暑さが原因ではなかった!?寝汗に隠された病気のサインとは?

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

寝ている間、人は汗をかくもの。でも、大量の寝汗で夜中に起きてしまう人は、ちょっと注意が必要かも。その理由をご紹介します。

ストレスやホルモンバランスの乱れで寝汗に

誰もがかく「寝汗」。人の体は、体の深部体温を下げることで眠りにつくというシステムがあります。体温を下げるために、寝汗をかくのです。一般的に寝汗の量は、一晩でコップ1杯分。それが、寝汗の不快感で夜中に起きてしまう、服を着替えなければならないほど寝汗をかくという人は注意が必要です。「部屋が暑い」、「アルコールを摂取した」、「水分を大量にとった」など、汗をかきやすくなる理由がないのに大量にかく寝汗は、体の不調のサイン! 寝汗に隠された病気のサインをまとめました。

暑さが原因ではなかった!?寝汗に隠された病気のサインとは?

<寝汗に隠された病気のサイン>

○ストレス

多くの病気の元凶になるストレス。極度のストレスを抱え込んでいると、寝ている間に大量の寝汗をかく場合があります。ストレスは自律神経のバランスを崩す元。ふだん、就寝中は自律神経の副交感神経が優位になりリラックスしています。それが、ストレスの影響により、寝ている間も交感神経が優位になり、緊張している状態に。しかも「また寝汗をかいてしまうかもしれない」という不安から、より寝汗を出すという負のスパイラルに陥る場合もあります。まずは、ストレスとなっている元をできる限り排除するか、ストレス発散方法を見つけましょう。また、寝具を変えるなど、自分が心地よい睡眠環境を整えるのも、ストレス軽減の助けになります。ただし、かなり体にストレスがかかっている人は、うつ病の心配も。なかなか、改善がみられない場合は、内科や心療内科に相談をしましょう。

○更年期障害

50歳前後を境に、女性ホルモンの分泌が減少することで、体のさまざまな機能がバランスを崩すのが「更年期障害」。主な症状として「ホットフラッシュ」と呼ばれる突発的な発汗がよく起こります。寒いところでも、ひとりだけ汗をかいていたり、足元に滴るほど汗が出るという場合も。更年期障害は、ほかに不眠、情緒不安定など、人により症状はさまざまです。更年期障害かどうかは、婦人科で女性ホルモンの量を測定すればわかります。現在では、不快な症状を改善する様々な治療法があるので、一度婦人科で相談しましょう。更年期障害は、女性だけのものと思われがちですが、男性にも起こります。男性の場合は、55歳から65歳頃とされるので、内科や泌尿器科などで相談を。

体の一部にだけ寝汗をかく、寝ている間だけ汗をかき起きると止まるという寝汗も、よくないものと言われています。また、大量に寝汗をかく原因としては、薬の副作用、内分泌疾患、感染症、神経疾患、悪性腫瘍などがあげられますが、これらの場合は、そのほかにも症状を伴うことが多いので、当てはまる人は病院で検査を受けましょう。




ヤセる秘訣は睡眠の質にある!? 寝るだけダイエットのやり方

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

眠りの浅い人、睡眠時間が短い人は、それだけで太りやすい生活習慣と言えます。眠りの質はダイエットにも大きく影響。寝るだけダイエットのコツをご紹介します。

しっかり眠るだけでストレスによるドカ食いも予防

毎日の睡眠、しっかりとれていますか? 睡眠はホルモンの分泌や自律神経のバランスに大きく関わっているため、食欲や基礎代謝にも影響があります。睡眠時間が短いと太ることは医学的にも証明されているのです。ただし、毎日6時間は寝ているという人も、睡眠の質が低くては意味がありません。時間はもちろん、質も見直す必要があります。
睡眠の質が向上すると、まず自律神経のバランスが整うことで、ストレスによりドカ食いが減ってきます。また夜に熟睡すると、朝から思い切り活動できるため、自然と1日の活動量が増えてカロリーを使えるように。よく動くことで夜には心地よい疲労感が生じ、ぐっすりと眠れる好循環につながります。

