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元女子プロレスラーでタレントの北斗晶さんが、乳がんにより右乳房の全摘手術を受けたことを公表しました。また、がんが胸だけでなく、わきのリンパにも転移していたため、わきの神経も取ったことを告白しています。

マンモもエコーも受けていたのになぜ?

北斗さんは毎年、マンモグラフィやエコー(超音波)検査を受けていましたが、昨年秋の乳がん検診では異常なし。それが、今年になって2㎝以上の大きさの乳がんがあることがわかったため、「乳がん検診をきちんと受けていたのになぜ?」とショックを受けた人も多いのではないでしょうか。

画像検査+自己検診で、自分の体を守ろう

乳がんは、いまや日本人女性の12人に1人がかかり、30~60歳代女性のかかるがんのトップです。2cm以下の早期で発見できれば約90%が治癒するというデータがあり、検診によって早期発見することが大切と言われます。
乳がんの画像検査にはマンモグラフィとエコーがあり、40代からはマンモグラフィ、30代まではエコーが推奨されています。もう一つ忘れてはならないのが「自己検診」です。

自己検診とは月1回、月経終了後2~3日のタイミングで自分の胸を見て、触れてチェックすること。自己検診は定期的に行うことによって「いつもと違う」という感じに気づきやすくなり、達人になれば1㎝の腫瘤(しゅりゅう。がんなどがあって硬くふれる部分)に気づけるようになると言われます。

自己検診で早期発見するためには、「おかしいな」と思ったら、すぐに乳腺外来を受診することも大切。北斗さんも今年の春、水着に着替える際に「乳頭がセンターにない様に見え、引きつってる様な感じ」を受け、「その場で直視して触ってもシコリらしき感触はなく」、年齢によるたるみだろうと思ったそうです。こうした異常に気付いての「受診」は「検診」とは違って「保険診療」になりますから、「お金がかかるのはイヤだな、次の自治体の検診まで待とう」などと思わず、すぐに病院に行くことが大切です。1㎝の乳がんが2cmになるには、たった1年半しかかからないということも知っておきましょう。また、しこりイコール乳がんということではなく、精密検査を受ける人の大部分は良性と診断されます。良性の診断が早くつくためにも、早く検査を受けることが大切です。

もちろん、自己検診の達人になったからといって、画像検査が不要なわけではありません。たとえば、腫瘤を作らない「石灰化」の初期のものは、マンモグラフィでしか発見できません。定期的な画像検査と自己検診で、自分の体を自分で守りましょう。