてみませんか。

セサミン(多く含まれる食品=ゴマ)

呼吸によって体内に取り込まれる酸素のうち数パーセントは、体内の細胞を酸化し、サビつかせる有害な活性酸素に変化します。この活性酸素は、疲労や老化を促進し、生活習慣病をまねきます。また、活性酸素の害は、皮膚や内臓、血管などあらゆる細胞におよびますが、内臓では24時間休むことなく働いている肝臓が害を受けやすいといわれています。

ゴマに含まれるセサミンには、活性酸素の発生を抑え、肝機能を高める働きがあります。また、脂肪肝の予防や二日酔い防止、HDL(善玉)コレステロールの増加、発がん予防などの効果も、動物実験のレベルで明らかになっています。ゴマはすって使った方が、消化がよく、セサミンの効果がアップします。

いつまでもサビない体づくりに!積極的に摂りたい7つの栄養素

カテキン(多く含まれる食品=お茶)

お茶に含まれる渋みの成分、カテキンはポリフェノールの一種で、さまざまな健康効果をもっています。まず、活性酸素による酸化の害から体内の細胞を守る強い抗酸化作用は、ビタミンEの20倍ともいわれます。また、血圧降下作用によって高血圧の予防や改善に効果があるだけではなく、血糖値の上昇を抑えて糖尿病を予防する効果、コレステロールや中性脂肪など血中の脂質を正常に保つ作用も期待できます。さらに、抗菌作用によって、虫歯やかぜの予防にも効果を発揮します。

カテキンを健康づくりに生かすためには、1日に湯飲み茶碗10杯くらいのお茶の摂取が目安となります。

アリシン(多く含まれる食品=タマネギ・ニンニク)

ニンニクやタマネギには、アリインという成分とアリナーゼという酵素が同じ細胞の中に別々に存在しています。ニンニクやタマネギを切ったり、炒めたりして細胞に傷がつくと、両者が反応して、イオウ化合物のアリシンが生成されます。

疲労回復に有効なビタミンB1は、アリシンと結合することで体や脳の血液中に長く留まり、体や脳の疲れをとり、活性化させます。アリシンには、血栓の予防・改善効果や、かぜの予防などに有効な強い抗菌作用なども期待できます。

リコピン(多く含まれる食品=トマト)

トマトの赤い色素成分のリコピンには、ベータカロテンの以上の活性酸素除去作用があります。そのため、動脈硬化やがんの予防に効果があるといわれています。また、血糖値を改善し、糖尿病を予防する効果も注目されています。リコピンは、よく熟した赤いトマトに多く含まれています。

タウリン(多く含まれる食品=貝類、タコ、イカ)

タウリンはアミノ酸の一種で、貝類やイカ、タコ、魚の血合いなどに多く含まれます。タウリンには、肝臓で胆汁酸の分泌を促進し、肝細胞の再生を促す作用があります。胆汁酸には血液中のコレステロール値を低下させる作用があるため、コレステロールを原因とする胆石や動脈硬化などの病気も予防するといわれています。さらに最近、タウリンに肥満を予防する作用があることが、日本栄養・食糧学会で報告されています。

アントシアニン(多く含まれる食品=ブルーベリー)

人間の目が見えるのは、網膜に分布するロドプシンという色素が、分解と再合成を繰り返して光の刺激を脳に送っているからです。ブルーベリーに豊富なアントシアニンには、このロドプシンの再合成を活性化することで、目でものを見る機能を向上させる作用があります。また、アントシアニンには、老人性白内障の原因となる活性酸素を抑える作用や、全身の血行を促進し、動脈硬化を予防する作用も期待されています。

葉酸(多く含まれる食品=緑黄色野菜・レバー)

ビタミンB群の仲間である葉酸は、緑黄色野菜やレバーに多く含まれています。赤血球の合成に不可欠な成分で、貧血の予防に欠かせません。また、動脈硬化の予防効果もあるとされています。葉酸は心の健康にも不可欠で、不足すると、うつ状態やイライラ、不眠をまねくといわれています。

(「オン&オフ生活術」、法研より)

※この記事は2005年12月に配信された記事です

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少しでも涼しくすごしたいなら…昔ながらの夏の風習を見直してみよう

(編集・制作 (株)法研

昔の人の「和」の知恵で、夏を涼しく過ごしましょう。風鈴、打ち水、すだれ…。目や耳からも清涼感を味わう「ジャパニーズスタイル」を取り入れてみよう!

昔の知恵は、すぐれモノ揃い!

蒸し暑い日本の夏。冷房をかけて部屋でグッタリしているという、いつものパターンに陥りがちではないですか? 今年の夏はすこし趣きをかえて、「ジャパニーズ・スタイル」を取り入れてみませんか?

昔の人の、夏を快適に過ごすアイデアは、日本の風土にふさわしい秀逸なもの。日常生活で実行しやすい工夫の数々をご紹介してみましょう。

少しでも涼しくすごしたいなら…昔ながらの夏の風習を見直してみよう

打ち水・すだれ

日本の夏の風習として、すこし前までおなじみだった打ち水。
打ち水は、家のまわりに水をまいて、気化熱によって地面の温度を下げ、涼しさを得るというものです。これは、マンションのベランダなどにも応用できる知恵。あまりひんぱんに行うと、コンクリートを劣化させますが、夕暮れ時などに打ち水をすると、夜の涼しさが違います。

また、ベランダや縁側には、すだれやバルコニーシェードなどで、日よけをすることをおすすめします。
日光をさえぎり、日陰を作ると、室内に入ってくる風がぐんと涼しくなります。また、ベランダに木のすのこを置くなど、町家の知恵を取り入れるのも効果的。日射しを照り返すコンクリートと違って、太陽熱をやわらかく吸収してくれます。

