あなたの『夏バテ症状』はどれ?タイプ別で分かる予防と解消法

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

冷房、アイス、体力不足……。現代人の夏バテは、暑さのせいだけでなく複雑化しています。その理由と解消法をタイプ別にお教えします。

複雑化した夏バテはそれぞれに“効く”方法で解決

今年の猛暑のせいだけでなく「昔より夏がつらくなった……」と感じる人は多いのでは。現在の夏バテは、暑さのせいだけでなく、人によりタイプが異なるというのは、医師の石原新菜先生(イシハラクリニック副院長)。

あなたの『夏バテ症状』はどれ?タイプ別で分かる予防・解消法

まず現代人に多いのが“冷房による夏バテ”です。人の体は「暑熱順化」といって、春から夏へ向けた外気温の変化に合わせて、体温調節をしながら順応していきます。しかし現代は6月から冷房を入れるなどで、体が夏の暑さに適応しないまま猛暑に突入。すると自律神経が乱れて不調が現れるのです。

もうひとつの夏バテの理由が“冷たいものの食べすぎ”。胃腸は、冷えると働きが低下します。食べても栄養を吸収できず、全身にエネルギーが回らなくなり、夏バテの症状に。
そして、暑さそのものに対応できない“昔ながらの夏バテ”の場合、加齢による体力不足が原因になります。そして体力不足の主な原因は、筋力の低下です。運動不足で筋力が落ちていると、エネルギーが充分につくれません。すると、暑いところに少しいるだけで、体力が消耗してフラフラに。この3つの夏バテタイプ別に、解消法をご紹介します。さっそくチェックして!

あなたはどれ? タイプ別夏バテ診断

現代人の典型「冷房バテ」

冷房が効きすぎた室内と、猛暑の室外。この気温差の違う場所を1日に何度も行き来することで、体温調整を行う自律神経の働きが乱れ、ダルさや不眠、食欲不振、頭痛などを引き起こします。また、ホルモンバランスが崩れたり、心の不調にも。

こんな人は「冷房バテ」さん!
・ エアコンの温度を自分で調整できず我慢している
・ 外と室内の出入りが日中3回以上ある
・ 真夏のエアコンは25度以下の設定で過ごすことが多い
・ お風呂に入らずシャワーで済ませている
・ 一日中冷房が効いた場所にいる

○「冷房バテ」さんのバテないテク
“夏の温活”で冷えを防ぎ、自律神経の疲れをストップ。体を冷やさない工夫で、自律神経の乱れを防ぎましょう。夏でも腹巻をしたり、羽織り物やストールで冷えから守って。入浴や早起きで自律神経を整えるのも◎。

冷たい食べ物で内臓疲労「食冷えバテ」

アイスやそうめん、ジュースなど、冷たい物ばかり食べていると、胃腸がダイレクトに冷えて機能が低下。うまく消化吸収できず、下痢や胃もたれが続きます。内臓に血液がめぐらず、胃弱から活力ダウンに。

こんな人が「食冷えバテ」さん!
・ おやつはアイスクリームなどの冷たいものを食べがち
・ 氷の入った冷たい飲み物ばかりで温かいものは飲まない
・ 冷たい麺類を食べることが多い
・ 肉、魚、卵をあまり食べない
・ 食事と別に水分を1日1.5リットル以上飲む

○「食冷えバテ」さんのバテないテク
血液を胃腸にめぐらせて、消化吸収力を元どおりに。冷たい物を控え、体を温める食材をとり入れて。また、バランスのとれた食事で血液を増やして血流を促進し、消化吸収力をアップ。水の飲みすぎは「水毒」になるので、適正量に。

スタミナ不足で高温に弱い「元祖夏バテ」

暑さに体力を奪われる、昔ながらの夏バテ。高温により汗をかき、ミネラル不足になると体力が消耗し食欲も減退。加齢や筋力減少により活動エネルギーも減り、ますます暑さに弱くなります。
こんな人が「元祖夏バテ」さん!
・ 暑くてもクーラーは使わず、窓を開けたり扇風機を使うことが多い
・ 外で運動する習慣がある
・ 畑や庭仕事をする
・ 30度以上の真夏日や、熱帯夜が続く暑いところに住んでいる
・ 味噌汁をあまり飲まない