ヤセる秘訣は睡眠の質にある!? 寝るだけダイエットのやり方

ヤセホルモン=成長ホルモンを出すことがカギ

質の良い睡眠でヤセるコツは、代謝促進や筋肉の活性化を促す「ヤセホルモン=成長ホルモン」の分泌がカギに。成長ホルモンは疲れをリセットし、脂肪燃焼のサポートに働くホルモンです。寝入りばなの3時間に最も多く分泌されるので、スムーズな入眠が重要に。おすすめは、寝る前の複式呼吸です。これからご紹介するお腹をヘコませる呼吸をすることで、自律神経がリラックスモードになり、その後の眠りが深くなります。同時にインナーマッスルを刺激するので、下腹を引き締める効果も期待できます。

<お腹ヘコませ呼吸のやり方>

毎日の習慣にすれば、寝ながらヤセる体に! 立って行ってもOKです。

1)仰向けに寝てお腹をふくらませる

ベッドに仰向けに寝たら、足を肩幅くらいに開き、へその下のあたりに両手を置く。鼻からゆっくり息を吸い、下腹を中心にお腹をふくらませる。ここで腰が浮かないように注意を。

2)口から息を吐きお腹をヘコませる

お腹を限界までふくらませたら、今度は口から少しずつ息を吐く。息を吐き切って、下腹をできるだけヘコませる。これを5~10回ほどくり返して。

正しく寝るだけで毎日300kcalが消費され、1カ月強で1kgヤセることができると言われるので、寝る前の腹式呼吸をぜひ続けてみて。
また、スムーズに入眠できるように、シーツやパジャマを好きな質感のものにしたり、眠る2時間前からはブルーライトを発光するスマホやPCを見ないようにするなども、睡眠の質を向上させるためにおすすめです。

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睡眠中の”よだれ”に潜む意外な健康リスク

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 –株式会社からだにいいこと

朝、起きたとき枕や口のまわりに、よだれのあとがついていることはありませんか? いつもついている場合は、ちょっと注意が必要。よだれの健康リスクについてご紹介します。

よだれは睡眠中に口呼吸をしているサイン

寝ている時によだれがたれてしまったという経験は誰しもありますが、起きたらいつもよだれが出ている…という人は、注意が必要です。よだれは、睡眠時に口から唾液がこぼれて出るもの。寝ている時に口が開いているため、よだれがでてしまうのです。この場合、口呼吸になっている人がほとんどで、それによりさまざまな健康リスクが起こります。

睡眠中の"よだれ"に潜む意外な健康リスク

よだれに潜む意外な健康リスク

○ 虫歯

よだれの大きな原因が「口呼吸」。睡眠時に口が開いていることで、唾液が排出されてしまうのです。ここで気になるリスクが「虫歯」。口の中は唾液で潤されることで、口内の細菌バランスをキープし、虫歯を防いでいます。しかし口呼吸をすると、口の中が乾くため、細菌のバランスが崩れます。そのため、よだれが多い人は虫歯になるリスクが高まることに。

○ 口臭

口呼吸で口の中がドライになる影響は、虫歯だけではありません。雑菌が繁殖しやすくなるために、口臭が強くなる傾向があります。

○ 風邪

よだれがでる人は、睡眠中に口が開いています。長時間口が開いているためにウイルスや細菌が入り込みやすく、風邪をひきやすくなります。また喉に炎症が起こりやすくなるので、喉の痛みを感じる人も。

○ 睡眠時無呼吸症候群

「睡眠時無呼吸症候群」とは、寝ている間、ひんぱんに呼吸が止まる症状のこと。呼吸が10秒以上、止まってしまうと「無呼吸」とされます。この無呼吸が、一晩で30回以上、または1時間に5回以上起きると、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。睡眠が浅くなることで、日中のパフォーマンスが低下するだけでなく、突然死の可能性も。原因は肥満、口呼吸、鼻炎、あごの筋力の低下などが複合的に関係しているとされます。そして、よだれは、睡眠時無呼吸症候群をしているサインのひとつ。もしかして? と思う人は、内科や耳鼻咽喉科を受診しましょう。

あごの力を鍛えて口呼吸を改善

よだれがたれる大きな原因は、睡眠時の口呼吸にあります。口が開いてしまうのは「鼻炎で鼻がつまっている」、「枕の高さが合っていない」、「あごの力が弱い」などの要因から。鼻炎は治療をして改善を。枕は高すぎて気道がせまくなっている可能性があるので、低くするなどで調整しましょう。またあごの力は、日頃から硬いものを意識的に食べたり、食事で一口30回を目安に噛む回数を増やすことで強化できます。ガムを噛むなども効果的。日中も、鼻呼吸ができているかを意識してチェックしましょう。睡眠中の鼻呼吸をサポートする、口を閉じるテープや、鼻腔を広げて鼻呼吸をしやすくするアイテムなどがドラッグストアで販売されているので活用してみて。