うちわ・扇風機

部屋に涼しさを呼び込むポイントは、風通しをよくすること。最近の住宅は気密性が高くできています。対角となる窓を開け、室内に風の通り道を作りましょう。

防犯上、窓を開けるのはちょっと…という方は、うちわや扇風機を見直してみては?
うちわや扇風機の風は、冷房と違って体を冷やしすぎません。扇風機をかけるときは、近くに置くより、体から1.5~2m離した方が効果的です。
さらに、風のない日や蒸し暑い夜は、ベランダや窓の外に扇風機を置いてみましょう。冷えた外気を室内に送り込むだけで、涼しさがぐっと違います。

金魚鉢・い草のラグ

昔の家庭では、よくガラスの金魚鉢で金魚を飼っていました。金魚を飼わなくても、花瓶などにガラスの容器を使って、目からも清涼感を味わってみませんか。
夏の軒先に風鈴をつるしていたのも、ガラスのひんやりとした質感と澄んだ音から、昔の人が清々しさを感じとっていたのです。

また、敷物やテキスタイルに、い草や麻など、夏にふさわしい素材を使うのもグッドアイデア。い草のラグを敷いたり、クッションカバーやシーツを麻にしてみるなど、触感からも暑さを解消したいものです。

ゆかた・扇子

ゆかたを着ると、日本人であることを、ふと実感したりしませんか?
着物は涼しさを感じやすくできていて、しかも単衣のゆかたは、身につけていてもそれほど苦しくありません。

そして、夏の和装には扇子を持つのがお約束。ときには和装で出かけてみるなど、大人の女性として、優雅に“日本の夏”を楽しむ心を持ちましょう。

夏野菜

昔の人は夏の食生活に、暑さによる邪気を抑える食物をうまく取り入れていました。私達もこれを参考にして、日々の暮らしを健康的に送りたいものです。

○体内で熱を抑える食材
キュウリ、スイカ、冬瓜、ナス、ビワ、トマト、セロリ

○暑さに抵抗力をつける食材
昆布、豆腐、貝類、苦瓜、レモン、メロン、そば

○湿気を取り、利尿作用をうながす食材
トウモロコシ、スイカ、しそ、トマト、そら豆、枝豆、あずき

これらの食材を上手に活用して、身体の中から元気になりましょう。

※この記事は2006年7月に配信された記事です

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その夏バテ症状『かくれ脱水』では?放置すると熱中症の恐れも…

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

体がだるい、疲れやすいと感じたら「夏バテかな」と思いますよね。でも、その症状、軽度の脱水症の前段階にあたる「かくれ脱水」かもしれません!

二日酔いや夏バテもかくれ脱水のひとつ

体内の水分量は、成人で60%ほどにもなるといいます。つまり体の半分以上は、水分ということ。それが、気温の高いところにいたり、激しい運動をして汗を大量にかいたりすると、水分量が低下。すると、脱水症が起こります。

一般的に、体液の3〜5%を失うと、めまいやたちくらみ、口の渇きなどの症状に。さらに6〜9%で頭痛や悪心など、10%以上を失うと、意識障害が起こるとされています。脱水症は進行するまで症状がでにくいのが特徴です。特に、お年寄りは体液も50%ほどに減少しており、脱水症になりやすいのです。

そこで、提唱された言葉が「かくれ脱水」。軽度の脱水症よりも前の段階のことを表した言葉です。この段階では、脱水症になりかけているのに、本人は気づいていないことがほとんど。実は、二日酔いや夏バテも「かくれ脱水」のひとつなのです。下記に、かくれ脱水のサインをご紹介します。

その夏バテ症状『かくれ脱水』では?放置すると熱中症の恐れも…

<自分では気づきにくい「かくれ脱水」のサイン>

○ だるい、疲れやすい、眠い

夏バテとよく似た、だるさ、疲労、眠気に襲われたりします。これも、かくれ脱水のサイン。体液が減少することにより、体が疲れやすくなっているため、こういった症状があらわれると考えられます。

○ ふらつく

体の水分が減少すると、血流が悪くなるために、たちくらみやふらつきが起こることが。

○ 足がつる

体内の塩やミネラルなどが減少すると、筋肉が痙攣しやすくなります。そのため足がつりやすくなることに。

○ 尿の量が少ない、のどが渇く

夏バテは自律神経の乱れによっても起こりますが、これと、かくれ脱水を区別しやすい症状がこちら。上記の症状に加えて、尿量の減少が見られたり、のどの渇きを感じたら、かくれ脱水を疑って。

放置すると熱中症になる恐れも

かくれ脱水は、夏バテの症状と似ているため、自己判断がつきにくいもの。放置しておくと、脱水症になるだけでなく、熱中症にもなりやすくなります。なんとなくいつもと体の調子が違うと感じたら、まずかくれ脱水を疑いましょう。経口補水液を飲んで、体の水分を補給し症状が改善すれば、かくれ脱水です。

水分補給にはスポーツドリンクを飲むのもよいですが、脱水症の場合は治療飲料である経口補水液を。経口補水液は、塩分と糖分をバランスよく配合した飲み物で、体に吸収されやすくなっています。スポーツドリンクは、電解質濃度が低く、糖質が多め。運動の後には適していますが、脱水症の改善には経口補水液の方が適しています。

また、ふだんから規則正しい生活を心がけ、暑くて食欲がないからといって食事を抜かないこと。1日で体に入る水分は約2500ml。そのうち、食べ物から1000mlの水分を摂取しているとされます。食事以外で必要な水分補給として、2時間ごとにコップ1杯の水分をとりましょう。なお、アルコールやカフェイン入りのお茶は、利尿作用で逆に体の水分を排出してしまうので注意を。万全の体調管理で、暑い夏を乗り切りましょう。

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