○「元祖夏バテ」さんのバテないテク
エネルギーを作る運動で、高温でも体力キープできる体づくりを。高温に負けない体力維持のためには、軽い有酸素運動でエネルギー量をアップするのがカギです。筋力がつくと疲れにくい体に。ただし、外でのジョギングなどは熱中症の恐れがあるので、涼しい時間帯でのウォーキングや、温度管理された室内で運動を。また、汗をかいたら食事や飲み物で水分、塩分の補給を忘れずに。




少しでも涼しくすごしたいなら…昔ながらの夏の風習を見直してみよう

(編集・制作 (株)法研

昔の人の「和」の知恵で、夏を涼しく過ごしましょう。風鈴、打ち水、すだれ…。目や耳からも清涼感を味わう「ジャパニーズスタイル」を取り入れてみよう!

昔の知恵は、すぐれモノ揃い!

蒸し暑い日本の夏。冷房をかけて部屋でグッタリしているという、いつものパターンに陥りがちではないですか? 今年の夏はすこし趣きをかえて、「ジャパニーズ・スタイル」を取り入れてみませんか?

昔の人の、夏を快適に過ごすアイデアは、日本の風土にふさわしい秀逸なもの。日常生活で実行しやすい工夫の数々をご紹介してみましょう。

少しでも涼しくすごしたいなら…昔ながらの夏の風習を見直してみよう

打ち水・すだれ

日本の夏の風習として、すこし前までおなじみだった打ち水。
打ち水は、家のまわりに水をまいて、気化熱によって地面の温度を下げ、涼しさを得るというものです。これは、マンションのベランダなどにも応用できる知恵。あまりひんぱんに行うと、コンクリートを劣化させますが、夕暮れ時などに打ち水をすると、夜の涼しさが違います。

また、ベランダや縁側には、すだれやバルコニーシェードなどで、日よけをすることをおすすめします。
日光をさえぎり、日陰を作ると、室内に入ってくる風がぐんと涼しくなります。また、ベランダに木のすのこを置くなど、町家の知恵を取り入れるのも効果的。日射しを照り返すコンクリートと違って、太陽熱をやわらかく吸収してくれます。

うちわ・扇風機

部屋に涼しさを呼び込むポイントは、風通しをよくすること。最近の住宅は気密性が高くできています。対角となる窓を開け、室内に風の通り道を作りましょう。

防犯上、窓を開けるのはちょっと…という方は、うちわや扇風機を見直してみては?
うちわや扇風機の風は、冷房と違って体を冷やしすぎません。扇風機をかけるときは、近くに置くより、体から1.5~2m離した方が効果的です。
さらに、風のない日や蒸し暑い夜は、ベランダや窓の外に扇風機を置いてみましょう。冷えた外気を室内に送り込むだけで、涼しさがぐっと違います。

金魚鉢・い草のラグ

昔の家庭では、よくガラスの金魚鉢で金魚を飼っていました。金魚を飼わなくても、花瓶などにガラスの容器を使って、目からも清涼感を味わってみませんか。
夏の軒先に風鈴をつるしていたのも、ガラスのひんやりとした質感と澄んだ音から、昔の人が清々しさを感じとっていたのです。

また、敷物やテキスタイルに、い草や麻など、夏にふさわしい素材を使うのもグッドアイデア。い草のラグを敷いたり、クッションカバーやシーツを麻にしてみるなど、触感からも暑さを解消したいものです。

ゆかた・扇子

ゆかたを着ると、日本人であることを、ふと実感したりしませんか?
着物は涼しさを感じやすくできていて、しかも単衣のゆかたは、身につけていてもそれほど苦しくありません。