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忙しい人に知ってほしい、質の高い睡眠をとるための快眠10か条

【お話を伺った人】内村 直尚先生

久留米大学医学部精神神経科助教授 久留米大学医学部精神神経科で1981年より日本最初の睡眠障害専門外来を開設し、現在、そのチーフとして心療や研究に従事している。現在の主な研究内容としては、不眠と生…

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(編集・制作 (株)法研

午後10時から午前3時は睡眠のゴールデンタイム。睡眠時間が短いと生活習慣病のリスクが高まります。ライフスタイルに合わせて質の高い睡眠をとる工夫を。

睡眠不足は仕事の作業能率を下げる

ある調査による日本人の平均睡眠時間は7時間22分。これは、世界的にみても短い時間です。アメリカの実験によると、6時間睡眠を2週間続けた場合、作業能率は一晩徹夜したのと同じくらい低下することが明らかになっています。

また、1日の睡眠時間が5時間を切ると、脳・心臓疾患の発症を高めるとされ、新しい労災認定基準では、残業時間が月に100時間、2~6カ月で平均80時間以上の場合には、業務と脳・心臓疾患の関連性が高いと判断されることになっています。

今や日本人の4人に1人は睡眠不足に悩んでいるといわれています。そして睡眠不足は、高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中、うつ病などの病気になる危険性を高めます。これらの生活習慣病と睡眠不足は、同じ健康問題としてとらえるべきなのです。

眠れない人が増える夏。暑さだけではなく生活習慣にも原因が (概要 50文字以内) 夏は寝つけない、眠れない、途中で起きてしまうなどの不眠になりがち。暑さだけでなく夏の生活習慣にも注意

睡眠時間は人それぞれ、昼間の充足感が鍵

人間には体温のリズムがあり、それに沿って生活するためには、夜中の12時までに寝て、朝7~8時に起きるのが理想的です。ただし、ライフスタイルの多様な現代人のなかには、昼夜逆転している人も多いはずです。

夜型であっても、日中、仕事がしっかりできる人は無理して朝型に変える必要はありません。ただ、“睡眠の質”という点からいえば、午後10時から午前3時までの時間帯が睡眠の“ゴールデンタイム”です。夜型の人でも午前3時までには寝るようにして、それが難しい場合は、睡眠時間を長めにとるようにしましょう。

働く世代の快眠のための10か条

質の高い睡眠を確保するために、これだけは覚えておきましょう。

(1) 充分かつ快適な睡眠で仕事のやる気と効率がアップ

疲労回復やストレス解消になり、翌日の仕事の能率を上げます。

(2) 睡眠時間は人それぞれ。日中の充足感が睡眠のバロメーター

昼間に眠気がなく、気力の充実した状態で仕事がこなせるときの睡眠時間を基準にしましょう。

(3) 朝……目覚めとともに体内時計がスタート。快眠の秘訣は起床時間にあり

毎朝、決まった時間に目覚め、しっかり日光を浴びると、14~16時間後に眠くなります。休日の寝だめは2時間以内にしましょう。

(4) 昼……わずかな昼寝が、午後の仕事効率を高める

15分程度の昼寝は午後の眠気を減らし、仕事の効率をアップさせます。

(5) 夜……快適な眠りは自らの工夫で創り出す

就寝前のコーヒー、紅茶、緑茶などからのカフェイン摂取、喫煙は寝つきを悪くし、睡眠の質を低下させます。睡眠薬代わりの寝酒も厳禁です。

(6) 寝る前……自分なりのリラックス法を見つける

ぬるめの湯の入浴、軽い読書や音楽、香り、ゆったりしたストレッチなど、自分に合った方法をみつけましょう。

(7) 寝室……眠りやすい室内環境も大切

騒音は40フォン以下(図書館程度)、照明は30ルクス以下(月明かり程度)、温度は20℃前後、湿度は50%くらいが快眠の条件です。寝室は睡眠以外に使わないようにしましょう。