そして、夏の和装には扇子を持つのがお約束。ときには和装で出かけてみるなど、大人の女性として、優雅に“日本の夏”を楽しむ心を持ちましょう。

夏野菜

昔の人は夏の食生活に、暑さによる邪気を抑える食物をうまく取り入れていました。私達もこれを参考にして、日々の暮らしを健康的に送りたいものです。

○体内で熱を抑える食材
キュウリ、スイカ、冬瓜、ナス、ビワ、トマト、セロリ

○暑さに抵抗力をつける食材
昆布、豆腐、貝類、苦瓜、レモン、メロン、そば

○湿気を取り、利尿作用をうながす食材
トウモロコシ、スイカ、しそ、トマト、そら豆、枝豆、あずき

これらの食材を上手に活用して、身体の中から元気になりましょう。

※この記事は2006年7月に配信された記事です

続きを読む




その夏バテ症状『かくれ脱水』では?放置すると熱中症の恐れも…

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

体がだるい、疲れやすいと感じたら「夏バテかな」と思いますよね。でも、その症状、軽度の脱水症の前段階にあたる「かくれ脱水」かもしれません!

二日酔いや夏バテもかくれ脱水のひとつ

体内の水分量は、成人で60%ほどにもなるといいます。つまり体の半分以上は、水分ということ。それが、気温の高いところにいたり、激しい運動をして汗を大量にかいたりすると、水分量が低下。すると、脱水症が起こります。

一般的に、体液の3〜5%を失うと、めまいやたちくらみ、口の渇きなどの症状に。さらに6〜9%で頭痛や悪心など、10%以上を失うと、意識障害が起こるとされています。脱水症は進行するまで症状がでにくいのが特徴です。特に、お年寄りは体液も50%ほどに減少しており、脱水症になりやすいのです。

そこで、提唱された言葉が「かくれ脱水」。軽度の脱水症よりも前の段階のことを表した言葉です。この段階では、脱水症になりかけているのに、本人は気づいていないことがほとんど。実は、二日酔いや夏バテも「かくれ脱水」のひとつなのです。下記に、かくれ脱水のサインをご紹介します。

その夏バテ症状『かくれ脱水』では?放置すると熱中症の恐れも…

<自分では気づきにくい「かくれ脱水」のサイン>

○ だるい、疲れやすい、眠い

夏バテとよく似た、だるさ、疲労、眠気に襲われたりします。これも、かくれ脱水のサイン。体液が減少することにより、体が疲れやすくなっているため、こういった症状があらわれると考えられます。

○ ふらつく

体の水分が減少すると、血流が悪くなるために、たちくらみやふらつきが起こることが。

○ 足がつる

体内の塩やミネラルなどが減少すると、筋肉が痙攣しやすくなります。そのため足がつりやすくなることに。

○ 尿の量が少ない、のどが渇く

夏バテは自律神経の乱れによっても起こりますが、これと、かくれ脱水を区別しやすい症状がこちら。上記の症状に加えて、尿量の減少が見られたり、のどの渇きを感じたら、かくれ脱水を疑って。

放置すると熱中症になる恐れも

かくれ脱水は、夏バテの症状と似ているため、自己判断がつきにくいもの。放置しておくと、脱水症になるだけでなく、熱中症にもなりやすくなります。なんとなくいつもと体の調子が違うと感じたら、まずかくれ脱水を疑いましょう。経口補水液を飲んで、体の水分を補給し症状が改善すれば、かくれ脱水です。

水分補給にはスポーツドリンクを飲むのもよいですが、脱水症の場合は治療飲料である経口補水液を。経口補水液は、塩分と糖分をバランスよく配合した飲み物で、体に吸収されやすくなっています。スポーツドリンクは、電解質濃度が低く、糖質が多め。運動の後には適していますが、脱水症の改善には経口補水液の方が適しています。

また、ふだんから規則正しい生活を心がけ、暑くて食欲がないからといって食事を抜かないこと。1日で体に入る水分は約2500ml。そのうち、食べ物から1000mlの水分を摂取しているとされます。食事以外で必要な水分補給として、2時間ごとにコップ1杯の水分をとりましょう。なお、アルコールやカフェイン入りのお茶は、利尿作用で逆に体の水分を排出してしまうので注意を。万全の体調管理で、暑い夏を乗り切りましょう。

続きを読む




寝苦しい夜をぐっすり眠るには?クーラーなしで涼むための知恵

ノーイメージ

【お話を伺った人】坂本 憲枝先生

消費生活アドバイザー 1970年日本女子大学卒業。主婦業18年を経て91年から消費生活アドバイザーとして活動。社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会に所属。省エネ、環境問題など消費者…

もっとみる

(編集・制作 (株)法研

ちょっとした工夫でひんやり、リラックス。暑さに負けず夏を乗り切るためには質のよい睡眠を十分にとることが大切です!

夏の疲労回復には質のよい睡眠

夏も中盤にさしかかると、食欲が低下する、体がだるい、疲れやすいといった夏バテの症状が出てきます。体温以上の気温が何日も続けば、夏バテになるのも無理はないかもしれません。夏バテする、しないの違いは、暑さに負けずに夏を乗り切るだけの体力、気力が持続するかどうかではないでしょうか。

そのカギを握るのは睡眠です。仕事や勉強の疲れに加え、うだるような暑さで、体は大きなダメージを受けています。ぐっすり眠って体力を回復し、気力も充実させる必要があるでしょう。

もし、質のよい睡眠を十分にとれなければ、体は疲れをかかえたまま、翌日も暑さと闘わなければなりません。体力の低下しているところに、追い打ちをかけるように、暑さや仕事などのストレスが加わるわけですから、体調はさらに悪化してしまいます。この悪循環を早く断ち切らなければなりません。

それには、早寝早起きを実行して、生活のリズムを整えることが大切です。メリハリのきいた生活を送ることや十分な栄養をとることで、体は次第に抵抗力を回復し、疲れや暑さに負けないだけの体力をつけることができるでしょう。

寝苦しい夜をぐっすり眠るには?クーラーなしで涼むための知恵

クーラーなしで涼む方法

疲労回復には質のよい睡眠を十分にとる必要があるとわかっていても、夜の気温が25度以上の熱帯夜が続き、寝苦しくてぐっすり眠れないというのが日本の夏の特徴です。何とかぐっすり眠るための工夫が必要です。

そのためには、クーラーで快適な室温にすることでしょう。しかし、一晩中クーラーをつけていると、体が芯まで冷え切ってしまい、かぜをひいたり頭痛に見舞われたりすることがしばしば。かぜをひかないまでも、体は体温を保つためにフル回転を続け、結果的に疲れの度合いを大きくしてしまいます。これでは元も子もありません。もしクーラーを使うのなら、寝る前に部屋を冷やしておいて寝るときに電源を切るか、設定温度を28度程度と高めにしてタイマーをかけ、冷やしすぎないように注意することが大切です。

クーラーばかりに頼らないで、快適な睡眠をとる方法も工夫したいものです。
まず考えられるのは、扇風機の利用。一時的に窓を開けて、扇風機で室内の暑い空気を外に出します。窓を閉めた後も、扇風機で室内の空気を動かすと、多少は涼しく感じられます。このとき、扇風機の風が体に直接当たらないように注意します。

部屋の温度調節や涼風だけでなく、寝巻きや寝具に吸水性や通気性のよいものを選ぶことも大切です。とくにおすすめなのが麻の一種であるリネン。その吸水性はコットンの4倍、通気性も抜群で速乾性にすぐれているため、ひんやり・さらっとした肌触りがさわやかで、夏のパジャマやシーツにぴったりの素材です。値段はコットンに比べ高めですが、手作りに挑戦するのもよいでしょう。リネンのシーツなら端を縫うだけだから簡単です。その他、リネンだけでなく、ガーゼやワッフル素材も涼しく感じられておすすめです。