(8) 眠れないときの対処……眠りは追いかけると逃げていく

床に入っても30分以上眠れないときは、いったん床を離れましょう。睡眠が浅いときは、逆に遅寝・早起きを試みましょう。

(9) それでも眠れない場合は……早めに医師に相談を

睡眠障害は「心や体の病気」のサインであることも。寝つけない日が続く、熟睡感がない、朝起きられない、十分眠っても日中の眠気が強いときなどは、早めに医師に相談をしましょう。

(10) 交代勤務の工夫……上手な休息と、睡眠時間の確保が大切

夜勤明けで日が昇ってから帰宅するときは、サングラスなどで強い光を避けましょう。また帰宅後は、家族の協力を得て、快適な睡眠環境を整えましょう。

(「へるすあっぷ21」、法研より)

※この記事は2006年4月に配信された記事です

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放置するとダニ・カビの温床に…寝具のお手入れ方法

ノーイメージ

【お話を伺った人】正木 拓朗先生

マサキ小児科アレルギー科院長・医学博士 昭和50年東京慈恵会医科大学卒業、同小児科教室に入局し、小児アレルギーの診療と研究を行う。平成10年1月より東京都練馬区でマサキ小児科アレルギー科を開業し現…

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(編集・制作 (株)法研

汗を吸い込んだふとんは、カビやダニの温床になっています!寝具のカビやダニによってアレルギーになることも。清潔に保つ手入れのしかたを知っておきましょう。

ふとんには、カビやダニの栄養がたっぷり!

忙しい毎日を送っていると、ふとん干しなどの手入れが、つい後回しになってしまいがち。
でも、気をつけて! 日ごろ使用しているふとんには、室内を漂うほこりやカビの胞子、ダニ・ダニのフン、花粉などのハウスダストが付着しています。これらはアレルギーを誘発し、気管支喘息やアトピー性皮膚炎を発症させたり、悪化させたりします。

しかも、私達が睡眠中にかく汗は約200ccともいわれますが、汗は寝具に吸収されて、カビやダニの好む環境を作ります。さらに人の体からはがれ落ちる皮膚、フケなども、カビやダニの絶好の栄養分に! 寝具を清潔に保つことは、健康な毎日をおくるためには、重要なポイントなのです。

放置するとダニ・カビの温床に…寝具のお手入れ方法

ダニ・カビ対策にはそうじ機を活用!

では、カビやダニをシャットアウトするには、どうしたらいいのでしょうか。
最近では、ふとんにダニを出入りさせないように、繊維の目を細かくしたふとんカバーや、静電気をおさえてほこりがたまらないよう加工したテトロンを用いたふとんが市販されています。アレルギーで悩んでいる人は、こうしたものを活用するのもひとつの手ですが、基本はふとんや枕などの寝具にかけたカバーをこまめに洗うことと寝具を天日に干すことです。

寝具は人体から出る水分で約80%の湿度を持つこともありますが、天日に干すと、40~50%に下げることができます。晴れた日の午前10時以降に寝具を干し、午後3時くらいまでに取り込むようにします。また、干すだけでなく、ふとんをたたいてほこりを出すといいでしょう。
ただし、ダニは天日干しだけでは完全に死滅しません。ふとんを取り込む際は、寝具に掃除機をていねいにかけるようにしましょう。掃除機をかけると、ダニ、カビだけでなく、花粉なども除去できます。

寝具を天日干しできない人は、乾燥機を使っても効果がありますが、乾燥後にやはり掃除機をかけましょう。さらに、定期的にクリーニングに出してふとんの丸洗いをしてもらったり、あるいはふとん綿を打ち直してもらうといったことも効果的です。

収納のし方にもひと工夫を

寝具を洗ったり、天日干しにすること以外に注意していただきたいことがあります。それは寝具の収納の仕方です。
押し入れは、低温多湿で結露しやすい場所。北向きの部屋の押し入れにふとんを長く入れる、ビニールの袋に入れて収納する、などは避けましょう。
また収納するときは、なるべく詰め込みすぎないことが重要です。そして、夏にも冬用のふとんを取り出して乾燥させるなど、ダニやカビの繁殖をおさえる工夫をしましょう。たまに押し入れの扉を開けて、除湿器の乾いた風を送り込むのも、内部の湿度を下げるうえで効果的です。

使用している寝具が原因でアレルギーに……そんなことが起こっては、リラックスするはずの睡眠タイムが台なし! ふとんに掃除機をかけるのは、初めは抵抗があるかもしれませんが、ダニ、カビとりには有効な手段。ふとん干しのときには、習慣にしたいものですね。

※この記事は2006年9月に配信された記事です

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昼夜逆転、睡眠リズムの乱れ…こころの問題が関係してるかも?