また、ひんやりとした感覚の「竹シーツ」や「寝ゴザ」などがあります。これらは、体と布団の密着する面積を減らして、体感温度を下げる効果があるため静かなブームを呼んでいます。
さらに、ベッドパッドや枕にも、冷たさを感じられる素材のものが次々と開発されているので、寝具売り場などで手に取って確かめてみるのもいいですね。
また、水まくらや氷まくらをしたり、保冷剤などをタオルで包んで首すじやわきの下を冷やすのも一つの方法です。

眠りを誘うリラックスタイムを

「神経は疲れていても、体が疲れていないと眠れない」といわれます。じっとしているだけでも汗が出てくるのに、運動なんてする気になれないかもしれませんが、暑い夏でも、適度の運動は必要です。朝か夕方の比較的気温の低い時間帯を選んで、体を動かしましょう。ちょっと早めに歩く程度の軽い運動でかまいません。心地よい汗をかくくらいでよいのです。

体が適度に疲れたら、ゆったりと入浴をして、心身ともにリラックスしましょう。夏はシャワーだけという人が少なくないようですが、リラックスするためには、ぬるめのお風呂にゆっくり入ることをおすすめします。

心身をリラックスさせ心地よい眠りを誘うのに効果的な方法として最近流行しているのがヨガです。ヨガの深い呼吸に合わせたゆっくりとした動きが、心拍数を整え、血圧を落ちつかせる効果があるようです。

また、香りの鎮静効果としてアロマテラピーを利用するのもよい方法です。心地よい眠りを誘うラベンダー、緊張や不安を鎮めるローマンカモミールなどは心身をリラックスさせる働きがあります。自分に合った香りを見つけ、試してみてください。ただし、妊娠中の方は香りに敏感になっているため、注意が必要ですね。

暑さに負けないように、睡眠をとる工夫をしてしっかり夏を乗り切ってください。

※この記事は2008年8月に配信された記事です

続きを読む



これぐらいは知っておきたい! 熱中症予防に役立つ飲み物・食べ物

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

猛暑日が続くなか、熱中症に注意喚起するニュースが連日報道されています。そこで、基本的な熱中症予防に役立つ飲み物と食べ物をご紹介します。

カフェイン入りのお茶は水分補給にならない

災害レベルといわれるほどの、暑い夏。熱中症予防対策は十分でしょうか? 厚生労働省では、室内外問わず、喉の渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、経口補水液などを補給することを呼びかけています。そこで水以外に、積極的にとりたい飲み物と食べ物をまとめました。

これぐらいは知っておきたい! 熱中症予防に役立つ飲み物・食べ物の選び方

<熱中症予防に役立つ飲み物・食べ物>

○ 麦茶

夏の定番のお茶といえば麦茶。夏場は、汗でミネラルを失いがちです。麦茶には、カリウムやリン、ナトリウムなどのミネラルが含まれており、汗で流れたミネラルを補給することができます。また、麦茶はノンカフェインなのもポイント。カフェインには利尿作用があり、体の水分を排出してしまいます。カフェインの成分があるお茶の飲み物やアイスコーヒーを飲んでいても、逆に水分を排出してしまうことになるので注意して。

○ スポーツドリンク

運動後など、たくさん汗をかいた後は、体の塩分とエネルギーが失われがち。塩分、糖分を含むスポーツドリンクは、それらを補うことができます。ただ、塩分と糖分がたっぷり含まれているので、飲み過ぎに注意を。スポーツドリンクは2〜3倍に薄めた方が体に浸透しやすく、塩分と糖分の取りすぎも防げます。

○ 牛乳や乳製品

ややきつい運動後に牛乳や乳製品を摂ると、体温の調整機能が改善するそう。牛乳にはタンパク質と糖質が含まれており、これらを一緒に摂ることで血液量が増加して汗をかきやすい体に。暑さに順応できるため、熱中症になりにくい体を作ることができます。