ノーイメージ

【執筆者】ピースマインド・イープ

■ピースマインド・イープ株式会社 高度な専門性を活かしたメンタルヘルス関連サービスを提供。日本最大級のオンラインによる心理カウンセリングサービスを提供するほか、オフラインでも直営カウンセリングルーム…

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【執筆】松浦慶子カウンセラー

快適な睡眠、とれていますか?睡眠のリズムが崩れている時は心理的な問題が隠れていることがあるのです。

眠りと心の密接な関係

日中何度も眠くなってしまう、夜なかなか眠れない、朝起きられずに大切な仕事や約束に遅刻してしまった…。睡眠にまつわる問題は、それ自体とても辛いことですね。睡眠不足で疲れているときには心もくたびれてしまいます。イライラしてゆとりをなくし、人に会うことも億劫になりがちです。社会生活の上でも、遅刻や欠席、会議中の居眠り、事故、集中力低下などが生じることになります。このような失敗が続くと、責任を感じて落ち込み、さらに睡眠のリズムが乱れるという悪循環に陥ることも少なくありません。

睡眠の問題には、何か心に引っかかることや抑うつなどの精神的な問題があって眠りの質が低下することがあります。また反対に睡眠の問題が先にあって、眠りの質の悪さから気がつかないうちに疲れが溜まり、気持ちのゆとりをなくすということもあるのです。このように、眠りと心には密接な関係があります。睡眠の障害は早めに発見し、心や生活を見直して、よりよい気持ちで日中すごしたいものです。

昼夜逆転、睡眠リズムの乱れ…こころの問題が関係してるかも?

眠りの質がもたらす問題

真面目な人なのに居眠りや遅刻があるのはなぜ?と上司の方が心配され、一緒に受診されることがあります。こういった方は幸せですが、睡眠の問題が潜んでいるのに気づかれず、職場や学校、家族からまでも“なまけもの”と誤解され、悩み、傷つき、性格までも抑うつ的内向的になってしまうケースもあるのです。こういった問題を防ぐためにも、早めに専門医に相談し、心の問題についてはカウンセリング等を利用してゆっくり話を聞いてもらい、解決していきましょう。

睡眠覚醒のリズムに問題がある例もあります。睡眠相後退症候群では、自分の力ではどうしても入眠の時刻を早めることができず昼夜逆転します。遅刻欠勤が増えて悩み、社会生活に無理に適応しようとほとんど寝ないで出勤し疲労困憊している方もいます。子供の頃から夜型で遅刻がちだったのが社会人になり問題が表面化するケースが多いですが、深夜勤務、夜更かし、心理的な問題などがきっかけになることもあります。不眠症との違いは、不眠症の薬が効かないこと、睡眠表をつけ睡眠覚醒のリズムをみることでわかります。

よりよい眠りのため、6つのポイント

それではここで、よりよい睡眠を確保するためにはどうしたらよいか、生活上の留意点を挙げてみることにしましょう。

・睡眠時間や眠れないことそのものにはこだわらないようにしましょう。自分なりのリズムを大切に、眠くなったら寝るという気持ちが大切です。

・朝、目が覚めたら、カーテンを開けて日の光をしっかり浴びましょう。大体10~15分が目安です。睡眠障害の治療にも光療法が取り入れられています。

・夜通しパソコンに向かうのをやめましょう。もともとのめり込みやすい性格の方は要注意です。仕事やネットを始めると止められなくなり夜型になりやすいのです。

・うまく昼寝を利用しましょう。ただ、夜寝つきが悪くなりますので30分以内にとどめます。また先に昼寝をして徹夜するのは仕事の成果があまり得られないようです。

・入浴は目を覚ませてしまいますので、早めに済ませましょう。ぬるめがよいとされています。

・カフェインは控え目に、眠れないからといって飲酒するのも夜間目が覚めやすく睡眠の質を下げます。慎みましょう。睡眠薬とアルコールを一緒に飲むのも危険です。

睡眠の質の改善には、専門医による治療、メンタル面の改善に加え、こういった生活の改善も効果があります。まずは、一度是非ご自分の生活を見直してみましょう。よい睡眠からも、日中の快適な生活と安定した気持ちが得られますように…。

※この記事は2006年9月に配信された記事です

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