○ 梅干し

少し動くだけで汗をかくため、体がバテやすくなっています。体の疲労物質をはやく除去するためにも、クエン酸を含む梅干しは最適。塩分補給のほか、殺菌効果もあります。クエン酸を含む食材は、柑橘類やお酢なども。

○ モロヘイヤ

汗で流れ出たカリウムを補給してくれるのが、モロヘイヤ。カルシウム、鉄などのミネラル、造血作用のある葉酸も含んでおり、栄養価の高い食材です。栄養補給をして熱中症になりにくい体を作りましょう。

○ 豚肉

豚肉にはビタミンB1がたっぷり。ビタミンB1が体内に不足すると、糖質をとってもエネルギーに変えることができず、疲労やだるさにつながります。1日のビタミンB1の推奨量は、成人男性で1.4mg、成人女性で1.1mg。豚モモ肉(赤身)は、100gあたり1.01mgとビタミンB1が豊富です。梅干しベースのソースを作って合わせれば、クエン酸が一緒に摂れるので◎。

○ 納豆

納豆には、ビタミンB1とミネラルが豊富です。夏場は、食欲がなく冷たい麺類を食べることが多くなりがち。麺類に納豆をプラスすることで、麺類の糖質をエネルギーに効率よく変換して、疲れにくい体を作り、熱中症予防に役立ちます。

続きを読む



スーっとして気持ちいい!ハッカオイルの活用法|臭いや汗に便利!

【お話を伺った人】佐々木 薫

AEAJ認定アロマテラピープロフェッショナル (株)生活の木プランニングマネージャー。ハーブ・アロマテラピーの研究に携わり、ハーブ製品・ショップ・ハーブガーデンの企画・開発を担当。アロマテラピーや…

もっとみる

(編集・制作 (株)法研

鎮痛作用や冷却作用のあるミントの効能。部屋の芳香剤から、歩き疲れたときのフットスプレーまで。幅広い活用ができるミントのリフレッシュコロン。

特徴的な芳香と刺激的な清涼感

ラベンターとともに、北海道で精油生産の歴史をもつハーブのひとつが薄荷(ハッカ)です。開拓時代、入植した屯田兵がハッカを育てたのが北海道におけるハッカの歴史の始まりといわれています。

そのハッカの仲間がペパーミント。シソ科ハッカ属の多年草です。一般に「ミント」とよばれるものは、ペパーミント、スペアミント、ジャパニーズミント(和種ハッカ)などに代表され、さらにアップルミント、パイナップルミント、オーデコロンミントなど、たいへん多品種です。

7月から8月頃に花を咲かせ、つぼみがつく頃に精油の含有量が最も多くなります。特徴的な芳香があり、刺激的な清涼感は世界中で人気があります。

ミントの精油は、乾燥した葉を水蒸気蒸留して採ります。主成分はL−メントール。そのほかピネン、リモネン、メントンなどを含み、歯磨きやチューインガム、薬品やお菓子など、幅広い製品に活用されています。

幼い頃から親しんできた懐かしい味と香り

アロマテラピーによる鎮痛作用や冷却作用を利用して、筋肉痛やかぜの予防のためのマッサージに使ったり、頭が痛いときには希釈した精油をこめかみに塗ったりします。

また、殺菌効果も期待され、アロマポットで香りをくゆらせれば、空気清浄のための室内香となります。

日本のハッカは、平安時代に中国から持ち込まれたといわれますが、自生する種もあるとされ、疲れたときにはハッカの葉をちぎってこめかみに貼るという民間療法もあります。ハッカ飴やハッカパイプなどの清涼菓子として幼い頃から親しんできた味と香りは、子どもからお年寄りまで、幅広く親しまれています。

旅先で重宝するミントのリフレッシュコロン

ミントの効果を利用したリフレッシュコロンは、ミントと同じように広範囲に活用できます。部屋の匂いが気になるときにひと吹きして空気をさわやかにしたり、乗り物に酔ったとき、ハンカチにつけて香りを吸入したり、汗ばんだときのデオドラントスプレーとして、歩き疲れたときのフットスプレーとしてなど、心身ともにリフレッシュしてくれます。

無水エタノールまたはウォッカ小さじ1に精油を6滴入れてよく混ぜ合わせたあと、精製水大さじ2を加えて、さらに混ぜ合わせます。それをスプレー容器などに移して携帯するのもよいでしょう。とくに旅行先では重宝します。ただし精油をブレンドしたり、ブレンドしたものを保存するときは、かならずガラスまたは陶器製の容器を使ってください。また、原液を肌に直接つけないように注意しましょう。とくにペパーミントは肌や神経系への刺激が強いので、注意が必要です。入浴などでの連続使用は避けてください。

(「へるすあっぷ21」、法研より )

※この記事は2005年11月に配信された記事です

続きを読む



  1. 1 女性は40代から肥満の人がどんどん増えていくーその理由とは
    女性は40代から肥満の人がどんどん増えていくーその理由とは
    中高年女性は内臓脂肪型肥満が増え、生活習慣病になりやすい。 基礎代謝…
  2. 2
    汗をかけない人ほど臭いに注意!臭わない体作りのポイントは?
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと …
  3. 3
    熱中症になりやすいのはどっち? 汗が多い人と汗が少ない人
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと 連日…
  4. 4
    夕食に●●を食べるだけで脂肪が燃える!? 夜フルーツダイエット
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと フル…
  5. 5
    人前でうまく話せない人に…上手に話せるようになる5つのポイント
    (編集・制作 (株)法研) 【取材協力】日本話し方センター副所長 山…
  6. 6
    アウトドアで注意すべき虫|こんな症状がでたら病院へ!刺された時の対処法
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと 夏休…
  7. 7
    諦めてたガッチリふくらはぎがほっそり脚に!?ヘアゴムダイエット
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと 足の…
  8. 8
    傷口に消毒液は使ってはいけない? キズの治療の新常識
    (編集・制作 (株)法研) 【取材協力】夏井 睦先生 傷の治療センタ…
  9. 9
    効率よく痩せるウォーキングのやり方|1日で何分歩くといいの?
    (編集・制作 (株)法研) 【取材協力】宮崎 義憲先生 東京学芸大学…
  10. 10
    スーっとして気持ちいい!ハッカオイルの活用法|臭いや汗に便利!
    (編集・制作 (株)法研) 鎮痛作用や冷却作用のあるミントの効能。部…
  11. 11
    これぐらいは知っておきたい! 熱中症予防に役立つ飲み物・食べ物
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと …
  12. 12
    寝苦しい熱帯夜を乗り越える!快眠のための4つの秘訣
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと 眠れ…
  13. 13
    油断できない加齢臭より強烈なミドル脂臭|女性もやるべき体臭対策
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと …
  14. 14
    ヘルプマーク、ハートプラスマークなど、見えない障害を持つ人のためのマーク
    (編集・制作 gooヘルスケア) 外見からはわからない障害を抱え…
  15. 15
    寝苦しい夜をぐっすり眠るには?クーラーなしで涼むための知恵
    (編集・制作 (株)法研) ちょっとした工夫でひんやり、リラックス。…
  16. 16
    栄養バランスの良い食事とは?ひと目でわかる食事バランスガイド
    (編集・制作 (株)法研) 食事バランスガイドでかたよりがちな食生活…
  17. 17 みぞおちの辺りが痛い 激しい痛みor鈍痛? 痛むのは真ん中・右・左?
    みぞおちの辺りの腹痛 激しい痛みor鈍痛? 痛むのは真ん中・右・左?
    お腹の上の部分、みぞおちあたりの痛み。胃痛? それとも、ほかの病気? …
  18. 18
    汗をかいたあとの嫌なニオイ…服が臭わなくなるお手軽な方法とは?
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと 洗っ…
  19. 19
    30秒で判明!炭水化物で太りやすい体質かわかる簡単テスト
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと 炭水…
  20. 20
    暑さが原因ではなかった!?寝汗に隠された病気のサインとは?
    執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと 寝て…

一覧